東京女子プロレスが被災地・七尾で全力ファイト!「私たちを見て少しでも元気が届けばうれしい」

東京女子プロレスが10月18日、石川・和田内スポーツセンター(七尾市)で『がんばろう七尾!能登!能登元気女子プロレス』を開催し、選手たちが全力ファイトで七尾に元気を届けた。
七尾は2024年1月1日に発生した能登半島地震で甚大な被害を受けた地域の一つ。震災から2年9ヵ月の月日が経ち、復興を目指してさまざまな取り組みがなされている段階だ。そんななか、今回『能登元気女子プロレス実行委員会』(和田内幸三実行委員長)のプロデュースにより、初の七尾大会が行われた。
大会開始前には石川県穴水町出身の演歌歌手・三輪一雄さんが『海と共に』を歌いながら会場に登場。この曲の作詞は和田内実行委員長が手掛けて、能登復興の応援歌となっており、場内を大いに沸かせた。
そして、茶谷義隆七尾市長が来場し「本当に多くの方にお集まりいただいて、ありがとうございます。また、この大会を実行していただきました和田内会長はじめ関係者の皆さま方に、心から感謝申し上げたいと思います。ご承知の通り、発災直後はトイレにも行けない方たちを受け入れた場所であります。また支援物資もここに集まって、南の方に分配された、そのような場所であります。2年9カ月が経って、このようなエンターテインメントができる。発災直後はまずこんなことは考えられなかったです。これは一歩ずつ復興に向かって進んでる証かなと思っています。まだまだ仮設住宅に入っている方、不便な生活をされている方、たくさんおられるとは思いますけど…。一歩一歩ですけど、前に向かって進んでいこうではありませんか。そのためにもこのプロレスを大いに盛り上げていただき、皆さん一人ひとりが元気を持っていただき、七尾市内だけではなく能登全体に、また市外県外からも多くの力をいただきながら、しっかりと力を合わせて復興させていきたいと思っております。今回、このようなプロレスを企画していただいたということは、なかなかできないことではないかなとは思いますけども、この和田内スポーツセンターに多くの方をお招きして、こういうことをしていただいた和田内会長に改めて感謝を申し上げると共に、皆さまのこれからの益々の元気とご活躍を心から祈念申し上げます」とあいさつした。
続いて、応援企業、協賛企業の代表者たち、さらに和田内実行委員長もリングに上がり、「あの震災から既に2年と9ヵ月、あっという間に歳月が経ちました。縁があって、今日女子プロレスを開催するにあたり、ここにおいでのスポンサーの皆さんです。私たちを支えていただき、今日のこの素晴らしい日を皆さんのおかげで迎えることができました。今日は楽しい思い、そしてこの厳しい環境のなかで多くの皆さんにご来場いただきました。改めて心からお礼を申し上げます。今日は素晴らしい選手の皆さま方がいろんな技を出していただけるということで、心に残るような1日になります。そして私どもスタッフも、最後まで安全でできるように最善の注意を払っていきたいと思います。どうか最後まで声援をいただいて、会場を盛り上げていただくことを心からお願い申し上げると同時に、今後の皆さま方のより一層の繁栄を心からご祈念申し上げます」とあいさつ。
そして『能登元気女子プロレス実行委員会』を代表して、和田内和美・七尾市議より、東京女子リーダー・山下実優に花束を贈呈。山下は「本日はご来場いただきまして、ありがとうございます。私たち東京女子プロレス、七尾市に来るのは初めてなので、今日ここで戦えるのを凄く楽しみにしています。今大会のタイトルである『がんばろう七尾!能登!能登元気女子プロレス』、このタイトルに沿って、一人ひとり全力で戦いますので、皆さま応援よろしくお願いします」と意気込みを語った。
その後は通常興行そのままに、アップアップガールズ(プロレス)の歌でスタートし、全7試合が行われた。メインイベントでは荒井優希&瑞希&高見汐珠(石川県内灘町出身)が中島翔子&上原わかな&鈴木志乃と対戦。11・8後楽園ホールでプリンセス・オブ・プリンセス王座を争う王者・荒井と挑戦者・中島にとっては初の前哨戦となった。
先発した荒井と中島はレスリングの攻防。石川県出身の高見は上原に反転式ミサイルキックを繰り出すなど地元で躍動。瑞希はプランチャで3人をなぎ倒した。荒井が中島にビッグブーツ、フルネルソンバスター。中島が荒井に619を決めると、鈴木がスリーパー。脱出した荒井は鈴木に変型ブレーンバスター。高見が振り子式ドロップキックで中島を排除すると、荒井がサソリ固めで鈴木を絞り上げてギブアップを奪った。
試合後、荒井は「皆さん、今日は東京女子プロレスを楽しんでいただけましたか? 初めて見てくださった方いますか? たくさん! 私たちはこうして初めて能登で興行をさせていただいているんですけれども…。能登のために私たちができることは、きっとこのリングで変わらぬ姿を見せることだと思っておりますので、そんな私たちを見て、誰かに少しでも元気が届けばうれしいなと思っております」とマイク。高見は「地元で試合できるのめっちゃ楽しいし、これからも石川県にもいっぱい元気を届けていきたいなって思いました!」と笑み。最後に荒井は「私たちが元気を届けるという立場ではあったんですけど、来てくださった皆さまからとても大きなパワーと元気をいただきました。たくさんのご来場ありがとうございました。またぜひ東京女子プロレスを見に来てください。本日はありがとうございました!」と大会を締めくくった。
バックステージで高見は「七尾は初めてで、いろんな大変なことがあった地域の方に、今日元気を届けられたんじゃないかなって思ってうれしかったし、やっぱり地域の方がいっぱい来てくれたので。東京女子を好きになってもらえたらいいなって思いました」と話した。山下は「東京女子が七尾市に来るのは初めてだったんですけど。本当にタイトル通り『頑張れ七尾、頑張れ能登』で、『能登元気女子プロレス』というのがタイトルだったんですけど、その通りに私たちも、その気持ちが伝えられるように全力で戦ったので、また七尾市に来たいなと思いました」と語った。
















