【会見全文】56歳の誕生日に“最後の王座戦”に臨む船木誠勝がスーパー・タイガーと対峙!大仁田厚を“初代タイガーマスクの二番弟子”間下隼人が迎撃へ!

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 28日、都内某所にて3月13日に後楽園ホールで開催される『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.33 ―THE 20th ANNIVERSARY YEAR―』についての記者会見が実施。

 会見冒頭、スーパー・タイガーが4月6日に石神井署の一日警察署長に就任することが発表。11:00より三宝寺池側交差点にて行われる石神井交通安全パレードに参加し、その後に一日警察署長としての詐欺撲滅運動などのプロモーション活動を行う。


スーパー・タイガー
「今回素晴らしい機会をいただいて恐縮極まりない気持ちでございます。石神井交通安全パレードを通して皆様が交通安全、しっかりとルールを守るということをアピールできるように努めていきたいと思います。よろしくお願いします」

 続いて、3月13日の後楽園ホール大会についての話題に移行。平井代表と間下隼人が着席。
 新規決定カードとして、日高郁人&阿部史典vs政宗&アンディ・ウーのタッグマッチが発表。各選手から寄せられたコメントが平井代表より代読された。

アンディ・ウー(代読)
「3月13日ストロングスタイルプロレス後楽園大会に参戦させていただくアンディ・ウーです。ストロングスタイルプロレスのリングで、このメンバーで試合ができることがすごく楽しみであり光栄です。しかし、阿部史典選手は生理的に受け付けないので、当日阿部選手から3カウントを取ります。」

政宗(代読)
「3月13日、ストロングスタイルプロレスの後楽園大会で、アンディ・ウーとタッグを組んで日高郁人、そして阿部史典と対戦する。初めてのタッグとはいえ、アンディのスピードとテクニックは俺のスタイルとも噛み合うだろうし、このチャンスをしっかりモノにしたい。日高選手は経験豊富で手強い相手だが、阿部に関しては、アンディと同じく俺もアイツの顔を見てるだけでアンディ以上にイラッとくる。だからアンディが3カウントを取るって言うなら、俺はその前にタップ奪ってやる。独眼竜は伊達じゃないぜ!」

阿部史典(代読)
「格闘探偵団の阿部です。今年初のストロングスタイルプロレス後楽園ホール大会。今年もしっかりとストロングスタイルプロレスを盛り上げていくぞという意気込みを日高さんと試合を通して見せていきたいと思います」

日高郁人(代読)
「本日の記者会見、試合の為、欠席となり申し訳ありません。今回の対戦相手は政宗、アンディ・ウー組。佐山先生がメキシカン、マスクマンと対戦されるのを多く観てきました。この試合も佐山先生の試合のような華やか、かつストロングスタイルの試合をお見せしたいと思います。そして今や、すっかり頼れる選手に成長したしたパートナーの阿部史典。今年はこのジュニアの試合のみならず、ヘビー級戦線にも乗り出して欲しいと思います。勢いをつける為にも、二人でスカッと勝利します!」


 また、この会見前日には大仁田厚が初代タイガーマスク事務所に乗り込んできてストロングスタイルプロレスへの参戦希望の嘆願書を持ち込むという事件が起きていた。
 平井代表は回答を保留していたが、会見の場で改めて事態の説明を行い嘆願書を広げて報道陣へ披露。そこへ突然雷神矢口が会場に乱入してくる。

矢口「平井代表、お久しぶりです。雷神矢口です。別に会見を潰しに来たわけじゃないから。昨日大仁田選手からの嘆願書。その答えがまだ出てないということでね、答えを聞きに来ました今日は。今まだ決めてないんだったら、マスコミの前で決定してくださいよ。もうさ、今を生きてるわけだから。人生そんな長くないんだ。みんなそうだよ。だから、今を生きる。ファンの皆さんが望むような、あっと驚くような、そういう決断をパッと今出してくれよ」
平井代表「昨日大仁田厚様がうちの事務所にいらっしゃり、大仁田さんはこの20年間のストロングスタイルの中で大仁田様と佐山先生の闘い、最初に大仁田さんが記者会見に名乗り込んできて、うちの試合に出ていただいたとき、矢口選手とタッグを組まれて、その試合は私は忘れることは出来ません。当時のマスコミ様からもこの10年間の中で、当時10年間の中で、こんなに刺激的な試合は、1番だったんじゃないかという言葉をいただき、大仁田様のファイト、そしてファンの、大仁田様のファンの熱さもそこで見ることが出来ました。大仁田様と矢口様のファイト、それに呼応するように後楽園ホールに詰めかけたファンの皆様は、熱かった。ファンの皆様同士で殴り合いまで起こってしまった。ここにいる間下隼人も、大仁田さんのファンの方から……一般の方には手を出せませんので、大仁田様のファンの方にも殴られた。警察も来た。救急車も来た……」
矢口「平井代表、そんなことはいいんだよ、どーでも。リアルジャパ……今はストロングスタイルプロレスでしょ?」
平井代表「はい」
矢口「今なんだよ。お客さんはこの“今”を見に来るわけでしょ?後楽園に。だから答えをすぐ、今この場で出してよ」
平井代表「昨日……」
矢口「(※遮るように)間下ァ!」
平井代表「大仁田様が来た後に、この記者会見にお出になれなかった方が2人います。ストロングスタイルプロレスを、20年間、立ち上げた、ボスであります“初代夕イガーマスク”佐山サトル、新間会長、病院にお連れして、検査、を、されました。その中、佐山総監に、大会の話をしてもいいものかどうか非常に悩みました。その中で、中村様、と、お言葉とともに……大仁田様が、こういう、お申し出をされたという話はお伝えして……」
矢口「で、どーすんの」
平井代表「先生の表情から見て……(※平井代表がフリーズ)」
矢口「アンタが決めるんだよ。代表だろぉ?」
平井代表「『お前に任せた』という表情をされたと私は思っております!」
矢口「そう、じゃあ僕……」
平井代表「20年!!!!」
(※平井代表が絶叫し、耐えられなくなった間下が小刻みに震えながら顔を伏せる)
矢口「代表、やりますよ、ホントに」
平井代表「ストロングスタイルプロレスの20年に!!大仁田さんッッ!!上がってくださぁあい!!矢口さんもッッ!!大仁田さんと一緒に!!あの!!十数年前に上がっていただいた!!矢口さんも覚悟を決めてェ!!来て下さァいッッ!!」
矢口「その答え、皆さん聞きましたね?俺も新間会長や佐山さんに、すごく敬意を払っているし、このリアルジ……ストロングスタイルプロレス。出ることは全然、むしろ俺は出たいと思ってる。で、今間下見たけど、お前デカくなったなあ。お前決まってんのか、試合」
間下「決まってないですねぇ」
矢口「決まってないんだったら、俺はやりたいよ」
間下「やりましょう」
矢口「平井代表、やらしてくれ」
間下「もう、決めてください」
平井代表「やるか。やるのか」
矢口「うん。だってやるしかないでしょ。俺は間下とやらしてくれんだったら、あとはもうカードは平井代表に任せるから」
間下「僕は出ますから」
平井代表「間下、大仁田さんと矢口さんとやってくれ」
間下「僕しかいないでしょ」
平井代表「カード決めて、連絡します」
矢口「OK~♪間下、やろうぜ!」

(※矢口と間下がガッチリ握手)

矢口「まあ、代表よ。“今”なんだよ。今を生きようぜ」
平井代表「今を、生きる……」
矢口「人生は短いんだよ。ひら……」
平井代表「私も今を生きますッッ!!」
(※耐えられなくなった間下が顔を背ける)
矢口「はい」
平井代表「20年」
矢口「お客さんは“今”を見に来るんだから」
平井代表「はい」
矢口「ストロングスタイルプロレスの“今”を見してくれよ」
平井代表「はい」
矢口「じゃあ、皆さん」

(※矢口がニヒルに笑って去っていく)

間下「平井代表、よろしくお願いします。私も今を生きたいんで。ルールなんでもいいですから。大仁田さんとやるんだったら、アレですか。ストリートファイト、スクランブルなんとかマッチでもいいですから」
平井代表「今年俺たち、前に進まないと……」
間下「はい」
平井代表「いけない年で……頑張ろうぜ!」
(※平井代表が間下の手をガッチリ掴む)
間下「もちろんです。僕が引っ張っていきます」

 続いて、会見はメインイベントのレジェンド王座戦についての話題に移行。
 王者のスーパー・タイガーと挑戦者の船木誠勝が着席。


船木誠勝
「ちょうど10年前ですね。2015年にフリーになって、初めて出場したのがスト口ングスタイルプ口レスでタイトルマッチに挑戦して。その時の相手が横にいるスーパー・タイガー選手で。そこから2年後の2017年にもう1度タイトルマッチをやって、そのときに獲られまして、そこから8年も経って。あっという間に時が過ぎてしまったなと。ちょうど3月13日は自分の56回目の誕生日で、年齢から来る汗水を感じました。なので、これは60であれば団体側が挑戦させてくれなくなるんじゃないかと感じましたので、今回は最後のタイトルマッチだと思い、自分の方から立候補しました。やるからには勝ちます。なにかアクシデン卜があったら分かりませんけども、やるからには勝ちます。勝ちたいと思います。以上です」

スーパー・タイガー
「船木選手と最後に闘ってから時が経ちましたが、そこから私自身ここにたどり着くまで色んな相手と闘い、やっとまたたどり着いたこの場所。そこを簡単には譲れないですし、船木選手は名前があります。そして強いです。しかし、このストロングスタイルプロレスは、船木選手、レジェンドに対して腫れ物に触るような扱いをするのではなく、敢えてこのストロングスタイルの頂点へ、最上級の闘いを見せるという意気込みでこのカードを組んでいただいた。私は思っておりますので。それに対して私は闘いでしっかり敬意を表したいと思います。ここ最近の試合で行くと、間下隼人、そして村上和成。この2人を倒している時点でそう簡単には行かない相手だというのはしっかり分かっていますが、そこを倒して、より高みへ登っていきたいと思っておりますので、皆様楽しみにしていて下さい」

――船木選手、「60になったら団体側が挑戦させてくれなくなるんじゃないか」という言葉があったが、船木選手自身は身体の衰えは感じているか
船木「今のところ、急激なダウンっていうのは感じられないので、今のうちに……本当に歩けなくなるときが来ると思うので今のうちにやっておきたいと思いました」

――昨年9月に村上和成選手の持つレジェンド王座に挑戦して敗れているが、その村上選手に勝ったスーパー・タイガー選手に勝てると思う要素はどこにあるのか
船木「そうですねえ。やっぱりやってみなければ分からないので。自分は村上選手じゃないので。そういう意味だと村上選手と闘うような形にはならないと思います。スーパー・夕イガー選手も村上選手じゃないので。村上選手と自分がやったような試合にはならないと思いますので。そうですねえ、ジャンケンみたいな感じですね。グーチョキパーで。意味、分かります?」

――相性があると
「相性が一番重要だと思います。なので、まったく違う試合になると思います」

――両選手、このタイトル戦が決まってからのコンディションは
船木「去年の12月以来試合してないんですけど、1月、2月と2ヶ月あって練習だけしていてあっという間に終わってしまって。人生って本当に短いなと、早いなと感じています。体調は悪くないです。このままあと2週間、とにかく怪我しないように当日一番いい状態に持っていきたいと思います」
スーパー「この12月に村上選手を倒してタイトル獲って、その何日か後に他団体のタッグのベルト(※WEWタッグ王座)も獲らせていただいて、私自身また勢いに乗っている部分もありますので、この勢いのまま船木誠勝、最上級のストロングスタイルをしっかりと味わって食べ尽くしたいと思います」

――本日、西村修選手が亡くなったことが報じられた。西村選手への思いは
スーパー「私自身、他団体で2度ほど対戦させていただいて。ある意味私が思っていた他団体の選手との違いは、佐山先生、初代タイガーマスクが言う『ナチュラルで一番強いストロングスタイル』をしっかりと持っていた選手だというのを実際に闘って肌で感じています。そういった思いを私自身闘いの中でしっかりと消化して見せていきたいと思います」

船木「西村選手は自分とは被ってないんですけど、一応新日本プロレスの後輩になります。初めて一緒になったのが2010年以降の全日本プロレスのときに西村選手が政治家になるまでの確か2~3年だったと思うんですけど、一緒にプロレスのツアー(巡業)に行って。試合も何度か組んだりやったりもしました。試合が終わってみんなで食事したりですね。そのときに西村選手がすごくお酒が好きで、お酒を飲みながら、自分とKENSO選手、曙さんと浜さんと5人で一緒に行動していた時期がありました。そのときの心地良い時間が一番いい思い出として残ってますね。最近、何人も自分の先輩とかが亡くなってきていますので。ホントに人生早いなと。やれるときにやっとかないと、いつどうなるかわからないと思いますので。そういう意味で西村選手が亡くなったのは残念なんですけど、みんないずれは亡くなりますので。そこは仕方ないと思いながらも、自分も残りの人生頑張って楽しい思い出を残して死にます」

平井代表「西村選手とは、西村選手が文京区議会議員選挙にお出になるときに、新間会長、初代夕イガーマスク佐山サ卜ル先生と選挙運動の方にお手伝いに行きました。新間会長の演説、そして佐山総監の演説、非常に西村選手に対して、どういう政治家になったら良いかという激励の言葉をかけさせていただいたのを覚えています。2回目の選挙のときも佐山先生が激励に訪れています。そしてウチの講演会を長年ずっとやっているんですが、佐山先生先生の講演会を文京シビックセンターで開催したときには西村先生が激励に訪れてくれたりとか、そういうお付き合いがありました。西村選手がプロレスでこのあとどういう形の何を残したかというのがもしあるとしたら、それを少しでも、その思いをここにいらっしゃる船木さん、スーパー・タイガー、そして佐山先生、新間会長、その他の選手とともに紡いでいきたいと思っております」

――今月はグラン浜田選手も亡くなったが、浜田さんについては
平井代表「浜田さんは佐山先生がメキシコ時代、その前の新日本プロレスでも大変お世話になられた方です。グラン浜田選手が日本に闘いの地を戻されたときに、ストロングスタイルプロレスで非常にたくさんの試合をしていただきました。色んな思い出があるんですけども、たしか、一番最後に出ていただいたときにバトルロイヤルを20人くらいの選手でやったときに浜田選手が優勝されまして、そのときに新間会長が激励金といいますか、優勝賞金を用意してくださったので、新間会長もやはりグランさんが若いときからずっとご支援をされて愛して、ストロングスタイルプロレスの意味というのを上げて、浜田選手が自分の用意したバトルロイヤルで優勝されたときに非常に喜ばれていたんですね。『浜田、よかったな』『お前はやっぱり強いよな』というようなことを新間会長が仰っていて。そのときに『40年前なのか50年前なのかに戻られてるな』『猪木会長が創られた新日本プロレスの皆様の絆は深いんだな』っていうのを思ったときに、浜田選手にはもっともっとこれからも頑張っていただきたいと思ったのを覚えております浜田選手の御冥福をお祈りしたいと思います」

スーパー「私自身もデビューまもない頃からかわいがっていただいて。ストロングスタイルというのとはまたちょっと違う方向ですけど、ルチャ・リブレの方でも。実際マスクマントーナメントで闘ったメキシカン、そういうところに対するアドバイスであったり、色々プライベートでもかわいがっていただいたので、感慨深いものがあります」

船木「グラン浜田さんとは全くお会いしたことがなくて。自分が入門した頃には夕イガーマスクもいなかったので。途中途中でいろんな団体に出ているんですけど、そこでも一緒にならなかったので、全く見たこともなくてですね。印象としては、自分が小さい頃に夕イガーマスクの相手だった緑色のタイツで、日本人なんですけど“グラン”って名前で。『グランってなんなんだろう?』って不思議に思った記憶がありますね。あとは、ジャパン女子のときに娘さんのソチ浜田さんがデビューして、たまに新日本プロレスの道場で練習をしていたという記憶はあります。新日本プロレスの先輩なんですけども、1回もお会いしたことがなくて。それでも夕イガーマスク時代のライバルってことで、御冥福をお祈りしたいと思います」

『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.33 ―THE 20th ANNIVERSARY YEAR―』
日程:2025年3月13日(木)
開始:18:30
会場:東京都・後楽園ホール

<発表済みカード>
▼レジェンド選手権試合 60分1本勝負
【王者】スーパー・タイガー
vs
【挑戦者】船木誠勝
※第19代王者は初防衛戦。

▼タッグマッチ 30分1本勝負
日高郁人(ショーンキャプチャー)/阿部史典(格闘探偵団)
vs
政宗(フリー)/アンディ・ウー

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