5・22 花鳥風月王子大会 勝村&進vs忍&伊藤 岡田&ジョシュvsたけむら&松本

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『シアタープロレス花鳥風月Vol.39 THE NEXT CHALLENGE?』
日程:2016年5月22日(日)
開場:17:00 開始:17:30
会場:東京・王子神谷バビロンの流れのほとりにて
観衆:63人
▼エキシビション5分間
唐澤志陽
(0-0)
たけむら光一
※エキシビションの為、勝敗は無し

▼第1試合 30分バトルロイヤル ムエタイ本物決定戦
【退場順】ムエタイキング→ムエタイゆーじる→ムエタイHAMATANI
○ムエタイマシン2号
5分49秒 オーバー・ザ・トップロープ
●マッチョムエタイ

▼緊急決定特別エキシビション3分間
ムエタイマシン2号
(0-0)
唐澤志陽
※エキシビションの為、勝敗は無し

▼第2試合 タッグマッチ30分1本勝負
○梅沢菊次郎/洞口義浩
15分25秒 ジャック・ハマー→片エビ固め
江利川祐/○瓦井寿也

▼第3試合 タッグマッチ20分1本勝負 セクシーハットトリックvs.オウンゴール
○関友紀子/服部健太/三尾祥久
19分33秒 片エビ固め
ウルフ・スター☆/●スペースレッド/黒い篠宮

▼第4試合 タッグマッチ20分1本勝負
岡田剛史/○ジョシュ・オブライエン
9分56秒 顔面へのランニングニー→片エビ固め
たけむら光一/●松本崇寿

▼第5試合 タッグマッチ20分1本勝負
△勝村周一朗/進祐哉
4分36秒 両者リングアウト
伊藤崇文/△忍

<再試合 時間無制限1本勝負>
△勝村周一朗/進祐哉
8分8秒 両者リングアウト
伊藤崇文/△忍

花鳥風月4周年大会のメインはまさかの両者リングアウト!?忍が勝村の持つVKF王座に挑戦表明!

エキシビジョン

2016-05-22花鳥風月夜_エキシビジョン シアタープロレス花鳥風月・4周年大会の夜の部。純潔で臨んだ昼とは打って変わって、外からの挑戦者を迎え撃つ構図がラインナップ。また、6月5日、東京タワースタジオ大会で、Wink 鈴木早智子さんのゲスト出演。5月31日VKF・新木場大会での2度目の防衛戦・ヤス久保田を退けた場合、勝村周一朗の持つVKF王座の3度目の防衛戦が同大会で組まれることが発表された。

 3月13日に行われた、唐澤のエキシビションデビュー戦である中川達彦の“相方”、王子きつね空手軍のたけむら光一が対戦相手に抜擢。唐澤は同じ立ち技をバックボーンに持つ者同士と、けん制するが、唐澤を捕まえるとたけむらは急角度でDDT。唐澤がチョップで胸を打っていけば、たけむらは的確にドロップキックと、あえてプロレス技で対抗。プロレスの洗礼を浴びせていく。
たけむらはコーナーへ振るとかちあげるようにラリアットを打っていく。唐澤の背面に蹴りを打ち込むと、唐澤もローキックを浴びせて猛攻。しかしここでもたけむらが一枚上手。蹴りをかわすと後ろ回し蹴り。唐澤は再び下段の蹴りで糸口を見つけようとするも、ここでゴング。5分間の終了が告げられた。

第1試合

2016-05-22花鳥風月夜_第1試合 ムエタイマシン軍ムエタイナンバー1を決めるムエタイ本物決定戦が花鳥風月で行われた。初登場も含め、選抜5選手がバトルロイヤル方式で対戦する。グローブをはめていないムエタイ覆面戦士、マスクデザインが明らかに違うムエタイ覆面戦士などもいるため、メンバー間で突っ込みあう中、ムエタイHAMATANIとムエタイキングがぶつかり合う。

 ボス格と噂されるムエタイキングが倒れると全員で抑え込みにかかり、2分21秒で失格。その上に乗っていたムエタイゆーじるが続けて抑え込まれて、2分25秒で失格。ムエタイHAMATANIは昼にタッグを組んでいたムエタイ2号に共闘を申し込むと、2号も快諾。しかしマッチョが攻め込まれると、2号がムエタイHAMATANIをも攻撃し仲間割れ。マッチョが抑え込み、4分5秒でHAMATANIが失格。残るはマッチョと2号となった。
 2号のヒザ蹴りをものともせず、マッチョは担ぎ上げてバックブリーカー。しかし、フィニッシュを極めようとコーナートップに昇ったところを蘇生した2号が落とし、これがオーバー・ザ・トップロープ裁定となり、ムエタイ本物戦士の座を手中に収めた。

 試合後、2号はセコンドにいた練習生・唐沢を無言で指名。ムエタイランカー・唐沢との一騎打ちを志望した。本部席に確認するとゴーサイン。緊急決定特別エキシビションが行われることになった。

緊急決定エキシビジョン

2016-05-22花鳥風月夜_エキシビジョン2 ムエタイマシン2号と、M16ムエタイジム代表の顔も持つムエタイランカー練習生、唐澤志陽とのムエタイ本物戦士決定戦スピンオフ的エキシビション。
 両者スタンディングからスタートすると、激しい蹴りが交差。また唐澤はこれまでのエキシビションでみせることのなかった首相撲からの崩しを駆使して2号を投げ捨てていく。2号もヒザを多用し、ラッシュをかけるが、唐澤がまたも組みついて崩していく。あっという間に3分のゴングが鳴らされ、両者に喝采が贈られた。

第2試合

2016-05-22花鳥風月夜_第2試合 序盤、江利川は猛烈な逆水平を梅沢に入れていくが、涼しい顔で全く動じない。梅沢は江利川を場外に連れ出し逆水平。江利川もエルボーで反撃するが受け流される。洞口に代わるが、やはり攻め込まれるままの江利川。再び梅沢に代わると、江利川の頭を掴んだ洞口は、頭を出した梅沢にスローイング。梅沢も続けてヘッドバットを打ち込んでいく。江利川は反撃のヘッドバットも、石頭には勝てず自らダメージ。しかし江利川は気合を入れて助走をつけてのジャンピングヘッドバット。梅沢はこれで流血も、江利川を捕えて逆エビ固め。瓦井はカットに入るが、梅沢は全く動じない。洞口がビックブーツで瓦井を退けると、江利川がランニングネックブリーカー。

 瓦井vs.洞口。ショルダータックルで洞口を倒すと、ジャイアントスイングに移行。10回転から逆エビを極めるが、これはロープブレイク。瓦井ラリアットも洞口かわして回し蹴り。これも瓦井かわすが、そのまま軸足を回して蹴りあげる。梅沢に代わると、瓦井と逆水平チョップ合戦へ。一発の威力が違い瓦井はロープにもたれかかる場面もあるがそのたびに気合を入れ復活。逆水平、両手を使ったダブル逆水平と叩き込んでいく。「おかわり」コールも発生する中、梅沢が逆水平で瓦井対にダウン。アルゼンチンの形に担ぐとそのまま後ろに倒れ込み、押さえこんでカウント2。瓦井も負けじと覆いかぶさるがカウント2で跳ね返され、最後はジャック・ハマーからの片エビ固めで梅沢が勝利した。
 江利川が梅沢に飛びかかっていくが、梅沢は払いのけるようにして相手にしない。「あんなに元気なら試合中に出せ!」と喝を入れた。

第3試合

2016-05-22花鳥風月夜_第3試合 先発は三尾と篠宮。三尾はフェイスロックの形で捕えるが、篠宮は体重移動でうまく返しアームロックへ。三尾も取り返して前転から足を刈っていく。篠宮もフェイスロックから腕を取りテイクダウン。そのままフェイスロックで固めていく。篠宮がアームホイップを見せると、会場からため息が漏れ、「カッコいい役がとられる!」とウルフが叫ぶ。

 レッドvs.服部。両腕を絞っていく服部に、「悪いヤツだ!」とヤジを飛ばすウルフ。ロープに飛ばすとリープフロッグを交えたロープワーク。服部は関にタッチ。
 「関さんこい!」と試合権がウルフに渡ると、「今のは悪かった」と関に手を差し伸べる。関が握手に応じると、その手を取って「んなわけねーだろ!」とトーキック。ウルフは全女式の髪の毛ホイップを繰り出し始める。

 関vs.篠宮。篠宮が関を捕まえると自軍コーナーに。レッドに変わると3人で関を囲み、維新軍式太鼓の乱れ打ち。しかし篠宮が一息長く太鼓を打ち続ける。長いから息を合わせてと注意が入り、もいちど太鼓の乱れ打ち。しかしやはり篠宮がだいぶ長い。長いから息を合わせてと注意が入るが、もめてる間に関が抜けだし、三尾にタッチ。もいちど太鼓の乱れ打ち…… と関がいないことに気付く3人へ、三尾はまとめてドロップキック。戻ったレッドはボディスラムからカウント2。ウルフも続けてボディスラム。篠宮は腕を取ってコーナーに張り付ける。ここから乱戦に。

 三尾はレッドのラリアットをかわしバックスピンキック。服部はウルフとレッドをまとめてドロップキック。立ち上がったウルフに服部はドロップキックからフライング・ボディアタックでカウント2。フライング・クロスチョップからの片エビ固めを狙うが、これはウルフが急所攻撃。
 レッドの低空ドロップキックは三尾がかわして延髄斬り。試合権利が関に移る。オウンゴールは関をコーナーに振り、集中砲火。篠宮がバックブリーカーを決めるとレッドがそこへギロチンドロップ。ウルフはかついでみちのくドライバー2。レッドがボディスラムで叩きつけてカウント2。関はレッドを飛び越え、絞めに行くと、ハットトリック2人がフォロー。走り込んでのセントーンから、ラッシュをかけ、関は2連勝を勝ち取った。

第4試合

2016-05-22花鳥風月夜_第4試合 ジョシュvs.たけむらでスタート。ジョシュがハンマーパンチすると、たけむらもヒジを浴びせていく。岡田vs.松本の場面となると互いに足を狙うグラインドの攻防へ。岡田に替わったジョシュは、エルボースマッシュで松本を追い込んでいく。岡田&ジョシュ組は素早いタッチワークで松本を攻めていき、ジョシュはボディスラムから、ダイビング・ニードロップ。フォールと思いきや、そのままヒザを固めていく。

 たけむらvs.岡田。ジョシュのラリアットをたけむらかわしてニールキック。そのまま岡田を捕えて、ノーザンライト・スープレックス。さらにニーリフトからDDT。松本に替わると、岡田もジョシュにチェンジ。互いにエルボースマッシュを炸裂させていく。ジョシュはダウンを奪うとフォールへ。カウント2。抱え上げて松本をそのまま後ろに落とすと、ハンマースルー。岡田はヒザをたたき込み、ジョシュはエルボーを決める。ジョシュはフロントスープレックス。松本のスタミナを減らすと、もう一発。しかし松本も必死にスリーパーの体勢に。ジョシュはそのまま抱え上げて自軍のコーナーへ。岡田が後ろから攻撃し切り離すと、ジョシュは松本にランニングニー。3カウントを奪取した。

第5試合

2016-05-22花鳥風月夜_第5試合 先発は進と忍。忍がロープに押し込むと、クリーンブレイク。次は進が押し込み、クリーンブレイク。客席から拍手が起きる。続いて勝村vs.伊藤。バチバチの打撃戦は場外乱闘へ発展。パートナーを巻き込んだ乱戦は互いにリングに戻れず、場外カウント20。5分足らずの不完全燃焼で終了のゴングが鳴らされた。

勝村「オイ、ふざけんなコノヤロー!」
忍「ふざけてません、僕は」
勝村「こんなんで納得するワケねえだろ」
忍「このまま帰りますけど」
勝村「(場内を見渡し)納得しないですよね?」
忍「もう一口くらいやる? (それ以上は)疲れちゃうから」
勝村「やろうぜ。いいですよね」

 本部席の了解を得て、無制限1本勝負で再試合が行われることとなった。

 先発は勝村と忍。次第にエキサイトとする両者に替わり、進と伊藤の場面では進のローキックの攻防から伊藤がグラウンドに持ち込み腕ひしぎ逆十字固めへ。勝村がタッチをすると、変形のDDT。そのままリストを固めていき、キックを突き刺していく。伊藤をロープ際に寄りかからせると、トップロープを使ったホーミング式キック。ロープの反動を利用したフライング・クロスボディと畳み掛ける。

 伊藤は忍に替わると、忍は勝村へドロップキックでカウント2。勝村はフィッシャーマンで投げた後に、ニンジャチョークへ。これをクリアすると、伊藤がジャーマン。ここから再び両チーム場外乱闘へ。忍は客席のパイプ椅子をかき集め重ねると、勝村を抱え投下。さらにイスを投げつけ、叩きつけていく。伊藤はごみ箱へ進を叩きつけると、缶やペットボトルの山で進の動きを封じる。そのまま場外カウントは進み、またしてもカウント20が数えられた。

2016-05-22花鳥風月夜_エンディング忍「勝村さん、思ったよりも手ごたえなかったッスね。でもベルトもってるんですよね。挑戦してもいいですか? それとも、逃げますか? 挑戦してもいいですか? それとも、逃げますか?」
勝村「やってやるよ。テメエこそ逃げるなよ」
忍「オレは逃げません。会場入り時間の2時間前にいますから。(パイプ椅子をリングに広げ)疲れたんで座るんで。チャンピオンも座ったらどうですか? 座ってどうぞ」
進「オイ、伊藤! 次は俺とだからな」
伊藤「(パイプ椅子に腰かけ)……」
忍「伊藤さんも一言ないんスか?
伊藤「……」
勝村「逃げんなよ」
忍「わかった。オレ、入り時間4時間前に行くから」
伊藤「……逃げてないし。座って待ってるわ(笑)」
忍「この時点で我々の勝ちですね。じゃーねー」
勝村と進が返ろうとする忍に飛びかかり、またしても一触即発。セコンド陣が一斉に引き離す。

忍「あんたたちのような、そんなやり方はしないんで!(と言い残し、伊藤と退場)」

勝村「5月31日、新木場VKF。余裕で王座防衛して。6月5日、東京タワー。忍も伊藤も政宗も、まとめてぶっつぶします! 応援よろしくお願いします! ありがとうございました! じゃあ締めは昼興行をプロデュースした服部君に!」
服部「僕も、勝村さんのベルトに挑戦できるように。結果を出します。僕は僕なりのプロレスで、花鳥風月やっていきます。花鳥風月はこれからもどんどん攻めていくので、よろしくお願いします!」

最後はレギュラー選手で恒例の「花鳥風月コール」で締め。4周年を迎え、それぞれの方向性を確認する一夜となった。

なお、休憩中に本部席にウルフ・スター☆が登場。インフォメーションを行った。
ウルフ「7月10日、『シアタープロレス卑怯者』旗揚げします。卑怯者ばかりが集まって、楽しいことをやる! 2日前は花鳥風月・大野代表の誕生日なんで、卑怯者興行、やっちゃおうかなと。2日前は花鳥風月・大野代表の誕生日なんでね! 皆さんどうですか、来てくれますか!?」
 会場の客席の反応もよく、代表の誕生日記念を念押ししたため、代表も困惑気味ながら快諾。シアタープロレス花鳥風月に、また新たなブランドが生まれることが決定した。

(記事・写真提供 花鳥風月)

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