【会見全文】神取忍が還暦記念イベント『神取忍還暦祭~人生もう一度~』の開催を発表!神取忍&梅崎遥&水波綾vs堀田祐美子&中森華子&なつぽいが決定!
23日、大塚・ホテルベルクラシック東京にてLLPW-Xが記者会見を開催。11月18日に神取忍還暦記念イベント『神取忍還暦祭~人生もう一度~』を東京ドームシティホールにて行うことを発表した。
主役の神取が登場し挨拶へ。
「本日はお忙しい中お集まりいただきましてありがとうございます。詳細も含めてなんですが、今回神取忍還暦祭り、人生をもう一度がこうしてね、開催されることすごく嬉しく思っております。まさかね、自分が還暦でこのリングの上で試合をやりながらの還暦を迎えるとは夢にも思っていなかったです。デビューした時から無茶をして、中にはね、このLLPWは3ヶ月で潰れるとか、神取忍はプロレスラーとして成功はしないとか、そういった声が色々あった中でね、おかげさまでみんなの支え、応援してくださる方々、そして会社スタッフ関係者の皆様のおかげで、あとはこうして健康な体があって両親にも感謝して、こうして迎えられる事を改めて感謝したいなと思っております。ということでですね、心が折れるという言葉も作って、こうプロレスをやっていきながら世間、世の中の皆さんにメッセージを送られたっていうのは、すごくこうなんだろうな?試合をしながらメッセージを送るというのもそうなんですけど、そういった心が折れるって言葉をね、みんなが使っていくという中でも、すごく良かったなと思っています。ということでですね、今回は対戦カードにいきたいです。第2弾第3弾がありますが、まずはメインカードを今日は発表させていただきます」
▼6人タッグマッチ
神取忍/梅咲遥(ディアナ)/水波綾(フリー)
vs
堀田祐美子(T-HEART)/中森華子(PURE-J)/なつぽい(スターダム)
「セミ、そして第3試合、第2試合、いろいろなカードが目白押しですが、今日はですね、とにかく還暦祭をやるということで記者会見を開いております。まずほんとにこう何度も言うようですが、まさかまさかの還暦、こうして自分が還暦を迎えるっていうのは皆もびっくりします。同世代の人間もびっくりします。若い子もみんなびっくりします。そういった中で、人生色んな事をやって繰り返して、心が折れそうになってもまた起きあがって、そうやっていけば必ずこう形になるんだということを皆さんに知らせていきたいと思っております。ありがとうございます」
――沢山の選手と関わってきた中で記念大会でこのメンバーを選んだ理由は
「そうですね、まず堀田選手に関しては、もうその格闘技戦をやったりとか、それこそ全女の時代があったりとか、そういった戦いを繰り返して、ともにその時代を生きてきたという中では堀田選手。中森選手もPURE-Jというところで、元々JWPから始まってボリショイ選手が色々頑張って、今でもこうして頑張って、中森華子選手いつも記念興行っていうと必ず応援してくれてるということもあり。スターダムのなつぽい選手、なかなか接点はないだろうなというのはあったんですが、前そのスターダムが去年か一昨年か参戦させていただいて、なつぽい、なんだいぽいなんて言って(苦笑)。そういった中で、今時代にのってるっていうところに目を向けていきたいというのもあって、スターダムの選手をってところかな。あと梅咲遥選手も、この、なんだろうな、ディアナさんとは色々なご縁もあってW井上で井上京子選手にすごくお世話になって。その団体の中での1人っていうことで活きがとにかく良い。やっぱりその活きが良いってところを、こういった記念の還暦の中でその活きの良さを見せてもらいたいって部分も。あと水波選手、アニキっていう、なんか似てるって言われるんだよね(笑)それは似てるんではなく、その、うちの新人とか、それこそ去年デビューしたNØRIとかキャサリンとか、そういったところでも色々コーチとして教えてもらったりとかっていうこともしてもらって。そういった中でね、過去から今と、今現在というところで色々とお世話になってるとか、色々な戦いをみせていきたいというところで決めました」
――イベントのサブタイトルの人生もう一度に込められた思いは
「あの、還暦って、60歳で振り出しに、赤ちゃんにまた戻るっていうんだよね。そういったところもあって、また新たな人生を歩き出すんだろうなと。今までの人生も、すごく、なんていうんだろう?すごく重みのある人生で、後悔のない人生を送ってきた。またここからゼロに戻った時に、もう一度何ができるんだろうという興味、ワクワク感からのもう一度」
――今回還暦ということで次は古希になりますが
「古希まで考えられないけどね(笑)古希は、なんだろう、今は世の中が過去の固定観念というものが全て壊れてる時代だから、今までだったら確かにそりゃ無理ですよってなるかもしれないけど、これからね、技術が発展して、まだ全然いけんじゃんってなるかもしれないし、その今の固定観念はやぶりたいね」
――先ほど心が折れるという言葉を最初に使ったのが神取さんだと言っていらっしゃいましたが
「実はそうなの、皆意外と知られてないんだよね。意外と知られてなくて、自分も、その当時の亡くなられた井田真木子さんに書いていただいて、それでインタビューの時に話した言葉なんだけど、それこそもうデビューした36,7年前で、当時って使われてなかったんですね、心が折れるって。こういうストレス社会じゃなかったから。最近になって、最近というか5,6年前かな?もっと前かな?日本経済新聞の方から連絡があって、心が折れるという言葉を使われてってところで色々調べていただいて、神取さんが元々使われた言葉。それからイチロー選手が使ったりとか、格闘技の漫画で使われたりとか、そういったところで心が折れるっていう言葉がどんどんどんどん広まったっていう。元々は神取忍が発した言葉です」
――井田真木子さんのインタビューで始めて発したと
「そうですそうです」
――ご自身でその言葉を使い始めたのも
「その時じゃない。ほんとは心を折るだったんだよね。折っちまおうぜみたいな。それから進化していって心が折れるってなったんだよね」
――たくさんの議員だったり対戦相手だったり柔道もあると思うんですけど、還暦を迎えて人であったり場面であったり何がフッと思い出されますか?
「どの場面?フラッシュバックはその時その時で、やっぱオリンピックで柔道見てたら自分が柔道やってた時を思い出すし、議員の時もそん時思い出すし
、今でもプロレスってなってくると、やっぱそれで還暦?なんだろう?まだまだやらなきゃいけないなといろいろな事思いだしたりとか、その時その時で思い出すね」
――会見で今思い出す場面はありますか?
「今はそうだな、いやでも、今このカードを話してるだけでもいろんなことがあったから。それこそ堀田選手の話になってくるとギャビ・ガルシアとかさ、そういった事があったりとか。ギャビ・ガルシアが出てくると、今度L-1っていう女子で始めて自分が格闘技をやったとか、そういった色んなものが紐づいてきちゃうから。でね、なつぽいとかってなるとスターダムがあって、それでこのスターダムから今度マリーゴールドになってとか、色んな事が出てくるわけじゃんか?色んな物が紐づけられるから、色んな事が思い出されますね」
――神取さん60年間で自分が心折れたことありますか?
「しょっちゅう折れてるよ(笑)しょっちゅう折れてるんですが、プロレスと一緒で、投げられても立ち上がるわけじゃん?投げられても起き上がるわけじゃん。その繰り返しだよね。折れて、折れない人はいないと思うな。必ず折れるんだけど、ポキっと折れて、そこから這い上がって修復できるかできないかじゃない?折れたら折れたままで終わってしまうから。でもやっぱり、折れてもチクショーってなって、怪我や骨折してもみんなそうじゃん?怪我しても治そうと思って治すわけじゃん。それと一緒で、心が折れてもどうにか修復して、また復活するっていう。だからその最初に挨拶した時に、ほんとにLLPWの会社は潰れるよとか、神取忍はもう終わりじゃないかとか、そういった事の局面はいくらでもあるわけよ。でもそのたんびにこう、あぁそっかって折れちゃう。でもそうはいかないってこう起き上がるっていう、その繰り返しだよね」
――直近で折れた事は
「直近で折れたこと?直近で折れたこと、え~今のところ忘れちゃうよね(笑)」
――プロレス以外でも関係者様の演目があったりそういうことは考えてらっしゃるんでしょうか?
「それはやっぱりうちならではのものなので、色んな方が参加していただいて、エンターテイメントとして楽しんでもらうっていうのは、やっぱりこうやっていきたいと思っております」
――セミ以下のカードはどんなものを考えていますか?
「それはお楽しみでしょ(笑)今言っちゃったらみんな来てくれないじゃん(笑)」
――練習生の方はここでデビューを目指していますでしょうか?
「ありますね。ありますが、まあ生身の人間なので、やっぱりその絶対ってないじゃないですか人間。やっぱこの、それに向かってはいくんだけども、万が一怪我をするとか、そのレベルに達していないとか、そこに関してはここではデビューさせたいって気持ちはあるんですけども、やっぱりそれは本人とその環境とか、そういったものを越えてデビューができるかっていうのは、本人の運もあるし、目指してる事は目指してます」
――現在の仕上がり具合は期待してもよさそうな感じですか?
「う~~~~~ん、いいとこまではいくんだけどね。でもそこで、このために無理させて身体を壊したりとか、精神的にやられてしまうとか、そういったことも、これだけを目指せるんじゃなくて仕事をしたり、学生だったりとかって、昔と環境が違うから、そういったところも踏まえてデビューはさせたいけども無理はさせないって感じかな」