【会見全文】諏訪魔&石川修司プロデュースの女子プロレス団体『Evolution』が3月31日に旗揚げ!SUNNYvs高瀬みゆき、ZONESvs山下りな、Chi Chivs優宇の全カードが発表!

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 22日、3月31日に東京都・新木場1stRINGにて行われる『Evolution』の旗揚げ戦決定記者会見が開かれた。

 会見にはプロデューサーの石川修司と、株式会社Evolutionの代表取締役の中西光司さん、旗揚げ戦でのデビューが発表された選手であるSUNNY、ZONES、Chi Chiが出席。

 株式会社Evolutionは、2021年10月より全日本プロレスと業務提携した株式会社ステータスの100%子会社であり、全日本プロレスと業務提携はしているものの資本的な繋がりはない会社。ステータス社はセールスプロモーションをメインに行う広告代理店であり、中西さんはステータス社の取締役を務めながらEvolutionの代表を兼任。

 当団体は、株式会社Evolutionによる『女子プロレスラー育成プロジェクト』によって誕生した女子プロレスの新団体。
 昨年5月に発表されたこのプロジェクトでは中学生卒業以上の健康的な女性を募集し、スポーツ歴などに捕らわれない新たな女子レスラーの発掘を行いながら、最終的には自分たちで興行を行えるようになることを目標に進行。「全日本プロレスと女子はきっちり線を引いていきたい」としつつ諏訪魔と石川修司による女子選手育成を中心に行い、短期的に収益化を行うビジネスではなく長期的な目線で支援を行っていくものになると明かされていた。
 昨年9月の全日本プロレス日本武道館大会では練習生たちがリングに上ってファンに姿を見せており、旗揚げのタイミングについて注目が集まっていた。

 まずは中西代表が挨拶を行った。


中西光司代表
「改めまして皆さんこんにちは。Evolution代表の中西です。前回、昨年5月に記者会見をさせていただきまして、そこから育成プロジェクトという形で今回のEvolutionを立ち上げさせていただいたんですけども、そこから約9ヶ月間練習生を採用して、そこからトレーニングをさせていただいて、記者会見のときにもお話させていただきましたけども、今年の春、2023年の春になんとか興行を行いたいということを目標にやらせていただきました。本日その目標に対する答えをお話できるかなというふうに思っております。
 まずはこの場を借りて簡単にこの9ヶ月間色々ご尽力いただきましたスポンサーさん、全日本プロレス様に御礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。我々Evolutionはここからスタートになります。この後発表させて頂く旗揚げ興行からスタートという形を取らさせていただきますので、皆さんにもどうぞ引き続き応援をよろしくお願いします。それでは、Evolutionの旗揚げ日程、詳細をお話させていただきたいと思います。まずは会場です。新木場1stRINGで興行をやらさせていただきます。日程は2023年3月31日金曜日、19:00からを予定しております。対戦カードはこのあと発表させていただきますが、当日はこの後登場するEvolutionの3名がデビュー戦を行わさせていただきます。また、ファンの皆様との交流の時間を取らさせていただいたいと思っております。改めて今回の合わせて今回の旗揚げ興行を彩っていただくために、ゲストとして『バブルバビデガム!!』、こちらのアイドルグループに参加させていただいてステージを盛り上げて頂く形で考えております。旗揚げ興行の概要については以上となります。皆さま是非3月31日には新木場1stRINGの方にお越しいただければと思います。よろしくお願いします!」

 続いて、石川プロデューサーが挨拶を行った。

石川修司プロデューサー
「全日本プロレスの石川です。このEvolutionではプロデューサーとしてやらせていただいてますけど、去年の記者会見からやっとこの3月31日に旗揚げが出来るということで、このEvolution、最初に諏訪魔選手との『女子プロレスをやりたいね』という話から2年以上経ってるんじゃないかと思いますね。1つこうやって形になったことって、ご尽力頂いた方には本当に感謝ですし、まだまだここがスタート地点なので、ここから自分たちも彼女たちも羽ばたいて、女子プロレス界・プロレス界に名前を轟かせる存在になってほしいと思います。当日はどうぞよろしくお願いします」

 続いて、旗揚げ戦でデビューするSUNNY(さにー)、ZONES(ぞねす)、Chi Chi(ちーちー)が登場して挨拶を行い、その後に3人のデビュー戦のカードが発表。石川プロデューサーが所見を語った。


▼シングルマッチ
SUNNY
vs
高瀬みゆき(フリー)

SUNNY「EvolutionのSUNNYです。よろしくお願いします!」

石川「SUNNYについてはスピーディなファイトをやってほしいという思いがありまして、高瀬みゆき選手はスピーディながらも気迫あるファイトをされる方という風に見ていますので、面白い組み合わせだと思って組ませていただきました」


▼シングルマッチ
ZONES
vs
山下りな(フリー)

ZONES「EvolutionのZONESと申します。本日はよろしくお願いします」

石川「ZONESはですね、身体も大きくてパワーも大分ある選手なんですけど、そういった方でどんどん突出してほしいという思いがあります。山下選手は男子選手ともよくやっている選手で、こちらもすごくパワフルなファイターなので、真っ向勝負で行ってほしいと思いまして、このカードを組ませていただきました」


▼シングルマッチ
Chi Chi
vs
優宇(EVE)

Chi Chi「EvolutionのChi Chiです。宜しくお願い致します」

石川「Chi Chiはですね、僕の中では気が強いというか(笑)戦闘力がすごくあるので。僕も優宇選手とは全日本のリングで1回組ませてもらったんですけど、男子に負けないくらいのパワーを持った選手なので、そのパワーに真っ向勝負でこちらも行って欲しいと思って組まさせていただきました」

――デビュー戦のカードを聞いての感想と、デビュー戦への意気込みを
SUNNY「私は高瀬選手と対戦ということで、本当に今知ったばっかりで。高瀬選手は試合でとても元気でパワフルで、周りを巻き込んで、お客さんも巻き込んだ試合が魅力的だなと思っていたので、是非闘わせていただけることが光栄だなと思う気持ちと、ワクワクとドキドキが半々の気持ちです」
ZONES「私が対戦する山下選手は、一発一発の攻撃が重くて、あとデスマッチの印象がとても強い選手だと思っています。ですが、私、今日は2月22日で、あと1ヶ月以上ありますので、伸びしろは私の方があると思っています。なので、それまでしっかり練習して、勝つつもりで頑張りたいと思います」
Chi Chi「私が対戦させて頂く優宇選手は、パワフルながらにスピードもとてもある選手だと思っています。実際に12月25日の、師匠と組んだ試合を現場でも見させていただいたんですけども、実際に試合を見てもすごく迫力がありました。ただ、気持ちにキャリアは関係ないので、勝つ気で試合に挑みたいと思います」

――石川選手、デビューが決まった3選手の仕上がり具合について
石川「全日本プロレスでは受けというか、そこが大事というか、そこに時間がだいぶかかったってところがあるんですけど、それをクリア出来たのでデビュー戦を迎えても大丈夫ということで組ませていただきました。それぞれ3人とも特徴が違うので、3月31日はそこを見せられば、お客様に面白いものを見せられるかなと思います」

――石川選手、それぞれキャリアのある選手との対戦となったが、デビュー戦に期待することは
石川「もちろん、勝ちに行ってほしいですけど、向こうはフリーでもみんなトップの選手なので、勝率という面では大分低いのかなと思うんですけど、SUNNYで言えば、対戦相手の高瀬選手がすごい元気な選手でSUNNYも僕が見てる中ですごい元気なレスラーなので、そういった面を出して欲しいと思いますし、山下選手もパワフルな攻撃力があるので、ZONES選手もそういうところを目指して欲しいというのがありますし、優宇選手はパターンが違うかもしれないですけどパワフルな選手なので、Chi Chiがそこを目指して、それを乗り越えるファイトを見せて欲しいっていう、それが一番難しいかもしれないですけど、勝利を目指して玉砕といいますか、思い切り突き進んで欲しいと思います」

――中西代表、旗揚げ後の興行のペースは
中西「まだこちらからデビューできるのは3人という形ですので、まずは月に1回コンスタントに興行をやっていきたいということを目標として考えさせていただいております」

――他団体への参戦や、全日本プロレスでの提供試合などは考えているか
中西「そこら辺も念頭に入れさせていただいています。特に全日本プロレスさんは我々としても業務提携という形で、いい関係でサポートしていただいているので、そこの部分で参加させていただけたらなという希望はあります」

――アイドルライブもしばらくは大会中に行っていく?
中西「実はここに3人今デビューという形ですけど、それ意外にもまだ練習生が入ってきていますので、どこかのタイミングからそこを増やしていきたいということも同時に考えています。ただ、やはり、仰っしゃられるように始めのうちは今回の新木場のような形で様子を見ながらやらせていただくことが1~2回は続くかなという形です」

――以前の練習生発表ではもっと多くの選手がいたが、まだデビュー待機中の選手がいるか
中西「待機中の人間もいますし、新たに入ってきてくれている方もいます。もちろん、途中で、っていう、半ばで挫折っていうのもありましたので、そういったことを踏まえて今残っている3人。これから登場させていただくメンバーもトレーニングさせていただいているという形です」

――これだけ女子プロレス団体がある中で、どんな特徴を出してどう勝負していきたいか
中西「いろいろな他団体酸があると思うんですけど、我々としては、キッチリとプロレスを、全日本プロレスさんと業務提携させていただいて、さらに石川選手、諏訪魔選手にも教えていただいているということですので、そこでキッチリプロレスってものをやる。そこのところを徹底してやっていきたいと思っています」

――旗揚げ後は今回発表された3試合のみ?
中西「はい。今回の旗揚げは、3試合です」

――3選手、石川選手からの激励の言葉を受けて
SUNNY「もちろん勝ちに行くつもりで闘うという気持ちで今はいっぱいなんですが、元気さも負けずに食ってかかれるように、当日までにさらに自分も練習を積んで仕上げていきたいと思っています」
ZONES「私も石川コーチの言葉に異論はないので。もともと勝ちに行くつもりでしたので、そのつもりであと1ヶ月ちょっと頑張っていきたいと思います」
Chi Chi「石川選手が言った通り、私も勝ちに行くつもりで試合に挑みますので、あと1ヶ月しっかり準備していきたいと思います」

――リングネームは他の女子プロレスラーの法則から少し外れているように思うが、その経緯や意味は
SUNNY「私はじっくり考えたというよりは、周りに聞いて、ぱっとしたイメージで付けました。女子プロレスだけじゃなく、プロレス界っていうものがどんどんどんどん今日が当たるようになってますが、よりその中で、自分でもそこに参戦っていう言い方はアレですけど、よりもっと日が当たる存在にプロレス界がなって行ってほしいなっていう願いを込めています」
ZONES「私のリングネームのZONESというのは元々のニックネームです。周りが多分『アマゾネスっぽい』と思って付けて定着していったんですけど、『それをそのままリングネームにしたほうがいいよ』っていう声もあったので、そのままリングネームにしました」
Chi Chi「私のリングネームはChi Chiなんですけど、海外の方からも言いやすいような名前を意識したのと、あとコールがしやすいと思って。自分が実際に試合に出たときに、『チーチー!チーチー!』ってコールがあったら嬉しいと思ったのでそういう名前にしました」

――ZONES選手、山下選手のキャッチフレーズはご存知でしょうか
ZONES「はい。“アマゾネス”と呼ばれているのは知っています」

――その上で改めて意気込みを
ZONES「私もZONESというリングネームなので、アマゾネスらしいところを多く見せて闘っていきたいと思います」

――アマゾネスらしさでも負けたくない?
ZONES「はい、そうです」

<会見後囲み取材>
SUNNY&ZONES&Chi Chi
――簡単なプロフィールを教えてください
ZONES「身長は158cm、70kg。3月28日生まれです」
Chi Chi「160cm、53kg。9月28日です」
SUNNY「148cm、48kg。7月15日生まれです」

――スポーツ歴などのバックボーンやアピールポイントを教えてください
ZONES「私はスポーツは色々やったんですが、一番好きなのはムエタイを2年くらいやっていたのと、あとボディビル系の競技をやっていたので、ウエイトトレーニングを長くやっています」
Chi Chi「私は小さいときからクラシックバレエをしていました。3歳からなので、20年以上やっています」
SUNNY「私は水泳と器械体操とクラシックバレエを15年くらいやっていて、ヨガのインストラクターを5年くらい前からやっています」

――プロレスラーになろうと思った理由は
ZONES「強さと美しさを表現したいなってなんとなく思っていて。プロレスというものがぴったりだなと思ったので、プロレスラーになりたいと思いました」
Chi Chi「私は自分らしくいられるというか、自分を表現できて、なおかつ楽しそうだなと思ったのがプロレスだったので、プロレスラーになることを選びました」
SUNNY「私は元々ずっとプロレスを観戦していたので、見ているだけじゃなくてもしやれるのであれば人生1度きりだと思って挑戦しました」

――他にも様々な団体がある中で、Evolutionを選んだ理由は
SUNNY「ホントに、この企画があると知ったのが、運命的だったので。それまでは自分がなることは考えてなかったので、今これを知ったタイミングかなと思いました」

――石川選手の元で練習して一番印象に残ったことは
ZONES「まず受け身が大事なのは分かってはいたんですが、受け身ってすごく痛いんだなっていうことです」
Chi Chi「最初にびっくりしたのが、ロープワークのロープの硬さですね。アザがたくさん出来ました」
SUNNY「私も、見てるよりも受け身って難しくて、シンプルなようで、先輩たちが簡単そうにやっていたので、こんなに深いものなんだなっていうのを自分の身をもって知りました」

――デビュー後の目標やビジョンを教えてください
ZONES「とにかく強くて、“女子プロレスの象徴”って言われるような選手になりたいです」
Chi Chi「私は、プロレスファンの方にも『あっ、ちゃんとプロレスしてるんだな』って思っていただけるような、基礎がちゃんと出来ているプロレスラーになりたいです」
SUNNY「私は先輩方でも、小柄ながらも大きい選手に立ち向かっていく選手がたくさん女性でも男性でもいらっしゃるんですけど、私もその仲間、一員になれたらなと。試合を見た方が祐希だったり元気をもらえるような選手になりたいと思っています」

中西光司代表
――旗揚げ戦が決まったことについて
「手応えとして、僕が直接リングに上がるわけじゃないのでなんとも言いづらいんですけど、少なくとも興行として皆さんに見て頂ける形にはなんとか出来たかなっていうところですね」

――旗揚げの段階でデビューが3人というのは、「3人いれば最低限形になる」という考え?
「元々9月18日に全日本プロレスさんの武道館大会で5人お披露目させていただいて、本当は5人で行きたかったんですけど、やっぱりそれぞれの個人差であったりとか、事情があって、最終的に3人になりましたけど、3人でこのままずーっと次に出来るまで、5人まで待とうかって話もあったんですけど、やっぱり『やっていかないと強くならない』っていう、それを諏訪魔さんにも石川さんからもそういう話を頂いて、であれば最低限の3人でまずやろうというところを決めて今やらさせていただいたっていう形ですね」

――練習は全日本プロレスの道場で行っている?
「はい。やらさせていただいてます」

――去年の段階から全日本プロレスのユニットの動きが大きくあった中で、最初はEvolution女子部のような形で始まって、団体化という話に変わっていったなかで、Evolutionという名前を残した意味合いは
「元々は諏訪魔さんから話を頂いて、Evolutionというか、女子のプロレス団体をっていう話でやらさせていただいたっていう中で、諏訪魔さんとお話をしていて、諏訪魔さんがEvolutionっていう名前に愛着があったっていうところから、Evolutionっていう名前を使いたいっていう前提でスタートさせていただいて。ただ、全日本プロレスさんのユニットのEvolutionというのは男性なので青いロゴ。違いとして、女子部っていう見え方担っちゃうかもわからないけど、色を変えて、ロゴもちょっと変えることで違う団体っていう形で、名前は同じですけど中身はちょっと変えていくっていう考え方でやらさせていただいてます」

――志は残して、という形
「そうです、そうです」

――現時点でも諏訪魔選手の希望であると
「そこの志っていうところは変わらずやっていきたいっていうところは、我々も思っているので」

――今日は欠席していたが、諏訪魔選手、石川選手が2人でプロデュースしている?
「そうです、そうです」

石川修司プロデューサー
――練習生の入門からデビューが決まるまでを振り返って
「練習を教えていた中で付いてきた3人というか、だんだん厳しくなるわけじゃないですか、練習も。厳しくなっていっても来てくれた……何人かは休んでいたりするんですが、付いてきた3人なので。まあこっからが持ってる根性というかプロレスに対する思いはちゃんとある3人なので、デビューまで行けたかなという形ですね」

――特に重視したのは受け身?
「そうですね。相手が技をかけてきたときに、どこでもダメなんですけど、怪我されちゃうと困るっていうか、色んなものに迷惑かかるじゃないですか。この人たちも長く人生があるわけなんで。対戦相手にも失礼だし、自分たち自身も大変なので、まず受けが出来ないとプロレスは始まらないと思っているので。そこは全日本の教えでもあると思いますので、受けを一番大事に教えてますね」

――それもあってデビュー戦でこの相手とやらせられると
「そうですね」

――諏訪魔選手、石川選手の練習はかなり厳しいことが想像できるが、本当によく付いてきたという気持ち?
「僕らが段々難易度を上げていった感じですね。ホントに他の女子団体がどれくらい激しくやっているかは分からないですけど、僕らが『このくらいまで行けば大丈夫』というラインには来ているのでこのデビュー戦というのが決まったので、そのラインには到達できていると思います」

――プロレスファンからは「全日本の練習で育った」「諏訪魔&石川修司の教え子」と見られてデビュー戦からハードルは高いと思う
石川「乗り越えられると思っていますし、乗り越えてほしいという思いもあります。万が一、デビュー戦というのは緊張する舞台なので、期待に届かないファイトだったとしてもそれはそれで次に取り返してもらえばいいんで。あと1ヶ月、もっと追い込んでもらって。できる限りそのときの最高の自分でいてほしいなと思います」


『Evolutio旗揚げ戦』
日程:2023年3月31日(金)
開始:19:00
会場:東京都・新木場1stRING

▼シングルマッチ
SUNNY
vs
高瀬みゆき(フリー)

▼シングルマッチ
ZONES
vs
山下りな(フリー)

▼シングルマッチ
Chi Chi
vs
優宇(EVE)

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