摩訶不思議な元天然美少女レスラー・真白優希が電撃復帰からの王座戴冠!ウナギ・サヤカとの対戦を熱望し「あの人の行動力はアイスに無いものだと思う」
24日、後楽園ホールにて『アイスリボンマーチ2024』が開催。真白優希がトライアングルリボン王座に返り咲いた。
真白は中学時代には陸上部に所属し、高校1年生のときにアイスリボンが主催するプロレスサークルに通い始め、高校を卒業すると同時にアイスリボンに入団。“練習生・ホワイト”としてテキーラ沙弥の引退試合に出場するなど正式な入団以前からアイスファンには知られており、デビュー前のエキシビジョンマッチではヘッドロックをかけられた瞬間にギブアップしたり、エキシを終えた安堵感から控室で号泣する声が観客席にまで響いてきたりするその独特な魅力から早くも人気を集めていた。怪我に悩まされなかなかデビューできずにいたが、2020年8月にイリミネーション戦でデビュー。
美少女と言える外見とは裏腹に天然な言動と行動で摩訶不思議な真白ワールドを作り出していったことで人気は急上昇。決して強いわけではないが魅力的な試合を行う姿は“無気力ファイター”時代の真琴を彷彿とさせており、その真琴とタッグを組み『まこふしぎ』として活動することに。
2022年1月にトライアングルリボン王座(3WAY王座)を獲得し次期エース候補として成長していたが、2022年12月31日に将来の夢であった看護師の道にすすむため現役を引退した。
しかし、引退から1年が経った2023年12月31日の後楽園ホール大会にスーツ姿の真白が現れ「私、プロレスが好きで好きで…またやりたくて、ここに立ってます!」と号泣しながら復帰を宣言。2024年1月27日の後楽園ホール大会で待望の復帰を果たした。
トライアングルリボン王座は、当時の王者であった真白が引退とともに返上したことで空位となっていた。
しかし、復帰後の真白はトライアングルのベルトを掲げて現れ「未だに自分が王者である」と主張。団体側は「空位である」と主張して言い分は食い違ったが、すったもんだの末に新王座決定戦が行われることが決まった。
この日の新王者決定戦は、真白優希vs真琴vs松下楓歩のカードで実施。
真白は得意の丸め込みで速攻勝利を狙っていくが、真琴&松下の集中砲火を受けて苦戦。場外戦の際には、真琴のマネージャーでありトライアングル王座を狙う松澤さんからも攻撃を受けて大ピンチに。
真琴のブレイジングチョップ、ダブルアーム・スープレックスを受けた真白は力尽きたのか倒れたままピクリとも動かなくなってしまう。焦れた真琴が引き起こすと、真白は丸め込んだうえでサミングを見舞って真琴を撃退。
この隙を逃さずに松下が真白をミサイルキックでぶっ飛ばし、真琴にブロックバスター、バズソーキック、ファルコンアローと猛攻。松下が真琴を仕留めようとしたところに真白が組み付き、特盛クラッチで3カウント。真白が新王者となった。
バックステージに戻った真白は、「おしゃぁ~!勝ったぞぉ!V7ですね!V7成功しました!やった!女子プロ大賞を狙っているので、お願いします!」と週刊プロレスの記者に向けてアピールするなど相変わらずの様子。
さらに、ウナギ・サヤカとの対戦を希望し「スゴいじゃないですか、後楽園も全員埋めて。私、すごい見てたんですよ。あの人の行動力が私はアイスに無いものだと思っているので。その方と試合したらなにか私も得られんじゃないかと思って」と胸中を語った。
その後、コメントスペースに古川奈苗が乱入してきて挑戦を表明。
真白はこれを快諾し、王者権限で4月6日の大田区大会での初防衛戦を決定した。