190cmを超える元力士の双子タッグが両国国技館で王座防衛!
4日、東京・両国国技館にてGLEATが『GLEAT VER.MEGA』を開催。第7試合は斉藤ジュン&斉藤レイが持つG-INFINITY王座に河上隆一&ガレノ・デル・マルが挑戦した。
GLEATは、2021年7月に田村潔司とNOAHの元親会社であるリデットエンターテインメントが旗揚げした団体。GLEATには令和のUWFを創ることを目的とする“LIDET UWF”と、純プロレスを追究する“G PROWRESTLING”、 総合格闘技の“GLEAT MMA”の3部門が存在し、今回は3部門の総力を結集する形でわずか2年で両国国技館進出を果たした。
現王者組は、全日本プロレスでVOODOO-MURDERSの一員として活躍する元力士の双子タッグ【SAITO BROTHERS】斉藤ジュン&レイ。今年6月に田村ハヤト&チェック島谷を圧倒的なパワーで倒しG-INFINITY王座を奪うと、7月にはカズ・ハヤシ&田中稔のベテランタッグを迎撃。
外敵のヒールユニットが暴れまわる状況にGLEATのヒールユニット【BULK ORCHESTRA】の河上隆一が「外様のお前らがそのベルト持ってんのが気に食わねえんだよこの野郎!」と、ガレノ・デル・マルとのタッグで挑戦することに。
前日会見で河上はメロンアレルギーのレイに対してメロンをつきつけながら「お前をぶん投げてピンフォール取ってお前の顔面にメロンをヴァチーンとぶちまけて、お前らの大好きな両国国技館で恥かかしてやるよぉ~!」と挑発を行っていた。
試合が始まるとSAITO BROTHERSが奇襲するが、ガレノがジュンを、河上がレイをエルボーとチョップで攻めていく。レイとガレノのパワー勝負もガレノが打ち勝ち、巨体から放たれるドロップキックでレイが吹っ飛ぶ。
だがジュンが出てくると河上をボディスラムで叩きつけ、レイとのダブルショルダータックルで倒し優勢に。
ならばとガレノがジュンとエルボーの打ち合いからジャベをフェイントに顔面に膝蹴りを叩き込み、レイにブレーンバスターから場外に出たSAITO BROTHERSにトペ・コンヒーロを発射して会場を沸かす。さらにリングでジュンにキャノンボールを叩き込み、満を持して河上がバックドロップ。そこへガレノがフロッグスプラッシュを投下し、河上がトドメを狙うがジュンはスピアーで迎撃する。
その勢いのままSAITO BROTHERSが圧倒していき、レイがパイルドライバーからダイビングボディプレスを投下し3カウントを奪った。
試合後に鈴木鼓太郎とハートリー・ジャクソンがリングに上がり挑戦表明を行い、これを受けてレイが「面白い2人が出てきたな、鈴木鼓太郎とジャクソン!相手にとって不足はないぜ」と対戦を受諾し、ジュンが「8月23日GLEAT後楽園ホール大会で返り討ちにしてやる」と次回大会での防衛戦を決めた。
所属ではないものの、石田凱士率いるBLACK GENERATION INTERNATIONALのメンバーとしてGLEATしている鼓太郎とジャクソンが全日本プロレスからベルト奪取に乗り出した。