YMZ 10.28横須賀大会 米山が美央のパートナーに凶月を指名!倉垣vs.光留、初日の出vs.関根
YMZ vol.17
日時:2014年10月28日(火)
開場:19:40 開始:20:00
会場:横須賀・ロデオスタイル
観衆:51人(満員)
▼第1試合 シングルマッチ 10分1本勝負
○PSYCHO
7分05秒 リバースチキンウイングフェースロック
●帯広さやか(我闘雲舞)
▼第2試合 シングルマッチ 10分1本勝負
●初日の出仮面
7分11秒 ミドルキック→片エビ固め
○関根龍一(K-DOJO)
▼第3試合 シングルマッチ 10分1本勝負
▲倉垣翼
10分00秒 時間切れ引き分け
▲佐藤光留(パンクラスMISSION)
▼第4試合 6人タッグマッチ 20分1本勝負
米山香織/○円華/ヒロ・トウナイ(K-DOJO)
14分16秒 ランヒェイ
紫雷美央(WAVE、ユニオン、OZ、アイスリボン)/タンク永井(K-DOJO)/●雄馬(K-DOJO)
▼延長戦 YMZ恒例三本勝負
<英会話対決>
[YMZ]●米山香織
31秒 日本語を使ってしまったため
[女狐軍]○雄馬
<似顔対決>
[YMZ]●ヒロ・トウナイ
判定
[女狐軍]○紫雷美央
<相撲対決>
[YMZ]○円華
2秒 ドロップキック
[女狐軍]●タンク永井
三本勝負の末にYMZに逆転勝ちした美央だが、凶月と仲間割れ!救出した米山が…
世界Jrに挑戦直前の光留がOZ無差別級王者・倉垣を“感じた”10分間!
オープニング
まずは吉野恵悟レフェリーが登場。軽妙なトークで定番の応援法を説明したあと、現在2冠王の倉垣翼と対戦する佐藤光留から「10分1本勝負の中でいかに勝つかではなく、いかに触るか。そのために来た」という意気込みがあったとアナウンス。
そこに「たのもー!」と千円札を持った関根龍一が乱入! 前回は果たし状だったが、今回は千円札ということで、タオルを売ってくれと懇願した関根。吉野レフェリーから「タオルをあげる代わりにタオルを売ってこい!」と言われた関根は、次々にタオルを売りさばいていった。
第1試合
ハイテンションで入場してきた帯広は握手を求めておきながら、PSYCHOが応じようとすると、その手を払って拒否。ヘッドロックに捉えたPSYCHOだが、ヘッドシザースで脱出した帯広。
ロックアップからロープに押し込んだPSYCHOだが、ここはクリーンブレイク。帯広もPSYCHOをロープに押し込むと殴りかかっていくが、PSYCHOは迎撃。帯広はアームドラッグからの低空ドロップキックを叩き込むが、PSYCHOはトップロープを下げて帯広をエプロンに出す。
そのまま突進していくが、帯広がかわしてPSYCHOを場外に落とすと座布団で殴打。怒ったPSYCHOはチョークで捕まえるとボディスラムで床に叩き付けてからリングに戻す。変型のサーフボードストレッチに捉えたPSYCHOは、コーナーに叩き付けると串刺し攻撃を狙う。
これをかわした帯広が逆に串刺し攻撃を狙うが、PSYCHOもかわしていく。だが、PSYCHOの攻撃をまたもかわした帯広は串刺しドロップキックからハーフハッチで投げるとコーナーに登っていくが、PSYCHOは下から殴って叩き落とす。
PSYCHOのフロントキックをかわした帯広はバース(=相手の股の下をくぐり、両足を抱え込むように倒れて抑え込む)を狙うが、PSYCHOはジャックナイフ式エビ固めで切り返す。すると帯広をうつ伏せにしたPSYCHOはチキンウイング・フェースロック+キャメルクラッチの複合技に捉える。
これでタップした帯広だが、試合後もPSYCHOの足に絡みついていくが、PSYCHOに頭を叩かれてしまった。
第2試合
YMZタオルを振り回しながら入場してきた関根だが、吉野レフェリーは涼しい顔で見つめるだけ。初日の出はなぜかPSYCHOと一緒に登場。PSYCHOは2対1のハンディキャップマッチを要求するが、関根は断固拒否。仕方なく初日の出のセコンドにつくPSYCHO。
メインでやるタオルを振り回しての入場を先にやってしまったことを怒られる関根。「練習ですよ!」と言い訳するが、米山から「仕方ないよ、ブサイクだから」と悲しい顔で言われてしまう。
ヤケクソ気味に初日の出からの握手を拒否した関根はロックアップしようとするが、スカした初日の出は「初日の出!」ポーズ。関根は龍の構えから「ドラゴン!」と対抗。さらにお互い自分へのコールを煽るが、関根コールが起こらないと初日の出が「誰もやってないだろ!」と蹴りかかる。
ヘッドロックに捉えた関根は、初日の出の初日の出エルボーをかわすとダイナマイトエルボーを落とす。初日の出もヘアーホイップを狙ったが関根は坊主のため耳を掴んで投げ飛ばす。しかし関根もボディスラムからサッカーボールキックを返すとカウンターエルボーでなぎ倒す。
2発目のダイナマイトエルボーをかわされた関根だが、倒れた状態からローキックを叩き込むと、串刺しランニングエルボー。逆片エビ固めに捉えた関根は大きく背中を反らしていくが、初日の出も必死に耐えてロープに脱出。初日の出は初日の出パンチで反撃すると、顔面へのフロントキックからパントキック(=下から顔面を蹴り上げる)。
さらに体当たりして関根をなぎ倒すとSTFへ。ロープに逃れた関根だが、上に乗っていった初日の出はヒップトス。初日の出バスターを狙った初日の出をブレーンバスターで投げた関根はカミカゼを狙う。
だが、背後に逃れた初日の出は張り手。さらにソバットからハイキックを叩き込むと走り込む。カウンターのミドルキックで蹴り倒した関根は、今度こそカミカゼを決めるが、初日の出もカウント2で返す。ならばとランニングローを叩き込んだ関根が3カウントを奪った。
第3試合
翌日に全日本プロレスで世界ジュニアヘビー級王座に挑戦する佐藤光留が、OZ無差別級&スターダムの6人タッグ王者の倉垣翼とシングルマッチ。股間に謎の詰め物をして登場した光留。
倉垣がまったく動じない上、吉野レフェリーに怒られた光留は股間に入れていたペットボトルを取り出すと、倉垣とねっとりと握手。さらに睨み合いかと思いきや、倉垣の胸をねっとりと見つめていた光留は「意外と……」と言いながらニヤリ。
片足タックルからテイクダウンを奪った光留は上になった状態で、なぜか鼻息が荒い。倉垣がスイープして上になると、下から組み付いた光留は「あぁいい匂いだ」とポツリ。立ち上がった倉垣はロックアップするとロープに押し込むが、体勢を入れ替えた光留は執拗に抱きついていく。
「テメー、ふざけんじゃねぇぞ!」と怒りのエルボーを叩き込んでいった倉垣は、バックを取った光留の両腕を掴んで前方に投げ飛ばすと立ち上がったところにラリアット。すると光留は「チャンピオン、ひと言だけ言わせてください。全然痛くありませんっ!」と言ってからローキック。
倉垣も「佐藤光留、全然痛くありません!」と言い返してラリアット。その後も光留のローキックに倉垣はラリアットで対抗。光留がかわしても後頭部へのショートレンジラリアットを叩き込んだ倉垣は左右のハンマーを連打するとサソリ固めへ。どうにかロープに逃れた光留だが、倉垣はアルゼンチン・バックブリーカーを狙うが、これを決めさせなかった光留はコーナーに投げつけてからハイキック。
バックを取った光留だが、バックを取り返した倉垣。しかし光留はビクトル投げから変型のSTFへ。ロープに手を伸ばす倉垣だが、光留はその手も掴んで抱え込む。残り時間1分となり、光留は「もう我慢できない! ずっと好きだったんです!」と言いながら抱きつく!
これでロープに逃れた倉垣はショートレンジラリアットからアルゼンチン・バックブリーカーを狙う。あとちょっとで持ち上がるかと思われたところで、10分時間切れドローのゴングが鳴らされた。
「満足しました」と言った光留は「パンクラスにもとても縁のあるロデオスタイルで、まさか倉垣さんの匂いを……いや、強さを感じるとは思いませんでした。きっと僕のような思いを思った青少年はきっと強い選手と戦いたいと思っていると思っています。プロレスと総合格闘技はちょっと違うけど、その思いに男女は関係ないと思うんで、これからもよろしくお願いします」と“いいこと”を言ったのだが、「……これで終わると思うじゃないですか。でも思ったよりよかったんで延長お願いします」と言い出す。
「こんなこともあろうかと用意してきたんです」と言い出した光留はタイツの中から千円札を取り出すと、倉垣に向かって「お願いします!」と千円を差し出す。しかし倉垣はその千円札を叩き付けると「千円は安い! 今度は変態抜きでだ!」と捨て台詞を吐いて引き上げてしまう。光留は「千円分だけ!」と懇願しながら追いかけていった……
試合後、吉野の部屋で出場選手が自分の団体の興行を告知したあと、YMZは11月9日にロデオスタイル大会、そして11月29日には西新井で米山香織の15周年記念大会を開催すると発表した。
第4試合
美央&凶月が奇襲攻撃を仕掛けていって場外乱闘から試合開始。米山をリングに戻した美央はロープに押し付けると619。さらになぜか身体中にテープを巻き付けられた雄馬が戻ってきて米山を踏みつける。
タンクも米山にハンマーを振り落とすと串刺しランニングエルボー。さらにニーオンザベリー式キャメルクラッチに捉えると、円華がカットに入る。そこに雄馬が入ってきてよねやまどかを叩き付けるが、米山が2人の腕を掴んで投げると、円華とダブルのキック攻撃からダブルの串刺し攻撃、さらにサンドイッチ式低空ドロップキック。
だが、ゴムパッチン攻撃はタンクがかわして円華に誤爆。すかさず美央が円華を蹴ってからヘアーホイップで投げていく。雄馬はロープに円華の顔面を擦りつけると、倒れたところにシットダウン式スレッジハンマー。完全に捕まってしまった円華だが、挑発してくるタンクに逆水平チョップ。
タンクもオーバーハンドチョップを返すと雄馬とダブルのカウンターエルボー。さらに2人で美央をリフトアップして円華の上に落としていく。しかし円華も突進してきたタンクをコルバタで投げると、顔面への低空ドロップキックを叩き込んでトウナイにタッチ。
串刺しジャンピングエルボーを叩き込んだトウナイだが、雄馬が入ってくる。しかしタンクを踏み台にして雄馬にジャンピングニーを叩き込んだトウナイはタンクをワキ固めに捉える。ロープに逃れたタンクだが、トウナイはバックスピンキックから走り込む。パワースラムで切り返したタンクが美央にタッチすると、美央はビッグブーツを連打。
10分が経過し、美央はブレーンバスターを狙うが、ニーリフトで防御したトウナイ。しかし飛び付いていった美央は卍固め。そこから回転エビ固めに移行した美央は、立ち上がってロープに飛ぶ。
だが、レッグラリアットで迎撃したトウナイは米山にタッチ。美央の蹴りをかわした米山はスクールボーイで丸め込む。美央もハイキックを叩き込むが、米山は返す刀でローリングソバット。ここで円華と雄馬がリングインすると、円華がラリアットを連発。さらにブレーンバスターで投げた円華は逆水平チョップ。
すると雄馬はサミングを見舞ってから走り込む。カニ挟みで倒した円華は変型の逆片エビ固め。しかしタンクがカットすると、雄馬はDDTからスライディングキック。これをくぁしてウラカン・ラナで丸め込んだ円華。カウント2で雄馬が返すと、美央の延髄斬りからタンクがスピアー。さらに雄馬がジャックナイフ式エビ固め。
これもカウント2で円華が返すと、雄馬は急所蹴りから首固め。カウント2で返した円華は美央のビッグブーツをかわして雄馬に誤爆させると、延髄斬りからランヒェイ(=高速雁之助クラッチ)を決めて3カウント!
勝った米山が「女狐チームに勝ちました! 今日はこれで気分よく終わろうと……」と締めようとするが、美央は「あれ、やろうよ! 三本勝負とかやろうよ! 前にお前らが駄々こねたから三本勝負とかやってあげたのに、今度はやってくれない嫌な先輩なんですか?」とイチャモンをつける。
延長戦
凶月の2人はまったく乗り気じゃないのだが、米山は渋々三本勝負を受諾。美央がルールを考えると言い出し、1本目は英会話だと言い出す。ガイジン扱いの雄馬といかにも英語が苦手そうな米山との対決に。アメリカ遠征に行ったばかりの米山は自信満々だが、雄馬が流ちょうな英語で話し掛けると、米山は「雄馬は……」とアッサリ日本語で返してしまい敗退。
負けた米山は2本目はじゃんけんだと主張するが、無敗の円華がいるため美央が拒否。代わりに美央が似顔絵対決だと言ってトウナイを指名。米山によるとトウナイはマンガ家を目指してときわ荘にも住んでいたそうだが……
お題は「米山香織」。美央とトウナイが米山を見ながらサラサラと似顔絵を描いていった結果、美央は可愛くよく描けていたのに対し、トウナイが描いた米山は完全に“ババア”! その結果、美央が勝利。
これで2本先取して美央組の勝利なのだが、米山は「3本勝負は3本やるんだよ!」という謎の主張により、強引に3本目を行うことに。しかも会場が格闘技ジムということで相撲勝負に。円華vs.タンクの相撲対決は立ち合いから円華がドロップキックで叩き込んで勝利。
意表を突いた決まり手で相撲対決に勝ったYMZ側だが、トータル2-1で女狐軍が勝利。美央が上から目線でタンクと雄馬に「よくやった」と言うと、タンクと雄馬は激怒して美央に襲いかかる。円華とトウナイが凶月の2人を蹴散らして美央を救出すると、米山が「髭男爵と雄馬は暇そうだから11月9日、ここでまたやるからダルマ狐と勝負だよ!」と11.9横須賀ロデオスタイル大会で米山&美央vs.タンク&雄馬をやるとその場で決めてしまう。
タンクと雄馬は捨て台詞を吐いて引き上げようとしたが、2人一緒にバラバラなことを叫んでグダグダな展開に。ここで、米山が大会前日が吉野レフェリーの27回目の誕生日だったということで、サプライズでケーキを運んできてプレゼント。しかし吉野レフェリーは、大会前にこのサプライズの打ち合わせを目の前に米山がし始めたため、すべて聞いてしまったと発表!
まったくサプライズになっていなかったのだが、それでもこの業界に入って初めて誕生日ケーキをもらったとのことで嬉しそうな吉野レフェリーだった。