【試合詳細】1・9 PPPTOKYO新宿FACE大会 ちゃんよたvs水波綾 八須拳太郎vs田中将斗 エチカ・ミヤビ&真琴&宮本裕向vs夏すみれ&リアラ&今成夢人 ”母の子”マザコン・キッドvsラブドールJr.
『The New Year Glory ―栄光の遊宴―』
日程:2024年1月9日(火)
開始:19:00
会場:東京都・新宿FACE
観衆:350人(超満員)
▼学生プロレス提供試合
○“母の子”マザコン・キッド(一橋大学世界プロレスリング同盟・HWWA/3年生)
5分59秒 フロッグスプラッシュ→片エビ固め
●ラブドールJr.(UWF関東学生プロレス連盟/3年生)
▼タッグマッチ 20分1本勝負
●小橋マリカ(フリー)/花園“エレガント”桃花(フリー)
9分52秒 ホワイトアウト
○雪妃真矢(フリー)/高瀬みゆき(フリー)
▼エチカ・ミヤビ壮行試合 6人タッグマッチ 20分1本勝負
○エチカ・ミヤビ/真琴(フリー)/宮本裕向(666)
13分42秒 爆雷・ミヤビ→エビ固め
●夏すみれ(フリー)/リアラ(ガン☆プロ)/今成夢人(ガン☆プロ)
▼シングルマッチ 30分1本勝負
●ちゃんよた
13分46秒 ホットリミット→片エビ固め
○水波綾(フリー)
▼新春お年玉特別企画 スペシャルシャッフルパーティー2024
○三富兜翔/植木嵩行(フリー)/吉田綾斗(2AW)/土肥こうじ(フリー)
19分6秒 兜斬り
●ガイア・ホックス/ブラック・アンディ・ウー/大谷譲二/大門寺崇
▼シングルマッチ
●八須拳太郎
16分40秒 スライディングD→体固め
○田中将斗(ZERO1)
八須が“夜逃げ”したZERO1の試験官・田中将斗と一騎打ちし再戦を誓う!ちゃんよたが水波との再戦に敗れるも高橋奈七永とのパッション注入マッチへ!エチカが性転換手術前の壮行試合で勝利し涙のマイク!
第0試合
両者しっかり握手を交わしてからゴング。
「マザコン!」「ラブド!」とコールを煽り合ってからロックアップ、リストの取り合いを展開。マザコンがヘッドロックから腰投げ。ラブドールがすぐにヘッドシザースで抜けてクリーンブレイク。
再びロックアップからラブドールがヘッドロック、ショルダータックル。続けてロープに飛ぶも、マザコンがカウンターのドロップキックを発射。これをかわしたラブドールが低空ドロップキックで一発入れてショルダークローからスリーパーホールド。ラブドールが挑発的にマザコンコールを煽っていき、コーナーに詰めて顔面踏みつけ。
ラブドールが「マザコンどうした?そんなんじゃインターン落ちちゃうぞ?」と挑発しつつボディスラムで叩きつけ、ロープに飛んでラリアットを狙うが、マザコンがキャッチして旋回式ブルーサンダー。さらにマザコンがコーナーに振っておっぴろげアタックからフロントフリップからスライディングエルボースマッシュ。ひらりとコーナーに飛び乗ってダイビングフットスタンプを発射。
ラブドールはこれをかわし、迫るマザコンにカウンターのラリアット。倒れたマザコンをラブドールがぶっこ抜いてブレーンバスターで叩きつける圧巻のパワーを見せるも、ダメージが深くダブルダウン。
両者膝立ちになりながらエルボーを打ち合っていき、マザコンがドロップキックで吹っ飛ばすもラブドールが即座に起きてジャーマン・スープレックス・ホールド。雄叫びを上げたラブドールがロープに飛ぶも、マザコンがスパニッシュフライでの切り返しを狙う。これは失敗に終わるも、すぐにスプラッシュマウンテンで叩きつけ、コーナートップに駆け上がってフロッグスプラッシュ。これで3カウントを奪った。
マザコン「今度DDTプロレスリングで世界初のインターンレスラーとしてデビューすることになりました“母の子”マザコン・キッドと申します。本日は少しだけ時間をください。全国の学生プロレス団体が7年ぶりくらいに集結して試合を行う『学プロALL STARS』という興行が2月17日に新木場であります。もしもこの学生プロレスを見て興味を持ってくれた方がいましたら、是非ご来場宜しくお願い致します。入場無料となっています」
ラブドール「本当に残り枚数が少なくなってきているので、お早めに!ここにいる全員が来られるわけじゃないと思うんですけど、是非予約していただければいいなと思います。今日はありがとうございました!」
<試合後コメント>
“母の子”マザコン・キッド&ラブドールJr.
――P.P.P.TOKYOのリングに上ってみての感想は
マザコン「いやぁ~、楽しかったですね!」
ラブドール「新宿FACEで試合するのも、プロの興行で試合するのも初めてで。学生プロレスに少しは興味を持ってくれたお客さんがいたら今日やらせていただいた甲斐があったなと思います。三富さんに感謝です」
――元々、PPPとのつながりは三富選手とのつながりがあってのもの?
ラブドール「そうですね。僕が三富さんのサークルの後輩で、大学も同じっていうことで去年、昨年、一昨年くらいからPPPの興行のバイトとして参加させていただいていて。その中で今回『提供試合やってみないか』って話になって、やらせていただけることになりました」
――マザコン選手はDDTでのインターンが発表されてから初めての試合だったと思う。発表後の反響含めての感想は
マザコン「やっぱり反響はとても大きくて、プロになるっていうことはそれだけ皆さんに見てもらうってことですし、期待感も上がっているなと感じているので、1試合1試合手を抜けないなって感じですね」
――学プロALL STARSにはセミプロという立場で上がることになると思うが
「とにかく『学生プロレスを盛り上げたい!』っていう気持ちだけですね。プロっていうつもりは全然無くて、1学生として学生プロレス界を盛り上げていけたらと思っています」
――改めて、興行の告知を
ラブドール「2月17日土曜日、新木場1stRINGにて11:45試合開始の『学プロALL STARS』という興行をやります。これは全国すべての学生プロレス団体が参加する史上最大規模の興行の第1回となっています。満席は284席とさせていただいているんですが、既に残り席数が60枚を切っているという状況なので、是非、今回僕らの学生プロレスの試合を見て『面白いな』とか『学生も結構すごいことやってるんだな』って感じていただけたら是非見に来ていただきたいです」
オープニング
PPPガールズ&SODプロレス応援部の皆さんとともに三富と譲二がリングに上がり前説を担当。
その後、第4試合で行われる『新春お年玉特別企画 スペシャルシャッフルパーティー2024』の組み合わせ抽選会を実施。
VIP席のお客さんが選手の名前の書かれた封筒を引いていって抽選。
三富兜翔&植木嵩行&吉田綾斗&土肥こうじvsガイア・ホックス&ブラック・アンディ・ウー&大谷譲二&大門寺崇の8人タッグマッチに決定。その後は植木が試合に女性がいないことを嘆きつつ「Let‘s PARTY!!」のコールで大会をスタートした。
第1試合
ノータッチルールで試合開始。
先発は高瀬と花園。ロックアップからリストの取り合いとなり、花園が高瀬を翻弄してポーズを決めると足を刈って寝そべりぶりっ子ポーズ。
立ち上がった高瀬は容赦なく背中にギロチンドロップからボディスラムで叩きつけフォールも2。
高瀬は雪妃にタッチ。
雪妃はストンピングからナックル。再度ナックルからボディに膝を叩き込み、ロープに飛ぶが小橋がエプロンから蹴りつけ、花園とともにロープに振ろうとするが、雪妃が逆に振って同士討ちさせると、雪妃が小橋に、高瀬が花園にドロップキックを叩き込む。
雪妃が小橋を正面ロープにくくり、ロープを使ったサーフボードストレッチから背中にエルボー。ロープに飛んで背中にジャンピングニーからフォールも2。
雪妃は高瀬にタッチ。
高瀬は光の輪からぶりっ子ポーズでフォールも2。踏みつけフォールも2。片エビ固めも2。
高瀬はストンピング連打から逆エビ固め。小橋はロープを掴みブレイク。
雪妃は走り込むが、小橋がロープをたるませエプロンに落とすとロープに飛んでドロップキック。さらにエプロンを走り込んで場外ダイブからコルバタで投げ捨てる。
リングでは花園が変則ロープワークで翻弄し、飛びついてお姫様抱っこをさせる。これを離した高瀬の髪を掴んで引き倒すと、鎌固めで捕らえるが高瀬はロープを掴みブレイク。
高瀬は逆水平チョップ。お互い足を踏みつけようとするが、花園が踏みつけるのに成功すると首固めも2。
花園はロープに飛ぶが、高瀬はパワースラムで迎撃しフォールも2。
高瀬は雪妃にタッチ。
雪妃は投げようとするが、耐えた花園がサミングからロープに飛んでカサドーラからコーナーに上りダイビングクロスボディ。フォールも2。
花園のロープに飛ぶが、足を刈って倒した雪妃がロープに飛んで低空ドロップキック。さらにロープに飛んでランニングニーも、避けた花園がロープに飛んで顔面に低空ドロップキック。
小橋が出てきて雪妃にデスバレーボムからシャイニングウィザード。そこへ花園がダイビングフットスタンプから小橋がフォールも2。
小橋は雪妃を場外に蹴り出し、高瀬を花園とともにロープに振ってダブルのバックエルボーからダブルのエルボードロップ。フォールも2。
高瀬をコーナーに振るが、高瀬は二人まとめてブーメランミサイルキックで迎撃。
雪妃が小橋を、高瀬が花園を中央に振ろうとするが、逆に振った小橋と花園が同士討ちさせるとそれぞれにスクールボーイも2。
小橋が雪妃に胴締めフロントネックロック。これは高瀬がカット。
小橋はシャイニングウィザードからフォールも2。
小橋はロープに飛ぶが、雪妃がソバットから高瀬がラリアット。さらに雪妃がランニングニーからロープに飛んでスライディングキック。フォールも2。
雪妃はバズソーキックも、避けた小橋がスクールボーイも2。
雪妃はロープに飛ぶが、小橋がカサドーラも2。
小橋はロープに飛ぶが、雪妃はハイキックからホワイトアウトでギブアップを奪った。
第2試合
エチカたちが奇襲し試合開始。宮本とエチカが今成をロープに振ってダブルのビッグブーツで場外に出しリアラの髪を掴んでリング中央に引きずりストンピング。さらにサンドイッチラリアットから宮本が羽交い締めにしてエチカが竹刀攻撃も、リアラが避けるとギリギリで止まり宮本が竹刀を受け取って攻撃。だがこれはリアラが避けてエチカに誤爆。
今成が出てきてエチカにエルボー。膝立ちのエチカにチョップからストンピング連打。エチカは必死に膝立ちでエルボーも、今成はエルボーでふっ飛ばしボディスラム。さらにエルボードロップからコーナーに押し込むと夏とリアラが顔面を踏みつけ、今成が地獄突き。今成は下がり夏にチェンジ。
夏がエチカをロープに振ってムチ攻撃。さらに顔面を踏みふけていき、コーナーに叩きつけ今成にタッチ。
今成は背中に太鼓の乱れ打ちからチョップ連発。チョップとエチカのエルボーの打ち合いからエルボー合戦。今成がエルボー連打からロープに飛んでアックスボンバー。受けきったエチカの後頭部に再度アックスボンバーからロープに飛ぶが、エチカがカウンターのSTO。エチカは宮本にタッチ。
宮本はロープに振ってドロップキック。ガットショットからコーナに振ろうとするが、今成が逆に振って走り込むも宮本はラリアットで迎撃しその場飛びムーンサルトダブルニー。宮本はコブラツイストで捕らえるが今成はロープを掴みブレイク。
宮本はバックを取るが、今成が切り返してRKOから夏にタッチしようとする。
宮本がこれをカットするとエルボーの打ち合いへ。宮本が逆水平チョップ連発も、今成がロープに振ってクロスボディアタック。今成はリアラにタッチ。
リアラはエルボー連打も、受けきった宮本にナックル気味のエルボー連打。宮本はコンビネーションキックからビンタを叩き込みニールキック。さらに旋回式ボディスラムから真琴にタッチ。
真琴はロープに飛んで顔面にケンカキック。ボディにダブルニードロップからフォールも2。
真琴はダブルアームの体勢も、切り返したリアラにガットショットからロープに飛ぶ。だが夏がエプロンから羽交い締めにすると、リアラがランニングエルボーから投げようとする。切り返した真琴がボディに膝蹴りからビッグブーツを叩き込み、走り込んでビッグブーツも避けたリアラがスクールボーイも2。
リアラはアンクルホールドで捕らえるが、真琴はロープを掴みブレイク。
リアラはロープに飛んで低空ドロップキック。さらにボディスラムからフォールも2。
リアラは夏にタッチ。
夏はロープに飛んでビッグブーツ。夏はエルボー連打からロープに振ろうとするが、真琴がカニバサミでロープに叩き込み、そのロープを蹴り上げてからダブルアームスープレックス。フォールも2。
真琴はエチカにタッチ。
エチカはドロップキックから投げようとするが、耐えた夏にエルボー。ロープに飛ぶが夏はムチ攻撃で迎撃し、ブーイングをする観客にツバを吐いてから串刺し腰振りブロンコバスター。
コーナーに上りダイビングクロスボディアタックからフォールも2。
夏は投げようとするが、エチカが逆にボディスラム連発。コーナーに上るがリアラが足を掴んで動きを止め、夏がビンタも宮本が夏を羽交い締めにしてエチカがミサイルキック。夏が避けて宮本に誤爆し、今成がエチカにフィッシャーマンバスターから夏がシャイニングウィザード。フォールも2。
夏と今成が真琴をロープに振るが、真琴が2人まとめてスピアーで迎撃。さらに宮本が夏の腕へのダイビングダブルニードロップから、エチカと宮本でダブルのブレーンバスター。エチカがフォールもリアラがカット。
エチカが夏の顔面にドロップキックからフォールも2。
エチカは爆雷・ミヤビ(※チョークボム)からフォールし3カウント。
エチカ「プロレスデビューして、1年経ちました。ようやく、初めて勝つことができました!知ってる方もいると思いますが、この試合は、私の壮行試合で、手術前の、最後の試合です。その手術は、性転換手術で、私の、人生の大きな、大きな!分岐点になります。色んな、色んな悩みとか、ツラいこととか、あったけど、覚悟決めて、その!覚悟で!臨んだ試合です!初めて勝てました!ありがとう。やっぱりさ、プロレスって、最高!わたし、プロレスに出会えてよかった。人生変わった。だからさ、だから、絶対このリングに私帰ってくるから。絶対帰って来るから。人として、レスラーとして、もっと、もっと!素敵になって、人に夢を与えられるような、希望を与えられるような女になって帰ってきます。ありがとう。改めて、みんな、PPPTOKYOのメンバー、そしてお客様、感謝致します。本当にありがとうございました!」
<試合後コメント>
エチカ・ミヤビ&宮本裕向&真琴
裕向「スゴかったよ。ほんとスゴかった。あんな皆の前で自分の全てをさらけ出してああやって言える。スゴかった。感動した。待ってます!」
エチカ「ホントに、1年と少しだけど、プロレスやって来て、それだけの時間でも私『プロレス大好きだな』って。この世界に入ってプロレスに出会えてよかったなって、心の底から思えたことが嬉しいです。自分の人生でこんなに、こんなに集中できること、愛することを見つけられて、私本当に幸せなんです。絶ッ対に戻ってきて、もっともっと愛されるレスラーになります」
真琴「ホントに、エチカさん超カッコいいです!」
裕向「カッコよかったよね!めちゃくちゃカッコよかった!」
真琴「生まれ変わったエチカさんに1日でも早く会いたいので、早く戻ってきてくださいね!」
裕向「戻ってきてよ!待ってますんで!」
エチカ「ありがとうございます!」
第3試合
手4つのままショルダータックルのぶつかりあい。ちゃんよたがロープに飛んでのショルダータックル連発も、受けきった水波がガットショットからコーナーに振って走り込むが、ちゃんよたはショルダータックルで迎撃。
水波はエルボーからロープに振ろうとするが、逆に振ったちゃんよたがボディスラムからフォールも1。
ちゃんよたが走り込むも、水波は足を伸ばしてカットしエルボー。エルボーの打ち合いから水波がチョップを叩き込みロープに振ってショルダータックルで倒す。
水波はギロチンドロップからフォールも2。
水波はスリーパーで捕らえ、そのままキャメルクラッチで絞り上げるもちゃんよたはロープに足を伸ばしブレイク。
水波は背中にハンマーブロー連発。悲鳴を上げたちゃんよたの髪を掴んで挑発し、ビンタを打ち込むとちゃんよたはエルボーで返す。水波はビンタからコーナーで逆水平チョップを叩き込みマシンガンチョップ。さらに逆水平チョップからコーナーに振って串刺しラリアット。フォールも2。
水波はロープに振ってギロチンドロップを狙うが、回転してちゃんよたが避けようとするとちゃんよたの顔面にサッカーボルキック気味に足が入る。
水波は投げようとするが、切り返したちゃんよたがバックブリーカーからギロチンドロップ。フォールも2。
ちゃんよたはスピアーからコーナーでショルダーアタック連発。さらに串刺しラリアットからフォールも2。
ちゃんよたはアルゼンチンを狙うが、耐えた水波にちゃんよたはラリアット連発からラリアットの相打ち。エルボーの打ち合いからちゃんよたがエルボー連打も、受けきった水波が強烈なエルボーで倒し、立ち上がったちゃんよたに左右のエルボー連打。さらに髪を掴んでエルボーを叩き込みフォールも2。
水波はラリアットからケンカキックを叩き込んでいき、ちゃんよたは膝立ちでエルボー連打。
水波はボディを蹴りつけていき、ちゃんよたは必死にエルボー連打。水波はガットショットから投げようとするも、ちゃんよたはブレーンバスターで投げ捨て、すぐに走り込んできた水波をハンマーブローで迎撃するとアルゼンチンで担ぎバックフリップ。フォールも2。
ちゃんよたはラリアットも、ガードした水波が二発目のラリアットもラリアットで迎撃し走り込むが、ちゃんよたは逆の腕でラリアットを叩き込みフォールも2。
ちゃんよたはネックブリーカードロップからフォールも2。
ちゃんよたが走り込むも水波はラリアットで迎撃し、改めてラリアットを叩き込むがすぐにちゃんよたが立ち上がりラリアットの相打ち。両者ダウン。
ちゃんよたは左右のビンタ連発。ふらついた水波を担いでシュバインからフォールも2。
ちゃんよたは投げようとするが、切り返した水波がヘッドバッド。膝をついたちゃんよたの髪を掴んで引き起こすとショートレンジラリアットからフォールも2。
水波はスピアーからフォールも2。
水波はHOT LIMITで突き刺し3カウント。
水波「ちゃんよた!ちゃんよた!お前まだまだできるだろ!泣いてる場合じゃねーぞ!まだまだやんなきゃいけないこといっぱいあるだろ!今日シングルして確かめたかったことは一つ!お前の!胸にある!熱い気持ち!それは、マジでマジで宝物だよ!だからこそ、もっともっと!最高の景色が見れるはずだぞちゃんよた!なぁ、歯がゆいよなムカつくよな悔しいよな!それを全部全部ぶつけねーと先に進めねーぞ。お前には、お前に、熱い気持ち、情熱、そう、パッションだ。パッションが、もっともっと必要だ!なぁ!お前が今持ってるパッションの向こう側、一緒に見に行こうよ。な?だからそんなお前に、今日は是非対戦してほしい人呼んでんだよ。なぁ、私のパッションの師匠だ。さぁ、その選手はこの人だ!」
高橋奈七永が登場。
奈七永「PPPTOKYOファンの皆さん、こんばんパッション!女子プロレス界の人間国宝高橋奈七永です!いやちょっと、前からちょっと思ってたんですけど、PPPTOKYOのPって、そう、間違いないパッションのPだオラ~!そうだからこのリングに私は、必然、必要不可欠な選手なんじゃないかな~!?アニキ、アニキ試合、見させてもらったけど、めちゃくちゃ熱いな相変わらず!そしてちゃんよた!前から、見てましたけど、ちゃんよたという選手は、なんかこう、色んな物を、抱えて、リングに上っている、そんな感じがしてます。そしてそれを、パワーにしたり、力強さにしている、そんな選手なのかなと。でも、今日も、すごいよね?あの、アニキの熱さにも負けない、熱さ、パッションがあると思うんだけど!まだもう少し、プロレスに踏み込めてないんじゃないかな?もし、もし!あなたが、このプロレス界でもっともっと、パッションしたいんだったら、そして、やるんだったら!3月5日、プロデュース興行があるんだよね?高橋奈七永、水波綾組対、ちゃんよた、アンド、誰か熱いやつ!連れてこいよ!お前がやるんだったら、私と、試合したら、人生変わるぞ?」
ちゃんよた「やります!私にだって!パッション!熱い!パッションあります」
奈七永「あるのかパッション!」
ちゃんよた「パッション!やってやるよ!」
水波「よし、じゃあその日まで、オメーのパッションもっともっと磨いてこいよ!」
奈七永&水波「うぉー!パッショーン!」
(奈七永と水波は控室へ)
ちゃんよた「3・5!私の熱い!パッション、皆様に、見せたいと思うので、絶対、見に来てください!お願いします!」
<試合後コメント>
ちゃんよた
(※号泣しながらよろよろと登場)
「正直、今まで、今までやった誰よりも……強かったし、誰よりも誰よりも気持ちが、自分の気持ちが、悔しいと思ってます。そんな試合です。もう圧倒的な力の差がありすぎて、全く歯が立ちませんでした……。でも、もっと、もっともっとやりたいと思う。そんな選手でした。3・5は、水波さんと奈七永さん。もっともっと強敵と当たるので、もっとパッションを磨いて3・5に臨みたいと思います。そして、同じようにパッションを持ったパートナーを連れてきたいと思います。ありがとうございました」
高橋奈七永&水波綾
水波「さァーーッ!!ありがとうございましたァ!PPPTOKYOォ!そして、私が呼んだ選手、高橋奈七永さんでェーーッス!!」
奈七永「PPPのパッショーン!高橋奈七永です!」
水波「ウホォイ!人間国宝のォ、PPPのパッションの高橋奈七永さん!ということで、私のパッションの師匠です!私の軸、私の基礎はもはや奈七永さんから出来たと言っても過言ではないほど!の!師匠の奈七永さんを今回呼びました!初シングル!スゴいね、やっぱり!ちゃんよた、折れなかったよ最後まで心が!メゲなかった!熱いよ!あの気持ちが本当に私は大好きだ!だからこそ!もっと強くなると思ったからこそ!私の師匠・奈七永さんを今日呼んでェ!対戦決定しました!ちゃんよたのプロデュース興行で!ねぇ?!どうですか?!」
奈七永「アニキが、この熱いアニキがですよ?こんなに評価してるちゃんよた。そして、評価してる中でも今日多分、『もっともっと来いよ!』ってものがあって。それが多分未来につながる気持ち、大事な部分だと思うし、本当にあの子がもっと踏み込んだら、もっとすごい選手になれるっていうものを今日見せてもらったし、こんなに熱い空間で私も早く試合がしたいと思いました。だから、3月5日!アニキ!この熱い高橋奈七永と水波綾が組んじゃったらぁ?」
水波「そうよ!高橋奈七永!水波綾が!組んで!ちゃんよたと対戦するんだ!これはもう、ちゃんよたが強くなる道しか残されてないんだァッ!!そんな大会になるから、必ず皆さんマジで!直で!会場に見に来てください!ねェ?!」
奈七永「そして、熱いタッグパートナー、ちゃんよた、しっかり連れてこいよ」
水波「ありがとうございましたァ!」
奈七永「おっしゃあっ!パッションッッ!!」
水波「パッションッ!!」
第4試合
先発はアンディと三富。アンディが握手を求め、三富が握るもアンディがガットショット。キャッチした三富がハイキックと水面蹴りを避けてヘッドロックからショルダータックルで倒し、ロープに飛ぶがアンディがアームホイップ。フォールしようとするが下から蹴り上げた三富がアームホイップからラリアット。走り込んできた大谷がDDT。
大谷は吉田をランニングエルボーで倒し、大門寺とともに串刺し攻撃を狙うも、切り返した吉田がジャンピングラリアットで迎撃。
ガイアが飛び込んでダイビングエルボーで吹っ飛ばすと、土肥が出てきてヘッドロックからショルダータックル。
さらにガットショットからロープに振るが、ガイアはハンドスプリングからコルバタで投げ捨てトペ・コンヒーロを発射し、そのまま場外になだれ込み乱闘へ。
カウント19で選手がリングになだれ込み全選手で乱闘へ。
植木が拳銃を持ち出しコーナーから構えて手を挙げさせて「見せ場ねーじゃねーか!」とダイビングヘッドバッドも、全員で避けて数珠繋ぎブレーンバスターの体勢。これは三冨軍が投げ捨て、リングに残った大谷にトレイン攻撃。
大谷が三冨の攻撃を避けると、大谷軍が次々トレイン攻撃。
アンディとガイアが連携攻撃からサンドイッチトラースキックを三富に叩き込みガイアがフォールも2。
ガイアは大谷にタッチ。
三富がチョップからロープに飛ぶが、大谷は追走ランニングエルボー連発からナックルをフェイントにDDT。フォールも2。
大谷はロープに振ろうとするが、切り返した三富に大谷は脇固めからクロスフェイス。
大門寺が土肥に逆エビ固め。アンディが植木にコブラツイスト。ガイアが吉田に卍固めも三富がロープを掴みブレイク。
ロープにもたれかかる三冨の顔面に大門寺が場外を走り込んでドロップキックから、フロントスープレックスで叩きつけフォールも2。
大門寺は担ぐが、着地した三富に大谷がミサイルキック。三冨が避けて大門寺に誤爆させると、三富は大谷にブレーンバスターから吉田にタッチ。大谷もアンディとスイッチ。
吉田はアンディにビッグブーツからガイアにボディスラム。アンディを担ぐがガイアがカットし、アンディとガイアでロープに振るが、吉田はダブルラリアットでなぎ倒す。
大門寺がバックエルボーからロープに振ってナックルも、避けた吉田が延髄切り。さらにコーナーに振って串刺しジャンピングニーを狙うが、大門寺が避けてエプロンから大谷が延髄切りを叩き込んでからミサイルキック。
植木が走り込むが大谷はナックルからビンタを叩き込みスイングDDTを狙うも、耐えた植木がロープに振ってジャンピングヘッドバッドで迎撃。さらにロープに飛んでの敬礼ヘッドバッド連発からフォールも2。
植木はチョップ連発も大谷が強烈なチョップで返すと植木は大谷の顔面に胸毛ウォッシュ。ロープに飛ぶが、大谷はブロックバスターホールドも2。
大谷がロープに飛ぶと植木はボディスプラッシュからスライディングヘッドバッドで場外に叩き出す。
リングでは大門寺と土肥がショルダータックルのぶつかりあいからナックルの打ち合い。土肥がローリングチョップも大門寺がラリアット。土肥がバックドロップからコーナーに振って串刺しラリアットから串刺しバックエルボー。さらに串刺しラリアットからフォールも2。
ラリアットの相打ち連発から大門寺がローリングバックエルボー。土肥がエルボーからロープに飛んでラリアットも、避けた大門寺がナックル連発。土肥がロープに振っていくが、大門寺はジャンピングナックルからスピアーを打ち込むが、土肥はキャッチしてアルゼンチン。大門寺はスリーパーでこれを逃れると頭頂部にエルボー連打からロープに飛ぶも、土肥が避けると三富が延髄切りからロープに飛んでスリングブレイド。
コーナーに上るがアンディが雪崩式フランケンで投げ捨て、植木に走り込むも植木はソバットから水面蹴りで倒し敬礼ヘッドバッドを投下。
ガイアがジャンピングニーを植木に叩き込んで吉田に走り込むが、吉田はジャイアントスラムで迎撃。
大谷のランニングニーも吉田はキャッチしてガットショットから土肥とともにロープに振るが、大谷は同士討ちさせると土肥を踏み台に吉田にスイングDDT。土肥に走り込むが土肥はパワースラムで迎撃。全員ダウン。
リングは乱戦になり、三富軍が串刺し攻撃を狙うが、大谷軍が避けるとそれぞれに串刺し攻撃。
ガイアと吉田がトペを発射し、アンディが三富に水面蹴りから大谷が後頭部にランニングニー。アンディがシャイニングウィザードからフォールも2。
大谷がランニングニーからアンディがバズソーキックを叩き込んでフォールも2。
大谷がフロッグスプラッシュからフォールも植木がカット。
ガイアを吉田と植木がロープに振っていくが、ガイアは次々ナックルから掌底で吉田を叩き出し植木に鉄山靠。さらに土肥に延髄切りから三富にコンビネーションパンチからのバズソーキック。フォールも2。
ガイアはコーナーからダイブするが、三富が避けると吉田がジャンピングニーから三富が兜割りで叩きつけ3カウント。
第5試合
八須がタックルも田中が潰してグラウンドに。八須が必死に切り返していくも、田中が足を取ってから潰してコントロール。八須が立ち上がりバックの取り合いになるが、再度グラウンドになると田中がコントロール。八須は一度距離を取る。
ロックアップから八須がヘッドロック。田中がリストを取ってグラウンドでヘッドロック。八須が抜けてヘッドロックを取り返すが、田中が取り返すと絞り上げてグラウンドに。八須が回転してフォールも、田中は絞り上げたまま1で返す。
八須が抜けてフロントネックを狙うが、田中は腕を掴んで巻き投げてスリーパーからフロントネック。グラウンドの攻防から八須が一度距離をとりスタンドへ。
田中がカニバサミからスリーパー。八須がヘッドロックで取り返し、ショルダータックルも田中は受け切る。八須がロープに飛んでショルダータックル連発で倒し、場外に降りた田中を追って場外乱闘へ。
田中は客からドリンクを奪って八須を殴りつけ、場外ボディスラムから客席に叩き込む。
リングに戻り、田中がストンピング連打からリストを取って腕へのギロチンドロップ。そのまま足で挟んでキーロックのように絞り上げ、改めてキーロックで取り直し絞り上げる。
逃れようとした八須にクロスアームスリーパーも八須はロープに足を伸ばしブレイク。
田中はストンピング連発も、八須は膝立ちでエルボー連打。田中は強烈なエルボーで倒す。
田中はエルボー連発からロープに飛んでランニングエルボー。再度ロープに飛ぶが、八須はスピアーで迎撃しコーナーに振ろうとするも、逆に振った田中が走り込むが、八須が足を伸ばしてカットしエプロンに降りるとエルボーからスワンダイブクロスボディ。フォールも2。
八須はスクワットバックフリップからフォールも2。
八須は投げようとするが、耐えた田中がDDT。田中は串刺しラリアットから逆コーナーに振って串刺しラリアット。さらにブレーンバスターからフォールも2。
田中はボディスラムからコーナーに上りスーパーフライを投下するが八須は剣山で迎撃。
ショルダータックルのぶつかりあいから田中がロープに飛ぶも八須がフランケンで丸め込むが2。
八須はスピアーからフォールも2。
八須は変形バックドロップも2。
八須はコーナーに上るが、田中がエルボーから正面に登り雪崩式ブレーンバスター。フォールも2。
田中はボディスラムからスーパーフライを投下しフォールも2。
田中はスライディングDも八須が丸め込むも2。
八須は俵投げからコーナーに上りダイビングヘッドバッド。フォールも2。
八須は変形ブルーサンダーからフォールも2。
エルボーの打ち合いから田中が左右のエルボー連打。八須がヘッドバッドも、田中は強烈なエルボーからヘッドバッド。さらにランニングエルボーからフォールも2。
田中はスライディングDを叩き込みフォールし3カウント。
田中「おい、ちょっと君たちどいてくれる。八須、10何年か前によ、お前は、うちのZERO1に入門させたのは、俺や。その時、お前の体力見て俺はすごい驚かされた。でも、次道場に行った時は、お前はもう、逃げ出しとったな。根性あるかと思って、あ?入れたら、一週間足らずか。一週間か。もう少しおったのか?わからんけど、ケツ割って、体力あってもよ、たいしたことない奴やと思っとった。でも、何年かたって、俺もプロレス長い事やっとるけど、そしたらお前がいつの間にかデビューしてよ、PPPの所属になってリングに上っとった。そこで、俺にオファーが来たよ。どんなもんか試してやろうと思ってリングに上がった。たいしたもんやのお前。あの時逃げ出した、お前は、もうここにはおらんかった。おい、胸毛ニキ、お前ブレイキングダウン出た時、俺はお前を見たよ。ちゃんとお前の試合よ。勝った試合も見た、負けた試合も見た。でもそっから、俺の前に立つようになって、メインのリングで俺と対等に、対等かどうかわからんけどやり合ったな、オイ。次、もっとお前が成長して、俺に勝てるっていう自信を持ったら、もっかいやったるよ。でもな、おい、その時も俺は絶対お前には負けへんから」
八須「(泣きながら)13年前、田中さんが、田中さんに、試験合格って言われて、1週間で逃げ出しました。今日は、本当に本当に13年ぶりにこのリングの上で田中さんとお会いしました。ほんとに昔の思いが蘇ってきて怖かったです」
田中「俺いじめたことねーだろお前!」
八須「すいません。でも、今日こうして田中さんとリングで、まさか闘うなんて誰が想像したでしょうか?俺も正直びっくりです。皆さんどうでしたか試合!?(大きな拍手を受ける)ほんとに、ほんとにこの13年、夜逃げしたり、お母さんに!お父さんに!すげー迷惑かけました!交通事故を何回も起こしたり、クラブに行って、もう、酒気運転もしました!ほんとにもう悪いことばっかしてきたけど、今こうして、田中さんとお会いできて!ほんとに悪いことしてきましたけど、田中さんと今日ここでリングで戦えて、僕はほんとに頑張ってきたかいがあったかなと思います!でもまだまだ!これからです。田中さんとまたリングで戦ったり、また一緒にこのリングで、一緒にタッグとか組んだりして、プロレスを一緒に盛り上げたいです。これからももっともっと成長して強くなります。またリングで会いましょう。本当にお願いします。ちゃんよた」
ちゃんよた「今日は、私も、負けてしまったし、八須さんも、頑張ったけど、負けてしまいました。そして、エチカは、今日の試合から、一時休業に入ります。正直、PPPという団体は、メンバーもまだ少ないし、私達も自分の興行で勝ててないし、プロレス業界から見たら、まだまだ全然知らない人もいっぱいいる。でもまだまだほんとに色んな人にPPPを知ってもらいたいから、正直でもそんなまだまだ小さい団体だと思うんですけど、エチカもそうだし八須さんもそうだし私もそうだし、一人ひとりの人生を、しっかりみんな誇りを持って歩んできています。ありがとうございます。ありがとうございます。だから、まだまだ小さい団体だけど、情熱はどこにも負けないと思ってるし、そんな私達の生き方やこの熱い情熱、そんなものを皆さんにお届けできて、この私達の生き様を見て他の人が勇気をもらったり頑張ろうって一人でも思ってくれると私は嬉しいし、だからこそ、もっともっと、頑張るので、これからもPPPという団体を目を離さないで応援してくれると嬉しいです。すいませんなんか。ちょっとしんみりしちゃってごめんなさい。それでは、3,2,1,レッツパーティーでしめたいと思うので、最後は盛り上がっていきたいと思うんで皆さんご起立お願いします!皆さん立ってくださいお願いします。準備はいいですか?それではいきますよ?3,2,1,レッツパーティー!」
<試合後コメント>
田中将斗
「ホントに、彼の存在は風の噂で『ウチを逃げ出した八須がレスラーになってますよ』って何年か前に聞いて、そのときは『いつか闘うときが来るかな』とは全く思ってなかったんですけど、崔くんとか日高くん、高岩さんがやってて『俺にも話来ないかな』くらいには思っとったら、こういう形で来て。今日あのときの点が線になって繋がったんで、これからどういう形でその線が伸びていくか分かんないですけど、リング上で言った通り、彼がもっと実力つけて、俺に勝てるような自信があるんだったら、またいつでもやりますよって言いましたけど。ホントにそのときが来るのを楽しみにしてますよ。そこで八須と俺のストーリーが、練習生になる前からの点がずーっとそこで終わりになるかもしれへんし、僕はそこで終わらせるつもりもないし。彼がまた前に立とうが、彼に負けるつもりはないです。でも、今日彼はこの団体のメインのリングに立って、1つ大きくなったんじゃないですかね。経験っていうのはすごい大事やし、BreakingDownでの“胸毛ニキ”って名前は僕のところにもすごい届いてきたし、やっぱそれが無かったら彼はこのメインのリングにおらんかったかもしれへんし。そういうのがずーっと続いて対田中将斗の繋がったのかもしれへんし。また、次に田中将斗が彼の前に立つときには、彼はまた名前を上げてるんじゃないかって思うんで、そのときを楽しみにしてます。ありがとうございました」
八須拳太郎
「今日はありがとうございました!13年前に僕はZERO1に入門して、そのときに田中将斗選手に『合格』と言ってもらって、本当に嬉しくて、お母さんにも『プロレスラーになれたよ!』って報告はしたんですけど……プロレスラーにはなれてないですね。練習生ですね。練習生になれたってことでお母さんにも報告したんですけど、わずか1週間で夜逃げをしてしまって……。そのときに夜な夜なお母さんに電話をしたんですけど、次の朝も早いのに迎えに来てもらって。それで、僕はプロレス人生を終えました。でも、13年後にまさか三富さんとお会いして、PPPというリングに上がってプロレスラーになれて、まさかまた田中選手とお会いして、リングで試合するとはホントに想像もできなかったです。本当にBreakingDownもそうですけど、一生懸命一生懸命やってきたつもりです。勝ったり負けたりありましたけど、ホントその人生があったからまた田中さんとお会いできたのかなと思ってます。でも、今日田中さんに負けてしまいました。次、また会える日が来るかもしれません。いや、会いたいです。そしていつか田中選手を超えていけるプロレスラーになれるように、これからも必死に汗水垂らして、涙も垂らしながら頑張っていきたいと思います。これからも一生懸命頑張りますので、格闘技もプロレスも頑張りますので、これからも応援よろしくお願いします!今日は本当にありがとうございました!」
――リング上で田中選手と当たってみての感想は
「本当に、もう、めちゃくちゃ強いですね。もう、最後のスライディングDとか、頭がもう、記憶がぶっ飛ぶくらい衝撃を受けました。本当に田中選手は僕の倍近くの年令を重ねていると思うんですけど、そんな年齢だとは思えないくらい動けるし、俺も田中選手のような選手になりたいなって、闘ってる中で思いました。僕も50歳になったらあんなレスラーになりたいです」
――田中選手がBreakingDownを見ていたと聞いたときにどう思ったか
「ホントに嬉しいですね。BreakingDownに出て、ホントにつらい思いもしたし、嬉しい思いもさせてもらったんですけど、本当にBreakingDownという今最も輝いているイベント、盛り上がっているイベントに出たことでこうして田中さんと繋がった可能性もあるので、勇気を出して申し込んでオーディション通って、試合に勝って、負けて、勝って負けて。今こうして田中さんと繋がったのはBreakingDownのおかげかなと思ってて。本当にこれからもチャンスがあればBreakingDownに出たり、またMMAも僕は今年やろうと思ってます。MMAの舞台でも活躍してRIZINに出たいです。その目標があるんで、これからもッ必死にプロレスラーとしても名を上げていきたいです」
<大会総括>
三富兜翔総帥
――大会を振り返って
三富「結構試合は盛り上がっていましたね。それぞれのテーマがちゃんと見えた試合だったと思うんで。今年は勝敗的な意味でも、団体としても“勝つ”ということが大事だと思いました。勝負もそうだし、団体として大きいところに対しても引けを取らないって部分を見せていかないといけないなってすごく強く思いました。これは一連の色々、ちゃんよたの件も含めて、『ナメられちゃいけないな』って思いました」
――八須選手がBreakingDownやMMAにも進出していくということで、自ずと大概的な評価が上がっていくかもしれない
三富「八須は多分、今年はMMAに挑戦すると思うんで。プロレスもこのクオリティでやってもらって、MMAも。どこのリングとかはちょっとまだ言えないんですけど、結果を出していけば自ずと認められざるを得ないというか、そういう状況を作っていきたいですね。ちゃんよたにしても、プロレスでは今度奈七永さんとやることが決まりましたけど、真面目に対等にやれるくらいまで持っていきたいなと思います」
――名前のある選手とやって「頑張りました」ではなく、勝利も掴んでいきたいと
三富「はい。今日の試合で言えば、八須は一皮むけたと思うんですよ。新人の試合ではなくなってきたかなと言うのは感じたので。すべてに於いてそのクオリティを担保して出していきたいなと思います」
――エチカ選手の壮行試合について
三富「エチカの試合は良かったですね。(※偶然通りがかった今成夢人へ)良かったよね、エチカの試合。今成さん、良かったですよね?正直、僕の期待の何倍も上でしたね。なんかやっぱり、人間覚悟決めるとこんだけさらけ出せるんだって思いました」
今成「闘ってて、女の子なんだけど、言男の子のような顔をするところがあるっていうのが、そこが彼女の魅力ですね」
三富「唯一無二の人生に誇りを持ってほしいです」
――第0試合で行われた学生プロレスの後輩の試合はどう感じたか
三富「なんか、僕見てたんですけど、学生プロレスとしてのクオリティはもちろん高いと思いました。でも、難しいですよね。こういうプロの興行でやると、他のプロの試合とどうしても比べられちゃう。そうなったときに、『やっぱり違う世界なんだな』って改めて今日思いましたね。だから、学プロはやっぱり学プロの枠の中でやるから尊さがあるし、価値があるなっていうのは今日逆説的に思いました」
――学生プロレスから来て注目されるというのは三富選手も同じ道を通ってきたが、学生プロレスの世界とプロの世界には段階があると感じる?
「自分がそうだったんで。段階があるというか、別のものですね。ジャンルが違います。ジャンルが違うんで、彼らには……これは僕の失敗談でもあるんですけど、同じジャンルだと思って臨むと絶対失敗しますよね。というのを、肝に銘じて取り組んでほしいし、逆に学生プロレスというものには誇りを持って欲しいなと思いました」