大仁田がデビュー40周年記念大会となるFMW8.24新宿大会に“盟友”ターザン後藤の参戦を熱望
- 2015-7-24
- ニュース
- 超戦闘プロレスFMW
“FMW創始者”大仁田厚が7月24日、東京都品川区の「カラオケ館」五反田店で記者会見を開き、自身のデビュー40周年記念大会となる超戦闘プロレスFMWの8月24日東京・新宿FACE大会『エンド・オブ・サマー開幕戦〜大仁田厚デビュー40周年記念大会』へ、かつての“盟友”ターザン後藤の参戦を熱望した。
17年10月25日で還暦を迎える大仁田は、“還暦電流爆破デスマッチ”を行って、リングを下りる覚悟をしているが、「40年の区切りをつけないと、あと2年3カ月の選手生活の区切りがつかない」とコメント。
続けて、大仁田は会見に同席したFMWプロモーション・高橋英樹社長に対し、「かなえてほしいのは、“盟友”ターザン後藤を呼んでもらいたい。後藤とリングの上に立ってみたい」と発言した。
73年、全日本プロレスに入門し、ジャイアント馬場の4代目の付き人となった大仁田は、74年4月14日、後楽園ホールでの佐藤昭雄戦でデビュー。82年にはNWAインターナショナル・ジュニアヘビー級王座を奪取し、“全日本のジュニアのエース”として活躍したものの、左膝蓋骨骨折のため、85年1月に引退。
その後、どうしてもプロレス界に復帰したくて、89年10月、わずか5万円の資金を元手にFMWを旗揚げした。そのFMWに馳せ参じたのが、全日本時代の弟分であった後藤だ。当時、後藤は米国修行中であったが、馬場からの「戻ってこい」とのオファーを蹴って、新団体に参加した。
旗揚げ間もないFMWは、後藤をなくしては存在し得なかった。フロントでは営業部長だった高橋氏、リングアナなどを務めた故荒井昌一氏(元FMW社長)も、欠かせない存在だった。
「くしくも、荒井は亡くなったけど、後藤が出てくれなければ40周年の意味はない。8.24新宿に後藤が帰ってきてくれることを願う」と大仁田は言い切った。
カードに関して、大仁田は「向こうの希望もあるだろうから、タッグを組むのでも、対戦するのでもどちらでも構わない」と話した。
大仁田の要望を受けて、高橋社長は8.24新宿に向け、後藤の招聘に動くことを明言した。
かつては兄弟分同然の関係だった大仁田と後藤だが、95年5月5日、川崎球場で予定されていた大仁田引退試合での一騎打ちを前に、後藤がFMWを電撃離脱。
その後、両者は絶縁状態となり、01年に対戦の機会があったものの、再び、別々の道を歩むことになる。
長い年月を経て、09年12月に両者はタッグ対決し、タッグも組んだ。10年5月にタッグを結成したのを最後に、2人の関係は再度途絶えた。それから、5年余の月日を経った。大仁田は「長い間、会ったことも話したこともないけど、僕と後藤との間には何もありません」とわだかまりがないことを強調した。
後藤はFMW、大仁田の歴史において、外しては語れない存在。大仁田の要望に対し、どんな回答を出すのか注目が集まる。
なお、8・24新宿大会では、1万円のスペシャルチケットを発売する。購入者には、特製Tシャツ、タンブラーの記念特典付きで、チケットは金色でプリントされた特別仕様となる。
【写真・記事提供/FMWプロモーション、取材協力/「カラオケ館」五反田店】
エンド・オブ・サマー【開幕戦】
大仁田厚デビュー40周年記念大会
日時:2015年8月24日(月)
開始:19:00
会場:東京・新宿FACE
<チケット>
スペシャルチケット 10,000円(記念特典は入場時にお渡し)
特別リングサイド 5,000円
リングサイド 4,000円
※別途ドリンク代500円が必要
<発売>
チケットは7月25日(土)より、プレイガイドで発売開始
<問い合わせ>
FMWプロモーション 03-6276-2282
FMW公式HP http://www.fmwjapan.com/