DDTvs新日本 一面対抗戦PART2~後編】サプライズ登場のTAKESHITAの奮闘で勝敗など吹っ飛び大団円で幕! ササダンゴ「ここまで新日本といい戦いができて、めちゃめちゃ楽しかった」

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 6月8日、東京・後楽園ホールで「DDTプロレスvs新日本プロレス 一面対抗戦PART2〜ササダンゴ軍vs矢野軍 5対5勝ち抜き団体戦~」(一面対抗戦実行委員会主催)が開催された。KOUNOSUKE TAKESHITAのサプライズ登場もあり、勝敗など、どこかに吹っ飛んで大いに盛り上がった。

 対抗戦は第5試合終了時点でササダンゴ軍は全員失格、矢野軍は矢野通が一人残りで、矢野は戦わずして自軍の勝利が決まった。

 試合がなかった矢野は「今のでDDT軍、ササダンゴ軍、終わりかよ! 放置かよ、オイ!」と興奮モード。スーパー・ササダンゴ・マシンは「矢野さんが後藤(洋央紀)さんを連れてくるのが悪いんでしょう」と返答。そして「ここで大事な告白をしなければいけません。ずっとDDTのためにここまで頑張ってきましたが、実はスーパー・ササダンゴ・マシンとしては、1度もDDTと契約を交わしていません。私はずっとふわっとDDTっぽくやってきましたが、DDTの選手ではない。DDTの代表ではない。なので私の負けはノーカウントでございます。DDT軍の資格がないんです」と言い出した。矢野は「だったらDDTの責任者呼べ!」と激怒。

 すると、CyberFight副社長の髙木三四郎が現れ「DDTの総大将・髙木三四郎だ!」と宣言。ササダンゴは髙木vs矢野を「ウェポンランブル地獄」ルールでやると強引に通告。試合形式は各軍が試合開始から1分おきに5個、公認凶器であるウエポンを出して使用可能になるルール。ササダンゴは「凶器は用意してない」とクレームも、ササダンゴは事前にYOHからアンケートを取って、矢野の分も用意してあるという。髙木が「俺はこのルールで負け知らずだ!」と言うと、矢野は「負け知らずだ? だったらやってやるよ!」と売り言葉に買い言葉で対戦を受諾。冷静に考えると、もはやササダンゴ軍vs矢野軍の対抗戦ではないような気もするが、そんなことはもはや関係ないのだろう。

 両陣営が出したウエポンは順番に、「金髪カツラ」(矢野)、CO2ガス(高木)、「矢野セット(イス、日本酒、ハサミ)」(矢野)、「メカマミー」(高木)、「トーチャーツール風セット」(矢野)、「テキーラwithバニー風の佐々木大輔」(高木)、「テキーラwithデスペラード」(矢野)。そして髙木は第4ウエポンとして、TAKESHITAをサプライズで投入。

 TAKESHITAは先頃、オカダカズチカを破り、AEWインターナショナル王座を戴冠したばかり。そんな多忙な身で、ウエポンのために米国から帰国した。TAKESHITAは矢野にジャンピング・ラリアット一閃。ここで矢野陣営の最後のウエポンとして投入されたのもTAKESHITA。

 TAKESHITAはリングにいたまま立場を変えて、髙木と殴り合いからブルーサンダー、さらにワガママを狙うと、髙木が止めた。髙木が「TAKESHITAはDDTの所属なんだよ!」と抗議すると、5月にTAKESHITAは新日本隊に合流したとあって、矢野は「新日本の所属でもあるんだよ。本隊!」と言い争いに発展。

 ササダンゴは「契約に関するセンシティブな問題かもしれません」として、矢野が新日本の責任者・棚橋弘至社長をリングに呼び出した。

 髙木が「今回、DDTが先にオファーしてたんすよ」と抗議すると、棚橋社長は「TAKESHITA選手には、新日本の同世代の若い選手たちと切磋琢磨して、新日本のKONOSUKE TAKESHITAをもっと見たいんです」と答え、堂々巡り。

 ササダンゴは「こういうのは3団体所属の弊害なんじゃないのかね。少なくとも今日この場においては、DDTの味方をするのか、新日本の味方をするのか、改めて二人にプレゼンしてもらって、TAKESHITAにどっちの団体に味方するのか決めてもらおうじゃないですか?」と提案。

 もはや試合どころではなくなったが、プレゼン合戦となり、髙木は「TAKESHITA、お前が15歳の時に俺にmixiのメッセージ経由で、“プロレスラーになりたいんです。テッペンを取る自信があるんです”と言った。そのお前に惚れて、DDTの所属に迎え入れてやってきた。AEWのチャンピオンになっても、『G1 CLIMAX』で優勝しても、IWGPのチャンピオンになっても、最後に帰ってくるのはこのDDTだと俺は信じている。一緒に世界のテッペンを目指そうぜ!」と訴えた。

 一方、棚橋社長は「TAKESHITA選手、両国でやったシングルマッチを覚えてますか? あの時、あなたの可能性を僕は凄く感じました。もっと筋肉つけて、もっとヘビー級の選手の中で戦っていけば、もっともっと凄い選手になる。そう確信しました。そして今、新日本プロレスの所属になって、『G1』で優勝し、僕はこれからもあなたに期待したいです。新日本プロレスの戦い、これからも見せてください。よろしくお願いします!」と熱く語りかけた。

 ササダンゴはTAKESHITAがファイナルローズを渡した側に、今回は味方になると説明し、どこかの恋愛リアリティー番組のような展開に。TAKESHITAは「僕が子供の時に新日本プロレスを見て、子供の頃のTAKESHITA少年に夢を与えてくれた新日本プロレス。そしてその夢を叶えてくれたDDTプロレス。その二つの団体への感謝と恩返し、その気持ちだけでこの二つの団体に所属しています。棚橋さん、この1年は外敵のような存在で新日本プロレスで戦ってきましたが、これからは新日本プロレス本隊として内側からもしっかり守れるように頑張っていきたいと思います。髙木さん、モバゲー、mixiで連絡してから、ここまで来ました。僕、もっと頑張るので、DDTで東京ドームへ必ず行きましょう!」と思いの丈を吐露。

 TAKESHITAは二人の手を取り合い、二人にファイナルローズを渡そうとするが、矢野は「ちょっと待て! 両方選ぶなんて、虫のいい話はこの世に存在しねえんだよ!」と激怒。ササダンゴも「そんな結末、誰もが納得するわけねえだろう。ファイナルローズに謝れ! さっきも髙木さんに簡単に東京ドームやりましょうねって、適当なこと言いやがって。DDTがうかつにドームに進出して大コケしたら、俺たちは路頭に迷うんだぞ! お前はあと2団体あるからいいよな! 俺たちはもう終わりだからね!」と怒り出した。

 そして、矢野が「どっちも選べないなんて、そんな虫のいい話は通用しねえんだよ! 俺ら二人でお仕置きだ!」と言い出すと、ササダンゴは「根本的に甘いんだよ!」と言って、なぜかササダンゴ&矢野vsTAKESHITAのハンディキャップ戦に発展。ハンディ戦もなんのその。TAKESHITAはラリアットで2人まとめて吹っ飛ばすと、ササダンゴにレイジングファイヤーを決めて勝負あり。

 試合後、TAKESHITAは「どうしても伝えたいこととか、ちゃんと僕の気持ちってファンの皆さんにもそうだし、DDTの人たちにも新日本プロレスの人たちにも、ちゃんと伝えてなかったなって。それがずっと僕の中で引っかかってて、それを今日どうしても伝えたくて、あの坂井さん(ササダンゴ)に手伝ってもらって、昨日パワポ作ってきました」と言うと、「私が3つのプロレス団体に所属する理由」をテーマに、まさかのTAKESHITAのパワポがスタート。

 TAKESHITAは「いろんな声が僕の元にも届きます。(新日本から)もっと国内の巡業にも参加してほしい、(DDTから)俺たちもドームに連れてって、(AEWから)絶対引き抜かせないからなって。なぜ3団体に所属してるのかというと、理由は本当にシンプルなんです。プロレスをもっとたくさんの人に届けたいと。欲を言えばそうですね。TAKESHITAのプロレスをもっとたくさんの人に、一人一人に届けたいっていう、本当にこれ本心で、もう多くの人に見てほしいから、今も3団体所属やらせてもらってます」

「去年の『一面対抗戦』を見ていて思ったこと。自分も一面対抗戦に出たい。フロリダの自宅でスマホ越しに生配信見てました。なぜ新日本プロレスにもDDTにも所属している僕がその場にいないのか? 去年もめっちゃ面白かったじゃないですか。自分がいなかったことが、去年一番悔しかったことなんです。僕、見ててすぐにこう思ったことというか、気づいたことがあって、すぐにササダンゴ・マシン選手にLINEしました」

「僕は世界のプロレス団体を統一したいと。そのためにはやっぱり僕自身がまず、世界一のプロレスラーにならないとダメなんですよ。そのために、今もアメリカに住んで、世界で戦ってます。もっと先の未来のプロレス界のために、今、僕が最前線で最先端で一人ででも戦って、その世界を作るために。もう少しだけ、僕に世界で戦う時間をください。絶対世界一になって、世界のプロレス界を統一して。本当にここにいるファンだけじゃない、この見てくれてる人たちも、私こそはプロレスファンだという人たちがね、プロレスこそ一番面白いんだと胸を張って言える世界を僕は絶対に作ります! なので、僕をもう少しだけ応援してもらって、ぜひみんなで最高の世界を、プロレスが一番だと言える世界を作りましょう!」と、おしゃべりマシンのササダンゴも真っ青の熱弁を振るった。

 場内が大きな拍手に包まれるなか、TAKESHITAはリングに戻ると、矢野と握手。すると高木が「オイ、ちょっと待てよ! いい感じな風になってんだよ。これ対抗戦だろ。お前、どういうことだよ。ふざけんじゃねぇ。お前ら全員、俺が鍛え直してやる!」と宣言。

 髙木はTAKESHITA、ササダンゴ、矢野の3人に言ったつもりだったが、矢野の呼び掛けで出場した全選手が登場し、集団で髙木に襲い掛かり、トレイン攻撃。最後はTAKESHITAがストーンコールド・スタナーを繰り出して、3カウントを奪取した。

 ササダンゴは「新日本プロレスのファンの皆さん、たくさん集まってきてくれてると思います。映像で見てくださってる方もたくさんいると思います。竹下幸之介を本当にこれからもよろしくお願いします。今まではちょっと言葉が足りなかったりとかあって、なかなか分かってもらえないところとかも、たくさんあると思うけど。めっちゃ面白い奴で、めちゃめちゃいい奴で、めちゃめちゃ最高のプロレスラーなんで、どうかこれからも仲良くしてあげてください! 本隊の皆さんも、よろしくお願いします!」とマイク。

 矢野は「今日の勝者はKONOSUKE TAKESHITAですね」と話し、棚橋社長は「これからもプロレス界盛り上げてやってくれよ」とTAKESHITAを激励。最後は「いくぞー! 3、2、1、愛して、マッスル! マッスル!」の大合唱で、大団円となり大会はハッピーエンドで幕を閉じた。

 その後、ササダンゴと彰人が慌てて戻ってきて「忘れてた」と言うと、ダッシュで南側にある関係者控え室へ。ドアには「5番目のウエポン様」と書かれており、扉を開けると、髙木のウエポンとして待機していた拳王の姿が。待たされたうえ、出番がなく激怒の拳王に、ササダンゴと彰人が陳謝したのだった。

 大会終了後、ササダンゴが「2度目の一面対抗戦でしたけども、今思ったんですけど、どっちが勝ったんでしょうか?」と言うと、彰人は「勝ち負けなんか、別にどうでもいいんじゃないですか」と回答。TAKESHITAは「あとでちょっと採点してみましょう」と発言。続けて、ササダンゴが「2度目の一面対抗戦、DDT代表として、ササダンゴ軍のメンバーとして、こんなグチャグチャな大会に協力してくださって、本当に皆さん、ありがとうございました。最高に楽しかったし、メンバー的には勝たなきゃいけないんだけど、まあここまで新日本といい戦いができて、めちゃめちゃ楽しかった」と笑み。彰人が「TAKESHITAが海外とか新日本プロレスとかで活躍してる間に、僕らはドームを目指せるように頑張るんで。時が来た時には必ずDDTでドーム、やりましょう!」と言えば、TAKESHITAは「みんなで上がっていきましょう」と答えていた。

 この後、TAKESHITAは9日にいったん米国に戻った後、再度日本に戻り、新日本6・14大阪城大会でタイトル戦に臨むという。日米を股にかけた3団体所属のTAKESHITAに休息の暇はなさそうだ。

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