ワイルド軍がTriggeRに「俺たちはイロモノじゃない、素だ」と反論!JacketsはREAL DESPERADOとのリターンマッチが決定
11月5日日、都内GSPメディアセンターにて、自身が保持するWRESTLE-1チャンピオンシップ、タッグチャンピオンシップの両王座の防衛に成功した征矢学と、AKIRA、熊ゴローが記者会見を行った。
WRESTLE-1 TOUR 2015 AUTUMN BOUT
日時:2015年11月27日(金)
開場:18:00 開始:19:00
会場:東京・後楽園ホール
<決定カード>
▼WRESTLE-1タッグチャンピオンシップ 60分1本勝負
[王者組]征矢学/葛西純
vs.
[挑戦者組]河野真幸/近藤修司
※第2代王者組・征矢&葛西の3度目の防衛戦。
▼UWA世界6人タッグ選手権試合 60分1本勝負
[王者組]KAZMA SAKAMOTO/NOSAWA論外/土肥孝司
vs.
[挑戦者組]黒潮“イケメン”二郎/中之上靖文/吉岡世起
※第48代王者組REAL DESPERADOの初防衛戦。
11.27後楽園ホール大会にて征矢学&葛西純vs.河野真幸&近藤修司の決定も発表された。会見では先日チーム名が正式決定した“TriggeR(トリガー)”に対して真っ向から戦う事を宣言したワイルドの面々。はたしてワイルド達の思いとは?
征矢「先日の後楽園ホール、WRESTLE-1チャンピオンシップのベルトを浜亮太選手と対戦しまして。何とかあの巨漢を倒しシングルのベルトは防衛。で11月の3日は名古屋で、まぁ純ちゃんとタッグのベルトを防衛したんですけど、相手は最近軍団を結成した『TriggeR』というグループの若手、村瀬、芦野。まぁ先輩に噛みついてくるというのは凄くいいことだと思います。けど試合に関してはそれをやる必要はなくないか?という部分が多々あったんですよ。だから若いながらガンガン来るということは有望な選手という見方はされるかもしれないけど、おそらく人としては小学生以下ですね。やっていいことと悪いことってわかると思うんですよ。こうして村瀬の野郎に髭を切られたんですけど、別に試合に関係あるかといったら、ないでしょ?挑発なのか何なのか知りませんけど、本当にふざけてると思います。まぁとにかく次、河野、近藤が名乗り上げてきたのでこいつらに責任をね。親玉としての責任を、若い奴らがやった事のしりぬぐいをこの二人にしてもらいますよ。言ってみればこいつら二人とももともと悪者軍団にいた奴らですからね。何してくるか本当にわからないけど、俺たちは何をやられようが“ワイルドなスタンス”で貫いていきたいと、そう思っています」
AKIRA「先日の後楽園大会で熊ゴローと、そしてカズ・ハヤシ選手とチームとしてTriggeRの連中と戦う事になったんですけど、率直な感想といたしましてやっぱりカズさんは近藤選手なんかとは戦うべきなんだと観てて思いましたね。エプロンから見ていて本当に目の覚めるというか、目を瞠る様な攻防っていうのがその試合の中であって、これすげぇなって。そういうのを観て俺らも触発されて、アドレナリンを放出するような試合の手ごたえを感じたんで。その時間が本当に面白かったですね。これからもっとやってやろうと頭の中がカッと熱くなりました。そんなことも含めてカズさんはワイルドの手助けをしてほしいとも強く思いました。ただこれにはカズさんの意思があってのことなんで俺たちをどう判断するかっていうのが問題なんですけど、カズさんの気持ちを呼び込めるように俺たちがもっと面白い物を見せていけたらと思います。で、そこにいた熊も本当に良い闘いを見せてくれたと思うんだ。芦野に対してね。まぁ芦野だけじゃないけれど」
征矢「ただ奴らは俺たちをイロモノと。まぁよくわからないですけどそういう扱いをしているじゃないですか。でも我々はイロモノ云々でプロレスやっている訳じゃないので。そこであいつらはそういう見方で俺たちを見ていたのかと。ちょっと観点が違うのなって。別に俺たちはそういうところで勝負しているわけじゃない。これはあくまで自分らがワイルドとしての本来あるべき素の姿を、ただありのまま何も隠さずお客さんに見せているだけなので。別にアイツらが勝手に言っているだけで、俺はアイツらの方がイロモノだと思いますよ?」
AKIRA「なるほど。物事の本質を観て欲しいという事だな」
征矢「俺らの方がありのままの物を提供していますから。作られたキャラクターでやっている訳ではないし。征矢学は征矢学であって、野上さんは野上さんだっていう」
AKIAR「そうだね。まぁ熊もたまたまこういう髪型しているけど、決してイロモノを気取る訳ではなくて。そこにはちゃんとしっかりしたものを持っているっていう事を主張していかないとな」
熊ゴロー「そうですね。なんかイロモノイロモノって言っていますけど、これ自分の素ですからね。そのままやっているだけです」
AKIRA「そのままだったの…?」
熊ゴロー「芦野さんとか村瀬さんとか色々言ってますけど、カッコつけすぎなんじゃないかなって。カッコつけすぎてて逆に自分にはイロモノに見えますね。もっと素をさらけだせばいいのに。戦い戦いって言ってますけど」
征矢「うん。それだったら今この瞬間もどこかで戦ってないとダメだからな。そういう事ですよ?アイツらが言っていることは。我々はワイルドという一本軸があって、そこを突き進むじゃないですか。そういう意味では方向性がはっきりしていますよね。向こうの方向性は勝ち負け、ネタプロレスがどうのこうの言ってますけど、自分らはずっとワイルドをアピールしてきました。それも含めてプロレスだと思うんですよね。純ちゃんが昨日言ってましたよ?一番はお客さんが楽しむこと。そして相手の技もしっかり受け、俺らがガンガン攻めて勝つのがワイルドのスタイルだと。確かにお客さんが観て楽しんでくれるっていうのが大事だと思うんですよね」
AKIRA「あくまでとっかかりとして熱い試合を、しっかりとしたプロレスを見せていく、と。なんか髭切られてまともなこと言うようになったね。あれは髭のせいだったのかな?」
征矢「あの髭はもしかしたらTriggeRの毒が回っていたのかもしれませんね。アイツらは多分毒なんですよ。猛毒を持っている。ポイズンですよ。ちょっと例のやつを出してくれ」
ここで熊ゴローが征矢の切り落とされた髭を箱の中から取り出す。
征矢「形見ではないんですけど、こうして生髭をバッサリいかれたわけですよ。奇跡的に熊ゴローがセコンドについていて、確保してくれたんです。これ再生できますかね?ボンド持ってこい!」
司会「今すぐに用意するのは難しいです」
征矢「え?だめじゃんこれ」
AKIRA「これどんだこの長さになるまでに月日が流れてるんだ?」
熊ゴロー「…クサッ!」
征矢「オイ!クセェとか言ってんじゃねェぞ?ちょっと食べてみて?…一人一本づつ食べる?」
AKIRA「イヤ食べもんじゃないから」
熊ゴロー「そもそも髭を切るってこと自体がもうイロモノですからね。試合中に。見てて矛盾してるじゃねぇかって。イロモノじゃなかったら髭なんて目に入ってこないですよ。戦いに集中してるんだから」
征矢「特に村瀬なんかはストイック本当はやりたいんですよ。顔に出てますからね」
ーー名古屋で対戦した村瀬選手、芦野選手あおそらく後楽園ホール大会ではセコンドにつくと思われますが、相手チームについて注意点などは考えていますか?
征矢「まぁ河野、近藤の二人とも元悪者チームですからね。目つきもそんな目つきじゃないですか。よーくあの2人の顔を見てください。性格悪そうな、いじめっ子みたいな顔してるじゃないですか。しかも特に近藤修司は頭がキレますから。で河野は一撃必殺技を持っている。この間の2人みたいに勝利するっていうのはなかなか難しくなってくると思いますが、俺らは全部ワイルドに凌駕してぶっ潰す。この髭のお返しを、アイツらに責任を取ってもらいます。アイツらは全身の毛をそってもらいますよ。やってやります」
ーー仮にまた髭を狙われたらどうしますか?
征矢「ぶっちゃけこれ切られてますけど、1年経てばまたこの量生やしますから。切られても切られても再生する。やられてもやられても立ち上がる。そういう気持ちは髭にも負けずワイルドも持っていますから」
AKIRA「生命力だなぁ」
征矢「今回もう“TriggeR”と“new Wild order”の全面対抗戦だ。熊ゴローもこの間、芦野に負けてるけど同期みたいなもんだしな」
熊ゴロー「自分が今度芦野さんから取るくらい勢い持ってやっていかないと」
征矢「バカにされてばっかりじゃいられないですから」
AKIRA「…髭が無いとまともなこと言うね」
ーーAKIRA選手としてはワイルドに協力してほしいというとのことですが、ワイルドに入らなくても、という事でしょうか?
AKIRA「それは勿論入った方がスムーズにいくとは思うんですけど、今までの我々の行動をいてちょっとなって思うところはあるかもしれないんで。そこはオブラートに包む感じで、入ってこいとは言ってないんですけど、気持ちがあればぜひ協力してくれ!って言う気持ちでいます」
征矢「ハヤシさん結構シャイなところあるんで、意外と俺らが一緒にやりましょうよ!って言えば、しょうがないなってなるとは思いますけど。意外と乗り気だと思いますよ?ハヤシさんも多分このくらいまでは髭伸ばせると思うんで」
TriggeRの主張する“イロモノ排除”。このイロモノとして扱われたことに対し、真っ向から否定したnew Wild orderの面々。寧ろTriggeRの方がイロモノだと語気を荒げ主張し、全面対抗戦を宣言。激しさを増す両チーム論戦が果たしてどのようにリング上に現れてくるだろうか?