【試合詳細】9・27 アイスリボンSKIPシティ大会 勝愛実&神姫楽ミサ&真琴vs星いぶき&松下楓歩&しのせ愛梨紗 梅咲遥vs若菜きらり Yappy vs柳川澄樺

『アイスリボン1446 in SKIPシティ』
日程:2025年9月28日(日)
開始:12:00
会場:SKIPシティ多目的ホール
観衆:124人
▼シングルマッチ15分1本勝負
○羽多乃ナナミ(ディアナ)
10分13秒 片エビ固め
●緋彩もえ(hotシュシュ)
※セカンドロープからのボディプレス
▼トライアングルリボン15分1本勝負
○緋彩ませ(hotシュシュ)
7分43秒 飛びつき腕十字固め
●りこ
※もう一人はトトロさつき
▼シングルマッチ15分1本勝負
●Yappy
9分12秒 反則
○柳川澄樺(フリー)
※凶器を使用してのレフェリー暴行ならびにチェーンによる攻撃
▼若菜きらり試練の七番勝負 第六弾 15分1本勝負
○梅咲遥(ディアナ)
11分36秒 チェーンリストアームサルト
●若菜きらり
▼6人タッグマッチ30分1本勝負
●勝愛実/神姫楽ミサ(フリー)/真琴(フリー)
17分59秒 グッドいぶニング
○星いぶき/松下楓歩/しのせ愛梨紗(hotシュシュ/飛鳥)
リボンタッグを戴冠したヴィクトリアピンキーが真琴を加え6人タッグに挑むも若手のPrime LinkとH!Flyの合体トリオに敗北!きらりが七番勝負で梅咲に敗北!
入場式
SKIPシティ大会入場式の代表挨拶に立ったのは若菜きらり。「どうも、アイスリボンのセンターになりたい若菜きらりでーす!本日は七番勝負の六番目、梅咲遥選手が相手です。この可愛い顔面を鬼の形相にさせたいので、皆さん、応援よろしくお願いいたします!」と語り、SKIPシティ大会のスタートを宣言。
第1試合
2019年、中学1年のときにディアナでデビューし、8月4日にはゴキゲンプロレスで行われたトライアングルリボン王座決定戦で第54代王者に返り咲いたナナミ。現中学生レスラーのもえにとっては同じ道をたどっているナナミは気になる存在でもある。
ロックアップでスタート。ロープに追い込んだナナミがクリーンブレイク。2度目のロックアップから腕の取り合いとなり、ナナミがヘッドロックを決める。グランドに持ち込むも、もえがヘッドシザースで切り返す。逃れたナナミがもえの髪を掴んでコーナーに投げ飛ばし顔面踏みつけ。中央に持ち込んで逆エビ固めから逆片エビ固め。
ロープに逃れたもえの膝裏に蹴りを入れたナナミはレッグロックを狙うが、もえが下から蹴りを入れて逃れる。もえが上を取ってのエルボー連打から逆片エビ固め。ナナミがロープに逃れる。エルボーの打ち合いからナナミがもえをコーナーに振っての串刺しボディアタック。ナナミがカバーもカウント2。
もえがナナミのエルボーの腕をキャッチして脇固めでグランドへ。ロープに逃れたナナミに乗っかったもえが観客にアピール。ナナミをコーナーに振ろうとするが、ナナミが逆にもえを振り飛び込む。これをかわしたもえがローリングエルボー、ドロップキック3連発からエルボー連打もエルボーで返したナナミがボディスラムから再度、逆エビ固め。ロープに逃れたもえがカウンターの正面ドロップキックでカバーもカウント2。
もえが倒立プレスでカバーもカウント2。
コーナーに上がったもえに追いついたナナミが抱え上げてボディスラム。カバーもカウント2。
ナナミが膝をついた状態でスリーパー。そのままナナミが起き上がって絞め上げる。なんとかロープに手を伸ばし逃れたもえがナナミの飛び込みをかわしてエビ固めもカウント2。
もえがラ・マヒストラルもカウント2。
もえが続けてラ・マヒストラルもカウント2。
ロープに飛んだもえにナナミが飛び込みラリアット。ボディスラムでナナミがカバーもカウント2。
ナナミがコーナー2段目からのダイビングボディプレスでカウント3を奪った。
第2試合
5月25日に行われた北沢大会ではトトロ相手に1対2のハンディ戦で挑むも、トトロに圧倒されたませとりこ。今回はそれぞれが別コーナーに分かれてのトライアングル戦で、再びトトロと対戦することになった。一方のトライアングルリボン王座獲りに執念を燃やすトトロは試合前、客席後方にトライアングルリボン王者のナナミ用に席を用意したことをアピール。しかし肝心のナナミの姿がない。椅子の近くにいた松澤さんが座ろうとするが、これは藤本が全力で阻止。そしてバックステージに戻った藤本がナナミを連れて戻ってきた。「こんな目立つところに座るんですか?」と嫌がるナナミ。強引に藤本がナナミを座らせ、それを見届けたトトロが試合開始のゴングを要請し、試合がスタート。
トトロの正面に並んで立ったませとりこが「来い!」と片手を上げる。トトロが2人相手に力比べへ。トトロが2人まとめて押しつぶしにいこうとするが、ませとりこがトトロの足を踏みまくってロープ際に追い込む。2人でロープに振ろうとするが、トトロは微動だにしない。トトロが2人にエルボーを入れ、順番にコーナーに振るとまとめて串刺しにしようと飛び込むが、ませが「トトちゃん待って!」とトトロを止め、トトロの強さを褒め称えトトロに共闘を申し込む。
気をよくしたトトロはりこに襲い掛かり、髪を掴んで投げ飛ばす。続けてませもりこを投げ飛ばす。トトロがませをおんぶしての串刺しボディアタックをりこに決める。ハイタッチしようとするトトロとませだが、ませがスクールボーイを仕掛ける。これをこらえたトトロがませを肩口に抱え上げる。ませがバックに回ってトトロの両足を持つとエビ固めを狙う。もちろんトトロは動かない。
トトロがヒップドロップもませがかわす。ませが膝立ちのトトロの足を踏みつけまくる。ませがヘッドシザースドロップでカバーもカウント2。
ませがローリングボディアタックもトトロがキャッチして膝の上に落とす。ませをロープ際に転がしたトトロがその上に乗ろうとするが、ここでませのセコンドのタニーマウスがリングインしトトロを止めようとする。しかしタニーがトトロに吹っ飛ばされ、ロープ際でトトロの物置攻撃の犠牲になってしまう。タニーを助けに入ったませだが、トトロが捕まえて逆エビ固め。
りこが入りなんとかトトロをカットする。りこがトトロにエルボー連打。トトロのエルボーの反撃を食らいコーナーに飛ばされるも、りこがコーナーに乗ってのミサイルキック。倒れないトトロにりこがエルボー連打。まったくダメージのないトトロにりこが飛びついてのクリスト。ロープに逃れたトトロにりこが619を狙うが、りこをキャッチしたトトロがりこを持ち上げマットに落とすとボディプレス。りこがかわす。倒れたトトロに飛びついたませが丸め込みを狙うが、トトロが潰してカバー。カウントは2。
ませとりこが2人がかりでトトロにエルボーもトトロが2人をボディスラムで叩きつけてボディプレス。かわした2人がダブルの低空ドロップキック。ここでタニーがエプロンに上がり、ませと2人でトトロの手首をテープを使ってロープにグルグル巻きにする。トトロを動けなくしたませはりこを襲うが、りこがDDTでカバー。カウントは2。
ませが飛びつき式腕ひしぎ十字固めを決め、りこからギブアップを奪った。
トライアングル戦を制したませは試合後、マイクを手にすると「緋彩ませ、プロレスデビュー2年目で初めてベルトに挑戦したいと思いました!そのベルトはトライアングルリボン。ナナミさん、リングに上がってください。」とトライアングルリボン王座挑戦をアピール。リングに上がったナナミは「緋彩ませ選手、勝利おめでとうございます。(トトロを見て)なんでそんなになっているんですか?椅子を用意してくださったのに、きっとトトロさんが勝つと思っていたんですけど、まさかませさんが勝つとは。ベルトに挑戦したいということで、私はもちろん防衛を積み重ねていきたいと思っているので、挑戦はもちろん受けます。いつだろう…だったらアイスさん(のリング)でやりましょうか?日にちって…(トトロにマイクを向けて)わかりますか、直近っていつですか?」とませの挑戦を受け、その日にちをトトロに確認。「なんで、この状態の私に聞くんや!マイク向けられているから言わせてもらうけど、私、前々から他団体に出ていったベルトをハンティングして回っている。もちろん、そのトライアングルのベルトもアイスリボンに獲り返したい。だから、そのベルト、挑戦させろー!10月13日の横浜、ナナミさんスケジュール空いてるよね?御社にも確認済みなんですよ!」とトトロ。ナナミは「ありがとうございます。でも私が勝つと思いますよ、今のままだと。でもその目力と気合、むちゃくちゃ伝わったので、この3人で防衛戦、お願いします。」とトトロの挑戦、横浜でのタイトル戦を快諾し、ロープに固定されたトトロを残し、ませと共にリングを降りた。
第3試合
9月21日のインイタ大会で久令愛と引き分けた柳川。試合後、久令愛が差し出したB.B.(=Bad Butts)Tシャツをその場で叩きつけてB.B.入りを拒否した柳川が、今度はYappyとのシングルマッチに臨んだ。トトロがロープにくくられたまま、2人が入場。チェーンを隠し持って入ってきたYappyがゴングと同時に柳川を急襲。エルボー連打からタックルで倒してカバーもカウント2。
柳川を引き起こしたYappyはトトロに柳川を投げつけ2人まとめてヒッププレス。さらに柳川をコーナーに振っての串刺しヒップアタック、串刺しラリアット、雷電ドロップでカバーもカウント2。
Yappyが変形羽根折り固め。自ら外すとB.B.プレートでなぜかトトロに一撃を加え、柳川を再びトトロに叩きつける。柳川がYappyをコーナーに振り飛び込むも前蹴りでかわしたYappyが絞首刑。中央に戻してのヒップアタックでカバーもカウント2。
柳川がYappyのエルボーをカットしてバックスピンキック、串刺しジャンピングニー串刺しダブルニーアタックでカバーもカウント2。
ここで柳川がトトロのテーピングをほどこうとするが、なかなかほどけず。Yappyが柳川をどかせてテープをほどき、やっとトトロが解放された。2人にいいように使われたトトロは2人をコーナーに振っての串刺しボディアタックを決め、汗だく状態でリングを降りた。
試合再開。柳川がボディスラムを狙うが、Yappyがこらえる。柳川がバッククラッカーでカバーもカウント2。
柳川の蹴りをかわしたYappyがドラゴンスリーパー。ロープに逃れた柳川の背後からコスチュームのベルトを取り出したYappyが攻撃を仕掛けるも、レフェリーが止めベルトを奪う。Yappyがストンピングから飛び込み開脚ヒップアタック、ギロチンドロップでカバーもカウント2。
Yappyがカツ丼でカバーもカウント2。
エルボーの打ち合いから柳川のソバットをかわしたYappyがアバランシュホールドでカバーもカウント2。
柳川がスピンハイキックでカバーもカウント2。
柳川が0101でカバーもYappyが反転し、カウント2。
柳川がソバットからダイビングヒップアタックもYappyがかわし柳川のコーナーから入場アイテムのバスタオルを奪うと柳川の頭にかぶせる。さらにB.B.プレートで脳天を痛打。止めに入るレフェリーもB.B.プレートで頭を痛打し、柳川にカウンターのアックスボンバーを決めカバーもレフェリーが起き上がれずにノーカウント。コーナーからチェーンを持ち出したYappyが柳川の首にチェーンを巻きつけて絞め上げる。度重なるYappyの暴走にレフェリーが試合を止め、柳川が不完全燃焼の反則勝ちを収めた。
第4試合
七番勝負も残り2試合となったきらり。6番目の相手は現W.W.W.D世界シングル王者で、若くして団体を背負うエースになったディアナの梅咲との一戦。握手を交わしてコーナーに戻ろうとする梅咲の背後から横入式エビ固めを決めたきらり。カウントは2。
さらにエビ固め、丸め込み、首固めと仕掛けるもいずれもカウント2。
きらりがドロップキックもこれを払い落した梅咲が膝立ちのきらりに正面ドロップキック。さらに滞空時間の長いボディスラムでカバーもカウント2。
きらりをコーナーにはりつけた梅咲がはりつけドロップキック。場外に落ちるきらり。上がってきたところを梅咲がストンピングから逆エビ固め、キャメルクラッチ、逆片エビ固めとつなぐ。きらりがエルボーも、梅咲もエルボーを返すとボディスラムでカバー。カウント2。
きらりがミサイルキック、ローリングネックブリーカードロップでカバーもカウント2。
きらりがボディスラムを狙うが梅咲がこらえる。きらりがエルボー連打。梅咲が両手を広げて連打を受け止める。そして渾身のエルボー1発できらりを吹っ飛ばし抱え上げるが、バックに回って着地したきらりがロープに飛んで飛びついてのクリスト。梅咲がロープに逃れる。きらりがドロップキック4連発でカバーもカウント2。
きらりがボディスラムを決めミサイルキックでカバーもカウント2。
梅咲がエルボーからブレーンバスターでカバーもカウント2。
梅咲が逆エビ固め、逆片エビ固めもきらりがロープに逃げる。ロープにきらりを追い込んで梅咲が高い位置からの飛び込みドロップキック。カバーもカウント2。
梅咲がミサイルキックでカバーもカウント2。
梅咲が旋回式ボディプレスもきらりがかわす。きらりが飛び込んでの回転エビ固めもカウント2。
梅咲がラ・マヒストラルを仕掛けるも切り返したきらりがラ・マヒストラル。カウント2。
きらりがカサドーラもカウント2。
きらりがフットスタンプで再度、丸め込みも梅咲が反転。カウント2。
きらりが再度、反転しフットスタンプ、ダイビングフットスタンプでカバーもカウント2。
梅咲がブロックバスターでホールドもカウント2。
梅咲が逆エビ固めを狙うもきらりが切り返して丸め込み。カウントは2。
きらりが上になってのエルボー連打で梅咲を起こすも梅咲がエルボー2連打できらりを吹っ飛ばしてカバーもカウント2。
梅咲が旋回式ボディプレスでカバーもカウント2。
梅咲がアメジストクロスでカウント3を奪った。
試合後、マイクを手にした梅咲は「皆さん、若菜きらりの頑張りいかがでしたか?きらりちゃん、絶対、アイスリボンのセンター獲れるよ。久々にアイスさん参戦させていただいたんですけど、自分がよく参戦させていただいてた頃とはメンバーが変わったりしましたけど、きらりちゃんがいるアイスリボンに参戦できて、めちゃめちゃ嬉しかったし、楽しかったです。またよろしくお願いします。ありがとうございました。」と語り、きらりも「ありがとうございました!」と梅咲に座礼した。ここで本部席の佐藤肇代表より「今までの6戦をひとつずつ限界突破していったと思いますので、最終戦はそれをすべてぶつけてほしいと思っています。第七戦は10月26日、後楽園ホール、対戦相手はアイスリボンOGでプロサー時代のコーチでもありました雪妃真矢選手。」と最終戦の相手が発表された。きらりは「七番勝負、六番目までやってきて、1回も勝てていなくて本当に情けないんですけど、でも、負けたからっていって、まだまだあきらめてないし、まだまだこれから絶対に上に登っていくので、私を信じてついてきてください。正直、今のアイスリボンはちょっと苦しい状況ですけど、雪妃さんに、今のアイスリボンにはこんなにすごい選手がいるんだって思ってもらえるように、精一杯頑張るので、私がお客さんとして見ていたあの頃の輝きをもう一度、取り戻したい。絶対に私がセンターになって、あの頃の輝きを取り戻します。きらりの限界突破、見届けろーっ!」と決意を新たにした。
第5試合
9月21日のインイタ大会で初挑戦にしてリボンタッグ王座初戴冠を果たしたヴィッキー(=ヴィクトリアピンキー)が真琴とのトリオでいぶき&楓歩のプリンク(=Prime Link)といぶき&愛梨紗のH!Fly合体トリオと対戦。試合はいぶきチームの奇襲でスタート。
勝チームが蹴散らし楓歩を捉えると真琴が串刺しビックブーツ、ヴィッキーがダブルの猪ムーブからの串刺しタックル2連発。楓歩を寝かせてまたがったヴィッキー。勝が神姫楽を抱えてダブルヒッププレス。真琴も加わってのヴィッキーポーズ。ヴィッキーがダブルタックル、ダブルフェイスクラッシャー、膝立ちの楓歩にダブルの正面ドロップキック。神姫楽が楓歩をボディスラム。代わった真琴が楓歩をロープにこすりつけてスライドし、変形バックブリーカーからカバーもカウント2。
真琴がダブルニードロップでカバーもカウント2。
楓歩が回り込んでのタックルを決め、いぶきに交代。いぶきと愛梨紗が入りダブルドロップキック、2人で真琴を転がすと上体を起こしたところにダブルの蹴り。愛梨紗が飛び込みボディアタック、いぶきがビックブーツ。いぶきのバックに回った真琴がコブラツイスト。払い腰で逃れたいぶきを真琴がDDTに決めカバーもカウント2。
真琴がダブルニードロップもかわしたいぶきが膝立ちの真琴にサッカーキック。代わった愛梨紗が串刺しボディアタック、フェイスクラッシャー。愛梨紗がエルボーも真琴がビックブーツで応戦。打ち合いから真琴が打ち勝ち倒れた愛梨紗にストンピング。愛梨紗を引き起こすも愛梨紗がチンクラッシャー。愛梨紗のバックに回った真琴が抱え上げて叩き落とし、背中へのかかと落としでカバーもカウント2。
代わった神姫楽が正面ドロップキック、串刺しラリアット、ランニングヒッププレスでカバーもカウント2。
神姫楽がセントーンも愛梨紗がかわす。エルボーの打ち合いから愛梨紗がフィッシャーマンズクラッシャーでカバーもカウント2。
代わった楓歩が神姫楽に串刺しエルボー、タックル、STOでカバーもカウント2。
楓歩がPKも神姫楽がかわす。楓歩が膝立ちの神姫楽に正面ドロップキック。カバーもカウント2。
楓歩がフェイスロック。神姫楽がロープに逃れる。神姫楽がカウンターのタックルで倒してのエルボードロップ、セントーンでカバーもカウント2。
神姫楽が串刺し攻撃を狙うも蹴りでかわした楓歩がミサイルキックでカバーもカウント2。
神姫楽が飛び込みラリアットでカバーもカウント2。
代わった勝が投げ捨てジャーマンでカバーもカウント2。
楓歩の蹴りをかわした勝がスタナー。すぐに楓歩がサッカーキックを狙うが、蹴り足を取った勝が裏アキレス腱固めから膝十字固め。ロープに逃れた楓歩に勝が膝蹴り連打から飛び込みニーアタック。カバーもカウント2。
いぶきと愛梨紗が勝にダブルドロップキック。楓歩がバズソーキックから変形ブロックバスターでホールドもカウント2。
代わったいぶきが串刺しボディアタック、正面ドロップキック。いぶきが担ぎ上げようとするが、勝が膝蹴り連打からエルボー。いぶきが逆水平チョップで応戦。打ち合いからいぶきがチョップ連打。続けてダブルチョップでなぎ倒す。ロープに飛んだいぶきに勝が飛び込みラリアット。神姫楽が入り合体のフェイスクラッシャー、ダブルセントーンで勝がカバーもカウント2。
勝がコーナーに上がる。楓歩が捕まえ、いぶきが投げ落とす。愛梨紗が入ってチンクラッシャー。プリンクがダブルバックドロップからダブルレッグクラッチホールドもカウント2。
プリンクが勝をロープに振る。勝がクローズラインを狙うが、プリンクがかわす。楓歩が延髄ハイキック、いぶきもハイキックを決め、サンドイッチのダブルキックを狙うが勝がかわして同士討ちに。勝がクローズラインで2人を吹っ飛ばす。神姫楽が入りヴィッキーがダブルニークラッシャー。膝立ちのいぶきに神姫楽が飛び込みラリアット、勝がトラースキック、フットスタンプでカバーもカウント2。
神姫楽のラリアットをいぶきがかわし勝に誤爆。真琴のビックブーツをいぶきがかわして勝に誤爆。愛梨紗が勝にシャイニングウィザード、続けて楓歩がバズソーキックを決め、棒立ちの勝をいぶきがグッドいぶニングで丸め込みカウント3を奪取。リボンタッグ王者となったヴィッキーが王者としての初戦で敗れ、遂に連勝がストップしてしまった。
〈試合後のリング上〉
いぶき「やったー!絶対王者の勝愛実から勝ったぞーっ!でもこれで満足したわけじゃない。今、アイスリボンは勝愛実の時代だと思っています。でも、この星いぶきが勝愛実の時代を終わらせてやるよ!そしてチャンピオンに返り咲く!勝愛実、お前の持っているシングルのベルトにもう1回、挑戦させろ!でも負けたから、決定権が私にありま~す。決定でいいですよね。(田村様ポーズで)ケッテー!」
勝「何も言ってないけど…。」
いぶき「まだまだまだまだ。自分はシングルのベルトだけじゃなくて、タッグのベルトもあきらめてないんですよ。いずれは楓歩とのPrime Linkで巻きたいって思っている。いや、巻く!」
勝「(いぶきに歩み寄って)いずれ?その後?いずれでいいんですか?その後でいいんですか?10月26日、後楽園ホール大会はシングルのベルトも懸けるし、タッグのベルトも懸けてやるよ。」
楓歩「え~マジっすか…。」
勝「私がね、チャンピオンになっているうちは当たり前のことなんてやったってつまんないんだよ。私はそれなりの覚悟を持って、アイスリボンのチャンピオンになっているし、アイスリボンを選んで入団したんだ。だからアイスリボンのチャンピオンとしての覚悟をお前に見せてやるよ。10月26日、後楽園ホール大会は2つのタイトルを懸けてやります!そういうことだからミサ、よろしく頼んだ。」
いぶき「そういうことだから、楓歩、頼んだ!」
いぶきが握手回りをスタートし、握手回り後、再度、マイクを手にし、「プロレスでハッピー!アイスリボーン!」で」大会を締めた。
〈試合後のPrime Link〉
楓歩「勝ったーいぶさんが。なんか今日、私たちのチーム、すごいいい連係出てましたよね。」
いぶき「なんか愛梨紗と3人で組むのも段々、多くなってきたからね。」
楓歩「良かったー。」
いぶき「決まりましたよ。タッグもシングルも決まりました。」
楓歩「決まっちゃったよ!いぶさんがシングルを狙っていることは分かっていたのでどうかなと思ったんですけど、タッグも決まったんで。私たち、1ヶ月前に負けたばかりなので。」
いぶき「たしかに。でも、ベルトを懸けないとうちらも勢いつかないし。その勢いのまんま、今回は違うと。自分たちで絶対に獲りますよ、赤いベルト。」
楓歩「赤いベルト獲って、そのあともありますからね、いぶさん。そこのチーム戦じゃないですけど、いい感じで持っていかなきゃいけないんで。わー楽しみだな。初めて当たるし。今日は6人だったけど、2対2で、この前も道場マッチで言っていたんですよね、ヴィッキーと当たりたいって。」
いぶき「まあ、でも今日はタッグじゃなかったけど、無敗のヴィッキーに敗をつけたことになるのかな。やっと無敗のヴィッキーから〇を取りました。ってことは10月26日も〇ってことで、ベルトがこの腰に巻かれます。楽しみにしていてください。」
――いぶき選手は1日2試合やると。
いぶき「前に自分も、自分は青のベルト懸けて2試合やりましたけど、そのときは二冠になれなかったから(※23年11月3日プリズムホール大会でいぶきは楓歩と組んで杏ちゃむ&YuuRIとリボンタッグ王者決定戦、芦田美歩を相手にICE×∞王座防衛戦を行い。タッグはベルト奪取ならず。シングルは王座防衛。)。今回こそは二冠になってやりたいなと思います。」
――タッグのほうは楓歩選手のフォローも重要になってきますね。
楓歩「そうですね、タッグは私に任せてほしいなと。そのあとのシングルもいぶさんに獲ってほしいので。タッグは私が頑張ります!」
いぶき「いいこと聞きましたね(笑)。ヴィッキーから勝って、うちらの時代にしましょう!」
〈試合後のヴィクトリア・ピンキー〉
――勝選手からの提案でタイトル戦2試合をやることになりました。
勝「やっぱり私、アイスリボンに入団して、みんなと同じようなことをしていてもつまらないと思うし、それこそ女子プロレス界で埋もれてしまうと思うので、やっぱりここは、私がチャンピオンでいる限りは新たな風をアイスリボンに送り続けるという意味で、今日は提案しました。」
神姫楽「勝さん、やってやりましたね。私たちの作戦ですよね。防衛戦、早く私たちは防衛を重ねたいので。でも勝さん、メインの(ICE×∞王座戦の)ことは聞いてないですよ。2試合、大丈夫ですか?」
勝「大丈夫だよ!」
神姫楽「タッグがセミでシングルがメイン、大丈夫ですか?」
勝「大丈夫です。やってやります!2つ防衛すればいいんだから。ただそれだけのこと。」
神姫楽「勝さんなら成し遂げられます。はい。」
勝「でも今日は結果的にはいぶきに丸め込まれてカウント3を許してしまったけど、できることならば、負けずに防衛戦までいきたかったっていうのが本音なんですけど、それだけ世代がすぐ下まで迫っていているっていうのを感じましたし、それはチャンピオンとして嬉しいことでもあり、でもやっぱり悔しいですけど、団体としてはもっと下の世代が盛り上げていってほしいなと思うので、そのいぶと楓歩とやり合えるのが楽しみです。」
――Prime Linkの印象は?
勝「プリンクはアイスリボンの今を背負っていかなきゃいけないと思います。」
神姫楽「私、世代的には楓歩と同世代で、いぶきさんは自分の中では先輩なんですけど、やっぱり勝さんと組んでいて、自分は勝さんにまだまだタッグとしてもタッグ力でも劣っているなって、今日もすごく悔しく感じたので。でも、私は勝さんとなら、このベルトの最多防衛回数を更新できると思っているので、勝さん、私を信じて、もっとタッグ力を自分が上げていくように頑張ります。」
――いぶき選手のシングルプレイヤーとしての印象はどうですか?
勝「やっぱり受けと攻めのバランスが取れているという印象なんですけど、実力はすごく兼ね備えていて、みんなより頭一つでているはずなのに、なかなかそれが結果として結びつかない。そういうイメージ。いぶきにはもうちょっと頑張ってほしいですけど、この座は譲るつもりはないし、これからも二冠チャンピオンとしてトップとして走り続けていくんで。それなりのリスクは覚悟の上です。でもリスクを恐れて戦わないチャンピオンはチャンピオンじゃないんで。攻めの姿勢は崩さずに、これからも強気でいきたいと思っています。」