ミス・モンゴルと電流爆破決戦を控える中野たむがBeginning退団を発表!「試合中何があってもすべて自分の責任として、命を懸けて戦います」
- 2017-6-7
- ニュース
- 超戦闘プロレスFMW
ドロドロの抗争を続けるミス・モンゴルと中野たむ(Beginningアクトレスガールズ)の遺恨決着戦が、電流爆破デスマッチで行われることが電撃決定した。
大仁田が、ルックスが売りの元アイドルレスラー・たむを、超戦闘プロレスFMWマットに起用したことに対し、同団体女子部のエースであるモンゴルが「カワイイから参戦というのは気に食わない。がんばってるブスは認められないけど、がんばってるカワイイ子は認められるというのは納得いかない」と猛反発したことに端を発した両者の遺恨。
初対決となったFMW4・27新木場では、モンゴルが一方的に潰しにかかり完勝。そのうえ、同日のメーンイベントでは、試合権利もないのに、電流爆破バットで、たむをぶっ叩く暴挙に出た。さらに、モンゴルは5・17函館でも、メーンイベント終了後、電流爆破バットで、たむを一撃。頸椎を傷めたたむは、救急搬送される事態に陥るなど、2人の遺恨は泥沼化した。
この一連の抗争を受け、6月24日に東京・新木場1stRING(18時半開始)で、「大仁田厚&中野たむプロデュース興行」を開催する大仁田とたむが、同5日、東京・千代田区の「闘道館」で記者会見を開いた。
開口一番、大仁田は「たむが『モンゴルと決着戦をやりたい。ハードコアをやりたい』ということで、その舞台を6・24新木場にしたい。25年前にサブゥーがアメリカに1本のビデオテープを持ち帰って、そこからECWができて、ハードコアのきっかけとなった。8月5日(現地時間)、アメリカで電流爆破をやるけど、オレは“ハードコアのレジェンド”と呼ばれています。たむは、この世界に入ってきて、傷つくことを恐れず、『いろんなことに挑戦したい』と言っている。その気持ちを尊重したい」と話した。
たむは「すごい大きなチャンスをいただいた。私はデビューして1年にも満たなくて、知らないことも多いけど、新しい世界を見てみたい。(ハードコアは)正直怖くないと言ったら、ウソになるけど、今までやってきたこと以上に、がむしゃらに挑戦したい。私にとっても、大仁田さんにとっても、新しいものを見せたい。精いっぱいがんばります」と意気込んだ。
そこで、モンゴルが“ビッグ有刺鉄線ブラジャー”を手に登場し、「ハードコアをなめてる。1年もやってないのに、簡単にハードコアとか言うな! 私はその領域に達するまで10年かかったんだよ。普通のプロレスだって、まともにできないのに、10年早い! 死んでもいい覚悟はできてるのか? 『死んでもいい』と一筆書け! アンタの興行に貢献する義理はないけど、自己申告制でブスのお客さんは入場料半額にしろ! それを条件に受けてやるよ」と仰天要求。
大仁田裁定により、“ビッグ有刺鉄線ブラジャー”は公認凶器として、モンゴルとたむが争奪することになり、「ブス半額」案には大仁田、たむも同意。ただし、「差額の半額分は、オマエが自己負担しろ」(モンゴル)として、たむも了承。「ブスかどうか」の基準は、当日の受付スタッフが判断するとして、業界初の「ブス割」チケットが、当日販売されることになった。
試合のサブタイトル、形式は「がんばるブスVSがんばるカワイイ子のプライドを懸けた戦い!in新木場~ストリートファイト・エニウェア・バンクハウス・ビッグ有刺鉄線ブラジャー争奪・棺桶電流爆破8人タッグデスマッチ」で、対戦カードは、大仁田&たむ&保坂秀樹&パンディータVS雷神矢口&モンゴル&NOSAWA論外&橋本友彦とアナウンスされた。
ルールは、リング上に爆破装置を備えた棺桶が設置され、会場外の駐車場で、電流爆破バットの使用が可能。“エニウェア”であるため、リングのみならず場外、会場外など、あらゆる場所が戦場となる。
マッチメークを聞いたモンゴルは、師匠である大仁田がたむ側についたことで、「私の方に不利なマッチメークですよね。私の負け戦みたいなもんじゃないですか!」と不満げ。大仁田は「心情的にはオマエの方につきたいんだけど、諸事情あるんだよ」と事情説明。
最後に大仁田が「根性のない、カワイイ子は排除していくつもりなんだろ?」と問うと、モンゴルは「私が負けたら、世の中のブスは立ち直れない。全世界のブス代表として闘う」と決意表明。
モンゴルの要求通り、「試合中何があっても、すべて自分の責任として、命を懸けて戦います。ブスは半割にします」と、一筆したためさせられたたむは「根性が違うかどうかは、6・24新木場で見せます」と宣言した。
同日、中野たむがBeginningの退団を自らのブログで発表した。
「本日は皆様に大切なご報告があります。私中野たむは、次回6/15のBeginning新木場大会をもちまして、Beginningを退団する運びとなりました。突然のご報告で驚かせてしまって本当にごめんなさい。本当はリングの上から直接皆さんに言いたかったです。こんなかたちでのご報告になってしまった事を許して下さい。私は一年前にアクトレスガールズに出会い、このプロレスの世界に入るチャンスを頂きました。それから勿体ないくらい沢山の愛に包まれて、短い期間ですがここまで猪突猛進にただ我武者羅に走って来ることができました。
全ては支えて下さった、そして多くのチャンスを与えて下さったBeginningの代表、堀田祐美子さん、アクトレスガールズのメンバー、応援して下さる皆様のおかげです。皆様のおかげで今の私が生かされていることは間違いないです。感謝してもしてもしきれません。本当に、本当に本当に、、ありがとうございます。アクトレスガールズが私の居場所であり、生きる希望でした。今でも大切で大切で、掛け替えのない場所なのは変わりません。この場所を、アクトレスガールズを、心から愛しています。これからも「ACT」という物語を、皆さんと一緒に紡いでいきたかったです。
皆さんにご恩を返しきる前にこのような退団というかたちになってしまって、とても胸が痛いです。6/25の「ACT21」には出場が出来ません。7/14に予定していたPURE-JさんとBeginningの合同タッグトーナメントですが、勝愛実さんとタッグを組むのは私以外考えられないけど、これからのBeginningの大切な未来の為の興行なので私は出場する事が出来ません。Beginningの未来が光輝くものである事を、心から期待しています。その他のBeginningのものではない大会には、予定通り出場致します。Beginning、アクトレスガールズとしての出場は6/15のBeginning新木場大会が最後になります。私にプロレスの全てを教えて下さった、あの方と戦います。この1年間の軌跡を、想いを、全てここに捧げます。見届けて下さい。最後まで、私らしく、大切な皆さんと共に駆け抜けさせてください」