8・14 JWP両国大会 【JWP認定タッグ&デイリースポーツ認定女子タッグ】中島&藤本vs中森&木村 【JWP認定ジュニア&POP選手権】鋼vs矢子

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『PURE-PLUM 2016』
日程:8月14日(日)
会場:東京・両国KFCホール
開始:13:00
観衆:234人

▼JWPvsアイスリボン・ヤングジェネレーション・対抗戦3番勝負1
○ラビット美兎
7分15秒 ランニング・エルボースマッシュ→片エビ固め
●長崎まる子(アイスリボン)

▼JWPvsアイスリボン・ヤングジェネレーション・対抗戦3番勝負2
●RiNO
6分45秒 腕サソリ固め
○弓李(アイスリボン)

▼JWPvsアイスリボン・ヤングジェネレーション・対抗戦3番勝負3
ラビット美兎/○勝愛実
14分29秒 リバース・スプラッシュ式セントーン→片エビ固め
つくし(アイスリボン)/●尾崎妹加(フリー)

▼JWP認定ジュニア&POP選手権試合 30分1本勝負
【王者】○ライディーン鋼
16分3秒 ライディーンボム→エビ固め
【挑戦者】●藤ヶ崎矢子
※第29代王者が4度目の防衛に成功

▼故・プラム麻里子さんメモリアルタッグマッチ 30分1本勝負
○コマンドボリショイ/ダイナマイト・関西(OZアカデミー)
14分12秒 マリコ・スパイク→片エビ固め
●KAZUKI/Leon

▼JWP認定タッグ&デイリースポーツ認定女子タッグ選手権試合・30分1本勝負
【王者組】●中島安里紗/藤本つかさ(アイスリボン)
28分50秒 ビッグブーツ→エビ固め
【挑戦者組】中森華子/○木村響子(フリー)
※王者組が4度目の防衛に失敗。中森&木村が第48代JWP認定タッグ&第21代デイリースポーツ認定女子タッグ王者組となる。

ベストフレンズがタッグ王座陥落!ライディーンはジュニアベルトを保持したままジュニアを卒業!

オープニング

2016-08-14JWP_オープニング 毎年恒例のプラム麻里子さんの追悼大会が今年は両国で開催。入場式ではコマンドボリショイが、「20年前プラムさんと一緒に闘ってきた者として、プラムさんの身をもって教えてくださったことをこれからも実践して、皆さんが安心して選手を応援できる団体になっていけるように頑張っていきたいと思います」とあいさつし黙祷が捧げられた。

第1~第3試合

2016-08-14JWP_第3試合 第1試合からの3試合はJWPとアイスリボンの若手選手による対抗戦。欠場となったアイビス咲蘭の代打で出場したラビット美兎は長崎まる子に完勝。関節技に磨きをかけているRiNOと弓李の一戦は、両腕を固めた弓李がギブアップを奪う。『アルティメット☆ぴゅあふる』美兎&勝愛実とつくし&尾崎妹加のタッグ対決は、JWP初参戦の尾崎が途中で失速。勝がリバース・スプラッシュの体勢からひねりを加えての一撃でとどめを刺した。

第4試合

2016-08-14JWP_第4試合 まもなくキャリア4周年でジュニア卒業となるライディーン鋼の2冠王座に、藤ヶ崎矢子が挑戦。いつも以上の気迫を見せた矢子が丸め込みの連続で追い込む場面も見られたが、フロッグ・スプラッシュからラリアットにつないだ鋼は、ライディーンボムで3カウントを奪取した。マイクを持った鋼は「防衛したぞー! 8月19日、私のデビュー記念日にベルトを持ったままジュニアを卒業します。矢子はちょっと強くなったと思います」と矢子の健闘を称えた。

<試合後コメント>
ライディーン鋼
――今日の矢子について
「強くなってきてると思いますね。でも、やっぱり私はジュニアの絶対王者を目指してたので」

――ジュニア2冠王者としての期間を振り返って。
「ラビット美兎さんからベルトを獲って2週間後に山下りなに獲られて、それから小林香萌が持ってたんですけど、WAVEさんの博多大会で私の地元でベルトを獲り返して…誰が来ても絶対負けない、そういうのをずっと私は目指してきたので、今まで持てて良かったなと」

――ジュニア卒業後の目標は?
「もう、上のベルト。タッグだったり無差別だったり。一番は無差別ですけど中島安里紗がなんと言おうと何回でも何回でも闘うし、必ずベルトを獲りたいと思っています」

藤ヶ崎矢子
「自分から前回の板橋で大きい口、叩いておきながら…やっぱり鋼さんはすごいです。甘く見すぎたなと思いました。でも鋼さんがたとえベルト持ったまま卒業しようと、自分はまだジュニアのベルトをまだまだ絶対あきらめません!」

――試合後に鋼がマイクで「次にやったら負けるかも」と話したが、だいぶ迫れた感じはある?
「そうですね。終わった後も“頑張った”と言われたんですけど、自分の中ではまだまだ…メッチャ悔しいですね、やっぱ」

――ジュニアの期間は残り1年となるが、ベルトを巻くために必要なものは?
「もっとスタミナとスピードをつけて、ホントに一撃必殺の技をなんか考えたいなと思ってます。自分にはまだそういう技がないので、取れる技をどんどん修行していきます」

第5試合

2016-08-14JWP_第5試合 セミファイナルにはプラムさんが亡くなった当時を知るコマンドボリショイとダイナマイト・関西がタッグを結成。対戦相手と務めたKAZUKI&Leonと4人でプラムさんが得意としていたビクトル投げからのヒザ十字固めやストレッチプラムなどを繰り出していく。体格に勝るKAZUKIを持ち上げてマリコ・スパイク(キャプチュードバスター)を決めて勝利したボリショイは、「今日、プラムさんも絶対見に来てくれてます。ひと試合ひと試合、大切にこれからも頑張っていきます。関西さんは売れっ子でスケジュールがまったく合いません。そんな中でも、ひと試合ふた試合でもJWPに参戦して、JWPの後輩たちに関西さんのイズムを伝えていってほしいです。よろしくお願いします」。
 関西は「JWPはなんてったって自分が作り上げた団体で、やっぱりこの団体には数知れずホントにいろんな想いがあります。自分がいなくなった後、ボリショイがこんなちっちゃい体でよく支えてくれてると思います。ホントに感謝してます、ありがとう。12月まで日にちがないんだけど、日にちが合った時には必ずJWPにも、もう1度参戦したいと思います」と応じた。

第6試合

2016-08-14JWP_第6試合 メインイベントでは『ベストフレンズ』中島安里紗&藤本つかさの持つJWP認定タッグ&デイリースポーツ認定女子タッグ王座に、7・24後楽園での挑戦者決定戦を制した『全力バタンキュー』中森華子&木村響子が挑戦。チームワークが懸念されるベストフレンズだったが、木村に執拗に突っかかっていく中島を藤本が制して落ち着かせると、場外戦では中島の振り回したイスが藤本に誤爆して両者に緊張が走るも大きな亀裂には至らず。藤本のビーナスシュートが中島に誤爆すると、木村がビッグブーツから中島を押さえ込むが間一髪で藤本が救出する。中森のハイキックからランセットアーチにつないだ木村は向かい合っての頭突き。ロープに走った中島にカウンターのビッグブーツを叩き込んだ木村が、中島から3カウントを奪った。

エンディング

2016-08-14JWP_エンディング セコンドのボリショイと木村花を加えた4人で大喜びする全力軍。敗れた中島は藤本を突き飛ばすが、藤本は中島を連れて引き上げていく。マイクを持った木村は「ボリショイさんに呼んでもらってJWPに戻ってきたら、華子がスゲーつまらなさそうに居て。“どうした?”って言ったらケンカ売られて、けっこうボッコボコにしたんだけど、あきらめなくて…今日は全力バタンキュー全員の勝利です!」と話しシェーのポーズを決める。そこにアルティメット☆ぴゅあふるが割って入り、美兎が「新チャンピオンおめでとうございま~す。次、そのベルト、アルティメット☆ぴゅあふるが巻くから。それまで磨いて待ってろ」と挑発。勝も「だいたいな、今日巻いたところでオマエ(木村)はそのベルト巻ける期限、決まってんだよ。オマエが引退する前にアル☆ぴゅあでベルトを獲っちゃうぞー!!」と続く。鋼もリングに上がり、WANTEDでのタッグ王座挑戦を要求した。

<試合後コメント>
中森華子&木村響子
中森「チョー嬉しい! ずっとこのベルトを巻きたかったので。木村響子はもう引退する日(来年1月)が決まってるしホントに短い時間なんですけど、その時間をどこのタッグチームよりも濃く、死ぬほどハッピーな時間にしたいので。私は木村響子がいたからプロレスをすごく楽しく出来ると思ってるので、引退するまでに心配かけないぐらい大きな選手に…」
木村「もう心配いらないから。でも時間がないっていうのは最高にいいね。次のチャンスがないから、もうホントに死ぬほど全力でいけるよね? 死なないけど全力で生きれる。だって、若い子だってベストフレンズだって次があるじゃん。私は次がないもん。だから今日も何も怖いものないっていう気持ちで、久々に若手に頃の気持ちに戻って結果出したってことで」

――無差別王者・中島からフォールを取ったが
木村「(挑戦する)資格ありますよね。完全にいいカード手に入れたね(笑)。時間がないけど、なんか“引退するから最後に挑戦させて”ではなく、“オマエに勝ったからやらせろ”っていうのがすごく自分らしいと思う。借りを返すのは今しかないでしょ」

――アルティメット☆ぴゅあふるとWANTEDが挑戦表明してきたが、どちらと闘いたい?
木村「断然ぴゅあふるでしょ! 言葉だけじゃないけど、ああやって出てきて“挑戦させろ”って言うからには、そこでお客さんの心に何か残さないと。WANTEDのファンが喜ぶためだけに挑戦受けるわけにはいかないから。そのほかの人たちのほうが多いと思うからね。会場の90%がWANTEDのファンならそれでもいいかもしれない。でも違うよね。でも伸びしろがあるってすごくうらやましいね」
中森「私もまだまだ」
木村「私も期間は短いけど、まだまだ伸びてるはず(笑)」

ベストフレンズ
――松本都&葛西純を相手に、残り時間1分で防衛したが
中島「まぁ昼も夜も…」
藤本「合わせて何分闘った、ウチら?(苦笑)もしかしたら夜(アイスリボン)も負けてすべてのベルトなくなってたら、ウチら危なかったかもしれないですね正直」
中島「昼(JWP)は負けてしまって…でも夜、勝ったので。唯一のつながり…しっかり防衛して、つなげていきたいと思います」
藤本「それが唯一のつながりにならないように…」
中島「そう見えてる人がいるのかしら?…って感じですけど」
藤本「と言うと?」
中島「違う!…でしょ?」
藤本「やっと出た、言葉!」
中島「しっかり防衛して、ベストフレンズはそもそもなんで組んだのかというところに、初心に戻ってというか…」
藤本「昔の女子プロレスファンをウチらが引っ張るため。だから歌も出したし、こういうコスチュームも着てるし」

――さしあたって次の目標は?
中島「もう防衛戦、決まってますからね(※つくし&くるみのアピールにより9・19アイスリボン横浜大会で)」
藤本「(つくし&くるみは)勢いも若さもあるし」

――昨年、藤本はくるみにシングルで敗れているが
中島「でもシングルじゃないので。これはタッグなので」
藤本「そうだね。私がくるみをバーっと暴走したら止めてよ?(笑)いま話題の解散にならないで良かったですよ。ベストフレンズでツイッターを検索するとSMAPがけっこう出てきて…」
中島「この解散の波には乗りません! でも、SMAPは“解散しません”って言ってさぁ…そんなことないですよ。SMAPの後追いはしないですよ。(小声で)別にファンじゃないし…」
藤本「よかったです。この“ありさ節”が出て(笑)」

――心配していた人も多いと思うが
中島「安心されたら終わりですよ」
藤本「ハラハラさせてしまうタッグチームってことで…(苦笑)。これからも皆さんをハラハラさせます」

アルティメット☆ぴゅあふる
――アイスリボンの選手と昼夜連戦だったが
美兎「つくしさんとは久々で、しかも昼夜で対戦っていうことで、すごい楽しみにしてたし実際当たってすごい楽しかったし。まだまだお互い成長してるなって実感したし、もっともっとやり合いたいなと思いました」
勝「なんでこんなに…今日になって初対戦っていう気が全然しなくて」
美兎「え? そうなの!?」
勝「今日こういう形で初対戦してホントに楽しいと思いますし、JWPとアイスリボン、団体を懸けて選手たちはいろいろ背負ってるんだなっていうのが闘いを通してすごい感じたので。一歩も引けないなってこの対戦を通して思いましたね。くるみさんも対戦は初めてで体格も似た者同士、タックルも吹き飛ばされまいと耐えるのに必死で…(笑)。ホントに“楽しかった”の一言に尽きます」
美兎「負けてなかったよね?」
勝「負けたくないよ」

――中森&木村に対戦を要求したが
勝「私はもうてっきりベストフレンズがベルトを守り抜くものだと思ってたし、そうじゃないと困るって言ったらアレですけど、私たちの目標はベストフレンズだったので。正直“えっ!?”というか、ホントに驚きました。木村響子が引退を表明してベルトを巻ける期間が限られてるので、一刻も早く私たちがベルトを獲って新チャンピオンになりたいです」
美兎「私的には(ベストフレンズが)防衛しようが、どっちみち名乗りを上げようと思ってたんで…。自分たちが獲るまでしっかり防衛して価値をもっともっと高めてもらって、アル☆ぴゅあが全力バタンキューを叩きつぶしたいと思います!」
勝「先のないババアたちにはね、巻いててもらっても困る」
美兎「言うね(笑)」
勝「私たちには未来があるからね。その未来を自分の手で作り上げていってね、今よりももっと価値を上げていきたいと思います」

(記事・写真提供 JWP)

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