なつぽい&安納サオリデビュー10周年記念大会はライブありダンスあり奇跡の復帰も起きた大団円へ!

5月31日、大田区総合体育館でなつぽい&安納サオリデビュー10周年記念大会『なつ&さおりー 来たよ。来たね。10周年。~うちらの足跡~』が開催された。
安納は地下アイドルや女優活動を経て、2015年にアクトレスガールズ1期生としてプロレスデビュー。万喜なつみ(なつぽい)との2大エースとしてSTARDOMを含む様々な団体で活躍し、OZアカデミーでは尾崎魔弓率いる正危軍入り。2018年にはアクトレスガールズの初代AWG王者に輝くも、翌年退団しフリーとなる。アイスリボン、センダイガールズ、OZアカデミーのベルトも戴冠し、2023年にSTARDOMへ6年ぶりの参戦。以降定期参戦となり、2024年にSTARDOM所属となった。
なつぽい(万喜なつみ)は幼少期から芸能活動を始め、ジュニアアイドルやグラビアアイドルとして活躍。2015年にアクトレスガールズ1期生としてプロレスデビュー。バトントワリングをバックボーンに持つしなやかな動きで注目を浴び、様々な団体で活躍。色々あって2018年にアクトレスガールズを退団すると2019年より東京女子プロレスにレギュラー参戦。2020年から闘いの場をSTARDOMに移し、2021年に所属となった。

大会がスタートすると安納となつぽいの今までを振り返る映像が流れる中、当時の万喜なつみと安納サオリを彷彿とさせる衣装と髪型でステージに登場。
女優としての2人で過去を語りながら回想し、映像の時計の針が戻ると『Love Riddle』が流れ現役のアクトレスガールズが登場。なつみとサオリもリングに上って一緒に踊り、夏葵&植原ゆきなとともにセンターダンス。最後はアクトレスガールズのポーズを一緒にきめた。

メインイベントでは同期の橋本千紘&岩田美香とバチバチの試合へ。岩田となつぽいが一進一退の攻防を見せ、安納が橋本と向かい合うが橋本は2人まとめてパワーで圧倒。安納となつぽいの反撃をスピアーやラリアット、パワーボムで一網打尽にする橋本だったが、岩田がなつぽいにトドメの雷音(=変形パイルドライバー)を狙ったところをなつぽいがフェアリー・マジック(※ロコモーション式ラ・マヒストラル)で丸め込み3カウントを奪った。
勝利したなつぽいは「ちっちぽい、巻き舌ライオン、さおりー。今日この4人で闘って思った。この2015年組、誰1人とも私は負けたくない!ウチら全員10周年、確実に今の女子プロレス引っ張っていくのはこの4人でしょ!」と叫び、安納も「おい岩田ァ。お前とはな、これからも闘っていくぞ。橋本、お前はこれから闘っていく」と宣言。
憮然としながら橋本は「3人ともさ、もっとさ、私のレベルに追いついてよ。あと、プロレスのリングにいい試合しに来てるんじゃない。私たちはいつでも勝ちを求めて闘ってる。だから……次、またあるってこと。闘うよ!またね!センダイガールズ、スターダムに絶ッ対負けないから!」と吠え、岩田も「オゥ、橋本と同意見だ。だがしかし!センダイガールズでもスターダムでもお前らはどっちも私にしたら敵なんだよオラァ!2015年、仲良しこよしする気はねーよ。お前らこれからどんどん闘ってくぞコラ!」と全方位に噛みついた。

全試合が終わり、アクトレスガールズ代表の坂口敬二、東京女子プロレス代表の甲田哲也、スターダム代表の岡田太郎から花束が渡され、大会特別サポーターである有田哲平さん&福田充徳さんの無茶振りで安納となつぽいが5分1本勝負のシングル戦を行いドロー。戦い抜いた2人は「次は東京ドームのメインイベントで会おうッ!!」と声を合わせ、最後は相羽あいなの『Beauty or Beast』『S.T.D.M.』の熱唱から、安納となつぽいによる『てんきゅー』ライブで幕を閉じた。
『ファンと作る夢舞台!』と銘打たれた本イベントはCAMPFIREにてクラウドファンディングが行われ、目標金額の500%近い約1500万円を達成しており、9年ぶりに播磨佑紀(相羽あいな)がプロレスラー復帰をしたり、惡斗(安川惡斗)が9年半ぶりにSTARDOMのリングで試合をしたりと、安納&なつぽいの2人でなければ叶えられなかった奇跡がたくさんおきた大会となった。