OSAKA女子 3・21大阪市城東区民ホール大会 【Regina di WAVE】山縣vs下野 山下vs志田 フェアリーvs乱丸
『OSAKA女子プロレス・六周年記念大会~おおきに!~』
日程:3月21日(月・祝)
会場:大阪市城東区民ホール
観衆:248人
▼ユルキャラーズ、気をつけて!~最終兵器にご用心~ 20分1本勝負
にゃんば~/クロネコ/○めぃりぃ
9分8秒 ラ・マヒストラル
ポリスウ~メン/●弁天娘。/長浜浩江
▼OSAKAリバイバル 15分1本勝負
○大畠美咲
5分58秒 エビ固め
●三崎グリ子
▼浪速Strong 15分1本勝負
▲山下りな
13分53秒、両者リングアウト
▲志田光
▼フェアリー日本橋三周年記念試合~宿命~ 15分1本勝負
○フェアリー日本橋
4分55秒、スクールボーイ
●救世忍者・乱丸
▼2016 ウノスグループイメージキャラクター争奪戦バトルロイヤル 時間無制限勝負
【退場順】ポリスウ~メン→日向小陽→めぃりぃ→にゃんば~→クロネコ→大畠美咲→三崎グリ子
○フェアリー日本橋
6分0秒 ダブルギブアップ
●玉姫ウイン/●Ayaka
▼Regina di WAVE 認定シングル選手権 30分1本勝負
【王者】○山縣優
14分17秒 L.A→片エビ固め
【挑戦者】●下野佐和子
※第4代王者が初防衛に成功
山縣が下野相手にRegina di WAVE防衛!DAIJOに尻神教が宣戦布告!
オープニング
入場式で挨拶に指名されたのはフェアリー日本橋。
「みなさん、まいど。本日はOSAKA女子プロレス6周年記念大会にご来場、ありがとうございます。DAIJOは6周年、フェアリーは3周年となりまして、何と今日は、会場にマジレンジャーの方々からお花とメッセージが届いたんですよ。私、今、気が動転してて、ニセモノのマジレンジャーかなと思っていますが、本物だと信じて頑張りたいと思います。本日、全6試合、いろんなタイトルマッチなどがございます。全6試合、最後まで楽しんでいっていただけれたらと思います。よろしくお願いします。頑張ります」
第1試合
オープニングマッチはDAIJOが6周年の間に生んだゆるキャラ4人にめぃりぃと長浜が加わっての6人タッグ。
旗揚げ戦で誕生した弁天娘と最も新しいキャラであるクロネコの先発で試合はスタート。オーソドックスな展開で始まったが、ポリスウ~メンvsにゃんば~の顔合わせになると、キャラクター特有の動きを織り交ぜた展開に。まずはポリスウ~メンがコブラツイストを決めると、敬礼ポーズをとる。そして長浜浩江vsめぃりぃの顔合わせではコミカルな展開に。かみ合わないと思っためぃりぃは台本を取り出して演劇プロレスに持ち込もうとする。
「今日はネコが多いので、劇団四季のキャッツをやります」と演目を発表したところで長浜がドロップキック。倒れた拍子にめぃりぃがてにしていた台本が真っ二つに破れてしまった。「徹夜で書き上げてきたのに……」とベソをかくめぃりぃ。怒って長浜のドロップキックをお返しした。これを機に、展開は一気にスパート。
にゃんば~がポリスウ~メンの顔面をネコパンチで引っかき、ボディーアタックを見舞うと、クロネコも続いてボディーアタック。しかし2発目をキャッチしたポリスウ~メンは正面に叩き落とす。そしてファルコンアローからキャリーケースを持ち込んで、その上へのDDT。これは凶器使用との理由からフォールが認められなかったが、すぐさまブレーンバスターで追い打ち。
タッチを受けた弁天娘は、クロネコをエルボーの打ち合いを展開。めぃりぃには逆打ちを決めたもののカウント2。ならばとワキ固め、腕十字でギブアップを迫ったが、めぃりぃはそのままの体勢から弁天娘を持ち上げてマットに叩きつける。クロネコのネコパンチは同士打ちになったものの、弁天娘が仕掛けてきたラ・マヒストラルを切り返す。そのままがっちり押さえ込んで、カウント3を奪った。
第2試合
第1試合が新旧ゆるキャラ対決なら、第2試合は歴代キャラ対決。
三崎グリ子がオーソドックスな流れの中にグリコポーズを織り交ぜながら攻撃を繰り出せば、大畠美咲も昔取ったきねづかでグリコポーズを決めながらの攻撃をお返し。ここで突然、グリ子が「出さなきゃ負けよ、いんじゃんホイ!」とじゃんけんを強要。しかし大畠に負けてしまう。「もう1回」とお願いするも、大畠は「いや」と拒否。グリ子が「私グー出すから、あんた、パー出しや」と手の内を明かして何とか再戦を認めさせる。そして再び「出さなきゃ負けよ、いんじゃんホイ!」。大畠がパーを出すと思っていたグリ子が出したのはチョキ。しかし大畠もグリコの手の内を読んでいてグーを出した。一瞬、動きの止まったグリ子のボディーに「グリコ!」と叫びながらパンチを叩き込んだ。
グリ子の反撃を許した大畠だが、3発目のグリコポーズからのモンゴリアンチョップをかわすと、逆にグリコポーズからのモンゴリアンチョップをお返し。そしてコーナー最上段からのボディーアタックを見舞うなど、“先代”の貫禄を見せ付ける。
グリ子のミサイルキック、ワキ固め、フィッシャーマンズスープレックスで追い込まれるシーンもあったが、ビスコをかわした大畠はカサドーラ。カウント2でかわしたグリコはヨーロピアンクラッチを決めたものの、大畠もカウント2でクリアする。大畠は投げ捨てジャーマン、低空ボディーアタック、ジャーマン、裏拳と一気呵成に攻め込む。裏拳をかわしてグラウンドに引き込んだグリコはアームロックでギブアップを迫ったものの、大畠はそれをエビ固めに切り返す。そのまま強引に押さえ込むと、カウント3が数えられた。
第3試合
力の入ったロックアップから試合はスタート。山下りながロープに押し込んでクリーンブレイク。チョップを打ち込み、パワー前回で向かっていく山下に対し、志田光はいなしながら攻撃していくものの、山下がエルボー、チョップを叩き込んでくると、意地になってエルボーを返していく展開に。しかし串刺しジャンピング・ニーアタックを決めてからは、志田が試合の主導権を握る。
エプロンを利用しての攻撃を繰り出す志田。ニーリフトを決めてリングに戻ると、シュミット式背骨折り2連発。そして逆エビで腰に攻撃を集中していく。サードロープに手を伸ばしてブレイクに持ち込んだ山下は、志田のエルボーにも耐え抜いて、ボディーにスピアーを叩き込んでからブレーンバスター、トラースキック。さらにスリーパーで志田を捕らえる。
強引に立ち上がった志田は、山下の髪をつかんで前方に投げ飛ばして振り切ると、ロープを背に座り込んだ山下にスリーカウントを連続して叩き込む。そしてエプロンに出た山下を引っこ抜く形で流れ式ブレーンバスターを決めた志田はスリーカウントを決めたものの山下もすぐに立ち上がってバックドロップを返す。
志田の延髄斬りにはラリアットと連続攻撃を許さない山下。ロープを背にした志田にラリアットを放ってリング下に叩き落すと、そのまま戦場は場外へ。山下は場外でのジャンピング・ニーアタックをキャッチすると、そのまま抱えて会場後方の壁に激突させる。
制止が利かなくなった山下は、会場の外から工事現場用のコーンを持ち込み、それで志田を何度も殴りつける。山下の暴走に志田も熱くなる。山下からコーンを奪って頭からかぶせると、視界を封じられた山下にスリーカウントを叩き込む。乱闘が続く中、カウント20が数えられて両者リングアウトの裁定が下った。試合後もリングに戻って両者はにらみ合った。
第4試合
試合開始のゴングが鳴る前、フェアリー日本橋から「魔法も、忍法も使わないで試合しましょ」と提案される。救世忍者・乱丸もこれを了承。二上美紀子ZABUN社長も「使ったら即反則負け」と認めたため、互いに得意技を封印して闘うことになった。
しかし、フェアリーがいきなりステッキを持ち出しすと、乱丸が「魔法を使えなかったら、ただの棒だ」と怖いものなしで近づくと、ステッキを凶器にして殴りつけたフェアリー。出鼻をくじかれた乱丸にボディースラムを狙ったフェアリー。こらえた乱丸は逆にボディースラムを返そうとするが、フェアリーが踏ん張って持ち上がらない。そこで観客の声援で力を借りてパワー充電。改めてボディースラムを狙ったが、投げられたのは乱丸の方。
なぜかここでフェアリーは「なんだか空手家になった気分」と空手の型を披露する。すると乱丸も負けてなるものかと空手の型を披露。そして髪をつかんで大きく投げ飛ばし、ステッキを持ち出す。それを振り回して乱丸に襲い掛かかった。かわそうとした乱丸だが、クリーンヒット。それを見て石黒レフェリーが「こうやるんだ」と手本を見せる。あまりに華麗にかわされたものだから、気に入らないフェアリーはレフェリーの頭をステッキでポカリ。すぐさまカバーすると、乱丸がカウントを取り始める。カウント2でクリアした石黒レフェリー。
そしてエプロンでの攻防になったところで、乱丸がリング下にいたAyakaにフェアリーを羽交い絞めにするよう指示。エプロンに上がって言われた通りにしたAyaka。乱丸は水を口に含んで噴射したところ、かわされてAyakaの顔面にヒット。改めてAyakaに羽交い絞めにさせて噴射を狙ったが、フェアリーの蹴りを浴びて観客席に向かって噴射してしまった。
リングに戻ってからはフェアリーが乱丸にフェースクラッシャーを決め、「チェスト!」と叫んでから側頭部に蹴りを叩き込んだ。しかしカウントは2。乱丸は「カウントが速い。もっとゆっくり」とレフェリーに抗議。フェアリーを丸め込んだ乱丸だが、石黒レフェリーはいつもの3倍以上遅いスピードでカウントを数える。フェアリーはカウント2でクリア。すると乱丸は、「もっと速く!」と抗議。ここで背後から忍び寄ったフェアリーが丸め込むと、石黒レフェリーが乱丸の指示通り高速でカウント3を入れた。
勝利したフェアリーはマイクを手に。「乱丸、OSAKA女子プロレスにコミカル覆面女子は2人もいらない。私はそう言った。だから……」とまで言うと、乱丸は「わかったでござる」と自ら覆面に手をかけた。それを見て慌てたのがフェアリー。「お待ちになって。あなたが覆面を取ってしまうと、女子プロ界の夢が壊れます」と制止した。ここでリングサイドの観客1人が大笑い。これに乱丸が「笑いすぎやろ!」と詰め寄った。
改めてフェアリーは、「あなたが欠場していた間、ゆるキャラは新メンバーが入りまして、そしてめぃりぃという最終兵器も私は手に入れました。でも、まだめぃりぃは扱いが難しいから私が担当する。あなたは、ゆるキャラをまとめて下さる?」と提案。乱丸は「ウヌ」とそれを受け入れ、OSAKA女子残留が許された。
第5試合
休憩後は現在、フェアリーが務めているウノスグループのイメージキャラクターの座を懸けたバトルロイヤル。その座を射止めようと、OSAKA女子のキャラクターほか10人がリングに集結した。時間差でなく、通常のバトルロイヤル。3カウントフォール、ギブアップ以外にオーバー・ザ・トップロープでも失格となるルールが採用された。
フェアリーがベルトを返上して試合開始のゴング。10選手がもみ合っている中で1人だけ見慣れない顔が。そこでフェアリーから「あなた誰?」と問い詰められる。「玉姫ウイン」と自己紹介するも、関係なく乱闘が続く。
ここでポリスウ~メンが恥ずかし固めの犠牲者を物色。Ayaka、グリ子の顔を見て「ブスはダメ」と突き放し、結局、玉姫に恥ずかし固めを決めた。しかし直後にほかの8選手に押さえ込まれて失格第1号に。
続いてスレッジハンマー祭り、ボディースラム祭りに移るが、日向がグリ子を抱え上げた瞬間、大畠が押し潰してそのまま全員でカバー。これで日向が失格。ここでフェアリー、にゃんば~、クロネコをリング中央で鉢合わせにされ、大畠、グリ子、Ayaka
がエストレージャを決めたところ、玉姫がめぃりぃにカサドーラを決めてカウント3。さらに大畠とグリ子がにゃんば~&クロネコを鉢合わせに。ダウンしたところを押さえ込んで2人同時に失格となった。
勢いづいた大畠とグリ子がグリコポーズからのモンゴリアンチョップ、ビスコでAyakaと玉姫をダウンさせると、とどめを狙ってコーナーに上がった。しかし、ここでフェアリーが魔法のステッキを振り回すと、大畠とグリ子はトップロープ越しに場外に転落して失格となった。
これで残ったのはフェアリー、Ayaka、玉姫。Ayakaと玉姫が手を組んでフェアリーに攻撃を仕掛けていくが、同士打ちを誘ったフェアリーはうつ伏せに倒れたAyakaの両足をクロスすると、そこに玉姫の足をねじ込んでリバースインディアンデスロックの体勢に。その玉姫にドラゴンスリーパーを決めると、Ayakaも玉姫もギブアップ。フェアリーがイメージキャラクターの座の防衛、再び腰のベルトを巻いた。
第6試合
王者からの指令を受ける形で組まれた2・28尼崎での挑戦者決定戦。下野佐和子が旗揚げメンバーの意地を爆発させて山下りなを下し、OSAKA女子では初開催となる6周年記念大会でのRedina di WAVE選手権試合へ駒を進めた。
ともに幟に送られる形でリングに向かった両者。リング上で王者に入場を待ち受けた下野は、山縣から一瞬たりとも視線をはずさず。そして試合開始のゴングが鳴っても、互いにコーナーから動かなかった。
序盤はロックアップ、手四つでのフィンガーロックと力のこもった攻防。観客も声だけでなく、物音一つ立てず、リング上の両者に視線を送る。山縣優の手を踏みつけて、そこにヒップドロップを決めた下野。しかし山縣は冷静にグラウンドに引き込んで、レッグロックで苦しめていく。下野も腕十字を狙っていくが、山縣はヘッドロックに捕らえてスタンドに持ち込む。サイドロックで締め上げていく山縣。ロープに飛ばして振りほどいた下野はショルダータックルを決めるも、山縣はスリーパーで動きを止め、下野に連続攻撃を許さない。
サーフボードでの力比べから、展開は下野がエルボー、山縣がチョップの打ち合いに。下野は串刺しジャンピング・ニーアタックから「オー!」のアピールで自分のペースに持ち込もうとしたものの、山縣はそのスキを与えず。それでも下野は体当たりで山縣を吹っ飛ばし、カナディアンバックブリーカーで担ぎ上げると、コーナーに逆さ吊りにしてボディーアタック、串刺しジャンピング・ニーアタックと攻め込む。しかし山縣は2発目を狙ってコーナーに走った下野を追いかける形でフロントキックを叩き込むと、コードブレイカー、スーパーキックを的確に叩き込んでクロスフェースロックでギブアップを迫る。
何とかロープに逃れた下野は、エルボーとチョップの打ち合いに持ち込み、山縣を場外に落としてエプロンを走ってのボディーアタックを見舞う。リングに戻るとバックフリップからヒップドロップを連発。山縣のバッククラッカー、延髄斬りを浴びながらも、そのたびにラリアットを決めていく下野だが、攻め込んでいるというより、何とか必死に一発返しているといった感じ。
下野が仕掛けてきたバックフリップをかわしてスリーパー気味のクロスフェースロックで締め上げると、下野はスタミナ切れ寸前。反撃もなんでやねんで丸め込むのが精いっぱいで、山縣のクロスフェース、L.A.、ランニング・ニーもそれぞれカウント2で肩を上げていくのがやっと。2発目のL.A.でマットに沈んだ。
エンディング
防衛を果たした山縣の腰に再びベルトが巻かれ、マイクを手にしても下野は精魂尽き果てた表情でコーナーに座り込んだまま。
山縣は「年末、浜田文子からベルトを奪って3カ月、今日、初防衛戦の相手は下野佐和子でした。ここにいるお客さんの誰も、私の勝ちを確信してたことでしょう。それは自分も一緒です。しかし何で、自分が初防衛戦に山下と下野どちらか勝った方を挑戦者にするって言ったのは、自分はこのDAIJOのリングを盛り上げたかったら、DAIJOのメンバー、どちらか勝ってきた方を挑戦者にすると言いました。佐和子、誰が何と言おうと、お前が自分のレジーナチャンピオンの初防衛戦の相手であったこと、心から感謝してます。ありがとう。まだまだ一緒に頑張ろうや」と握手。そして「正直、タイトル(戦)きついわ。でも、DAIJOの3人の頑張りを一番近くで見てきたのはこの私です。だから、自分が佐和子、山下、フェアリーちゃんをバックアップします。期待していてください」と今後もDAIJOの“お目付け役”として支えていくことを宣言した。
さらに「それから、4月10日から始まるCATCH THE WAVE、32人出場ですか? その32人の出場メンバーのうち、私が興味がある選手は、浜田文子をはじめ数人しかいません。その32人の中で、自分は浜田文子が優勝することを願ってます」とここまで言うと、リング下にいた志田光が“いつでもどこでも挑戦権”を示すミニベルトを手にリングに飛び込んできた。
山縣からマイクを奪うと、「体力がきついそうですね?」とまず一言。山縣が「39歳ですから」と返すと、「わかってます。これ(いつでもどこでも挑戦権)使うの、今しかありません」とミニベルトを高く掲げた。山縣が「弱ってるよ」と返すと、志田は「CATCH THE WAVEで“波女”になってから、実力であなたに挑戦します」と使用を取りやめた。そして「じゃあ、何でこんなに派手に、このリングに上がって来たかということですよ。改めまして、DAIJO6周年、おめでとうございます」と祝福するも、「6年もやってきて正直、このレベルだなんて、私は信じられません」と一喝。「皆さんご存知の通り、私たち尻神教は、天竺を探しながら全国制覇を予定しております。DAIJO、面白くしたいんですよね? なんだったら尻神教が、このチンタラやってるDAIJOをグチャグチャにかき混ぜて、面白くしてやってもいいよ。今、DAIJOの中で面白いっていったら、オイ、山下、オメエぐらいだな。オメエ、今まで調子こいてたこと全部謝って、どうしてもっていうんだったら、こっち側に入れてやってもいいぞ」と山下を勧誘。
リングに飛び込んできた山下は、志田が差し出した右手を握り返そうとするふりをしてボディーに蹴りを叩き込んで拒否の姿勢を示した。これには観客から大きいな拍手。そして山下は、「オイ、下野、こんなボロクソ言われて悔しくないのか?」と問いただす。下野が「悔しいに決まってんだろ。あいつに6年間の何がわかる?」と返すと、山下は下野の隣に立って肩を引き寄せ、「DAIJO、面白くしてくれるそうですね? でも汚いケツとは組みたくありません。次の4月29日のOSAKA女子プロレス、下野佐和子と私、お前が言った『OSAKA女子プロレス、こんなもん』といった言葉、全部撤回させてやるから。お前、自慢のパートナー連れて来いよ」とタッグでの対戦を要求。
これに志田は「パートナー、連れて来ていいんだな? 覚悟しとけよ、コラ」といった瞬間にもみ合いに。慌てて引き離されたが、改めて志田は「DAIJO、面白くしてもらいたいみたいだから、自慢のパートナー連れて、グッチャグチャにかき回してやりますよ」と宣戦布告して引き揚げていった。
このやり取りを見ていた山縣は、「楽しみにしとくわ」と志田を見送り、気を取り直して、「今日、DAIJO、6年。最後、佐和子、山下、フェアリーちゃん、自分はいいから3人で締めなさい」とマイクを渡した。 最後に下野が、「DAIJO6周年、そしてデビュー記念日にタイトルマッチ、挑戦したけど負けて、悔しい! でも、DAIJOの6年間でどれだけかかってきたか知らないけど、志田光にあんなこと言われてもっと悔しいよ! でも7年目、4月から始まる7年目から、もっともっとこの3人で協力試合って頑張っていきますので、これからもOSAKA女子プロレス、応援よろしくお願いします。ありがとうございました」と記念大会を締めた。
(記事・写真提供/OSAKA女子プロレス)