酒呑童子主催興行7.22新宿大会 KUDO&真霜vs.坂口&イサミ、高梨&さくら&小笠原vs.ゴージャスバラモン、高梨vs.柿本
酒呑童子主催興行〜酒なくてなんのこの世の桜かな〜
日時:2015年7月22日(水)
開場:18:00 開始:19:00
会場:東京・新宿FACE
観衆:600人(超満員札止め)
▼第1試合 立たないでもうそれで十分だおお神よ彼を救いたまえ…パンチドランキオン・グローブマッチ 30分1本勝負
○星誕期/窪田幸生
7分53秒 右フック→KO(10カウント)
●タノムサク鳥羽/梅田公太
▼第2試合 貴様と俺とは同期の桜 咲いた花なら散るのは覚悟 みごと散りましょう 10分1本勝負
△柿本大地
10分00秒 時間切れ引き分け
△高梨将弘
▼第3試合 3WAYタッグマッチ 30分1本勝負
大鷲透/○樋口和貞
11分8秒 変形カナディアンバックブリーカー
アントーニオ本多/●福田洋
※もう一組は石井慧介/入江茂弘
▼第4試合 8人タッグマッチ 30分1本勝負
高木三四郎/男色ディーノ/大石真翔/○平田一喜
7分55秒 奇跡を呼ぶ一発逆転首固め
ヤス・ウラノ/彰人/松永智充/●宮武俊
▼第5試合 宴はもうじきお終いだ 桜ちるちる菊もちる よくばり「ばばあ」は長生きで やさしいゴージャスは早死にだ ゴージャスバラモン・ノー・リターン 30分1本勝負
○マサ高梨/さくらえみ/小笠原和彦
11分54秒 スワントーンボム自爆からの丸め込み→エビ固め
バラモンシュウ/バラモンケイ/●ゴージャス松野
▼第6試合 飲んで飲み潰れて寝むるまで飲んで やがて男女は静かに寝むるのでしょう5WAYドランクマッチ 30分1本勝負
▲HARASHIMAvs.▲佐々木大輔vs.▲高尾蒼馬vs.▲竹下幸之介vs.▲赤井沙希
21分0秒 酒に呑まれる→全員KO
▼第7試合 タッグマッチ 30分1本勝負
○KUDO/真霜拳號
16分13秒 ダイビング・ダブルニードロップ→片エビ固め
坂口征夫/●木高イサミ
酒呑童子主催興行でKUDOと坂口がバチバチの前哨戦にイサミと真霜が加わり激化!
酒に呑まれた5WAYドリンクマッチ!大暴れのゴージャスバラモンに高梨が辛くも勝利
オープニング
まずは大会主催者の酒呑童子の3人が登場。KUDOと坂口は違うところから出てきてリングへ。マイクを持った高梨が「本日は酒呑童子主催興行にご来場ありがとうございます。急なカード変更とかありまして申し訳ありませんでした。ぶっちゃけ、今日ここに来るまでこれ大丈夫かなと思って、酒飲みにしては落ちてたりしていたんですけど、こうやって皆さんが来てくれている会場を見てテンションあがってまーす! ありがとー!」と挨拶。
続いて「挨拶ぐらいはお願いします」とマイクを渡された坂口は「今日は来ていただいてありがとうございます。いっぱい酒飲んでください。まぁ急なカード変更ということで、ようやく今の自分とチャンピオン、どれくらいの差があるのか今日試すことが出来るので楽しみにいます」と挨拶。
最後にKUDOが「急なカード変更、大変申し訳なかったんですけど、その分坂口さんをめちゃくちゃ蹴りますので! 壊れるぐらいに蹴りますので期待してください!」と言うと、高梨が「いいねいいね熱いね! ということで、今日は酒が飲めるお前らも、酒が飲めないお前らもめちゃめちゃキレてテンションあげていけよ! 準備はいいかー? オイオイオイ、酒飲みの連中はもっと声出しやがれ! 準備はいいかー? 飲めない奴もテンションあげてついてこいよ! ってことで、酒呑童子主催大会スタート!」とオープニングコール。
第1試合
この試合はグローブ着用、顔面パンチあり。KO、ギブアップのみの完全決着ルール。梅田のボクシンググローブ姿は新鮮だが、誕期のような元力士がボクシンググローブを着用したのは曙以来か。
まずは梅田と室田のボクシング対決。お互いにジャブを出し合っていると、鳥羽がコーナーから「もういいよ。格闘技観に来たわけじゃないんだから」と言って2人を下げて誕期と向き合って、お互いに顔面へのパンチを打ち合う。
明らかにパワーと身長で勝る誕期が優勢。ついにダウンした鳥羽が何とか立ち上がると、室田がパンチでラッシュ。しかしカウンターの左フックで室田に片膝を付かせた鳥羽は梅田にタッチ。ミドルキックでラッシュをかけた梅田だが、組み付いた室田はブレーンバスターで投げてからスリーパー。
背後から鳥羽がサッカーボールキックでカットすると、室田は鳥羽に殴りかかるが、梅田が室田にパンチで向かっていく。室田のフックにハイキックを合わせた梅田だが、何とか堪えた室田はパンチでダウンを奪う。
立ち上がった梅田に「いいから代われ!」と要求した鳥羽は誕期を指名。立ち合いからパンチで突っ込んだ鳥羽だが、誕期の勢いに吹っ飛ばされる。そこからコーナーに鳥羽を追いつけた誕期は左右のフックを連打してダウンを奪う。立ち上がった鳥羽は右ハイキックでダウンを奪い返すと、ストレートを叩き込んでいくが、誕期の重たいフックが返ってくる。
観客にカウントダウンを指示した鳥羽はゼロと同時にパンチを放っていくが、誕期も相打ちに持ち込む。どちらも意地で倒れないが、ついに鳥羽が大の字にダウン。それでもすぐに立ち上がった鳥羽だが、誕期はボディブローから右フックで再びダウンさせる。鳥羽は10カウント以内に立ち上がれずKO負けとなった。
第2試合
ユニオン所属のマスクマン「大地」として登場した柿本はコーナーに登ってマスクを脱ぐ。マサではなく高梨将弘として登場した高梨はかつて使用していたLINKIN PARKの『Faint』で入場。
握手を交わして試合が始まる戸、まずはグラウンドでのバックの取り合い。そこから立ち上がった柿本はバックを取ると持ち上げるが、腕を取ってひねりあげた高梨。柿本も腕を捻り返すが、高梨はフルネルソンから丸め込む。
キックアウトした柿本はヘッドロックに捉えるが、逆に下から首を捻りあげた高梨。ヘッドシザースに捉えた高梨はそのまま絞め上げるが、柿本はロープに脱出。高梨はシーソーホイップで柿本の喉元をボトムロープに叩き付けると、柿本の背中に串刺しジャンピングニー。2発目を蹴りで迎撃した柿本は下から蹴り上げてからのショルダータックル。バックドロップを狙った柿本だが、踏ん張った高梨はロープで飛ぶ。追走した柿本はロープに飛び乗ってのミサイルキック。さらにアルゼンチン・バックブリーカーで担ぎ上げる。
スリーパーで切り返して脱出した高梨は、ヘッドロックに捉えると、そのままコーナーを駆け上がり、ブルドッキングヘッドロックで叩き付ける。しかし柿本も高梨のスリーパーをチンクラッシャーで脱出。高梨はニーリフトからグルグルパンチを放っていくが、かわした柿本はアルゼンチン・バックブリーカーで担ぎ上げると、そのまま旋回してターボドロップの要領でマットに叩き付ける。
マットに両ヒザをついたまま張り手の打ち合いに。そこから高梨がレッグラリアットを叩き込むと、タカタニックを狙うが、踏ん張った柿本はインプラントで叩き付けると、スライディングラリアット。さらに二段式ジャーマンで投げていくがカウントは2。高梨はアッパーカットを叩き込むが、柿本も張り手を返す。柿本がトラースキックを叩き込んだ直後に10分時間切れのゴング。
試合後、正座をしたまま握手をかわし、礼をした両者。久しぶりの同期対決。決着はまた次の機会に……
第3試合
アントンはEXTREME級のベルトを巻いて登場。樋口、福田、入江の先発で試合開始。「USA」コールが起こると、マスキュラーポーズで威嚇する福田だが、樋口と入江は無視してロックアップ。さらにド迫力のショルダータックル合戦を展開。そこに走り込んだ福田だが、樋口と入江がダブルのショルダーブロックで吹っ飛ばすと、入江が樋口に突進するが、樋口がショルダーブロックでなぎ倒す。
続いて大鷲、アントン、石井がリングイン。大鷲が腹を叩いてアントンに共闘を申し込むと、意図を汲み取ったアントンは大鷲と共闘して石井に襲いかかる。石井が迎撃した大鷲を場外に追いやると、アントンが石井を場外に追いやってからケブラーダを狙う。しかし足を滑らせて転落。
大鷲と入江が観客を巻き込んで何だか楽しそうに乱闘している中、リング上では樋口が逆水平チョップから石井をのど輪で捕まえるとが、石井は延髄斬り。その石井にライアンズが合体ブレーンバスターを狙うが、石井側に大鷲と樋口が加勢。入江はどっちに加勢したらいいか松井レフェリーに相談。
すると入江は松井レフェリーと2人でライアンズ側に加勢して合体ブレーンバスターで投げていった。ライアンズと相撲コンビが石井にトレイン攻撃。しかし福田がかわされると、今度は福田にトレイン攻撃。
石井の攻撃をかわしたところに偶然入江が走ってきて串刺しラリアットを石井に叩き込んでしまう。するとアントンが「茂ちゃん、石井ちゃんは同じユニットの仲間であって仲間じゃない。茂ちゃんBOYZという興行を知っているか? 思い出してごらん、茂ちゃんがBOYZという興行を一番憎んでいることを! ちなみにこの石井ちゃんはBOYZのエースです。さぁ茂ちゃん、思い切ってその一歩を踏み出してごらん」とそそのかす。
しかし踏み出した入江は石井に抱きつく。するとアントンは「仲がいい〜! こうなったらおじさん、バカ負けしちゃったな」と二人の仲の良さに感服。「キッス」コールを起こしてみると、入江がその気になって石井にキスしようとするが、石井が張り手を食らわす。
傷心の入江はリングを降りてしまうが、そこに福田が「僕たちは入江さんに帰ってきてほしいんだ!」と言うと、小坂明子の『あなた』を歌い出す。アントン→樋口→大鷲→石井とリレーしてから石井が入江を迎えに行くと、ようやく入江はリングに戻ろうとするが、コケて転倒。
その間にリング上では試合再開。樋口はライアンズを吹っ飛ばすと、フロントキックで場外に転落させると、福田を一気に肩口までカナディアンバックブリーカーで担ぎ上げると、足と顎をフックをする変形カナディアンバックブリーカーを決めてギブアップを奪った。
第4試合
高木組はまず高木が一人で入場すると、続いてディーノと大石、最後に平田があの曲で一人で入場。だが、リングに辿り着く前に我慢できなかったディーノが彰人に襲いかかってしまったため試合開始。平田がリングに入っていくと、なぜか袋叩きにされてしまう。平田が「だからあなたたち味方でしょ!」とブチ切れるが、ダチョウ倶楽部ばりに全員がぴょんと飛んだだけで片付ける。
ディーノはなおも彰人をバックから襲いまくる。さらに高木と大石が両腕を決めると、背中に平田が乗り、前方からはディーノがライオンプッシュアップで尻をアレする。悲惨な目に遭った彰人だが、何とか松永にタッチ。すると松永は手に唾を吐いてから大石の顔面に押し付けていき、「マツ・ナガ・トモミツ!」ポーズ。
さらにヤスが大石の腰巻きを奪い取り、それで殴打していくと、彰人が串刺しショルダーからダブルアーム・スープレックス。だが、ディーノが入ってきて大石と3Dを決めると、大石が「ケツ出せや!」と指示。「分かりました」と素直にケツを出してコーナーに登ったディーノにまずは宮武をホイップしてケツの餌食に。
だが、ヤスと彰人が大石に3Dを決めると、松永が自らタイツを下げてケツを出してコーナーに登っていく。大石が顔面を押し付けられると、高木が彰人をディーノのケツに押し付ける。さらに彰人のタイツを下げて勝つを出すが、ヤスが高木の顔を彰人のケツに押し付ける。
ヤスが大石のタイツを下げて平田を叩き付けようとするが、逆にヤスの顔を大石のケツに押し付けた平田は「最高のステージじゃねぇか!」と叫んで平田GOサイングラスを装着すると、あの曲に合わせて両コーナーのケツの数珠つなぎもリズミカルにカラダとケツを揺らしていく。
曲に乗って平田がダンスをGOすると、蘇生した宮武もケツを出してダンスをGO。2人で踊りきったあと、平田が宮武を一発逆転首固めで丸め込んで3カウント。試合後も全選手がケツ丸出しの中、平田がダンスをGOするという野郎Z感満載の雰囲気だった。
第5試合
ケツ祭りのあとということもあってからいつも以上に水を撒き散らしながら入場したバラモン兄弟。早々とコーナーに下がったさくらだが、高梨から「先生、やっちゃってください!」と言われた小笠原が先発で出ていくと、バラモン兄弟は松野に「お前の少林寺拳法仕込みの空手を見せてやれ!」と指示。
ローキックを出す松野だが、ブロックされて自らの足を痛めてしまう松野。仕方なく茶色い液体の入った溲瓶を持ったバラモン兄弟が入ってきて高梨とさくらにその液体を拭きかけていく。
さらにケイが水の入ったバケツを振り回していくが、紐が絡まって自分に全部かかってしまった。シュウはさくらをカウンターテーブルに押し付けて顔面をくしゃくしゃにしていく。床が水浸しになったためツルツル滑っていく選手たち。ようやく高梨とシュウがリングに戻ると、シュウがバケツの水を思いきりぶっかける。
ケイに「松野、お前も何かやれ!」と言われた松野は口に含んだ水をケイに噴射。怒ったケイが場外で松野をスーツケースに叩き付けると、そのスーツケースをリングに上げて高梨に押し付ける。そこにボーリングの球を投げてストライク! さらにケイが高梨を羽交い締めにすると、「松野、もう1回チャンスだ!」と指示。
松野がフライング・クロスチョップで飛び込むが、やや中途半端だったため兄弟と高梨の3人で袋叩きにしていく。しかし高梨からタッチを受けたさくらが奇声をあげながらケイをバックブリーカーからのロメロスペシャルで吊り上げる。
だが、シュウがその顔に水を垂らしてカット。「メス豚!」と言われたさくらはブチ切れ、兄弟をコーナーにホイップするとさくらえみ80キロ(=ランニング式串刺しクロスボディ)。さらに松野も叩き付けてからスーツケースをセットすると、小笠原がボーリングの球を投げてストライク!
10分が経過し、高梨が松野にタカタニックを狙うが、松野はヒザから崩れ落ちる。仕方なくロープに飛んだ高梨だが、場外からシュウが竹刀攻撃。そこに松野が619を叩き込むと、ゴージャススター腕十字へ。だが、さくらがムーンサルトプレスを投下してカット。そして松野を羽交い締めにしたさくらだが、高梨のトラースキックを松野がかわしてさくらに誤爆。
すかさず高梨に兄弟が墨汁ミストを噴射すると、松野がMIKAMI譲りのスワントーンボムを投下したが、かわした高梨が松野を抑え込んで3カウント。敗れたケイは松野を道路標識で殴打し、さっさとシュウと一緒に引き上げてしまう。高梨がマイクを持つが、兄弟が「マイクの前にひと言いっておいてやるよ! お前ら今日はこれくらいで勘弁しておいてやるよ。覚えてやがれ〜!」と捨て台詞を吐いて締めてしまった。
第6試合
早くも缶チューハイ片手に飲みながら入場した赤井。そして20歳になったことでドランクマッチ解禁となった竹下がアントンを従えて入場。さらに高尾、佐々木が缶ビール片手に入場すると、最後にHARASHIMAが登場するなり、ストーンコールドばりに缶ビールを一気飲みしてからリングイン。
試合中曲が流れると、酒を一杯飲み干さないといけないのがドランクマッチの特徴。全員でショットグラスを手にし、HARASHIMAの音頭で「乾杯」をしてから試合開始。HARASHIMAと竹下の攻防を見て拍手していた赤井は、ファイティングポーズのときだけ割り込んでくる。
佐々木と高尾はスピーディーなロープワークからドロップキックの相打ち。そしてまたも赤井がファイティングポーズの時だけ入ってくる。すると赤井が竹下にエルボー。竹下から高尾へと右回りに攻撃していくが、HARASHIMAから赤井には攻撃せず逆回転。竹下も赤井には攻撃せず再び右回りに。
するとHARASHIMAと佐々木が場所を変え、佐々木が赤井に殴りかかろうとしたところで曲が流れて全員で酒を一杯飲み干す。その上今度こそ佐々木が赤井を殴ろうとすると、また曲が流れて全員で乾杯。
佐々木が赤井に襲いかかるが、竹下が止めに入ってブレーンバスターの体勢に。HARASHIMAが佐々木側、高尾が竹下側に加勢するが、ここでまたも曲がかかり全員で一気飲み。そこから元の体勢に戻ると、赤井は竹下側に加勢するが、投げたのは佐々木側。すると竹下が「スクワットいくぞー!」と叫んでから高尾をファイアーマンキャリーで担いで、そのままスクワット。
嬉しそうに腿を叩いて「パンパンや」と言う竹下の腕を取ってロープに登った高尾だが、ここで曲がかかりドリンキングタイム。高尾が酩酊ロープ渡りをするが、ロープ中央で転倒して股間を強打。
すると佐々木が赤井に水をかけてメイクを落とそうとする。「怒られる!」と謎の発言をする赤井にHARASHIMAは「ロープに振って連係だよ!」と指示するが、赤井はアルティメット・ウォリアーばりにトップロープを掴んで振りはじめる。そのためHARASHIMAがいくらどうにかしようとしても連係はグダグダ。それでもHARASHIMAは佐々木を羽交い締めにし、赤井はコーナーに登るが、ここでまたもドリキングタイム。
佐々木は竹下に無理矢理酒を飲ませてからボディブローという悪い先輩っぷりを発揮するが、竹下もカウンターのフルトントキックからジャーマンの体勢に。しかし、ここでドリンキングタイム。高尾が竹下にトラースキックからジントニックを狙うが、ここでドリンキングタイム。
目が据わってきた佐々木は「このアマ!」と赤井に掴み掛かると、怒った赤井はグーパンチからローキックを連打。すると酔って性癖が丸出しになった佐々木は自らケツを突き出す。そこを赤井が蹴っていくと、佐々木は「気持ちいいぞ〜」。HARASHIMAが「試合だから」と注意するが、竹下はひたすら筋肉ポーズ、高尾は「トイレ行ってきていいですか?」とグダグダに。
ついにHARASHIMAも「もういいよ、終わらせるよ! 竹下はまだ未成年じゃないの? え、ハタチになったのか。おめでとう」と言うと、竹下を座らせて蒼魔刀をブチ込むからと説明。15分が経過し、HARASHIMAが蒼魔刀を発射しようとすると赤井や佐々木がタックルでぶつかって邪魔をする。
HARASHIMAが「いくぞー!」と叫ぶと、赤井が竹下に蒼魔刀を発射する蒼魔刀泥棒。もう泣き出すHARASHIMAだが(もしかし泣き上戸ですか?)、ここでドリンキングタイム。赤井がご陽気な様子で乾杯するが、HARASHIMAは完全にへをを曲げてしまう。
HARASHIMAが赤井にボディスラムを狙うが、赤井が押し潰す。佐々木がカットに入り首固め。竹下、高尾も次々と首固めに丸め込むが、赤井はHARASHIMAを逆さ押さえ込み。そこから今度は次々に逆さ押さえ込みを決めていく選手たち。
5人ともダウンする中、どうにか立ち上がるかと思われたHARASHIMAだが、コーナー下の酒に手を伸ばすと、一気飲みして嬉しそうに座り込んだため5人ともが酒にノックアウトという結果に終わった。
第7試合
当初KUDO&坂口vs.イサミ&真霜で行われる予定だったこの日のメインだが、KUDOと坂口が両国に向けてスイッチが入ってしまったため、タッグを組むことが出来ずKUDO&真霜vs.坂口&イサミに組み替えて行われることになった。
KUDOの握手に応じた真霜がコーナーに下がるとKUDOと坂口で試合開始。いきなり飛び蹴りで飛び込んだ坂口をかわしたKUDOはミドルキック。坂口も蹴り返していき、KUDOにバズソーキック。だが、真霜がカットに入ると、イサミが飛び込んできて真霜を場外に連れ出す。
リング上ではKUDOが坂口にサッカーボールキックを叩き込むと、戻ってきた真霜にタッチ。スリーパーに捉えた真霜はクロスフェースにスイッチ。そこから控えのイサミに襲いかかった真霜だが、イサミはうまく避けて真霜を挑発。タッチを受けたKUDOに坂口はキチンシンクを叩き込むと、イサミにタッチ。
ドラゴンスクリューからKUDOをコーナー下に座らせたイサミはランニングホームラン。最後はエルボーではなくKUDOのヒザへの低空ドロップキック。すかさず坂口が裏アキレス腱固めからアンクルホールドに捉えるが、真霜がカット。そのまま控えのイサミにも攻撃しようとしたが、またも避けられる。
真霜はニュートラルコーナーでセコンドにつく高梨に詰め寄るが、リング上ではイサミがKUDOの左ヒザをなおも攻撃してから足4の字固め。何とかロープに逃れたKUDOはイサミとエルボー合戦。そこからニーリフトを叩き込むが、イサミは低空ドロップキック。ならばとキチンシンクからのミドルキックを叩き込んだKUDOは真霜にタッチ。
ニーリフトを叩き込んだ真霜だが、イサミはボディからお留守だぜをお見舞い。だが、真霜はサイドスープレックスから串刺しエルボー。だが、ロープに飛んだ真霜をエプロンから坂口が蹴り飛ばす。合体攻撃を狙った坂口とイサミだが、うまくかわした真霜は2人まとめて腕固めに捉える。
イサミと真霜は真っ向からエルボーの打ち合いへ。打ち勝ったのは真霜だが、イサミもカウンターのドロップキックを返して坂口にタッチ。ランニングキックを叩き込んだ坂口は、バックドロップからランニングロー。キャッチした真霜はそのままDDTで叩き付けてKUDOにタッチ。
10分経過し、KUDOは坂口をコーナーにホイップすると、飛び込んできたイサミも同じコーナーにホイップしてから8×4(=走り込み串刺しジャンピング肘打ち)。さらにコーナーに登っていくが、坂口が追いかけていってフロントネックロック。だが、背後から真霜が蹴り上げると、KUDOのエルボーで坂口は逆さ吊りに。
そこにKUDOが断頭台式ダイビング・ダブルニードロップを投下。イサミが入ってきてKUDOに勇脚(=トラースキック)。真霜がイサミをジャーマンで投げ捨てると、リング上はKUDOと坂口だけに。そこからお互いに相手の左腕目がけてミドルキックの打ち合いに。最後はハイキックの相打ちになったダブルダウン。
先に坂口がイサミにタッチして串刺しジャンピング・フロントキックからダイビング・ダブルニードロップ。かわしたKUDOだが、イサミはドラゴンスクリューからサソリ固め。カットした真霜はエプロンに出たイサミにロープ越しのブレーンバスターを狙うが、イサミはヘッドバットを叩き込むと、逆に奈落式ブレーンバスターを狙う。
真霜が逆に投げようとすると、リング内に着地したイサミだが、真霜が蹴り飛ばしてKUDOを呼び込む。サンドイッチ・バズソーキックを叩き込んだ真霜を坂口が場外に追いやると、再びKUDOとエルボー合戦へ。KUDOのスピンキックをかわして背中にジャンピングニーを叩き込んだ坂口は神の右膝(=串刺しニー)。
かわしてヒザ裏を蹴り上げたKUDOだが、そこにイサミはヒザへの低空ドロップキック。さらにダイビング・ダブルニードロップからスライディング・ラリアット。カウント2で返したKUDOはスピンキック。坂口がカットしたが、真霜も入ってきてイサミに垂直落下式ブレーンバスター。そこにKUDOがダイビング・ダブルニードロップを投下して3カウント。
試合後、倒れているイサミを踏みつけた真霜を高梨が止めると、イサミを真霜の急所を蹴り上げる。坂口が見つめる前で腰にベルトを巻いたKUDO。すると坂口も立ち上がって睨み付けるが、間に入った高梨が「大体なこいつマイクを持っちまうと戦争とかぶっ殺すとか不穏なことしか言わねぇから」と言うが、マイクを奪い取った坂口は「今日はありがとうございました」と観客にお礼を言う。
KUDOも「今日の酒呑童子主催興行、楽しんでいただけましたか? またビアガーデンでプロデュースデーがあります。その時もまたご来場よろしくお願いします。そのとき二人の関係がどなっているか分からないですが、僕はこのまま両国まで突っ走ります! いくぞー、酒盛りだー!」と叫び、最後は酒呑童子の3人で微妙な距離感を保ったまま、酒瓶こそ合わせないが乾杯をして締めくくった。
<試合後コメント>
坂口征夫
「まああの、今日肌合わせられてよかったと思います。まあ強いっすね。それを再認識させてもらったので、あとは両国に向けて調整かけてくだけなんで。強いけど、怖くはないんで。敵わない相手ではないと思ったので獲りに行きます」
KUDO
「坂口選手なんて言ってました?」
――手を合わせてよかった。強いけど怖い相手ではなかったと。
「何言ってんすかね? 僕、あの人に勝ってますから。全然もう、坂口さん殺す気で来るんなら俺も殺す気でいくし、そんなね、ナメた口きいてると叩き潰しますよ。まあ楽しみにしててください。本当に、普段のDDTじゃ見れないような試合になると思いますんで、それが年に1回の両国のメインイベントで、俺と坂口さんで誰も見たことがないような試合してやりますよ」
マサ高梨
「なんでしょうね。当初思い浮かべてたものとだいぶ違うものになったんですけども、無事に終わって安堵感でいっぱいですね。当社はとりあえず坂口さん誕生日近いし、終わった後坂口さん誕生日おめでとうとかハッピーエンド風の雰囲気だけ出しておけばいいだろうぐらいに安易な事考えてたんですけど、まさかこうなるとは思わなかったんで、結果としてこういう風に大会行えたことで、今もうほんとに安堵感しかないです。これ大丈夫かなというのしかなかったんで。ただこの後ビアガーデンでアニキが言っていたように主催興行、いつもね、毎年のやつがあると思うと、ちとアレですね。胃が痛くなりますね。あとはやっぱ、酒飲みユニットだからと言って安易にどランクマッチにぶち込んじゃいけねーなっていう良い勉強になりました。やっぱなんていうんですかね? 物珍しい人達で、酒も強いし普段から、やってみようと思ったその安易な考えがああやって結果を産んでしまって、ちょっと放送出来ないような状況になってしまったので、ほんとにその責任はビアガーデンで付けたいなと思っています。そんな感じですかね」
――高梨選手はどちらのセコンドにもつかずニュートラルのところにいましたが。
「そうですね、自分はでもこの業界入った時からコウモリ野郎で、ずっとなんていうんですかね?その都度その都度風向きが向くように生きてきて、それがやっぱこの世界で生きていく上での自分のポリシーみたいなものなんで、なんで両国まで風見鶏を続けて、両国勝ったほうにくっついていけばいいのかなと思ってます」