“女子プロ界最大のシングルの祭典”への出場枠を巡り社長と選手が激突

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 プロレスリングWAVEが主催する女子プロ界最大のシングルの祭典『Catch the WAVE』。昨年は32人がエントリーし、8ブロックに分かれての闘いは様々な団体に波及し女子プロレス界を盛り上げた。

 今年は4月19日の新宿FACE大会で開幕し、6月4日の後楽園ホールでの決勝大会を予定。参加資格として『歴代のWAVEシングル王者(Regina)とCatch the WAVE優勝経験者(波女)は参加不可)』と二上美紀子(GAMI)社長が発表するも、これに大畠美咲が「会見で言いましたよね『Reginaを巻いたことない人にチャンスを与えたい』って。私、巻いたことありません。波女の中でベルト巻いたことないのは私だけです。権利はあるんじゃないでしょうか。出させてください」と直訴。二上社長はこれを断固拒否していた。

 昨年のブロック優勝者である山下りな、アイスリボンを代表して宮城もち、LLPW-Xを離れフリーとなった沙紀の3名が出場を決める中「私のキャッチ出場は!?ずっとアピールしてるじゃん。私最多でフル出場中、次出たら9回目。ベルトは巻いてないし波女は出てもいいじゃないですか」と大畠がアピールも二上社長は「私のポリシー曲げるのはイヤ」とやはり断固拒否。
 ならばと大畠は桜花由美専務に直訴し、出場権争奪勝ち抜けバトルロイヤルへの参加を承認させる。当然二上社長は抗議するも場の盛り上がりに敗北。
 バトルロイヤルが始まると春日萌花が大畠美咲から勝利し出場権を獲得。さらにもう一枠を長浜浩江が大畠美咲から勝利し獲得。本来なら二枠までだったが、昨年ブロック優勝者の飯田美花が右肩を負傷し欠場となったため急遽もう一枠が追加され、大畠が逆打ちを朱崇花に叩き込み3カウント。

 ギリギリで出場権を手に入れた大畠は「社長にアピールしてもダメでしたね。専務にアピールしてよかったなと思っています。今回の闘いのなかでまさかの春日と長浜に負けるという失態をおかしてしまったので、今年のキャッチがどういう形になるかわからないですけど自分のなかでやり返したいと思います」とコメント。

 社長へのプレゼンに失敗し、会社が対外的に発表したルールに逆らい現場判断で強引に出場枠をもぎ取った大畠美咲は、己の進退をかけてこの祭典に挑む覚悟だ。

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