永島勝司 ゴマシオ親父のつぶやきR[第17回]

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プロボクシング界の問題一家、亀田三兄弟の長男興毅の世界挑戦がやっと決まった。10月16日(日本時間17日)米国シカゴでWBA世界スーパーフライ級王者の河野公平(ワタナベ)との世界戦がやっと決まった。
これまで何度も対戦が予想されていたが、亀田の日本での興業が不可能な為又、WBAの強制入札の件などがあり再三再四延期されていた。亀田は「待ちに待った四階級制覇する舞台が整った。これまで延期続きで苦しい時期もあったが、取り敢えず決まってホッとしている。勝負の世界に絶対は無いけど俺は、99.999%勝つ!」と、宣言している。

ここまで、亀田一家に対してのJBC(日本ボクシングコミッション)の無謀とも思われる日本でのライセンス剥奪騒動は今だに何の進展も見られない。と、言うよりもむしろ、無視されているとも言える。
確かに、亀田三兄弟に対しては色々批判もあるが、その注目度と人気は依然根強いものがある。しかし、JBCはこの問題を解決する為の妥協案さえも出していない。

さて、ここで問題がある。今回の世界戦で、王者河野が肋骨を痛めて亀田との世界戦を延期した経緯もある。ずばり言えば亀田の四階級制覇のチャンスは十分に可能だ。そして、このままいけば亀田が新チャンピオンとなった場合、日本人の王者でありながら日本で世界戦ができない。という、大変歪(いびつ)なことになる。はたしてJBCがそこまで今後を考えているのか? 誠にもっていただけないことになる。
昨年11月のノンタイトル戦で勝利して以来11カ月ぶりの試合となる亀田は、焦らない限り新王者の誕生はかなり確率は高いと、俺は思う。俺の友人でもある世界チャンピオンズ会、会長のガッツ石松も何とか亀田問題を解決する為努力しているが、どうやらJBCの壁があまりにも厚いようだ。

興毅そのものも相変わらずチャンピオン河野のジムを急襲し、悪態を付いて物議を醸しだしているが、弟二人が6日にアメリカで敗れた事もある。ここは奮起一番、亀田興毅よ! 世界王者を奪取して黄金のベルトをJBCの前に突き出してやれ! そうならないとこの騒動は収まりそうもないし、これが本当の下剋上だ。期待してるぞ、亀田!

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