練習生『ゆき』がプロテストに合格!「シードリングらしさを出せる強い選手になります!」
- 2025-2-1
- ニュース, 女子プロレスマガジン
- SEAdLINNNG
30日(木)、川崎・シードリング道場にて練習生の『せいな』と『ゆき』がプロテストに初挑戦。南月たいよう代表と中島安里紗マネージャーが見守る中で基礎の運動、受け身、ロープワークなどこれまでの練習の成果を披露し、最後はスパーリングが行なわれた。ひと通りのメニューを終えると、ゆきは「今日初めてスパーリングで(せいなから)1本取れたことが、自分の中ですごい成長でした。これからも1分1秒、精進し続ける人になります」。せいなは涙ながらに「自分が決めきれなかったのは本当に悔しいです。でも“負けたくない”っていう気持ちは誰にも負けないと思ってます!」とそれぞれコメント。
審査員による協議が終わると、南月は「せいなは不合格です。プロテスト受かるってことは、もうプロになるわけで。まだ試合ができるレベルに達してないから」と理由を説明。しかし足の負傷をおしてのプロテスト挑戦には「すごく気迫も感じられたし、気持ちがちゃんと伝えられるなと思いました」と一定の評価も与え、2月中の再テストを通告する。中島はせいなに対し「今日“やる選択”をしたのは私はすごい成長だと思うし、そういうせいなが初めて見れたから良かったと思いました。しっかり積み重ねていけるように日々頑張ってください」と次回に期待を寄せた。
続いて南月は「ゆきに関しては“まだ△かな”という。基礎体力はしっかりついてるけど追試していいですか?」と追加メニューが緊急決定。光芽ミリアと花穂ノ利による投げの連発から南月もリングに上がり、ゆきの顔を張って挑発すると、ゆきは張り手やドロップキックの連発を繰り出していく。
南月は「その気持ちを最初から自分で出せるように。伝えなきゃ。今の気持ちを忘れずにこれからも努力して、素晴らしいレスラーになっていってください。闘いのある『魂の女子プロレス』ができるようにこれからも頑張りましょう。合格です!」。中島はゆきについて「私は最初から合格だったんですけど…(笑)。基礎体も完璧で受け身もしっかりしてたし、何より“絶対に受かるんだ”って気持ちが最初から見えてたので。強い思いがいいなって思ったんだけど、スパーリングで1本取れなかったところでちょっと心が折れそうになってる瞬間が見えてしまったのが。最後1本取り返してたのが良かったと思うし、ここからだと思うので。その強い気持ちをしっかり持って頑張ってください」と言葉をかけた。
ゆきは1997年2月28日生まれ(27歳)、鳥取県出身。身長158cm・体重57kg。「今日はまだほんの一歩ですけど、こうして最後までやり遂げれたので。皆さんがおっしゃる通りまだまだですし、先輩たちにもスパーリングで1本も勝ってやしない。だから、この倍、さらに倍、努力して気持ちを絶やさずに。自分の中で常に勝っていってシードリングらしさを出せる強い選手になります!」と意気込みを語り、3・20カルッツかわさき大会でのデビューを目指すことになった。