荒井優希が山下実優に痛恨の秒殺負けでぼう然自失!「涙も出ないくらいショックです」

東京女子プロレスが12月21日、東京・東京たま未来メッセで『せ~の、メリークリスマス!2025』を開催した。名古屋・栄を拠点とする人気アイドルグループSKE48の元メンバー・荒井優希が初代リーダー・山下実優とのシングルマッチで痛恨の秒殺負けを喫した。
今年3月でSKE48を卒業した荒井は4月からプロレスに専念し、念願だった海外遠征も経験。7・21大田区では同団体最高峰のプリンセス・オブ・プリンセス王座(当時の王者は瑞希)に初挑戦するも惜敗。その後もコツコツと地道に経験値を上げてきた。
今大会では『9大シングルマッチ(各7分1本勝負)』が行われ、元SKE48の谷真理佳さんの抽選により組み合わせが決定。荒井は山下との一騎打ちが決まった。
荒井はデビュー1年目の2021年12・18名古屋で山下との初のシングル戦に臨み完敗。2023年8・12後楽園での『東京プリンセスカップ』準決勝で約2年ぶりに山下と対戦するも惜しくも敗れた。あれから2年4ヵ月の月日を経て、3度目の一騎打ちに挑んだ。
『9大シングルマッチ』の最終試合として行われた、この一戦はロックアップから始まり、山下がフロントヘッドロック。荒井はロープに押し込んで抜け出すとエルボー連打。山下はエルボーで返すと、首投げ。荒井はビッグブーツ、串刺し式ビッグブーツで反撃。山下のカウンターのハイキックがヒットし、荒井がダウン。立ち上がると、山下がもう一発ハイキック。そして狙いすましたSkull kickを叩き込んで3カウントを奪った。
わずか65秒での敗戦に荒井は「くじで山下さんとの対戦が決まってチャンスだと思ったから、7分という短い時間だけど絶対に今までの全部をぶつけて勝ちたいと思っていたので…。自分の思い描いていた、想像していたこうなりたい自分と、今日の自分がかけ離れすぎていて、自分でも涙も出ないくらいショックです。幻だったのかなと思うぐらい一瞬だったので、悔しすぎて向き合いきれてないんですけど、もう年も変わるし、来年に向けて荒井もできることやりたいし、自分としても一番ピークに持っていけるようにと思っていたタイミングでの秒殺、今までで一番次に続けられなかった試合になってしまった」とぼう然自失。そして「1回自分と向き合う時間をつくって、自分なりに一歩前にまた踏み出せるように頑張りたいと思います」と声を絞り出すのに精いっぱいだった。
山下は「まだまだですね。でも私が多くを言わなくても、荒井本人が分かっていると思います。これからどうしていくべきか。今日この試合でどう荒井が思ったか。そこが分かっていれば、これからの荒井が楽しみだなと思います。私はおまえをいつでも倒せる。私は負けないです」と期待を込めて厳しい言葉を投げかけた。
年内の試合は12・27新宿FACEがラストとなる。この手痛い敗戦を契機に、2026年、荒井がどう立て直しを図っていくか注目されるところ。
















