【試合詳細】4・30 アイスリボン後楽園ホール大会 春輝つくし&星ハム子&安納サオリvs松本浩代&朝陽&梅咲遥 【BEYOND THE SEAシングル】中島安里紗vs藤本つかさ 春輝つくし&藤本つかさvs弓李&尾崎妹加

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『春は短し戦え乙女2022』
日程:2022年4月30日(土)
開始:11:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:472人

▼5分間エキシビションマッチ
[ドロップキッカーズ]春輝つくし/藤本つかさ
5分0秒 0-0
[GEKOKU☆娘fromアイスリボン]X=弓李/X=尾崎妹加(フリー)

▼6人タッグマッチ 20分1本勝負
チェリー(フリー)/バニー及川/○キク
11分35秒 デスロール
●石川奈青/NATSUMI(超花火)/咲蘭

▼シングルマッチ15分1本勝負
○雪妃真矢(フリー)
10分11秒 ホワイトアウト
●松下楓歩

▼タッグマッチ20分1本勝負
●真白優希/星いぶき
13分29秒 胴絞めスリーパーホールド
真琴(フリー)/○山下りな(フリー)

▼8人タッグマッチ30分1本勝負
SAKI(COLOR'S)/○清水ひかり(COLOR'S)/網倉理奈(COLOR'S)/櫻井裕子(COLOR'S)
13分17秒 ひまわり→片エビ固め
まなせゆうな(ガンバレ☆プロレス)/尾﨑妹加(フリー)/●トトロさつき/Yappy

▼SEAdLINNNG BEYOND THE SEA Single Championship 30分1本勝負
【王者】○中島安里紗(SEAdLINNNG)
19分45秒 D×D
【挑戦者】●藤本つかさ
※中島が2度目の防衛に成功

▼春輝つくしラスト後楽園ホールマッチ 6人タッグマッチ30分1本勝負
●春輝つくし/星ハム子/安納サオリ(フリー)
20分3秒 カンクーン・トルネード→片エビ固め
松本浩代(フリー)/○朝陽/梅咲遥(ディアナ)

つくしがラスト後楽園で松本浩代と涙の抱擁を交わしハルカゼをハム子に継承!藤本と中島が王座をかけて休業前最後のベストフレンズ対決!弓李が衝撃復帰でGEKOKU娘が復活!

オープニング


 選手入場式から選手を代表してつくしが挨拶。
つくし「本日はご来場まことにありがとうございまーす!はい、本日自分は引退前、最後の後楽園ホール大会で試合をします。ほんとに思い出がこの会場なので、メインで勝利して、今日の大会は私が締めたいと思いますので応援よろしくお願いします!はい、それではまいりましょう。春は短し戦え乙女2022、スタート!」

第0試合


 つくし&藤本のドロップキッカーズと最後に戦うことになったのは、尾崎妹加&弓李のGEKOKU☆娘fromアイスリボン。

 2019年から欠場を続け、2021年12月に退団&引退と発表された弓李の登場に会場が沸く。

 妹加と弓李が突撃し、藤本をカニバサミで倒して弓李が低空ドロップキック。さらにダブルのエルボードロップからそれぞれ腕を掴んでポーズを決める。これはつくしがカットすると、つくしが妹加を、藤本が弓李を正面ロプにくくり背中にドロップキック。
 藤本は弓李をヘアーホイップから首投げで倒しサッカーボールキック。藤本はつくしにタッチ。

 つくしは弓李の手を踏みつけてからフットスタンプ。さらにキャメルクラッチで捕らえ、藤本が弓李のほっぺにたこやき。
 藤本はボディスラムからフォールも2。
 弓李はクロスボディアタックからフォールも2。
 弓李は指を捻っていき、レフェリーに注意されると妹加にタッチ。

 妹加は藤本をショルダータックルで倒し、走り込んで来たつくしにガットショットからボディスラムで藤本に叩きつけ、二人まとめてセントーンで圧殺。
 妹加は藤本を担ごうとするが、耐えた藤本がカサドーラサッカーボールキック。藤本はつくしにタッチ。

 つくしはドロップキックも、妹加は受けきりラリアット。妹加は弓李にタッチ。

 弓李はロープに飛んでクロスボディアタック連発から側転ボディプレス。フォールも2。
 弓李はエルボー連打。つくしも強烈なエルボーで返し、弓李は負けじとエルボー連打。だがつくしは容赦なく鋭角エルボーを突き刺し。なんとか弓李がエルボー連打もつくしは腕をつかんでエルボー。コーナーに振って串刺しドロップキックから藤本も串刺し低空ドロップキック。さらにつくしの串刺し低空ドロップキックからフォールも2。

 つくしは飛び出せ元気を狙うが、妹加は担いでアルゼンチンで捕らえると、そのままバックブリーカーから担ぎ、弓李と合体コードブレイカー。フォールも2。
 弓李はブロックバスターホールドも藤本がカット。
 つくしが首固めもここで時間切れに。

藤本「弓李!弓李さんじゃないですか!」
弓李「・・・皆さん、お久しぶりです。いきなりいなくなってすみませんでした。すみませんでした。やっぱりちょっと、プロレスが諦めきれなくて、ちょっと、限定的な参戦となってしまうんですけども、また、アイスリボンで試合をしようと思います。久しぶりの試合は、ほんとにきつくて痛くて、でもやっぱり楽しいなっていうのはあります。今後ともよろしくお願いします」
藤本「おかえり!(抱きしめる)」

<試合後コメント>

GEKOKU娘
妹加「弓李さん、おかえりなさ~い♪どうでしたか、久しぶりの試合は」
弓李「プロレスラーって馬鹿だなって。すごい、すごい、人間じゃない……」
妹加「“超人”って言いますからね(笑)」
弓李「いやあ、一応まだ体は動いてるんだなって感じがして。なんて言うんでしょう。しんどい。ただただしんどい。しんどかったです」

――マイクで「楽しかった」とも言っていました
弓李「いなくなってた間に、つくしさん引退、藤本さん休業ってなってたので、2人とやらないままっていうか、2人に未練があるまま藤本さんは帰ってくるけど、去ってしまうのは、どうなのかっていう。エキシだけど2人と出来て楽しかったって気持ちもあります」

――隣にはGEKOKU娘のパートナーである妹加選手もいます
弓李「たくましい……たのもしい!間違えた!(笑)頼もしい。ずっと任せてしまったけど、帰ってきました」
妹加「おかえりなさい!」

――久しぶりに弓李選手と組んでみていかがでしたか
妹加「全然変わってないですね。連携もバッチリ決まってたし。実はこっそり練習してたんですか?(笑)」
弓李「いやぁ、それは……無いかな(笑)」

――復帰についてはいつ頃から考え始めていた?
弓李「やっぱり、つくしさんが引退するっていう記事を見てからですかね。つくしさんと試合するの楽しかったし、『つくしさんが引退かあ』ってなって、もう1回やりたい気持ちが出てきたので、そのへんからかなと思います」

――限定的な復帰という言葉もありましたが、どれくらいのペースでやっていきたいという希望は
弓李「ちょっと実は、いなくなってた間に子供を産みまして。子育てのこともあるので、ホントに限定的になるんですけども。子育てと両立しつつプロレスをさせてくれるアイスリボンに感謝したいと思います」

――今日はエキシビジョンでしたが、本当の意味での復帰戦はいつぐらいを目標にしている?
弓李「まだわかんなくて。これからの練習次第かなあと思います」

――ご結婚された上での出産でしょうか。気にするファンも多いと思うので……
弓李「はい(笑)ちゃんと、大丈夫です」

――今後はご家庭の事情との兼ね合いで試合をしていくと
弓李「はい!……あっ、すごい。それっ。それそれ。この2年間、日本語を忘れてしまった」
妹加「ははっ(笑)そんなことある?(笑)」

第1試合


 若手が突撃し試合開始。咲蘭がキクをキャメルクラッチで捕らえ、これを離すとロープに飛ぶが場外からチェリーが足を掴んで倒す。キクとバニーがサンドイッチサッカーボールキックから、二人で踏みつていく。
 キクがロープに振るが、咲蘭はドロップキック連発。さらにストンピングからフットスタンプを投下しフォールも2。
 キクのミドルキックと咲蘭のエルボーの打ち合い。咲蘭はエルボー連打からロープに飛ぶが、キクはミドルキックで迎撃しフォールも2。
 キクはバニーにタッチ。

 バニーは正面ロープにくくり、尻へのミドルキック連打からロープに飛んでランニングミドル。フォールも2。
 バニーはロープに振っていくが、咲蘭にはドロップキックを叩き込みフォールも2。
 咲蘭は鎌固めで捕らえ、これを離すとバニーがコーナーに振るが、咲蘭はコーナーに登ると背中に飛び乗り前方回転エビ固めも2。咲蘭はNATSUMIにタッチ。

 NATSUMIはドロップキックから投げようとするが、バニーがコーナーに振るもNATSUMIは駆け上がりブーメランクロスボディ。フォールも2。
 バニーはローキックからハイキック。ガードしたNATSUMIがバイシクルキックからロープに飛ぶが、キクがエプロンから蹴りつけるとバニーがローキックで倒しフォールも2。
 バニーはロープに振ってドロップキックからフォールも2。
 バニーはチェリーにタッチ。

 チェリーはネックブリーカードロップからバタフライロック。これをカットしようとした咲蘭をバニーはフロントネック。キクが石川をコブラツイストで捕らえる。NATSUMIはロープに足を伸ばしブレイク。
 チェリーはロープに振るがNATSUMIがドロップキックからフォールも2。
 チェリーが丸め込むも2。
 チェリーはダブルリストアームサルトも2。

 NATSUMIは後ろ回し蹴りからリストクラッチ式ノーザンライトスープレックスホールドも2。
 NATSUMIは石川にタッチ。

 石川はクロスボディアタックからコーナーに振って串刺しエルボー。さらに側転プレスからフォールも2。
 石川のエルボーをガードしたチェリーがボディブローから「何がプリンセスだよ」と顔を叩いてから熟女でドーン。キャッチした石川がエルボーも、巻き投げたチェリーがマウントビンタ連発から投げようとするが、耐えた石川がゴリースペシャルの体勢からストマックブリーカー。フォールも2。

 投げようとした石川にチェリーがコンプリートショットからキクにタッチ。

 キクはロープに飛んでドロップキック連発からフォールも2。

 キクはエルボー連打でロープに押し込み、ロープに振るが石川はクロスボディアタックからフォールも2。
 石川はコーナーに振ってトレイン攻撃から石川がスパインバスターから変形ジャックナイフも2。
 バニーがニールキックからチェリーがどっこいしょ。キクがネックブリーカードロップからフォールも咲蘭がカット。
 バニーが咲蘭にミドルキック、NATSUMIがチェリーにエルボー。チェリーとキクが石川をロープに振ってチェリーがバックキック。さらにチェリー&キクが熟女と熟女でドーンからフォールもNATSUMIがカット。
 キクが足を絡めていくが石川がドラゴンスクリューからフォールも2。

 石川はダブルアームスープレックスからフォールも2。
 石川は担ぐが、着地したキクがハイキックからデスロールで3カウント。

<試合後コメント>

石川奈青
「いやあ悔しいです!ホントに!まさかキクさんに負けるなんて!最初、試合に向けてのコメントを聞かれたときに『チェリーさんには気をつけて、バニーさんからもキクさんからも取ったことあるんで』とか言ってたんですけど、油断してました。ホントに、チェリーさんとタッグを組み出してからキクさんの勢いとか気合みたいなものが全然変わってきたなと思って。いやあ5月4日、ほんとに自分たち、第1試合でタッグで当たるので、そのときは絶対に今日の……」

(※壁に貼られていた団体ロゴの垂れ幕が剥がれ落ちる)

「なんて縁起の悪い!!やめてよ?!ホントにこういうことにならないように、武道館では第1試合で勝利を取りたいと思いますので、今度こそ自分が勝利を掴みたいと思いますので、ぜひ武道館、応援よろしくお願いします!悔しいです。なんなのこれ!……ヴォエッ!(※剥がれた垂れ幕を握りしめ、プリンセスらしからぬ低い声でえずきながら去っていく)」


チェリー&キク&バニー及川
チェリー「見事勝利を飾ったキクさんに一言お願いします!」
キク「久々に勝ててすごく嬉しかったです。えっと、えーっと、えっと……」
バニー「余韻に浸りすぎちゃって(笑)」
チェリー「5番勝負終わって得たものもたくさんあって、今日はそれを活かせたんじゃないかと思います。すごい頑張ってました。5月4日に向けて、私達魁!女熟はプリンセス軍団をぶっ潰さないといけないんで。なんども言うようですけど、女熟の“じゅく”は熟女の熟ではなく成熟の熟ですので。そのへん間違えないように。バニーちゃんも今日と5月4日に向けてお願いします」
バニー「今日のキクさん、すごく頼もしかったです。自分も負けないように、成長していくスピードって徐々に徐々にキャリアを積んでいくと少しずつになっていっちゃうじゃないですか。そういうのに甘えないように自分もキクさんを見て初心に戻って成長していけるようにしたいと思います。5月4日は同期のYappyとタッグを組むので、大きい会場でやれるっていうのも中々ない中でタッグを組めるのもすごい嬉しいので、ホントに連携も決めて勝ちにいきたいと思います」

第2試合


 松下が握手からすかさずブレーンバスター。さらにショルダータックル連発からドロップキックを叩き込みフォールも2。

 松下はコーナーに上るが、雪妃はビンタからデッドリードライブ。さらに低空ドロップキックから顔面にニードロップ連発。ガードしようとした松下の腕に足をかけて捻り、痛がる松下にサッカーボールキックを前から後ろから叩き込みPK。キャッチした松下が足へのエルボーから首投げで倒しサッカーボールキック連発。さらにロープに飛んで低空ドロップキックからフォールも2。

 松下は投げようとするが、耐えた雪妃が腕へのオーバーヘッドキックから首4の字。松下はロープに足を伸ばしブレイク。

 雪妃はロープにもたれかかる松下の胸へローキックを打ち込んでいき、腕をロープに巻き込んで絞り上げるとそこを蹴りつける。
 雪妃はコーナーに登りミサイルキックも、避けた松下が横入り式エビ固めも2。
 雪妃が走り込むも松下はスクールボーイも2。
 雪妃は無道で捕らえるが松下はロープに足を伸ばしブレイク。

 雪妃は顔面を踏みつけてからランニングニーも、避けた松下へ追走ランニングニー。
 雪妃はPKからフォールも2。
 雪妃はタイガードライバーを狙うが、耐えた松下が延髄斬り。避けた雪妃がバックを取るが、切り返した松下がフェイスバスター。
 松下はコーナーに登りミサイルキックからフォールも2。

 松下は再度コーナーに登りダイビングクロスボディも、雪妃はミドルキックで迎撃。
 立ち上がった松下がエルボー連打。雪妃はエルボーで返し、松下も負けじとエルボー連打。雪妃は大外刈りで倒すが、松下がマウントを取りエルボー連打。雪妃は下からビンタも松下はエルボー連打からビンタ連発。さらに延髄斬りから変形のスイングバスター。フォールも2。

 松下は投げようとするが、雪妃は耐えるとトラースキックからロープに振ってミドルキック。さらにロープに振って追走ニーからランニングニー。フォールも2。

 雪妃はスライディングレッグラリアートからフォールも2。

 雪妃の足に松下が組み付くが、雪妃はホワイトアウトで捕らえギブアップを奪った。

雪妃「楓歩ちゃん、いや松下楓歩選手、5月4日横浜武道館大会、アイスリボンの横浜武道館大会、誰とシングルだっけ?」
松下「アジャコングさんです」
雪妃「普段ですか?怖かったりします?」
松下「不安ですし怖いですよ」
雪妃「かつて私が新人だったとき、アジャコング選手とシングルマッチしたことあります。その時私はアジャさんに、全力で、全身全霊かけてあたって砕けるつもりで行きますと言ったら、アジャさんは試合する前から砕ける気でくんじゃねーよと叱られまして、結果的に試合後私の右の奥歯が粉々に砕けてましたけど楓歩なら大丈夫だと思う。無限大ルーキーがアジャコングを砕きに行く姿楽しみにしてるから頑張ってね。またシングルやりましょう。ありがとうございます」

<試合後コメント>

松下楓歩
――憧れていた雪妃選手との初シングルでした
「なんかもう憧れじゃなくて、1選手として、先輩として勝ちを目指して試合しようと思ったんですけど、やっぱり試合をしてみたら、憧れじゃないですけど、やっぱりカッコよくて、自分の好きなユキさんだなって思います」

――厳しい攻撃も浴びました。そこも憧れていた雪妃選手の姿?
「そうですねえ、ハイ。自分もこの試合が決まってから、2020年のラスト文体のユキさんがベルト落とした試合ですよ。あの試合を見て、挑戦者(※鈴季すず)がゴングの前に、握手と同時にジャーマンをしたんですよね。それを見て、自分も『あ、自分もこれやろう』と思って先制、行きました」

――実際やってみてどうでしたか。やはり、遠いと感じましたか
「遠いです」

――次にやるときに勝つためになにが必要だと思ったか
「まずはもっとメンタルを強くしてもっと向かっていく気持ちを付けないといけないと思いました」

――アジャコング戦へのエールももらっていました
「松下楓歩なら大丈夫ですよ。言われたのでね。大丈夫です」

――勝利へのプランは
「自分は結構投げ技が多いんですけど、アジャさんって何kgですかね?100kgはありますよね。それを投げたことはないので、(コーナーの)上からの攻撃をやりたいと思ってます」

――あくまで、勝ちに行くと
「はい。そうです」

第3試合


 山下が真白を挑発すると真白が走り込むが、山下はガットショットで迎撃し真琴とともにロープに振る。真白はダブルの目突きを狙うが、真琴と山下はダブルのボディブローからダブルのショルダータックルで倒し踏みつける。真白は下から目突きを狙うが、避けた真琴の背中に飛び乗りスリーパー。山下がカットしようとエルボー連打も、いぶきが山下の背中にダブルチョップから腕決め三角絞め。真琴がロープを掴みブレイク。
 真琴が真白にガットショットからロープで顔面をこすり、背中を蹴りつけ山下にタッチ。

 山下は顔面を蹴りつけ、立ち上がった真白がエルボー。山下が蹴りつけるが、真白がエルボー連打も山下はDDTからフォールも1。
 山下はラリアットも、真白は巻き込もうとするが山下が逆さ押さえ込みも2。
 山下は走り込むが、真白がスクールボーイも2。
 真白はいぶきにタッチ。

 いぶきはクロスボディアタック連発からフォールも2。
 いぶきはコーナーに振って串刺しボディスプラッシュも、避けた山下が串刺しスタンディングシャイニングウィザード。
 山下はロープに飛ぶが、いぶきはチョップで迎撃。チョップの打ち合いからいぶきがチョップ連発。山下はバックを取ってバックドロップから真琴にタッチ。

 真琴はショルダータックルから真白の目突きをキャッチしてロープに腕を叩き込み、いぶきに串刺し攻撃もいぶきは避ける。だが真琴は前蹴りからブレイジングキックを叩き込みかかと落とし。フォールも2。
 真琴はボディに膝蹴り連発からロープに振っていくが、いぶきはドロップキックで迎撃し、真白とともに投げようとする。だが真琴は耐えると二人まとめてフェイスバスターから真琴を場外に投げ捨てようとするが、シレッと戻ってきた真白が膝カックンからいぶきが膝蹴り。さらにライトニングスパイラルからフォールも2。
 いぶきはダイビングクロスボディアタックからフォールも2。
 いぶきは真白にタッチ。

 真白はドロップキック連発からボディスラムを狙うが、耐えた真琴にエルボー連打。ロープに飛ぶが、真琴が追走してビッグブーツかあWWニー。フォールも2。
 真琴は担ぐが、着地した真白が目突き。キャッチした真琴が真白自身の目を突き刺させる、スクールボーイも2。
 真琴は山下にタッチ。

 山下が串刺しラリアットからエルボー連打。さらにビンタを打ち込むと、真白がエルボー連打からスリーパー。真白はロープに足を伸ばしブレイク。

 山下はコーナーに登るが、真白が目突きからデッドリードライブ。さらにコーナーに登りダイビングクロスボディも、キャッチした山下が投げようとするが、暴れて耐えた真白がロープに飛ぶも、山下は強引に振り回してサイドバスターから胴絞めスリーパー。これはいぶきがカット。
 真白はエルボー連打から蜘蛛の巣を狙うが、耐えた山下を丸め込もうとする。耐えた山下にいぶきがチョップ連打でサポートし、真白がなんとか丸め込むも2。
 真白はエルボー連打からロープに飛ぶが、真琴が追走ニーから山下とともにロープに振ろうとするが、真白が交互にエルボーを叩き込み、交互にビンタからエルボーも山下と真琴はガットショットからロープに飛ぶ。だがいぶきが真琴に真白が山下にドロップキックを叩き込んで迎撃し、山下にダブルのブレーンバスターからフォールも2。
 真白はミスティカ式スクールボーイも真琴がカット。

 真琴はいぶきにネックハンギングボムから山下が真白にトラースキック。さらにラリアットを叩き込んでフォールも2

 山下は胴締めスリーパーで捕らえ、これで真白が落ちてレフェリーストップとなった。

<試合後コメント>

山下りな&真琴
山下「5・4前、アイスリボンの横浜武道館大会前ラストでしたね。本当に3WAYのチャンピオンなのかなって思うくらい3WAYの対策が何もない。悪いけど、私も真琴さんも、真白を獲るつもりだから。協力体制じゃないけど、言ったら3WAYだけど1vs2だと思った方がいいよ、真白。付き焼き刃でもなんでもいいよ。なんか見せてくれよ。まだまだ物足りなかったかな、今日は。それも作戦のうちなら別にいいけど、本番は武道館だからね」
真琴「私は今まで真白さんと対戦したことがあまりなくて、今までは目潰しされてきたんですよ。でも今日は全部阻止することが出来て、私なりに成長を感じました。次、タイトルマッチ、もう絶対に目突き、目潰しはくらわないように私なりに対策を練って。今日は仲間ですけど、敵なんで。(煉獄さんの)同担なんで」
山下「クッソ……(笑)」

――このままだと黄色いベルトを巻くのは2人のどちらかだと
山下「どっちかでしょうね。まあ、真白の元からなくなるのは間違いないでしょうね。どう成長した姿を、って思ってたけど。悪いけど、真白が進化する以上にウチらも進化してますからね。悪いけど、このままじゃ、無いですね。ベルトは。残念ながら」

――チャンピオンは敵だが、敢えて塩を送るとしたら
山下「塩……?アドバイスってこと?塩を振る……」
真琴「塩を振る?!(笑)」
山下「塩を……送る?としたら、私は試合で、身体で、現場で教えられてきた人間なんで、ちょっとそういうのは無いですね。当日やっぱり、いつも通りの真白だったらすぐ終わらせますよ。それだけです、言えるのは。今日はいつも通りだったね。想定内ですね。想像を超えてこなかったですね。と、見せかけて横浜武道館でどうにかしてくるなら別だけど。まだまだ予想の範囲内。それは選手だけじゃなくてお客さんも感じてるはずです。横浜武道館、ビッグマッチだぞ。山下りなを、真琴を超えるって言ってただろ?超えてくださいよ。超えて金星取ってくれよ。それが私の願いですね。敢えて言うなら。取れるものなら取ってくれよ。(※チラリと真琴を見て)同担とは話すことはないですね」
真琴「渋々組みました、今日は」
山下「渋々だよ。以上だ!」

真白優希
――最後は悔しい形で終わりました
「そうですね。そうですね。なんでしょう、すみません……(※涙で声を詰まらせる)やっぱ、お2人が強いことはすごくわかっていたので、私なりにわかっていたつもりなんですけど、やっぱなにも打撃が1個も効かないっていうのが目に見えてしまった試合だと思いました。でも私は全然心とか折れてないんで、次の対策とかを、対策と言うか勝ちに行くっていう気持ちで5・4、臨みたいと思いました」

――打撃も効かず、目突きもブロックされてしまった。5・4に向けての秘策は
「正直、目突きで挑むって言ったのが私の墓穴を掘ったところだと思うんですけど、目突きでも挑みたいと思うんですけど、相手を翻弄というか、私自身今日で学んだことは、もう挑みに行くしか無いです。私が真っ向勝負と言うか、挑戦者の気持ちで挑みたいなって。対策とか言わずに、私なりに行きたいと思います」

――「今日は想定内の真白優希だった」と……
「いや!想定外でした!すみません!打撃が1個も通用しないっていうのがすごい自分なりに実力の無さが目に見えてショックでメチャクチャ悔しかったです」

――5・4は今日以上の真白優希を見せたいと
「そうですね。今日は自分に負けてしまいました。自分に負けてしまったので、自分に勝つ勢いで5・4、自分にも勝って、相手にも、山下さん、真琴さんにも勝つ勢いで臨みたいと思ってます」

第4試合


 先発は清水とトトロ。ロックアップからトトロがロープに押し込みクリーンブレイク。
 清水がバックを取って突き飛ばすと、SAKIとともにダブルのガットショットからSAKIが首投げで倒し、カラーズトレインから4人でワープレス。これはポチャ女軍がカットし、次々清水をボディスラムで叩きつけると雄叫びを上げる。カラーズもなだれ込んできて乱戦になり、リングに残ったトトロが清水をコーナーに叩きつけYappyにタッチ。

 Yappyは清水をコーナーのセカンドロープに寝かせてダブルチョップから串刺しボディスプラッシュ。フォールも2。
 Yappyはロープに振ってラリアットも、避けた清水がロープに飛んでクロスボディアタック。フォールも2。
 清水は櫻井にタッチ。
 櫻井と網倉がダブルのショルダータックルから、網倉の背中に櫻井が飛び乗ってのワープレス。フォールも2。
 櫻井はフロントネックで捕らえるがまなせがカット。
 まなせが櫻井をコーナーに振り、Yappyがコーナー上からスリーパーで吊り上げる。これを離すとロープに飛んでヒップアタックからフォールも2。
 Yappyは妹加にタッチ。

 妹加はコーナーに振って串刺しラリアットからエルボードロップ。フォールも2。
 妹加はアルゼンチンで担ぐが、着地した櫻井がフロントネック。切り返した妹加がバックブリーカーからロープに飛んでいくが、櫻井がカウンターのボディスラムから網倉にタッチ。

 ショルダータックルの打ち合いから妹加がガットショット。網倉がロープに振ってローリングハンマーブローからロープに飛んでショルダータックル。網倉はダブルチョップ連発も、妹加は背中にラリアットからロープに飛んでショルダータックル。
 妹加はアルゼンチンで担ぐがSAKIがカット。
 妹加はセントーンを投下するが、避けた網倉がセントーン。網倉はカナディアンバックブリーカー。これを離すと走り込むが、妹加はラリアットで迎撃してフォールも1。
 妹加はロープに飛ぶが、網倉はパワースラムで迎撃しフォールも1。両者タッチ。

 SAKIのビッグブーツとまなせのショルダータックルのぶつかり合い。まなせが打ち勝ち投げようとするが、SAKIがボディスラムで叩きつけロープに飛ぶも、まなせはショルダータックルで迎撃しコーナーに振る。
 まなせは串刺しラリアットからショートレンジラリアット連発。ロープに飛んでショルダータックルで倒しフォールも2。
 まなせはドラゴンスープレックスの体勢も清水がカット。
 清水とSAKIを力付くで同士討ちさせたまなせがダブルラリアットでなぎ倒しトトロにタッチ。

 トトロとまなせはSAKIにサンドイッチラリアットから、まなせがトトロの背中に乗ってダブルのボディプレス。フォールも2。
 トトロは担ごうとするが、耐えたSAKIにエルボーからロープに飛ぶも、SAKIは追走ニーから追走ビッグブーツ。さらにランニングニーからフォールも2。
 SAKIは清水にタッチ。

 清水はコーナーに振りトレイン攻撃。フォールも2。
 清水はサッカーボールキック連発からPK。フォールも2。
 トトロは清水をコーナーに振るが、清水はコーナーに駆け上がるもトトロはエルボーで落とし、ショルダータックルで倒す。
 まなせが清水を羽交い絞めにし、ぽちゃ女軍はまなせごと串刺し攻撃連発。トトロは清水にセントーンからカミカゼで叩きつけフォールもSAKIがカット。
 トトロは投げようとするが清水は丸め込もうとするも、そのままヒッププレスを落としたトトロに網倉がドロップキックで回転させ清水がフォールも2。
 トトロが走り込むも清水が延髄斬りからレッグラリアート。フォールもまなせがカット。
 SAKIと櫻井がトトロにダブルのブレーンバスターから網倉がダイビングセントーン。さらに清水がダイビングフットスタンプからフォールもまなせがカット。

 清水はひまわり(※ローリングバズソーキック)からフォールし3カウント。

<試合後コメント>

まなせゆうな&トトロさつき
(※妹加&Yappyが先に控室へ去ったあとにまなせ&トトロがコメント会場に到着)
まなせ「妹加とYappyは、いないね。悔しいね。どうだった?」
トトロ「前哨戦が数限りある中で、前哨戦、取られへんかったのはメチャクチャ悔しいです。悔しいけど、5月4日、本番がある。私はそう思ってます」
まなせ「そうだそうだ!それに今日戦って、5月4日、あの2人から取ったらもっと気持ちいい気持ちになるって私今日あの2人と!いや4人と戦って確信したから!私達の足は!なんで太いんだっけ?!」
トトロ「色んなものをッ!支えるために太ォ~~いッ!!」
まなせ「ウォーーッ!!でも支えるためだけじゃなくってェ!自分の道を!歩むために太いんだァーッ!分かったかァ?!(※トトロの足をバシバシ叩きながら)」
トトロ「はいっ!」
まなせ「ってことで私達2人は!5月4日までにもっともっと大きくなってくるから覚えとけェ~~~ッッ!!分かったか?!ヴォーーッ!!ヴァーーッッ!!」
(※2人でその場の全てのカメラに威嚇しながら退席)

COLOR‘S
SAKI「前哨戦勝ったぁ~!」
清水「勝ったぁ~!」
(※4人でハイタッチを交わす)
SAKI「前哨戦っていうのももちろん大事なんですけど、さっき聞いてたけど、なんだろ。本番とかよくわからなくて。私たちはいつも本番だと思っているし、そういうつもりで来ないとベルトって絶対取れないと思うんですよ。そういうつもりで行ってるから私たちはこのベルトを持っているし、なにより今日はガールズプロレスリングユニットCOLOR’Sとして初めて4人で組めた!」
全員「イエーイ♪」
清水「COLOR‘S4人で組んだのが初めてっていうのもあって今日は絶対絶対、絶対勝ちたかったです!トトロ、ゆうなさん、重てぇ……。でも私にはその重さに負けないスピードもある!だから必ず5月4日は、勝ちます!」
SAKI「勝とう、勝とうよ!それぞれ勝とう。さきっぽ!」
清水「ひーちゃん」
網倉「あーみん」
櫻井「ゆうこ」
4人「頑張るぞー!オーッ!」

第5試合


 両者走り込んで藤本の延髄斬りを避けた中島がケンカキック。お互いの技を避け合う攻防から一度距離を取る。
 ヘッドロックの応酬から藤本が絞り上げ、中島がフロントネックで切り返すと藤本も腕を取って切り返すグラウンドの攻防へ。これは藤本がスクールボーイも2。

 中島がケンカキックからロープに振ってビッグブーツ。さらにランニングケンカキックから首投げで倒しサーフボードストレッチ。これを離すと腕を取っていくが、藤本が切り返して腕ひしぎ。中島はバスターして逃れるとケンカキック連発。だが藤本がヘアーホイップから低空ドロップキックを叩き込み、串刺しサッカーボールキックからチョップ。逆コーナーに振って串刺しドロップキックから顔面に膝を押し付けていく。
 さらにエースクラッシャーを狙うが、中島は投げ捨てジャーマンからコーナーで膝蹴り連発。さらに串刺しダブルニーから串刺しドロップキック。
 中島はダブルアームスープレックスからダブルアームフェイスバスター。さらにソバットからサッカーボールキックを叩き込みぶっこ抜きジャーマンスープレックスホールドも2。
 
 中島はケンカキック連発から膝蹴り。ロープに飛んでいくが、藤本が追走してフランケンで丸め込むが2。
 藤本はサッカーボールキック連発も、キャッチした中島がアンクルホールド。逃れた藤本がビーナスクラッチも2。

 藤本はサッカーボールキック連発からミサイルキック。さらに串刺し低空ドロップキックからインフィニティを狙うが、切り返した中島にダブルチョップからロープに飛ぶも中島は追走エルボー。中島はロープに飛ぶが藤本が追走ドロップキック。藤本がロープに飛ぶが中島はキューティースペシャルも2。

 藤本は極楽固めで捕らえるが中島はロープを掴みブレイク。

 藤本は顔面を蹴りつけ、ロープに飛ぶとケンカキックでエプロンに上半身を出させ、エプロンを走り込んでの低空ドロップキックからコーナーに登りダイビングローリングネックブリーカードロップ。フォールも2。

 藤本はビーナスシュートを狙うが、中島は突き飛ばしてエプロンに落とすと、ヘッドバッドからエプロンへのDDT。
 中島はリングに蹴り入れるとコーナーに登りミサイルキック。再度コーナーに登り顔面へのミサイルキックからフォールも2。

 中島はジャーマンスープレックスホールドも2。
 中島は掟破りのインフィニティを狙うが、切り返した藤本がインフィニティ3連発も2。両者ダウン。


 膝立ちでエルボーの打ち合いから手を握り合ってのビンタの応酬。
 藤本は往復ビンタ連発から首投げで倒しサッカーボールキック。さらに顔面へのサッカーボールキックを叩き込み、ビーナスシュートを狙うが中島がバックをとってから正面を向かせ左右のエルボー連打。さらにローリングエルボーからフォールも1。

 藤本が首投げからサッカーボールキック。さらにPKを叩き込んでフォールも1。再度PKからフォールも1。低空ドロップキックからフォールも2。
 藤本はインフィニティも2。

 藤本はジャパニーズオーシャンサイクロンを狙うが、突き飛ばした中島が投げ捨てドラゴンスープレックス。
 中島はバックを取るが、切り返した藤本の足を掴むとレッグロックスープレックスも2。
 中島が走り込むが、藤本が足を伸ばしてカットし直伝・たいようちゃんボムも2。

 藤本はジャパニーズオーシャンを狙うが、中島がロープを掴んで耐えると藤本は延髄斬りからツカドーラも2。

 藤本はビーナスシュートも、避けた中島がドラゴンスープレックスホールドも2。

 中島は投げようとするが藤本がロープを掴み耐える。だが強引に中島がD×Dで叩きつけ3カウントを奪った。

 試合後、中島は藤本にベルトを渡し、背を向けて自身の腰に巻くよう促す。藤本は中島が見ていないのをいいことに自身の腰に巻き始めるが、途中で中島が気付いてひっぱたくという仲睦まじい姿を見せる。

中島「つっか!悔しいですか?悔しいね。昨日つっかが、私に2連勝して悔しい思いを残して私にプロレスを続ける理由を作るって言ってたけど、私もこの試合決まってから全く同じ事考えてました。私が2連勝して悔しい強い思いを残してリベンジしに戻ってきて欲しいと思ってました。まあでも結果、1勝1敗、お互い、悔しい思いしたっていうことで、まあとにかく、つっか、悔しいから、1日も早く戻ってきて、そして、私も待ってる」
藤本「私が早く戻ってこないと、安里紗はプロレス界で一人ぼっちになっちゃうから、一刻も早く、隣に、そしてタイトル、このリングに戻ってくるから、それまで絶対辞めんなよ」

<試合後コメント>

藤本つかさ
「あぁ、悔しい。やっぱプロレスって悔しいですね。負けたら悔しい。勝ったら嬉しい。それがプロレス。安里紗とはいつもそういう初心の心、忘れられないでいられる。本当に盟友です。クッソ……!」

――十数時間ぶりの再戦も壮絶なものとなりました
「そうですね。いやあ、2連勝してベルトを持って、ずっと悔しさを残したまま休業に入って、ずっと私のことを忘れないでいてほしかったんですけど。今日のこの闘いも忘れられない闘いだったと思います。顔変形してません?大丈夫ですか、私?いったぁ~い……」

――改めて、藤本選手の中で中島安里紗とはどういう存在ですか
「分身みたいな感じですかね。もう1人の私というか。なにがあっても離れない、そんな姉妹のような。そんな感じです」

――そういう人だからここまでやり合えると
「そうですね。ある意味もう1人の自分みたいなものなので。ここまでやっても壊れないだろうっていう、骨太姉妹みたいな、そんな感じがあります。私達、牛乳で育ったので。なんか、これからも安里紗がプロレスを続けていく限り、藤本つかさという火は消えないと思うので。今日、あの人が辞められない理由を作ろうと思ってベルトを巻きたかったんですけど、ベルトはここには無いけど、大丈夫なんじゃないかと思いました」

――この2連戦でお2人の戦績は2勝2敗2分になりました
「おっ!そうなんですか?!(笑)7度目は私の復帰戦でもいいですし、またお互いがトップになって一番相応しい、そのとき、その場所、そこで再戦してもいいですし、今度こそ決着を付けましょう。あいつがいる限り私は戻ってきますよ。だから『辞めんなよ』と言いたいです」

中島安里紗
「ありがとうございました。このベルト、急遽決まったタイトルマッチだったんですけど、休業前とはいえ強い強いつっかに勝って防衛したことでさらにこのベルトの価値を上げることが出来たと思うので、これからもこのベルトの価値を高めて、強さの象徴、ずっと私は言ってますけど、それに見合う闘いをしていきたいなと思います。そして、つっかとはとりあえずは一旦最後のシングルだったんですけど、リング上でもいいましたけど、私はつっかを待っていることに決めたので、つっかが戻ってくるまで強い中島安里紗でい続けたいと思います」

――藤本選手は、しきりに『辞めるなよ』と言っていました
「ずっと言ってきたんですけど(笑)でもホントに、つっかに昨日シングルで負けて、今日1回勝ったくらいじゃ私は、1回負けたら3回は勝たないとその悔しさがなくならないのでね。まだまだリベンジは続くというか、まだまだ勝ち続けたいと思います」

――ここまでやり合えるのは、やはり相手が藤本選手だから?
「そうですね。つっかが心も体もですけど、絶対折れないことを私は誰より一番良く知っているので、だからこそ行けるし、それでもああいうつっかを見せられるのも相手は私しかいないと思っているので。本当に、リング上で殺されるんじゃないかと思う相手はつっかしかいないので、だからこそ、行ける。お互いその相乗効果というか、これでこそ私の好きなプロレスかなと思います」

――藤本選手の復帰時期は未定ですが、この続きはいつか必ずやりたい?
「もちろん!もちろん待ってます。そのときに私が衰えていたら意味がないので、まだまだ強くなって、まだまだ進化して、もっともっと高い位置でつっかを待っててあげようと思います」

――この結果を受け、5月13日にはホームリングで王座戦があります
「そうですね。5月13日、海樹リコとの防衛戦。3度目になるのか。決まっているので、私も絶対に、余裕とか無いと思うし、100%勝つってこともリングではないと思うので、あぐらをかかずに、まだまだ上を目指しながら迎え入れたいなと思います」

第6試合


 先発はつくしと朝陽。つくしがヘッドロックからロープに飛ばしてアームホイップ。お互いフォールの切り返しあいからつくしが低空ドロップキック。
 つくしは朝陽のエルボーを避けてエプロンの松本にエルボー。つくしはロープに飛ぶが、松本が髪を掴んでコーナーに引きずりタッチを要求するが、朝陽はダブルを要求し、松本とロープに振り松本は朝陽を担いでつくしに叩き込む。
 つくしをコーナーに振ってトレイン攻撃から松本が串刺し攻撃を狙うが、つくしがドロップキックで迎撃すると、朝陽にトレイン攻撃から松本と梅咲も押し込んで3人で「お・し・り・だー!」。
 つくしは朝陽を正面ロープにくくり背中へのドロップキック。フォールも2。
 つくしは朝陽の手を踏みつけ、逆の手をハム子が踏みつけ同時にフットスタンプ。
 つくしはハム子にタッチ。

 ハム子はコーナーに叩きつけ腹ウォッシュ。さらにボディスラムからボディプレス。フォールも2。
 ハム子は安納にタッチ。

 安納はケンカキック連発からロープに飛んでビッグブーツ。避けた朝陽がスクールボーイから低空ドロップキックを叩き込んでロープに飛ぶが、安納はカニバサミからリバースインディアンデスロックで捕らえ、つくしが安納にドロップキックを叩き込んでその衝撃で朝陽を痛めつける。さらにハム子のショルダータックルで安納を倒して朝陽を苦しめると、弱った安納がロープに飛ぶが朝陽がクロスチョップで迎撃し梅咲にタッチ。

 梅咲はストンピングからロープに振ってドロップキック。フォールも2。
 ハム子が出てきてガットショットから安納とともにロープに振るが、梅咲は同士討ちさせるとハム子をカニバサミで安納の上に倒して二人まとめてフットスタンプ。
 つくしが松本にガットショットも、松本はつくしにラリアットから安納もまとめてブルドッキングヘッドロックで倒し、つくしを担ぐと場外のハム子と安納へ投げ捨てる。
 リングに梅咲と安納が戻り、梅咲が投げようとするが安納がガットショットから投げようとする。耐えた梅咲がエルボーからコーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、避けた安納がエルボーを巻き込んでフィッシャーマンスープレックスホールドも2。
 安納はハム子にタッチ。

 ハム子はドロップキックから担ぐが、着地した梅咲にガットショットから安納とダブルのビッグブーツ。
 ハム子は腹バットからつくしを呼び込み、つくしが低空ドロップキックからハム子がシャイニング腹ザード。フォールも2。
 梅咲は足を踏みつけ、ロープに飛ぶとネックブリーカードロップ。さらにブレーンバスターからフォールも2。
 梅咲はミサイルキックも、すぐに立ち上がったハム子がラリアット。ハム子はつくしに、梅咲は松本にタッチ。

 つくしはカサドーラフットスタンプも、避けた松本がエルボー連打。受けきった松本はエルボーで倒し、つくしはエルボー連打も、松本は「手加減しろや!」と強烈なビンタ。
 松本のローリングエルボーを巻き込んだつくしが鋭角エルボーからロープに飛ぶが、松本は追走ラリアットからロープに飛ぶも、安納がエプロンから蹴りつけると、つくしのエルボーと安納のビッグブーツが交互に叩き込まれる。両者ロープに飛ぶが朝陽がつくしをエプロンから羽交い絞めにし、松本が安納とつくしをダブルラリアットでなぎ倒す。松本はコーナに登るが、ハム子が動きを止めるとつくしがエルボーで逆さ吊りにし断崖式フットスタンプ。さらにランニングエルボーからフォールも2。
 つくしはバックを取るが、耐えた松本がエルボー。避けたつくしがフランケンを狙うが、力付くで止めた松本をつくしは丸め込むが2。
 つくしはハルカゼを狙うが、力付くで止めた松本がバックドロップで叩きつける。
 松本のエルボーを避けたつくしがエルボーを狙うが、松本はキャッチし投げようとする。つくしがカサドーラからバックを取ってバックドロップで叩きつけるも、松本もぶっこ抜きジャーマン。松本はロープに飛んでラリアットからフォールも2。
 松本は起き上がりこぼし式のショートレンジラリアットからフォールも2。
 松本は担ぐもつくしはへデックで叩きつけ往復ビンタ。ロープに飛ぶが、松本は追走してラリアット。松本は朝陽にタッチ。

 朝陽は619からフォールも2。
 朝陽は脇固めで捕らえるが、耐えたつくしにエルボー連打。ロープに飛ぶが、つくしがカサドーラフットスタンプを狙うもまつもとがラリアットで反撃。
 朝陽と梅咲が合体ネックブリーカードロップから朝陽がルーテーズプレスも2。
 朝陽は担ごうとするが、耐えたつくしにエルボーからロープに飛ぶも、ハム子がボディスプラッシュ迎撃し安納がケンカキック。さらにつくしが飛び出せ元気からコーナーに登りミサイルキック。フォールも2。
 つくしはコーナーに登り、ダイビングフットスタンプからフォールも梅咲がカット。
 松本が安納とハム子を迎撃するが、つくしがバックを取るも梅咲がつくしのバックを取る。松本が梅咲ごと眉山で投げ捨て、朝陽がダイビングルーテーズプレス。フォールも2。
 朝陽は投げようとするが、耐えたつくしにハンマーブロー。避けたつくしがカニバサミクラッチも2。
 つくしはでんでんむしも梅咲がカット。
 ハム子が梅咲に、つくしが朝陽にハルカゼでフォールも松本がカット。
 つくしはラ・マヒストラルも朝陽が切り返すが2。
 朝陽がハンマーブローから狙い撃ちも2。
 梅咲がつくしにキューティースペシャルから松本がボディスプラッシュ。さらにロックドロップで叩きつけ朝陽がリストクラッチ式ノーザンライトスープレックスホールドも安納がカット。

 朝陽はツイスタープレスを投下し3カウント。

朝陽「つくしさん、ラスト後楽園、負けて終わって、どんな気持ちですか?自分、前哨戦、2回全部勝ちましたよ!自分の直ぐ側に、今そのベルトがある気がします。5・4、必ず、必ずベルトとってやります!」
松本「つくし、5・4、朝陽勝つと思う。朝陽強いね。つくしが育てたんだね。私は、つくしが、つっかが、この後楽園の天井を見るのが最後っていうのが本当に信じられない。つっかより先に、つくしより先にデビューした私がこれを最後だと思いたくないのに、二人が最後なの信じられない。(つくしを抱きしめて)だけど、つくしは、誰よりも、アイスリボンの事考えてたよね。5・4、アイスリボン強くなったつくしを、最後まで、見せてください」
つくし「遥ちゃん、あのたん、自分の最後の後楽園ホール大会試合してくれてありがとうございました。そして浩代さん、引退前にどうしても、あなたと、当たりたかった。引退を、発表して、一番に、Twitterでつぶやいてくれたのが浩代さんで、自分の引退を、一番に怒ってくれたのも浩代さんでした。私は、引退を決めたからには、プロレスをやりきって、かっこよく、引退したいと思っています。だから、5月4日まで、よろしくお願いします。2回、前哨戦負けちゃったけど、ベルトへの思い、アイスリボンへの思いは朝陽よりも強いと思ってるから。かっこいい姿でベルトを持ったまま引退したいと思うので皆さん応援よろしくお願いします。そして、もう一つ、ハムさん、ちょっと来てください。ハムさんに、一個伝えたいことがありまして。自分の、技、ハルカゼ、これからハムさんに使っていただけないかなと思いまして、ハムさんどうですかね?」

ハム子「いや、つくし、勝手にね、受け継ごうと思って勝手に練習してたの!私、受け継いでもいいの?嬉しい!いいですか?勝手に練習してて勝手に受け継ごうと思ってたからありがとう!」
つくし「ほんとずうずうしいですねハムさん。ただ一つ、ハルカゼを受け継ぐのに条件があります。ハルカゼはこの体型じゃないと出来ない技なんですよ。だから、リバウンドしないって約束ができるんだったらハルカゼ使ってもいいですけど」
ハム子「皆さん、食べ物を与えないでください。よろしくお願いします」
つくし「お願いします。ありがとうございます。今日最後の後楽園だからしめたいと思ったけど、いいよ朝陽しめて」
朝陽「もちろんです。勝ったので、自分がしめます。本日参戦した全選手リングに上がって聞いてください。はい、また言わせてください。アイスリボンの4重の輪、一重の輪はここにいる選手。二重は輪は今日ここに来てくださったお客さん、三重の輪は今日ここに来られなかったお客さん。四重の輪はこれからプロレスファンになる皆さんです。皆さん5月4日見に来てくださいますか?ありがとうございます。自分がプロレスでハッピーと言いましたら心の中でアイスリボンとおっしゃってください。いきます!プロレスでハッピー!アイスリボン!」

<試合後コメント>

朝陽&松本浩代&梅咲遥
朝陽「あの新技は、本当はムーンサルト・プレスをやりたかったんですけど、それ練習してるときに怪我をしてしまって怖くて出来なくなってしまった結果、あのくるくるのプレスに。あれだけは自信を持って練習してきたので、今日ここぞってときに出せて良かったなと思いました。そして、すごく個人的になんですけど、自分浩代さんが、若手の壁というか、超えられない方であるってことにすごく尊敬をしていまして、自分はまだだまだこんなんなんですけど、浩代さんみたいに絶対にぶっ壊れない選手になりたいです」
松本「初めて聞いた(笑)私は若いときに、すごいいい時代、私達の時代にしてはすごくいい時代に生まれて、いっぱいライバルにも出会えて、で、たまたま偶然大きい試合もたくさんメインイベントで経験することが出来たのが自分の自信に繋がってって。だれもが大きい舞台でタイトルマッチとか掴めることじゃないと思うから。でも朝陽は今回掴んだ。掴んだから、多分一番的になるのは自分自身になると思うけど、絶対に自分自身は乗り越えられると思うから。これが後のいい糧に絶対なるから自分に負けずに、負けないでたくさんつらい経験をして乗り越えてほしいと思う。そしたら私になれるぞっ!っていう(笑)わかんないけど(笑)私以上になって?」
朝陽「ありがとうございます!」
梅咲「つくしさんが引退間近ななかでこうして対戦させていただいたこと、本当に嬉しく思います。つくしさんとはまだもう1回5月2日に対戦させていただくんですけど、もっとつくしさんに思いを伝えられるようにもうちょっと自分でグイグイ行こうと思いました」
松本「最後じゃなかったんだ!ズルい!(笑)」
梅咲「悔いを残さないように、5月2日、ぶつけたいと思います!」

――リング上では松本選手からつくしさんに熱いメッセージが贈られていました
松本「このキャリアになってですけど、自分より若くて、あれだけバリバリ動いている選手が、あれだけちっちゃい身体だけど全身からプロレス好きって溢れ出てる選手が辞めるって、未だに信じられないし、信じたくないし、本当はもっともっと闘っていたい気持ちもある中で、なんかつくしが今までつらいこともあっただろうし楽しかったこともある中で、出した結論だし。つくしがプロレス大好きな分、私もそれを背負ってじゃないですけど、担いでもう少しだけ……もう少しだけかは分かんないですけど。まだ辞める気ないので(笑)頑張りたいと思います!」

――フィニッシュの技はなにか技名がある?
朝陽「技名は、考えます。ハイ!」

――この前哨戦を通して、勝てる確信は付きましたか?
朝陽「付きました。前哨戦、直接2回勝っているので。しかも今日はガッツリと3カウント奪ったので」
松本「頑張れ!」
朝陽「はい!ありがとうございます!」

春輝つくし&星ハム子&安納サオリ
つくし「このメンバーは自分が選んで実現したカードなんですけど、本当にみんな思い入れのある選手たちで、浩代さんと本当にリング上でも言った通り、引退発表をしたときに、『もったいないね』じゃなくて、『なんで辞めるの?!』ってすごい叱っていただいて。それも愛のある叱りで。そういうことを言ってくださる先輩がいてくれて自分はありがたいし、浩代さんのマイクを聞いて、5月4日、マジで頑張らなきゃなって思いました。もうなんか、ダメージが。やっぱ浩代さん強いですね。強い広予算渡航して当たれて良かったです。そして後楽園が最後ということで、ファンの頃からこの後楽園で浩代さんのことも見てきたし、奈七永さんのことも見てきた。そんな後楽園で引退発表して、最後、後楽園を迎えられたことを嬉しく思います。5月4日、頑張ります。……あのたんっ!」
安納「ちょっと信じられないです。ホントに。今日で後楽園ホール、つくしさんが最後。次、5月4日、最後。わかんないですね。でもホントに今日指名してこのカードに選んでくださって、まさか天使のようとか初めてそんな言っていただいたんでビックリしたんですけど、今日はワガママで『つくしさん来てください』って言ったら思いきりドロップキック来てくださって。受けられてすごく嬉しかったですね。私はつくしさんのこの決断、すごくカッコいいと思いました。これからも応援しますし、私はつくしさんの5月4日、この目で見届けます。ありがとうございました!」
ハム子「ハルカゼ、受け継いたぞ!イエーイ♪」
つくし「Booooooo(笑)」
ハム子「ブーじゃないよ!(笑)私、春輝つくし自主興行のときからつくしのコスチュームを着て、ハルカゼやらなきゃ、やりたいと思って勝手に練習して、勝手に出来て、これはね、後輩から中々技を受け継ぐってないと思うんですけど、つくしもそうやって思ってくれて、でも私は勝手にお願いしようと思ってて。そうやって言ってくれたから、私ハルカゼ受け継いじゃっていいのかな?!」
つくし「リバウンドしないでくださいね、マジで(笑)リバウンドしたら返してください(笑)」
ハム子「でもヤバいんですよ、食欲ヤバくて、ずっと食べてるんですよ(笑)でもハルカゼ頂いたからにはリバウンドしないように頑張ろうと思います。最後の後楽園ではつくしの隣りにいて、最後の横浜武道館では対角にいて、つくしを独り占めしてるかもしれないんですけど、つくしが選んだくれたからには私は最後、奈七永さんに任せず私がつくしをリングに沈めたいと思います」

――引退時に技を先輩に譲るというのはほとんど無い例だと思います。なぜハム子選手に?
つくし「なんか、会うたんびに『ねえ、ハルカゼ誰かに受け継がないの?』とか『私ほしいんだけど』とか言って来てて、『あっ、検討させていただきます』とか逃げてきたんですけど、今日ね、たまたま朝陽にハルカゼかけたらハムさんもかけてて、もうね、譲ってあげるしかないなって」
ハム子「息合ったじゃん!(笑)」
つくし「なので、大事に使ってくださいね。あげるので」
ハム子「ホント?!すみません、押しで勝ちました」

――朝陽戦について
つくし「自信のない朝陽って印象だったんですけど、なんか徐々にね、モチベーションも上がってきて、『私が取ってやる!』みたいな気持ちを感じられたので、これは安心して5月4日を迎えられるんじゃないかなと思います。でも自分は引退発表したときから言ってますけど、ベルトを持ったまま、最強のまま引退したいと思ってるし、ベルトを持ったままメインに立ちたいと思っているので、負けません」

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