【試合詳細】12・2 修斗豊洲PIT大会 【マモル引退エキジビションマッチ】マモルvs 漆谷康宏、清水清隆、佐藤ルミナ 【世界フェザー級】SASUKE vs田中半蔵
『MOBSTYLES PRESENTS プロフェッショナル修斗2023 FIGHT & MOSH』
日程:2023年12月2日(土)
開始:17:30
会場:東京・江東区 豊洲PIT
【試合結果】
▼2023年度新人王決定トーナメント準決勝 フェザー級5分2R
●青井太一(心技館)
判定0-3
○ネイン・デイネッシュ(MMA RANGERS GYM)
※ネインがトーナメント決勝戦進出。決勝戦では松浦真実也(総合格闘技実業団トップティア)との対戦が決定。
▼フライ級 5分3R
●内藤頌貴(パラエストラ松戸)
2R 3分16秒、三角絞め
○石井逸人(TRIBE TOKYO M.M.A)
▼フライ級 5分3R
○猿丸ジュンジ(修斗ジム東京)
1R 1分18秒、TKO(グラウンドのパンチ→レフェリーストップ)
●安芸柊斗(MMAZジム)
▼66kg契約 5分3R
○リオン武(RISING SUN)
2R 2分31秒、KO(スタンドのパンチ)
●内藤太尊(ROOTS)
▼マモル 引退エキジビションマッチ 各1分1R
マモル
勝敗なし
漆谷康宏/清水清隆/佐藤ルミナ
▼ミドル級 5分3R
○岡見勇信(EXFIGHT)
判定2-1
●キム・ジェヨン
▼世界フェザー級チャンピオンシップ 5分5R
○SASUKE(マスタージャパン東京)
3R 1分07秒、TKO(グラウンドのパンチ→レフェリーストップ)
●田中半蔵(FUN’S)
マモルの引退試合最後の対戦相手はレジェンド・佐藤ルミナ!修斗初参戦の岡見勇信が1年ぶりの復帰戦で勝利!SASUKEが田中半蔵に勝利し世界フェザー級V2
第1試合
1R。ネインがいきなり右パンチ! さらにパンチで前に出る。青井もパンチ、蹴り。ネインのパンチがヒット! 少しよろける青井。ネインはさらにロー、左右パンチ。青井もパンチを返すが、ネインが押していく。
ネインのパンチを受け止めた青井がケージへ押し込むが、お互いローを打って離れた。ネインが蹴りから首相撲、ヒザを打ち込む。離れて、青井がパンチ。ネインは受け止めて投げ、上に。青井は足を狙うが、立ち上がった。足を引っ掛けていたネインがバックを取り投げ! 首を狙うが、お互い殴って終了。
2R。開始してすぐタイムストップ。青井のグローブをレフェリーが直して再開。
ネインがロー、前蹴り。青井も前蹴りを返す。さらにロー。ネインは蹴りから前へ出る。跳びヒザは空振りだが右ハイキック。青井は左右を返す。ネインさらにアッパー、右ボディ! 出てきた青井を受け止めてケージへ押し込む。ヒザ。
青井が入れ替えるが、ネインがヒザ連打。しかしあおいは入れ替えさせない。
離れると、ネインが組んで投げ! 足ウィつかんでパンチを落とす。さらにバックを取り、ひねるようにして回す。しかし立った青井。ケージへ押して左右パンチ。
しかし、ネインが潰してバックマウント、腕を狙う! 殴る青井。終了。
ジャッジは3名20-18、3-0でネインが勝利。青井も懸命だったが、ネインが押し続け、決勝への切符をもぎ取った。
第2試合
石井は昨年10月、環太平洋バンタム級王座の初防衛戦で藤井伸樹に判定負けを喫した。その後、今年4月、パンクラスに2度目の参戦を果たすが、井村塁に判定負け。9月の修斗でフライ級に上げての試合に臨むが、相手の計量オーバーにより試合中止となっていた。無念を晴らせるか。
対する内藤は現在6位。内藤のび太の実弟で、2013 年修斗でデビュー。GRANDSLAM、ONE Warrior Series、RIZINにも参戦経験を持つ。打撃を得意とするが、石井を仕留めることができるか。
1R。石井がロー。内藤はパンチ。石井は強いローを打ち込むと、一気に入ってパンチを打ち込む。石井はさらにパンチで前に出て組む。スタンドバックから揺らして倒れ、グラウンドでバック。殴る! ここからチョークを狙うが、パウンドに切り替え、殴って終了。
2R。内藤がバックハンド。パンチで出る。飛び膝を放ったが、着地に合わせて石井がタックル。バックを奪う。内藤は背負ったまま立ち、前に落とそうとする。石井は腕十字を狙うが、腕が抜けかけて三角に切り替え。こらえる内藤だが、石井が絞めると落ちた! セコンドのタオル投入と同時だった。
最初から勢いのあった石井が快勝。
第3試合
猿丸は2007年、プロ修斗デビュー。第9代世界ストロー級チャンピオン。2021年11月に黒澤亮平を破り暫定王座のベルトを巻き、その後、箕輪ひろばの王座返上により正規王者に。しかし昨年9 月、新井丈に敗れベルトを失っている。これが現役最後の試合と宣言している。
対する安芸は2017年デビュー。猿丸が2008年の新人王トーナメントで闘った安芸佳孝の息子である。6連勝していたが、9月、新井丈のストロー級王座に挑むも敗れている。両者ともに新井に敗れたのちの復帰戦となる。
1R。猿丸がロー、安芸が左右パンチを放つ。両者激しく打ち合う。猿丸の右がヒット、安芸スリップダウンしたところ、猿丸がガブって殴る。安芸は腕十字を狙うが、猿丸これは防ぐ。
猿丸がバックを奪い、バックマウント! パウンドを落としまくり、安芸の動きがなくなってレフェリーが試合を止めた。
<猿丸 ケージ上コメント>
「ありがとうございました。この大会、俺が出なきゃって、俺が盛り上げなきゃって、そう思って出ました。出てよかった。
ただ、これでね、もう自分の役目は終わったんで、今日で引退します。また5年後、10年後、自分の弟子を連れて闘いにくると思うんで。修斗がずっと続きますように。ありがとうございました。」
第4試合
第5代&8代修斗世界ライト級王者、第3代修斗環太平洋ライト級王座と3度の戴冠を経験したリオンは43歳。前戦は2019年7月のデュアン・ヴァン・ヘルフォートで、今回4年ぶりの復帰戦となる。
リオンからの指名を受け、このカードに臨む内藤。リオンの「自分の修斗のルーツは佐藤ルミナ。佐藤ルミナの血を受け継ぐ太尊とやらせてもらえませんか」との希望で対戦決まった。修斗前戦では2021年5月、宇野薫を2ラウンドKOで破っている。
1R。内藤が入ってパンチ。さらにパンチを打ちワンツーがヒット。内藤が入ると、リオンが押し返す。フェイントからのパンチ、ロー。
内藤は前に出てくる。ロー。中に入ってパンチ、アッパー。さらに飛び込んだ内藤だが、リオンは組んで浴びせ倒すようにテイクダウン! しかし、内藤が立って両者離れる。
手数を抑えていたリオンが飛び込んでパンチ。今度は内藤が突き放した。内藤が前に出ると、リオンが組んでケージへ押し込みパンチ。内藤が尻もちをついたが、すぐに立ったところで終了。
2R。内藤がロー。リオンは組みにいくが、内藤かわす。リオンが蹴りから足を取って倒すと、内藤は尻もちをつくもすぐに立った。内藤は体を左右に振りジャブ。しかし、リオンのワンツーがヒット! 効いた! 内藤がフラついたところにリオンの右がヒット、内藤ダウン! リオンが追撃に入りパウンドを落とすとレフェリーが止めた。
<リオン ケージ上コメント>
「久しぶりの試合、本当もう試合すら無理かと何度も諦めてたんですけど、MOBSTYLEの大会ということで、なんか力になりたいなと思って、また太尊という素晴らしい選手と対戦させていただいて、今日ここに立てました。本当に皆さんの応援で背中を押さされて勝てました。ありがとうございました。
まあ、また頻繁に試合しますとは言えないんですけど、またこういう意味のある大会、あと意味がある対戦相手だったらまたやりたいと思いますんで、その時はまた応援お願いします。ありがとうございました」
第5試合
マモル引退試合の相手は、先に引退した清水清隆、漆谷康宏が発表されていたが、3人目の相手は「X」とされていた。「X」が誰かは、マモルにも知らされていないという。
1人目の相手は清水。マモルと清水は2009年の「修斗 VS パンクラス対抗戦」で対戦。清水がテイクダウンを仕掛けたが、マモルに防がれ惜敗している。
清水は開始直後、いきなり走ってドロップキック! かわされるが、そのままマモルの足を取りに行く。しかし、マモルが回ってフロントチョーク!
なんとか脱出した清水だが、マモルのヒジからグラウンドへ。マモルが再びフロントチョーク。しかし清水は立ってケージへ押していくと、足を取り引き込んで倒した。清水は足をつかんだまま立ってパンチを落とす。かぶさって殴る清水。
マモルが立つが、清水がケージへ押していく。離れて殴り合う。清水が足を取りに行き、マモルが潰したところで終了。緊張感とリスペクトにあぶれた1分間となった。
2人目は漆谷がケージイン。漆谷は、かつてマモル、BJと並び「バンタム級BIG3」と呼ばれたレジェンドの1人だ。両者は2003年12月(漆谷の判定勝ち)、2007年9月(マモルの判定勝ち)の2度闘い、一勝一敗。16年の時を経て、決着をつけるか。
マモルが右ミドル。漆谷もロー。さらにマモルが蹴り。漆谷が左ハイキックを放つが、マモルは見切っている。漆谷のローキックに合わせ、マモルがタックル。背を向けた漆谷のバックを取る。正対した漆谷はパンチ。マモルもパンチで応戦する。距離ができると右ミドルを叩き込むマモル。
近づいて蹴り、パンチを打ち合う。漆谷のヒザがボディにヒット。漆谷が尻もちをついたところで終了。マモルが笑顔で手を貸し、立たせた。
ここまで発表されなかった三人目の相手「X」が発表されると、会場がひときわ湧いた。なんと、「X」はレジェンド・佐藤ルミナだったのだ。アナウンサーが「月狼……」と言ったところで会場は爆発! さらに温度が上がった。
マモルは現在、ルミナのジムでインストラクターを務め、ルミナはいわば上司。しかし遠慮なくミドルを放つ。しかし前に出ていくルミナ。近距離で打ち合う。ケージへ詰めていくルミナ。マモルが首相撲からのヒザエオ打ち込み離れる。
ルミナがタックルに入ると、こらえたマモルだが、ルミナがバックを奪う。振り切ろうとするマモルだが、ルミナが引き込みヒール! これが極まり、マモルがタップ。
しかし、まだ時間が残っているため、なんと続行! マモルがパンチでケージへ詰めるが、ルミナが入れ替え。離れてパンチを打ち合ったところで終了に。両者は笑顔でグローブを重ねた。
<ケージ上コメント>
清水「今日はありがとうございました。(MOBSTYLE)代表の田原さんもありがとうございました。ちゃんと最後に区切りをつけて、僕は本当に羨ましいと思います。長年ありがとうございました。お疲れでした」
漆谷「マモルとは本当にずっとライバルっていうか。格闘技に関してはすごく尊敬してるんですけど、人としては全然もう尊敬してなくて。で、この話をもらって、絶対ぶっ飛ばしてやると思って今日上がったんですけど、全然体が動かなくて、すいません
マモルは、僕がアマチュアの頃からもうチャンピオンで、すごく尊敬する選手です。ファイトスタイルとか、すごいテクニシャンで、いい選手で、マモルを倒したくて、1回負けて、ずっと、ずっとね、こいつの背中を追いかけて結構やってきたので、ありがとう。お前のおかげで、ちょっとね、俺は強くなりました。お疲れさまでした」
ルミナ「俺で良かったんですかね。どうなんだろうなと思ったんですけど。
(マモルには)ウチのジムが出来てからずっと指導してもらって、彼はほんとうにこんなだけど(笑)すごいんですよ。すごいことをやってるんで。これを機に若い子たちは映像で見るとか、彼の技術を勉強してみてください。本当に、すごく地味なんだけど、すごいんです。
今後も、うちでも引き続き指導してもらうす、格闘技界で後進の指導をずっとやってほしいなと思います。本当にお疲れさまでした」
<マモル ケージ上コメント>
「この度、引退セレモニーをしていただけるということで、すごく嬉しく思っております、この場を設けてくれた田原さん、サステイン坂本さん、本当に感謝しております。ありがとうございます。
そして、今までずっと応援してくれていたファンの皆さま、支えてくれた家族、両親、特に両親には心配をかけました、ずっとサポートしていただいて、私事ですけれども、この場をお借りして心よりお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。
現役生活の一番の、最大の目標であったUFCへ行くということは叶いませんでしたが、最後の最後に4冠まで獲れて、自分の中では満足の行く幸せな現役生活でした。
なんかかっこいいこと言おうと思ったんですけど、エキシが終わって全部飛んじゃいました。すいません。まあ、なんか涙を流すのもキャラじゃないんで、ここは笑顔で皆さんに最後のご挨拶をさせていただきたいと思います。ありがとうございました」
48戦で31勝13敗5分。マモルはケージで10カウントゴングを聞いた。
時折、感無量という表情を浮かべていたマモルだが、涙はなし。ケージを去る背中は、いつもより大きく見えた。
第6試合
UFCで日本人最多21試合を闘った岡見が修斗初参戦。昨年11月、ONEでアウンラ・ンサンに敗れて以来、1年ぶりの復帰戦となる。
対するキムは韓国で2冠を獲得している。日韓のレジェンド同士、40 代同士の熾烈な闘いの行方は?
1R。キムがフェイントをかけながら回る。ロー。岡見はジャブ。右ジャブを打ってケージへ押し込む。ヒザ。離れたが、岡見は左右パンチを振り、組んでケージへ押し込む。ヒザ。すくってテイクダウン! キムはケージを使って立つ。岡見が投げると、キムは四つん這い。女将はバックを取っている。
なんとか立ったキムだが、岡見はまた倒す。しかし、上になったキム。殴る。岡見が立って離れた。パンチを振るキム。岡見が強い右パンチを放っていく。さらにワンツーを打って終了。
2R。岡見が距離を詰めていく。ジャブ。キムが尻もちをつくが、すぐ立つ。パンチを出していく岡見、左ミドル。キムもパンチを返すが、岡見が足をつかんで投げる。キムはケージへおすが、入れ替えた岡見。キムがボディを殴る。
岡見離れた。ここで、キムが放った蹴りがローブローに。試合が中断される。
苦しそうな表情を浮かべた岡見だったが、3分ほどで再開された。
パンチで出るキム。突き飛ばした岡見が上になり抑え込む。立ちたいキム。岡見は立たせない。
なんとか立ったキムが引き剥がして離れる。残り30秒。岡見がパンチからケージへ押し込む。キムがローを打って終了。岡見はかなり疲れている様子。
3R。至近距離で打ち合う両者。岡見がタックルからケージへ押す。バックを取ったが、キムが立った。岡見が胴タックルからケージへ押し込む。キムが殴るが、岡見強烈なヒザ! 片足をつかんでいるが、離れる。
再びタックルに入る女将だが、これは切られ、キムがバックに回りケージへ。しかし、岡見が離れた。岡見がパンチからタックル、ケージへ押し込むが離れた。キムがパンチ、蹴り。岡見もパンチを出すが、かなり疲れている。
ジャッジは2名が29-28岡見、1名が29-28キム、2-1で岡見が修斗初勝利を挙げた。
かなり消耗している岡見はマットに寝転び、セコンドの肩を借りて立ち上がった。
<岡見 ケージ上コメント>
「今日はありがとうございました。本当に、42年間で一番きつい%分3Rでした。ここまで来るのにすごく怖かったです。やられるっていう恐怖心が何度も浮かんで、試合直前まであって。でも、それじゃあ前の自分と一緒だと思って。心と心で勝負して、 やっとここに登ることができました。自分はまだまだ本当に弱いです。 キム選手、すごく強かったです。
今後、自分はちょっと先が続くかわかりませんが、今日、自分に打ち勝ったことは、今後の人生の大きな糧となります。ほんとに、皆さんの応援あってのことです。また、サポートしてくれる家族、妻、息子、そして応援してくれた皆さんのおかげでここまで立ち上がることができました。本当に今日はありがとうございました」
第7試合
修斗世界フェザー級チャンピオンシップ。
挑戦者・田中は2006年、ZSTでデビュー。2008年より修斗で闘ってきたが、2016年、パンクラスに闘いの場を移した。初戦で日沖発を!R14秒、左フックでKOし、一気に注目されたが、その後は勝てず。2019年11月、新居すぐるに判定勝ちしたが、翌年の透暉鷹戦で敗戦。昨年から修斗に復帰している。結城大輝、ロイベ・デ・オリベイラ・ネイトに連勝し、「最後のチャンス」と背水の陣でチャンピオンシップに挑む。
迎え撃つSASUKE は2015年デビュー。怪我によりブランクを乗り越え、2020年環太平洋フェザー級王者、2021年には世界フェザー級チャンピオン決定戦で工藤諒司を下し、王座に就いている。
2022 年、2023年と2年連続でRoad To UFCに参戦するも敗退。復帰戦が防衛戦となる。
開始前から、会場には大きなSASUKEコールが響く。
1R。プレッシャーをかけるSASUKE。田中は距離を取りロー、ジャブ。SASUKEは「来い!」のゼスチャー。
田中はまだ少し距離を取っている。SASUKEはロー、右パンチがヒット! 田中の蹴り足をキャッチし、ケージへ押し込んだ。入れ替える田中。ひざをついてこらえるSASUKEにヒザ、SASUKEはヒジを入れる。田中が立ち、SASUKEがケージへ押しながら立つ。残り30秒でブレイクがかった。
田中ロー、SASUKEはパンチ、前蹴りから首相撲。さらにバックみ回るとパウンド、ヒジを連打したところで終了。
2R。SASUKEが与座キック連打からバックハンド。田中は右パンチ。さらにパンチ、ローを打っていく。手が出せなくなっている田中。SASUKEが飛び込んでテイクダウン! パウンドを落とす。下から殴る田中。田中がガードポジション、下から殴る。
残り1分。SASUKEはヒジ、パンチを落とし、上をキープして終了。
3R。プレッシャーをかけるSASUKE。ロー、右ミドル。さらにヒザを打ち込む。田中はなんとかタックルに入るが、SASUKEがガブった。バックに回りパウンドラッシュ! 田中は動けず打たれるまま。レフェリー止めた。
SASUKEが2度目の防衛に成功。危なげなく完勝した。
<SASUKE ケージ上コメント>
「マスタージャパン所属のSASUKEです。嬉しいな、すごく盛り上がってくれて。僕は、自分の夢に向かって日々あがいて、挑戦してっていう、自分のわがままだけで生きてる人間です。それでも、僕をこうして応援してくれる人がすごくたくさんいてくれて。前回5月、修斗のチャンピオン(という看板)を背負ってRoad To UFCに挑戦したんですけど、2年連続1回戦で負けて、もう、すごい不甲斐ない結果になってしまって。
で、このままじゃいかんと思って、そこからもう全てを変えて、闘いだけのために全てを費やしてきました。本当に苦しいことしかないような毎日で、 どうやったら自分が報われるんだろうとか、もうすごく悩んで考えて、本当に苦しい毎日を送っていました。
でも、僕がこうして今ここに立っていられるのって、たくさんサポートしてくれるみんなのおかげです。その中でもマスタージャパンのみんなは、僕は入って10年ぐらいなんですけど、ずっと温かい言葉をかけてくれて、ずっと僕を励ましてくれました。
嬉しいことに、僕の背中を追ってくれる後輩もできて。マスターっていうチームは、チームと言うより家族みたいなもの。みんな大好きです、ありがとう!
マスタージャパンの他にも、高校からの友達だったり、 スタジオのみんなだったり。僕は本当に自分にわがままに生きてる人間で、人付き合いも悪いし、顔も出さないけど、それでもいつもこうやって応援してくれて、本当にありがたいなって思ってます。
明日、山口県でTORAOが開催されますけど、そっちに マスタージャパン福岡、ファミリーですよ、ここから3人出場します。今日、福岡のみんなにつなぎました。明日はよろしく頼みます。楽しみにしてます。
えーっと、いつもの悪い癖で長々しゃべっちゃうので、この辺で終わりにしましょう。本日は皆さん、修斗にご来場いただき誠にありがとうございました。これからもSASUKE並びに修斗の応援よろしくお願いします。ありがとうございました」
引退宣言あり、エキシビションあり、レジェンドの初参戦あり、チャンピオンシップありとドラマ特盛の大会。ファンは寂しさとともに深い満足感を感じたことだろう。
引退したマモル、猿丸には、今後の新しい人生にも幸多からんことを願う。
(写真・文/佐佐木 澪)