初代タイガーマスクの一番弟子・村上和成がタイガーのマスクを引き裂く暴挙!

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 5日、東京都・新宿FACEにて『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレス Vol.31  力道山先生 ご生誕100年記念日感謝【THE ONE AND ONLY SAYAMA TIGER】』が開催。村上和成がスーパー・タイガーのマスクを引き裂く暴挙に出た。

 総合格闘家としてPRIDEに参戦し、アントニオ猪木と佐山サトルに導かれてプロレスラーとなった“平成のテロリスト”村上和成。しばらく最前線からは遠ざかっていたが、昨年末にストロングスタイルプロレスにて突然復活。村上はその実力と発信力でみるみる存在感を発揮していき、今年6月には“初代タイガーマスクの二番弟子”間下隼人の持つレジェンド王座を一発で奪取して変わらぬ強さを誇示した。

 しかし、その暴君ぶりも未だ健在。
 村上は「佐山サトルの一番弟子」を自称し始め、なんの根回しも無く因縁ある新日本プロレスの永田裕志を挑戦者に指名して業界をざわつかせる。
 ストロングスタイルプロレスの平井代表は村上の意向を無視して永田を招聘することなく次戦のカードを組むが、これに村上は激怒。カード発表記者会見をボイコットし、事務所に乗り込んで平井代表に対して永田戦を組むよう暴力を伴った脅迫行為を行うなどやりたい放題。
 平井代表は「佐山先生の一番弟子だと宣言されるのであれば、初代タイガーマスクの団体の大会にはキチッと参戦いただきたい」と毅然とした対応を取ってこれを退けるが、村上に対して静かな殺意を滾らせる選手も存在する。

 その選手とは、自他ともに認める“初代タイガーマスクの一番弟子”スーパー・タイガー。
 村上の持つレジェンド王座を虎視眈々と狙うスーパーは「俺は永田裕志しか見えてない」と言って憚らない村上を徹底的に敵視。
 村上が記者会見をボイコットした理由の1つも、スーパーとのカードが組まれたことに対して「スーパー・タイガーは裏口入学みたいにカード組んでもらって、チャンスは自分で掴めよ。あいつから何も感じないし、誰にも何も響いてない」というもの。村上の言動に対してスーパーの殺意はピークに達していた。

 この日のダブルメインイベントでは、村上和成&ダーク・ウルフvsスーパー・タイガー&関本大介のタッグマッチが実施。
 試合は村上とスーパーの対面に始まるが、タイガーステップを踏むスーパーを見た村上がタイガーステップを真似た不思議な踊りを見せて挑発。その後は村上が関本を関節技で翻弄していくが、その度にスーパーが入ってきて頭を蹴飛ばす形で荒々しくカット。
 両者の殺意がどんどん高まっていく中、スーパーがマウント掌底を猛連打。村上はスーパーのマスクに手をかけて動きを止め、そのままビリビリと引き裂いてスーパーの素顔をあらわに。メインイベントであったにも関わらず、6分37秒での反則裁定という不完全燃焼な結末となった。


 大ブーイングの中でマイクを取った村上は「おーい何だ俺と試合したいのか?おい平井、12月5日、こいつとやってやるからタッグで組めよ。おい、負けんなよ坊っちゃん」と不敵な笑みでスーパーの挑戦を承諾。
 バックステージで報道陣に招集をかけた村上は「所詮はあんな可愛い子ちゃんだ。親がいないと何も出来ねーんだな、アイツ!マスク破られてもタイガーの誇りはあるのか無いのか。あれがエースですよ。ここのエース。だから一番弟子になれねーんだよ。答えは1つ。あのクソにコメント聞いてみて。とぉ~っても意味の無い、内容の無いコメント出すから。しっかり載せろよ、面白くないけど。よろしくね~♪お前たちの腕にかかってるからね~♪」と無茶振りして上機嫌で去っていく。

 スーパーは「あの野郎!ナメやがって!でも、これで予定通り。予定通りしっかりこっち振り向かせてやったからよ。あとは必ず仕留めてやるからよ。オォ?!分かってんのかお前!このマスク、この代償、ベルトだけじゃねーよ。命もかけてこいよ!徹底的にやってやるからな!ナメんなよ!」と怒りのコメントを残した。

 その後、平井代表は初代タイガーが『次はスーパーが行くしか無いだろう。行かせろ』と語っていたことを明かし、12月5日の後楽園ホール大会で両者のレジェンド王座戦を行うことを正式決定。真の一番弟子の座をかけて行われるこの一戦は血を見ずには終わりそうにない。

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