望月成晃が大家健を蹴殺しSOG無差別級王座V3!石井慧介が12・27後楽園で挑戦へ

ガンバレ☆プロレスが11月29日、東京・高島平区民館で「ウィッカーマン2025」を開催した。スピリット・オブ・ガンバレ(SOG)世界無差別級王者の望月成晃(ドラゴンゲート)が挑戦者・大家健を蹴殺し、3度目の防衛に成功。元王者の石井慧介が名乗りを挙げ、今年最後のビッグマッチとなる12・27後楽園ホールでの挑戦が決まった。
闘龍門の元練習生だった大家は4・11後楽園で、当時名前すら覚えてもらえなかったほどの大先輩・望月と一騎打ちを行い玉砕。その後、大家は望月とのタッグ結成を熱望し、7・19新木場で今成夢人&冨永真一郎に勝利。試合後、大家はSOG世界タッグ王座への挑戦をアピールするも、望月が却下。望月はSOG無差別級王座への挑戦を表明し、当時王者の今成に挑戦。8・26後楽園で望月は今成を破って王座戴冠。10・13高島平で勝村周一朗(両者KO)、11・9新木場でまなせゆうなの挑戦を退けてV2を果たすと、大家が土下座までして挑戦を懇願した。
8ヵ月ぶりのシングル戦で意地を見せたい大家が強烈な張り手を見舞えば、望月も張り手で返す。大家がエルボー連打を叩き込めば、望月はミドルキック連打で応戦。大家がヘッドバットを連発すれば、望月は三角蹴り。大家の炎のスピアを望月がかわすも、大家がドラゴン・スープレックス、スピアもカウントは2。張り合いから炎のスピアをキャッチした望月はツイスター。さらに蹴りの連打を繰り出すも、大家が炎のスピアで逆襲も2カウント。望月のフロント・ネックロックを大家がブレーンバスターで返すも、望月は怒涛のキック連打。ドラゴン・スープレックスを2カウントで返されると、真・最強ハイキックをズバリと決めて望月が3カウントを奪取した。
望月は「4月にやったときより、だいぶマシになったな。差は縮められたと思う。だけど、俺は60になろうが、70になろうが、紙一重になろうと、紙0・5になろうと、おまえには追い付かれないからな。悔しかったら、おまえがもう1回俺の前に立ってこいよ」と投げ掛けた。そして「次、誰が来るんだ? このままだったら俺がベルト持ったまま、2026年を迎えるぞ。それでいいのか?」と問うと、石井がリングイン。石井は「いつでも行ける準備はできている。こうなったら、あなたを倒すのは俺だと思ってる。リング上では初めまして。俺のこと知ってますか?」と言うと、望月は「ニールキックの石井か…。知ってるよ。確か、10年前、ブロックは違ったけど、おまえと全日本のジュニアリーグ戦に出てたな。おまえと当たることはなかったけど、おまえのニールキックと俺のハイキック、どっちが強いか勝負しようじゃねぇか」と受諾。三島通義社長が12・27後楽園でのタイトル戦を決定した。石井は「今まで後楽園のメインに6回出てるんだけど、1度も勝ってリングを下りたことがないんで、7度目は俺が望月を倒してチャンピオンになるからな」とキッパリ。望月は「6度あることは7度あるからな。覚悟しとけ」と応じた。
石井が退場し、望月が「俺が毎回締めるのもなんだから。集会とかやってるんだろ」と言うと、大家は「集会はこのタイミングでやるんじゃなくて、大会後にやるんです」と説明するも、そのままリング上でざっくばらんな“なんちゃって集会”を実施。最後は大家の音頭で「ガンバレ、マサアキ!」で締めくくった。
大会後、望月は「こう早く再戦となって、あいつに上積みがあったのかどうか分からないけど、気合も入ってただろうし。もしかしたらガンバレ☆プロレスのなかで、一番負けられないのが大家健かもしれない。あいつが闘龍門にいたという歴史もあるし、俺もドラゴンゲートに在籍してる以上、一番負けられないのが大家健だったかもしれない。あいつの意地は見た。(次は石井だが?)彼とは接点なかったけど、全日本のジュニアリーグ戦に出てて、ニールキックで勝つ奴がいるんだって…俺も蹴り使いとして気になった選手だったんで。今年最後の後楽園、ここで獲られたら俺の今までの努力がムダというか、年は越したいというのはあるんで。未知数だけど、俺のやり方でニールキックを上回るハイキックで勝ちたいと思います」と防衛宣言。
挑戦が決まった石井は「大家さんも獲れなかったんで、望月さんからベルト獲れるのは俺しかいないと勝手に思って、名乗りを挙げさせてもらいました。後楽園で6回メインに立って、1回も勝ってないんで、プロレス人生で1回くらい、メインを自分で締める日が来てもいいんじゃないかって。自信しかないです」とベルト獲りを誓った。
















