超日本12・29新宿でMIKAMI&佐々木貴の“DDTレジェンドタッグ”が実現!「一若手に戻る気持ちで試合に挑ませてもらいます」

髙木三四郎30周年プロジェクト『超日本プロレス~come again 2025~』が10月14日、東京・新宿FACEで開催された。12・29新宿での年内最終大会でアーリーDDTを彩った“レジェンド”のMIKAMI、佐々木貴がタッグを組むことが決定した。

超日本ではDDT旗揚げメンバーで、現在はフリーで活躍するMIKAMIがレギュラー参戦。この日、第3試合に出場したMIKAMIは政岡純とのコンビで、翔太&塚本竜馬、バラモンシュウ&バラモンケイとの3WAYタッグマッチで対戦。試合はシュウが翔太を五体不満足でフォールし、MIKAMIは白星を挙げられなかったが元気いっぱいのファイトを披露した。
試合後、髙木三四郎がリングインし「DDTの名前を決めるとき、野澤(一茂=NOSAWA論外)が超日本プロレスって言いだして、俺らが猛反対して、ドラマティック・ドリーム・チームになったんだよな。超日本プロレスがもし、あのとき、俺たちがやった団体なら、どうなってたんだろう?って検証する大会なんだ。だから、俺はこの男と組んでもらいたいと思って呼んでるんです」と言うと、FREEDOMS代表の貴が登場。
髙木は「そもそも、この2人はほとんど組んでないんだよ。あのとき、DDTじゃなくて、超日本プロレスって名前だったら、どうなってたんだろうって思って。だから、俺は2人のタッグが見たいです」と熱望。
それに対して、MIKAMIは「2人のタッグはよっぽどじゃなきゃないよね。ライバルだったし…」と言えば、貴は「プレ旗揚げ戦にお手伝いに来て、髙木さんの試合を見て直談判して、旗揚げ戦から所属にしてもらいました。超日本プロレス、昔のDDT臭のする懐かしい団体です。ぜひ出させてください」とアピールして、MIKAMIと握手を交わした。
MIKAMIと貴は2001年12月にはKO-Dタッグ王座を戴冠したこともあるが、DDTではほとんど敵対関係にあったため、レアなコンビ結成となる。バックステージで貴は「超日本プロレスがスタートしたのであれば、DDTじゃなくて超日本だったらどうなってたかを、一若手に戻る気持ちで試合に挑ませてもらいます。いつぶりか分からないMIKAMIと組みますけど、あのときの気持ちを思い出して、組んだり戦ったりしてもいいと思うし、フレッシュにいきましょう」、MIKAMIは「俺とおまえのことを検索しても、戦ったことしか出てこないくらい久しぶりだと思う。最近のお客さんは分からないと思うけど、そういうドラマもあるし。オールドファンとかビックリすると思う」と意欲を見せた。
また、セミファイナルでは藤沢出身の諏訪魔と上福ゆきが“チーム湘南台”を結成して、アップタウンの黒潮TOKYOジャパン、花園桃花組と対戦。チーム湘南台はアップタウン勢のトリッキーな動きに手を焼いたものの、最後は諏訪魔が上福を持ち上げて、合体技の諏訪魔式フェイマサーを決めて、上福が花園に勝利。
バックステージで諏訪魔が「見ただろ! チーム湘南台は強いし、いいところだぞ!」と言うと、上福は「いっぱい藤沢の街を盛り上げていくから! 海岸沿いのゴミ拾いから始めませんか?」といささかチグハグだった。