ノア継続参戦決まった遠藤哲哉が高鹿佑也との区切りの一戦で完勝!「DDTのトップを獲るためにノアのリングでトップを獲って帰ってきます」
DDTプロレスが1月3日、東京・後楽園ホールで年始興行「新春☆ドラマチックパレード2025~答え合わせは一年後~」を開催した。昨年12月28日、両国国技館大会の試合後にバーニング解散を宣言し、1・2新宿FACEでノア継続参戦を表明した遠藤哲哉が高鹿佑也との区切りの試合で勝利を収めた。
遠藤のノア参戦希望を受け、両団体間で協議した結果、ノアへの継続参戦とDDTへの無期限欠場が決まった。DDTには1・5板橋グリーンホール大会が区切りの出場となる。いきなりGHCナショナル王者・征矢学に挑戦表明した遠藤は1・11後楽園でのチャレンジが決定。この日の一戦はデビュー間もない頃から、遠藤が手塩にかけて育ててきた後輩・高鹿とのケジメマッチとなった。
まずはグラウンドでのレスリングの攻防。場外戦になると、高鹿が鉄柱を利して腕攻め。高鹿はバーニングの元メンバーで引退した岡田佑介さんの得意技インターセプトを繰り出すと、変型フィッシャーマンズ・バスター、ムーサルト・プレスからアームロックも遠藤が脱出。遠藤は旋回式ト―チャーラックボムから必殺のバーニングスター・プレスを決めるもフォールにはいかず。最後はエクスプロイダーを見舞って3カウントを奪った。
遠藤は「高鹿! 年末にバーニング解散して、俺たちは別々の道に進むけど、おまえなら大丈夫だ。最後気合で立ち上がってきた。その気持ちがあれば、おまえは一人でやっていける。おまえの足で一人でリングに立つんだ。ただバーニングがなくなっても、やってきた3年間がなくなったわけじゃないから。ちゃんとここ(心)にあるんだよ。飯野(雄貴)、おまえに関しては特に心配してない。おまえは大丈夫だ。一人でやっていける人間だから」とマイク。
そして、遠藤は「2025年、俺はノアのマットで戦います。一つ言っておきたいけど、俺はDDTを離れるけど、DDTの所属を外れるとか、ノアの所属になるとか、そういうことじゃなく、DDTのトップを獲るために、ノアのリングでトップを獲って帰ってきます。高鹿、飯野、おまえらと次戦うときはKO-Dのベルトをかけて戦うときだ。それまで俺はもっと強くなる。おまえらももっと強くなれよ」と言葉を掛けた。
バックステージで遠藤は「高鹿と試合するのは3回目かな。あいつ、やってることは変わってない。腕攻めで。僕らの仕事は技に気持ちをのせるのが大事。年末にTo-yとバチバチやり合った経験が生かされてる。ノアにレギュラー参戦させていただきます。DDTで再びKO-D無差別級を巻くために、人生をかけて再チャレンジ。DDTを欠場して穴を空けるんで、退路を断って。まずは1月11日、征矢選手の持つGHCナショナル王座を獲って。GHCという名の付くベルトを総ナメしてDDTに戻ってきます」と決意表明。
高鹿は「今の俺じゃ、まだまだ届かない。遠藤さんがノアに行っていなくなっちゃう。この一人になる期間、ここからがすごく試されていると思うんで。ここで何も変われなかったら本当にダメ。また遠藤さんの前に堂々と立てるような強いプロレスラーになってないといけない。遠藤さん以上に大きくなって、次こそ勝ちたいと思います。DGCもあるし、もっと上に行けるよう頑張ります」と話した。
また、11月にMAOとヨシヒコがフランス遠征で持ち帰ってきたBZWタッグ選手権の初防衛戦が、平田一喜とアントーニオ本多を挑戦者組に迎えて行われた。本多の創作昔話ごんぎつねを阻止したヨシヒコが、AIで掟破りの逆ごんぎつねを披露。最後はヨシヒコが2人まとめてアキレス腱固め(凱旋門固め)で絞り上げギブアップ勝ち。「どこ国からもかかってこい」(MAO)。