幸薄い優等生美女レスラーが高橋奈七永のパッションに触れて覚醒のきざし?!マリーゴールドに新エース誕生へ

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 27日、東京都・新木場1stRINGにて『Marigold Fantastic Adventure 2024』が開催。青野未来が高橋奈七永との初タッグで覚醒のきざしを見せた。

 青野は新生アクトレスガールズの絶対的エースとして君臨してきた実績もあり、マリーゴールド移籍後もトップ戦線で活躍。純白のベルト(UN王座)の初代王座を巡るトーナメントでの相次ぐ死闘で団体旗揚げ直後のスタートダッシュに貢献し、劇的な王座戴冠を果たして見せた。

 美人で実力も高いという一見完璧な青野だが、良く言えば品行方正、悪く言えば真面目すぎて面白味が無いことが欠点として長年挙げられてきた。しかし、最近は変化が訪れている。
 かつて純白のベルトを争っていたボジラから『widow(未亡人)』と罵倒された際、“未亡人”という言葉が幸薄い雰囲気を纏う青野に妙にしっくり来るということでプチブレイク。団体から非売品グッズとして未亡人ネタのTシャツが出るなど団体公認と化してしまい、青野は自虐ネタで笑いを取った。さらに高橋奈七永との抗争でパッションをむき出しにした姿を見せるなど、自分から変わろうという意欲を出し始めた。

 この日のメインイベントでは、高橋奈七永&青野未来vsボジラ&CHIAKIのタッグマッチが実施。
 奈七永と初タッグを組むことになった青野は奈七永を“なーたん”と呼んで困惑させつつ、自らを“みくりん”と呼ばせることに成功。急にハジけ出した青野が優等生という殻を破ることになる試合になるのではないかと期待が集まっていた。


 奈七永が入場して「パッショーーーンッ!」と叫ぶと、青野も喉が張り裂けんばかりの声で「パッショーーーンッ!!」と叫び、場内からどよめきが起きる。
 青野が「パッション行きます!」と先発を買って出ていき、ボジラ&CHIAKIのラフファイトに苦しめられながらも野生の獣のようにパッションを燃やして突貫。奈七永も「パッショーーーンッ!!」と絶叫しながら攻め込んでいったため、リング内の温度がグングン上昇していく。
 奈七永のスライディングD+青野のスライディング・ラリアットの合体攻撃が決まるも、カウントを叩くレフェリーをボジラが場外に引きずり出して妨害。リングにイスを持ち込んで奈七永に一撃食らわせる。2人の凶器攻撃でピンチに陥る奈七永だったが、青野がパッションを燃やして救出。
 青野がCHIAKIを39ロックで、奈七永がボジラを足4の字固めで捕らえるパッション・サブミッション・フォーメーションも決まり、最後は奈七永がクインビー・ボムでCHIAKIを頭からぶっ刺して3カウントを奪った。

 試合後、マイクを取った奈七永が「高橋奈七永、ご覧の通り絶・好・調!そして青野……みくりん!お前もパッションが案外似合うじゃねーか!調子はどうなんだよ!」と問いかけると、青野は「パッショーーーンッ!もちろん絶好調に決まってんだろパッション!奈七永さん、Sareeeのベルト、狙ってるみたいですね。でも私も真紅のベルト、狙ってますんでよろしくパッション!」とガンギマリな様子で叫び返す。
 奈七永もいつものように「なーたんじゃねーよ……!」と言い返すも、どこか青野に押された様子だった。


 バックステージでも青野は「最高です。Sareeeからなーたんが獲って、なーたんから私が真紅のベルトを獲る!そして二冠になる!最高ですッ!」とSareeeの真紅のベルトへ挑戦を控えている奈七永の眼の前で言い放つなどハジケっぱなし。怒りよりも戸惑いが勝った様子の奈七永とともにパッションを叫んでコメントを締めた。

 絶対的エースであったジュリアが去り、団体の頂点とされる真紅のベルトもフリーのSareeeに持っていかれている中、期待されるのは所属選手の奮起。
 新エース候補としては、真紅のベルトに並ぶ純白のベルトを持つ青野がその最右翼。美人でプロレスが上手いだけではトップを獲れない女子プロレス界で青野が覚醒してその異名通りの“Brilliant Future”を掴み取ることが出来るのかどうかに期待が集まる。

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