武道館で女子プロレスラーアイドルユニットがデビュー曲を生ライブ!

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 4日、神奈川県・横浜武道館にて『アイスリボン横浜武道館大会II』が開催され、石川奈青率いるKISSmeT PRINCESS(きすめっとぷりんせす)が試合に勝利しリング上でライブを行った。

 世界がコロナ禍で大混乱に陥っていた2020年5月4日にアイスリボン無観客試合で石川奈青はデビュー。普段はラジオなどで交通情報の案内を行っていたという石川は、運動不足解消の為たまたま参加したプロレスサークルでプロレスの楽しさを知りアイスリボンの練習生に。
 一度はデビューが決まるも、体調不良により受診した結果脳脊髄液減少症と診断されデビューが延期となり、デビュー後も肋骨亀裂骨折&肋軟骨骨折と病気や怪我に泣かされ同期に水をあけられることになってしまった。
 しかし、石川の武器は努力と根性。腐ること無く努力を積み重ねていき、王座戦に臨む機会を得るなど第一線の舞台へ舞い戻った。

 そんな石川は、突如として“プリンセス”として覚醒。生真面目な性格はそのままに往年のアイドルのようなぶりっ子ムーブを身に着け、COLOR’Sの網倉理奈、JUST TAP OUTの神姫楽ミサを加えて団体をまたぐユニット“KISSmeT PRINCESS”を結成する。
 アイドル的側面も持つプリンセスである石川は、自身が歌う新入場曲『unlock』、そしてKISSmeT PRINCESSのデビュー曲『Are you princess?』を引っ提げて横浜武道館での大一番へ出陣。因縁あるユニット“魁!女熟”との一戦に臨んだ。


 【KISSmeT PRINCESS】石川奈青&網倉理奈vs神姫楽ミサvs【魁!女熟】チェリー&松本浩代&キクの6人タッグマッチで行われたこの試合は、成熟した女の魅力を持つチェリーや松本の熟練ファイトでプリンセスたちが追い込まれていく展開となるも、集中砲火を耐え抜いた石川が3人でのプリンセス連携を次々と決めていき形勢を互角に。
 チェリー&キクの合体技、熟女と熟女でドーン!を食らって大ピンチとなる石川だったが、網倉&神姫楽がキクをダブルのサイドスープレックスで叩きつけ、最後は石川が美しいブリッジを描くジャーマン・スープレックス・ホールドを決めて3カウントを奪った。

 マイクを取った石川は「今日勝ったので、ここで生歌披露したいと思います!」と宣言し、3人で『Are you princess?』を披露。歓声も解禁されていた横浜武道館は熱狂に包まれた。


 この日がちょうどデビュー2周年記念日だった石川は、3年目の抱負を聞かれると「アイスリボンだけじゃなくて、色んな世界中をプリンセスに染めたいと思いま~す♪」とアイドルポーズを取るが、初の武道館生ライブを終えた感想を聞かれると、「試合よりもメチャクチャ練習とか、大変でした。自分はアイドルが好きなんですけど、実際やると本当にこんなにスゴいことやってるんだなって思いました。せっかく今回できたので、歌とかダンスも頑張って、それをさらにプロレスに活かしていけたら良いなって思いました」と生真面目な表情で語った。

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