“平成裁恐猛毒GUREN隊”シャーク土屋が最後の長与千種戦を終え大ブーイングの中引退!
- 2016-11-25
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- 超戦闘プロレスFMW
24日、旧FMW1期生で、ヒールユニット猛毒隊のリーダーとしてFMWのみならず女子プロマットを席巻し、悪の限りを尽くしたシャーク土屋がブーイングを浴びながらリングに別れを告げた。
土屋は5年ほど前から発熱があり体調不良が続いていたが、昨夏に倒れて同期生の里美和さん(引退)が付き添い埼玉・越谷市内の病院に。診断の結果、膵臓機能障害による第1型糖尿病で、壊疽(えそ)のため右足の指3本を切断。それでも毒素が体に回ったため右ヒザから下を切断した。さらに乳がんが判明し、乳房の下で形成がむずかしいとのことで、今年5月、全摘手術を受けた。
この日の会場にはFMW女子OGのクラッシャー前泊、里美和、バッドナース中村(RIE)、岩見敬子らを始め、イーグル沢井、遠藤美月、沖野小百合、キャロル美鳥、長嶋美智子らの元LLPW勢、薮下めぐみ、小山亜矢の元Jd’勢らが来場。
土屋がトレードマークの鎖ガマを持ってリングに上がると、かつてGAEA JAPANマットで血みどろの抗争を繰り広げた長与千種がコスチューム姿で現れた。土屋は有刺鉄線竹刀で長与の腹を殴打しカバーに入ると、Tommyレフェリーが3カウントを叩いた。その後、土屋と長与は抱き合い、過去の遺恨を水に流した。
引退の10カウントゴングを聞いた土屋は「一区切りついた。仲間が知らないうちにいろいろ来てくれてすごいね。平成裁恐猛毒GUREN隊って、すごいのやってたけど、みんな来てくれて。大仁田さんがリングに上げてくれて、用意してくれて・・・。試合前なのに、田中(将斗)やキンタロー(W★ING金村)とか来てくれてうれしい。(長与が)来るとは思わなかった。ビックリした。私はあの人から何回も3カウント取ってるから。最後のは気持ちの3カウント。声援よりブーイングの方が懐かしい」と自身たっての希望で、観衆に“ブーイング”を求め、ヒールらしくリングを下りた。