5・5 REINA板橋大会 真琴&中森&加藤vs都&小林&藤田 飯田vs小波
- 2016-5-6
- 試合
- REINA女子プロレス
『ゴールデンデート2016』
日程:2016年5月5日(木・祝)
開始:13:00
会場:板橋グリーンホール
観衆:144人
▼1st CHICKFIGHT 30分1本勝負
●ジセールショー
4分35秒 ダイビングボディプレス→片エビ固め
○ライディーン鋼(JWP)
▼REINAワールドネットワーク 30分1本勝負
○シルエタ
6分28秒 メキシカンストレッチ
●ベーター・ノアール
▼SEXY TYPOON~板橋上陸 30分1本勝負
[らぶりーぶっちゃーず]○星ハム子(アイスリボン)/宮城もち(アイスリボン)
7分3秒 ダイビングボディプレス→体固め
藤ヶ崎矢子(JWP)/●結奈
▼超変革2016 30分1本勝負
○飯田美花(WAVE)
11分2秒 STC
●小波
▼REINA旗揚げ5周年記念スペシャル6人タッグマッチ 60分1本勝負
○真琴/中森華子(JWP)/加藤悠(フリー)
14分53秒 小夜子
松本都(崖のふち)/●小林香萌(WAVE)/藤田あかね(アイスリボン)
真琴が持つWUW女子王座のベルトに松本都の挑戦が決定!連敗中の小波に次回大会でお仕置きの試練が振りかかる
▼オープニング
試合前、真琴、小波、結奈に加えWAVEの小林香萌、JWPの藤ヶ崎矢子がリングイン。
富山リングアナが「今日は何のためにお呼びしたかと言いますと…」と前振りを入れた上で、小林と矢子は5月が誕生日であることを明かした。REINAから誕生日のケーキを贈呈すると、小林は「これからも“生”暖かく見守っていただければ」と話した。
改めてREINA世界王座とWUW世界女子王座を二本とも肩に掲げて入場した真琴。「GW中にお越しくださいましてありがとうございます。アメリカでこのベルトを取ってきちゃいました。これを自慢するためだけに出てきました。なので以上です!」と自慢するとリングを引き揚げた。
第1試合
まずは入場時に観客に手拍子を要請し、ノリの良さを見せるジセール。鋼の入場時にはジセールが「オトコだろ」とアピール。鋼は「男じゃないっつってんのに」と言い返す。それでもジセールは「オトコ? オンナ?」と問いかけると、「もう、うっさいなー。女だってんだろ」と主張。鋼はコーナーに追い詰め、「女だよね」と観客席に問いかけると、「いちおう」という声が返る。そして「オトコ」と言いながらナックルを決めるジセール。
さらにキックを連打。鋼は「だあああー」とオトコのような図太い声で返す。鋼はラリアットからバックドロップ。さらにダイビングボディプレスとたたみかけ、オトコのようなパワーでジセールを一蹴した。
第2試合
まずはイングランドから来日中のベーターが登場。いっぽう、シルエタは「グアダラハラ」のニューバージョンで入場した。
序盤はアームホイップからヘア投げでシルエタが優位に進める。しかしベーターも背後からのキック、さらに正面からの蹴りでやり返す。そして首投げを連発。シルエタもドロップキックからの619で反撃。ベーターはサイドバスター。しかしシルエタはこれを2で返すと、ニールキックで迎撃。ここからフライングボディアタック。そしてミサイルキックへ。そのままメキシカンストレッチに取り、ギブアップを奪った。
第3試合
ここに来てJWP、そしてREINAでタッグを組む機会の多い矢子&結奈。結奈がセクシー路線に目覚めたという発言がきっかけとなり、この一戦が実現した。
たっぷりとセクシーダンスを披露するぶっちゃーず。しかし握手に対してはドロップキックで先制してのスタート。しかしぶっちゃーずのセクシーポーズには何もできない両者。これには「見とれてんじゃねーよ」とツッコむぶっちゃーず。まずはもちが結奈を捕まえ、お腹サンド。「おえーー」とむせぶ結奈。結奈はドロップキックでなんとかピンチを切り抜け、矢子へ。
矢子はドロップキックから矢子のカニはさみ。そして矢子が雷電を落とす。そして矢子が結奈をおんぶしてのニー攻撃。しかしもち、ハム子とシャイニング腹ザードの連続攻撃。矢子はこのピンチを逃れるとミサイルキック。結奈がドロップキックを3連発で決める。そして矢子のダブルリストから結奈が雷電を落とす。
しかし、ハム子&もちのダブルでのサンドイッチタックルを決められると、ハム子のフライングソーセージで3カウントを奪
われた。
「色気も食い気もない二人に今日は勝ちました。らぶりーぶっちゃーず、もっともっとREINAに参戦したいなー」というハム子に
結奈は「色気も食い気もないですか…。ないんだったら、らぶりーぶっちゃーずに入れてください」とまさかの仰天アピール。観客もどよめいたが、「その気持ちうれしいけど、100億年早いよ、セクシー勉強する前にプロレス勉強しろ」と一蹴された。
第4試合
“超変革”を掲げられた新生REINAにおける小波の立ち位置。序盤から飯田とのグラウンドの攻防が繰り広げられる。
飯田はワキ固めに取るも、小波はこれを防ぐ。今度はバックの取り合いへ。飯田はキャメルから小波の顔面を締め付ける。続けてサーフボードストレッチからのグラウンド式羽根折り固め。小波もワキ下へのミドルキックでやり返すがコーナーエルボーを食らう。
小波は首固めから再びミドルキック、飯田の防御を防ぐとハイキック。勝負と見た小波はフェイスロックへ。飯田はヒザ十字からのアキレス腱。小波もアキレス腱で絞り返す。飯田はクロスヒールホールドからのサソリ固め。さらにスタンディングの逆片エビ。飯田の過酷な攻めが続いていく。
飯田は低空のドロップキックで小波を捕らえ、さらにミサイルキック。そしてロコモーション式のフィッシャーマン。しかし小波もハイキックを狙うが飯田はアンクルホールド。しかし小波はめげずにハイキック。そしてコナロックで勝負を賭ける。飯田はこれを腕ひしぎで返すという、田村潔VS高阪剛戦のような展開。小波はこの腕を取り返すと、コナロックで絞り返す。飯田は再び腕を取るが、エビ固めでカウントを取りにいく小波。小波は腕固めにいくが、飯田はこれを耐えるとアンクルからのSTF式キャメルクラッチ。これでギブアップ勝利となった。
敗れたもののまるでU系を見るような緊張感の漂う一戦に観客は両者に拍手を送った。
第5試合
まずは都が「真琴出て来い!」とアピールするが、真琴はでず、中森が登場。これを見た都も小林に任せる。
小林はドロップキックの速射砲から都、藤田、小林によるトレインに。真琴軍も、真琴がコーナーに小林を飛ばして、トレインでお返し。中森が背中へのキック、そしてギロチンを決める。
加藤と小林。ナックル合戦から、加藤がドロップキックへ。さらにぶら下り式腕ひしぎへ。加藤はリング上でも腕ひしぎを決めるが小林はロープに逃れる。藤田と加藤の攻防。藤田がセントーンからストレッチ式のバックブリーカー。加藤は飛びつき式の腕ひしぎで藤田を捕らえにいく。続けて中森も関節を決めにいくと、都がコブラで真琴を捕らえ、「おら、離せ」と要求する。
今度は藤田が中森に水車落としからのダブルチョップ。都が飛び出すと、Y字ポーズを四方に繰り広げる。小林、藤田も追随するが藤田は半分も足が上がらず。そして都は中森に「やー」とポーズを決めてからのスクールボーイ。
すると都は中森ではなくコーナーに控える真琴に攻撃を仕掛ける。ここで真琴にスイッチ。真琴がトップロープからの攻撃を狙うも、トップロープ上での卍を仕掛ける都。さらにクロスチョップからグラウンド卍へ。真琴もコーナーキックからWWニーでお返し。しかし、都はヤーからのSTOへ。
小林がここで真琴をコーナーに立たせるとドロップキックの連打。ここで真琴はスピアー。さらにコーナーからのサマーソルトドロップ。これは空を切る。小林がミサイルキックでカバーにいく。これを中森が前蹴りで動きを止め、真琴&中森でのバックドロップ。小林がここで至近距離のラリアットからフィッシャーマン。中森がカットに入る。しかし真琴もダブルアームから無気力キック。そしてスピアーを繰り出し、最後は小夜子を決め、3カウントを奪った。
エンディング
真琴がマイクを握る。「今日はありがとうございました。海外でずっと試合してて世界は広いなと思いました。そして改めて日本の、REINAの良さを確認してきました。次の5/24の新木場大会ではこのWUWの防衛戦を行いたいと思います。相手は…まだ決まってません。なのでこのベルトに挑戦したいと一番先に名乗り挙げてくれた人を挑戦者にしたいと思います。誰の挑戦でも受けます! このベルトを防衛して真琴という名前を世界に発信していきたいと思っています」と言うと、真っ先に「はいはいはい」と手を挙げたのは松本都!
都は「私、昨日、文体で村上和成から3とったんですよ。それと、まこちゃんのベルト、1個はニューヨークのベルト。私ずっと女子プロ版MSG大会をやることが夢だったので挑戦してあげてもいいですよ」とまさかの挑戦理由を挙げる。「ま、何事にも経験ですので、防衛回数を伸ばすためにも」と真琴も快諾した。
引き続き、リング上には真琴、小波、結奈が並ぶ。真琴は「期待してたのにまた負けた小波さん。あなたには厳しい試合を考えてます。次の大会でお仕置きです。英語で言うとバイオレンスサービスです」と次回大会での小波に試練が降りかかりそうだ。
新生REINAとなっての2大会め、それぞれに主張があり、内容を追求した試合、そしてコミカルに外国人対決など、バラエティに富んだ大会となった。真琴をリーダーに、新たなREINAカラーが確立されてきた。
(記事・写真提供/REINA)