WWEネットワークの散歩道 3回目
- 2016-3-27
- WWEネットワークの散歩道
世界最大のプロレスの祭典、レッスルマニアももう目の前ですね。そして中邑選手は4月1日のNXT:テイクオーバー ダラスでWWEデビュー。先日配信されたNXTではついにビジョンの中からではありましたが、WWEユニバースに登場しました。
リーガルGM「サミ・ゼイン!NXT王座の挑戦者決定戦では敗れてしまったが、いつもハードに戦ってくれる君にダラスでは最高の相手を用意した。世界でもベストの選手の1人で、今回新たに契約したこの男だ」
(ビジョンから)
中邑「サミ・ゼイン、ダラスで会おう。シンスケ・ナカムラだ」
*観客からは「ホーリー・シット!」の大歓声
解説者「シンスケ・ナカムラ!キング・オブ・ストロングスタイル!信じられない!」
アナウンサー「ナカムラ?GMは世界のベストと言っていましたが?」
解説者「彼はWWEだけでなく、この惑星でも最高の選手なんだ!」
ってな感じでしょうか。「この惑星でも最高の・・・」はカール・アンダーソンとかもよく使っていたフレーズです。マニアが集まるNXTの会場だけに期待以上のリアクションがありましたが、WWEでも同じように「この惑星でも最高の」スーパースターとして受け入れられるでしょうか?4月1日(日本時間で2日の朝11時くらいから)が楽しみです!
NXT325:http://network.wwe.com/video/v555354483
リーガルGMがサミ・ゼインの対戦相手として中邑を紹介(07分くらい)
さて今回はディーバ王座を巡る『シャーロット対サーシャ・バンクス対ベッキー・リンチ』をテーマに。WWEの女子プロレスはこれまでディーバマッチと呼ばれ、モデルのような美女たちが美しさを魅せる戦いを繰り広げてきました。しかし一昨年からロンダ・ラウジーのUFCでの商業的大成功もあってか『ディーバ・レボリューション』としてレスリングの技量を重視した世界になりつつあります。
まずはこれまでのイメージを一新させるような試合を見せてくれたサーシャ・バンクス対ベイリーのNXT女子王座戦。高い身体能力とジャパニーズ・スタイルの影響を受けたハードヒットな試合は、個人的にはWWEの昨年のベストマッチだと思っています。試合後には解説者も「ウーマンズ・レスリング・イズ・バック!」と言っていましたが、WWEではレスリングという言葉は極力使わない方針の中、あえて2人を称えるために使われたこのコメントには重みがあります
この試合が行われたNXT:テイクオーバー ブルックリンは他にも獣神サンダー・ライガー、プリンス・デヴィットことフィン・ベイラー、ウーハー・ネイションことアポロ・クルーズの試合もあり、WWEネットワークに入りたての人はこちらから見ることをおすすめします。
【NXT テイクオーバー ブルックリン:2015年8月22日】
http://network.wwe.com/video/v400412483
獣神サンダー・ライガー対タイラー・ブリーズ(02分くらい)
アポロ・クルーズ対タイ・デリンジャー(37分くらい)
サーシャ・バンクス対ベイリー(1時間07分くらい)
フィン・ベイラー対ケビン・オーウェンズ(1時間41分くらい)
と言いつつもディーバマッチらしい試合も。セーブル、トーリー・ウィルソン対ステイシー・キーブラー、ミス・ジャッキーのプレイボーイ・イブニングガウン・マッチ。なぜプレイボーイとあるかというと、このレッスルマニアの直前に発売されたプレイボーイ誌でセーブルとトーリーのグラビアが掲載されたからですね。セーブルはこの後、ブロック・レスナーと結婚。ステイシーはジョージ・クルーニーと長らく恋人関係にあり、一昨年のアカデミー賞にも同行していましたが、残念ながら昨年破局。トーリーはアレックス・ロッドと結婚間近と報じられています。ミス・ジャッキーもチャーリー・ハースと結婚したはずですが、特にその後については聞かないですね。
【レッスルマニア20:2004年3月14日】
http://network.wwe.com/video/v31362293
セーブル、トーリー・ウィルソン対ステイシー・キーブラー、ミス・ジャッキー(1時間39分くらい)
今回のタイトルマッチでは3人同時にリングで戦うトリプル・スレット形式で行われます。ざっくり言うと3ウェイは勝ち残り、トリプル・スレットは勝ち抜けが勝者という違いがありますが、軽く3人で戦う試合形式の歴史をさくっと振り返ってみましょう。3ウェイ形式でオフィシャルに行われたのはECW初期のシェーン・ダクラス対テリー・ファンク対サブゥーと言われています。さがせばWWEネットワークにもあるのかな~。
そして今やドラゴンゲートが世界最高レベルの3ウェイを見せてくれていますが、敵と味方が手を組んだり裏切ったりの攻防を重ねる展開を広く見せつけたのが、ビリー・キッドマン対レイ・ミステリオ対フーベントゥ・ゲレーラの試合。WCWに「おける年間最大のイベントであるスターケードだけあって、この大会では大物同士の対決がありますが、この試合こそが歴史的には最重要の試合なのです。
【スターケード:1998年12月27日】
http://network.wwe.com/video/v31359919
(おすすめの試合)
ビリー・キッドマン対レイ・ミステリオ対フーベントゥ・ゲレーラ(06分くらい)
リック・フレアー対エリック・ビショフ(1時間54分くらい)
ゴールドバーグ対ケビン・ナッシュ(2時間24分くらい)
日本の女子レスラーで最初にWWFのベルトを取ったのは立野記代さんと山崎五紀さんのJBエンジェルス。当時はものすごい人気で、その一端は先月のKAMINOGE誌での立野さんのインタビューで伺い知れます。日本でよくしてもらったからとハーリー・レイスやダイナマイト・キッドらが2人をサポートしてくれたおかげで、快適なツアー生活だったとか。その2人が目を光らせていたら、ちょっかい出そうという選手もいないですよね(笑)。紹介するのはそのWWF女子タッグ王座を取った試合です。対戦相手のグラマー・ガールズを見る限り、これだけ若くて動ける選手だったら国境を越えて人気者になるよな、と思えてきます。
【ロイヤルランブル:1988年1月24日】
http://network.wwe.com/video/v31354523
(おすすめの試合)
ジャンピング・ボム・エンジェルス対ジュディ・マーチン、レイラニ・カイ(39分くらい)