【試合結果】6・18 REINA王子大会 真琴&茉莉vs日向小陽&朱里 シルエタvsレイナ・イシス 加藤悠&万喜なつみvs泰里&里歩

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『ザ・トレジャーボックス~2017春夏~』
日時:2017年6月18日
開始:
会場:東京・王子BASEMENT MONSTER
観衆:126人(超満員)

▼青木いつ希・東京デビュー戦~First queeze!~シングルマッチ15分1本勝負
○小林香萌(フリー)
9分43秒 フィッシャーマンズスープレックスホールド
●青木いつ希(J2000)

▼タッグマッチ~アイドルレース~20分1本勝負
○加藤悠(フリー)/万喜なつみ(Beginning)
10分50秒 腕固め
●泰里/里歩(我闘雲舞)

▼MANO A MANO~Caja del tesaro de CMLL
○シルエタ(CMLL)
12分3秒 ドロップキック→片エビ固め
●レイナ・イシス(CMLL)

▼REINA女子プロレス旗揚げ6周年記念! スペシャルタッグマッチ~Do it Now60分1本勝負
○真琴/茉莉
15分34秒 デスバレーボム→片エビ固め
●日向小陽(フリー)/朱里(フリー)

REINA6周年記念試合で旧縁の真琴と朱里が激突し、タイトルをかけてのシングルマッチを約束!日本ラストマッチのシルエタが有終の美を飾る!

オープニング


 いつものように、真琴、茉莉、泰里と、REINAへの出げいこ経験のある青木いつ希が試合への抱負を述べる。そして真琴がいつものように、決めゼリフでシメようとすると、「ちょっと待った―!」の声とともに、バンクーバーキャットがリングイン。
 そして一緒に姿を現したのは”セクシー番長“の異名を持つグラビアアイドルの小田飛鳥。「KNOCK OUT」ラウンドガールとしても、格闘技ファンにはおなじみの存在だ。CMLL-REINAが手掛ける和製ルチャオーディションにぴったりの人材がいると、小田を推薦した。小田は覆面MANIA・ミステルカカオが主宰するルチャワークショップ『刃』にて、ルチャの練習に励んでおり、和製ルチャドーラとして、CMLL-REINAへ送り込むと言う。真琴は「まずオーディションを受けて、受かってからにしてください」と即答を避けたが、思わぬ登場に動揺は隠せず。次回、7・19新木場でのCMLL-REINAはどうなる?

第1試合


 大阪のプロレス団体・J2000所属の”ミス・エナジャイズ“青木いつ希はデビュー前、東京に出てきてREINAで出げいこをしてきた経験を持つ。またデビュー戦の相手も真琴が務めた。
 小林とのナックル合戦では、「負けるか―!」と叫んで前に出る姿勢を見せたが、逆片エビで締められ、苦しみながらもロープへとにじり寄る。そしてスクールボーイや、丸め込みを連発し、積極的にカウントを奪いに行く場面も見せる。最後は小林のフィッシャーマン沈んだが、東京のファンに、闘争心を見せることはできた。

第2試合


 “ヒロリホ“タッグは並ぶと絵になる魅力を持つ。泰里と加藤が先発、加藤のロープ張りつけ攻撃に苦しみながらも即座にナックルで逆転。里歩とともにひろりほポーズを決めると、今度は加藤&万喜にとらえられ、”はるまき“ポーズを決められる。さらにはるまきによるロープに張りつけられての顔面踏み潰しにあった泰里だが、ボディアタックで反撃して脱出。
 その後、泰里と万喜によるナックル合戦から最多とはドロップキック。すると万喜がネックスクリューから加藤も呼び込んでのダブルの低空ドロップキックへ。そしてスタンディングとなり、泰里と加藤がナックル合戦。泰里はドロップキックからボディアタックへ。そして加藤に丸め込みを連発してフォールを狙いに行くも、腕を決められて逆転され、善戦及ばずギブアップ。しかしながら里歩との”ひろりほ“タッグは魅力十分、今後も見てみたい!

第3試合


 CMLLからの直輸入カード、シルエタとイシスのシングルが実現。意外にも両者、シングルは初対決だと言う。
 前半はジャベの応酬から、イシスが激しいチョップを何度もシルエタに打ち込んでいく。日本語で数を数えながら打ち込むイシス。これに対してシルエタも数を数えてやり返す。シルエタはアームホイップを決めるもイシスも、逆片エビでお返し。シルエタは背後へのキックからキャメルクラッチへ。そしてドロップキックへ場外へ飛ばすと、王子の狭い空間でも気にせず、エプロンからのトペコンヒーロ。
 リングに戻るとミサイルキックで勝負をかけるもイシスもバッククラッカーで反撃。リバース式のボディプレスをセカンドロープから魅せるも、二発めはすかされる。シルエタはバッククラッカーから正面に座るイシスにドロップキックでフィニッシュを奪った。この日を最後に日本を離れるシルエタは満員の客席に礼をして感謝の気持ちを表した。

第4試合


 REINA旗揚げ6周年記念試合は朱里がREINAへ昨年3月の後楽園大会以来の登場。
 朱里が入場し、真琴と対峙すると笑みを見せる。朱里は茉莉、真琴とともに握手。先発を真琴と朱里が務めると、館内からはどよめきが起きる。腕の取り合いからはじまり、朱里がロープ際で打撃を見せると真琴はアームホイップ。朱里もアームホイップで投げ返し、ともにひかない。朱里の蹴りをかわした真琴がキックを狙うも朱里もかわす。朱里のハイキックが決まるも両者ともに立ち上がり、互角の攻防を見せた。
 続いて茉莉も奮戦。日向の動きについていき、体を抱え上げるとアバランシュホールド気味に叩きつける。コーナーに追い込み顔面を踏みつけると真琴も加勢。真琴はロープを絡めてのサーフボードで日向を追い込むと茉莉がカンパーナに取る。ここで朱里がカット。今度は朱里と日向がダブルで茉莉をとらえて顔面を踏みつける。ここで朱里にスイッチ。首投げから背中へのキック、さらに腕を取ろうとするが茉莉も必死に防御。茉莉はデビュー前、朱里から練習をコーチしてもらっていた間柄。デビュー戦も朱里だったこともあり、この再会も興味深い。
朱里は日向を呼び込むとエプロン上での蹴りを見舞い、観客席に向かってピースサイン。
 このタッグもWNCから何度となく関係は続いた。再度朱里は茉莉への蹴りを連打したが、茉莉もコーナーからの蹴りでこのピンチを抜け出し、ドロップキックから真琴へスイッチ。
 真琴がキックを見せると、朱里と何度でも殴り合う激しいナックル合戦。まさに真琴と朱里だけの空間。激しさのなかにも両者の絆が見える。真琴の蹴りで両者がダウン。ともに片ヒザ状態でもなぐり合う。そして朱里が膝を突き上げると真琴もスピアー。すると朱里もランニング式のニーでラッシュ。崩れ落ちる両者。ダブルのダウン。ダウンカウントを数える今井レフェリーやそれをコールする富山リングアナもかつては同じ団体にいた同志であった。
 ここでなんとか日向にスイッチした朱里。日向はコルバタから腕ひしぎへ。真琴も人間風車固めからWWニーと連続攻撃に行くがこれにも屈せず、日向も朱里とのダブル攻撃からフットスタンプ。そして丸め込みでフォールを狙うも真琴が返す。朱里がカットに入ろうとするが、茉莉が蹴りで朱里の動きを止めるとその間に真琴がデスバレーを決めて、日向からフォールを奪った。真琴、茉莉のREINAタッグによる朱里からの勝利は価値ある一勝だった。

真琴「腕を一本持って行かれた感はあるんですけど、朱里さんに勝つことができました。こういっては失礼ですけど、小陽さんではなく、朱里さんから勝とうと思ってました。これでまた朱里さんと戦いたいと言う気持ちが芽生えました。朱里さん、私いまベルト5本持っているんですよ。朱里さん何本ですか?(朱里、3の文字を突き出す)3本ですよね、私のほうが強いってことじゃないですか? ベルト掛けて試合したりします?(観客大声援)私と朱里さんとは特別な関係にあるのでわがまま言わせてもらいます。朱里さんとはもっとおおきな会場で、もっとふさわしい会場で…(王子の会場に)あ、失礼になっちゃう(会場大爆笑)。そういう意味じゃないですよ! それで、私にとって朱里さんとのシングルは特別だと思うんで、どうでしょうか?」
朱里「まこちゃん、REINAのトップとして、5冠、すごいと思う。まこちゃんとはずっと同じ団体で、いっぱい長い間いろいろあったよね。でも別々になって寂しいと言う気持ちが自分の中にある。でも今日久々に戦ってみて、REINAのトップとして、まこちゃん本当に輝いていると思う。これからもまこちゃんとは試合をしていきたい。でっかい会場でね…シングルしよう!」

 ともに涙目で心の思いを語り合った両者は握手。約1年3か月後の再会はさらに近い将来を見据える結果となった。

 最後に真琴は「せっかくなんで朱里さんが去ってから私つくったREINAのシメがあるんでぜひ一緒にやりませんか?」と提案。すかさず茉莉が、「だったらお肉食べたいねは?」と朱里が作ったかつてのシメをうながすが、「ダメ、私が創ったやつでやる!」と却下。ここで泰里や、REINAへの出げいこ経験がある青木もリングイン。朱里が真琴や現在の所属選手たちとともに「がんばREINAー!」でシメを飾った。

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