REINA10.9新木場大会 朱里&真琴が木村&米山相手にREINAリスタートマッチ!
- 2014-10-10
- 試合
- REINA女子プロレス
REINA女子プロレス10・9新木場大会
日時:2014年10月9日(木)開始:19:00
会場:東京・新木場1stRING
観衆:120人
▼第1試合 真琴メキシコ壮行試合 タッグマッチ 30分1本勝負
真琴/○ジ・ウインガー
17分8秒 ラ・マヒストラル
●マッチョ★パンプ/バンクーバー・キャット
▼第2試合 3WAYマッチ 20分1本勝負
●日向小陽
7分22秒 みやここクラッチ
○松本都
※もう一人は木藤裕次
▼第3試合 ソフト今井査定試合 30分1本勝負
●須佐えり
13分44秒 アレックスドライバー
○アレックス・リー
※立会人=木藤裕次
▼第4試合 タッグマッチ 30分1本勝負
Ray/○林小雪
13分30秒 回転エビ固め
Leon/●あきば栞
▼第5試合 REINA・リスタート タッグマッチ 60分1本勝負
○朱里/真琴
17分19秒 バズソーキック→体固め
●木村響子/米山香織
所属選手が朱里と真琴の2人だけとなったREINAが新たなスタート!
コンサルタント華名に対し、朱里が『朱里まつり』での第0試合出場を逆コンサル!
第1試合
まずは10月中旬よりメキシコへ旅立つ真琴の壮行試合からスタート。真琴はREINA世界タッグのベルトを巻いて登場。まずマッチョが投げを見せると、真琴も投げでお返し。ここのところ、マッチョ率いるルチャワークショップに参加しているとあって、真琴はルチャの動きも存分に見せる。
そしてウインガーとマッチョの展開になると、「俺は女としかやらねえ」といって途中で試合を終わらせようとするなど、いつものようなウインガー節。さらには、「今日は朱里選手のためにクリーンファイトをする」と宣言し、バンクーバーとハグしたかと思えば、頭突きへ。
しかしバンクーバーも反撃。ジャンピングニーから猫ポーズ。そしてトップロープからのアームホイップへ。今度はスイッチした真琴がカローチェ2連発から、ブレイジングチョップ。これに対してマッチョのサミングを経て、バンクーバーがサーフボード。
さらにマッチョもサーフボードへ。すると真琴もブレンバスターでマッチョを投げて反撃を見せる。代わったウインガーがマッチョとバンクーバーを鉢合わせにすると、卍固めへ。続いて真琴がボディアタックを決めると、さらに首固めへ。
マッチョからバンクーバーにかわると真琴を捕らえ、ジャンピングニーから、飛びつき三角締めへ。これはウインガーがカット。そして、ウインガーが変形の足四の字から、STFへ。
ここで真琴にスイッチ。真琴がチョップの連打から、パターダ・アルディエンテにいくとウインガーはマヒストラルで3カウント。メキシコ遠征前の最後の試合を白星で飾った。
マイクを手にした真琴は「アクの強い3人に飲まれてしまいました。来週からメキシコのCMLLさんに行きます。CMLLさんというのはみなさんもご存知のくらい大きい団体なんですけど、成宮真希さんと二人でアジアンビューティさを発揮して、メキシコ人の人たちをメロメロにして、REINAでメキシコ大会をできるようにします!」と宣言した。
すると、ここでテーマ曲とともにREINAコンサルタント・華名が登場。ざわめく館内を見ながら、「おいおいおい何やこの客の少なさ」と言いながらエプロンサイドへ。真琴のセコンドに付いていた朱里もエプロンで臨戦態勢に入る。
「おい朱里、この間の『カナプロマニア』で、ようやってくれたなあ。おまえ何、勝ってくれてんねん。それとな、何やこの客の少なさ、この間と全然違うなー。やっぱりワテが試合しなあかんなあ。さて、ワテの新しいコンサルの発表だ。ワテはこのREINAのために考えてきた。
客を呼ぶのはチャンピオンの仕事や。チャンピオンというのは客を呼ぶことの出来る人間がやることや。それでな、死んでるベルトあるやんか。タッグのベルト…(真琴を指差し)、オマエと、あとなんか…なんとか…言うやつや。そんなようわからんやつが持ってるからこうなるんや。だからトーナメントやったらええんちゃうか。11月20日、この新木場で、REINAタッグ争奪ワンデイトーナメントを開催する。もちろん参加したいやつは言うてくれたらええ。もちろん、ワテも参加する。まあ、ワテがタッグのベルト取ったらおもろなるやろなー。ワテがタッグベルト持ったら、次は(朱里を指し)オマエのベルト取りに行くからな」
と、一気にコンサル内容を発表した。
すると、エプロンで黙って聞いていた朱里も言い返す。
「10月7日、(「カナプロマニア」で)オマエ、私に負けたよなあ。じゃあ、逆に私がオマエにコンサルしてやるよ。10月30日、『朱里まつり』、新宿フェイス、華名を第0試合で使ってやる!」
と仰天の逆コンサル。華名を第0試合で使うという仰天コンサルだ。
華名は「こっちはメインで使ってやったのに、第0試合とは何や、おい、ええ加減にせえよ。まあ、ええわ。オマエをどんどん追い詰めてやるから。11月20日、ワンデイトーナメントやるからお前もパートナー、連れて来いよ」と宣言すると、バックステージへと消えた。華名のコンサルにより、REINAタッグは強制返上となり、11月20日、ワンデイタッグ・トーナメントが決定した。
第2試合
日向小陽vs.松本都戦に急遽、割って入った木藤裕次。日向に対して「俺が叩きなおしてやる」という木藤の心意気が通じるのか?
まずは日向と都が「ヨッシャー」と気合を入れる。そして二人の戦いでスタートするも、すぐに木藤が日向に攻め立て、アームホイップ。これを日向も切り返す。続いて、都と日向の展開でいい流れができるも、またも木藤が入ると変な空気に。まずはツバをつけての逆水平を都に決める。そして日向にもパンチでコーナーに座らせる。しかし、木藤の振り向きざまに都がパンチを決めると、コーナーに崩れていた日向の顔面に木藤のおシリがヒット。
木藤は都にインディアンを決め、同時に日向にはブレンバスターを決める。そして、3人でのヘッドロック合戦へ。木藤が都と日向を同時にロープへ飛ばすと、都と日向がタックルからダブルのドロップキックへ。さらに都はシャイニング弾を敢行。
すると木藤が都をブレンバスターへ。さらにはラリアット。続けて、都のバックに木藤が回るが、ここは急所蹴りでカット。その間に日向と都の丸め込み合戦となるが、都がみやここクラッチを決めて日向から3カウントを奪った。
木藤が日向に対してマイクを持つ。
「日向、オマエ悔しくないのかー。なんだこの試合は。俺が怒ってるのは負けたことではない。後楽園で試合に出なかったことでもない。俺が怒ってるのは負けてもいいと思ってるその気持ちだ。今日はわざわざ遠方からきてくれたお客さんに申し分けないと思わないのか。オマエはゼロか、ゼロの人間かー!」とどこかで聞いたようなセリフを投げかける。
日向は堰を切ったように、「悔しいですー!」と絶叫。
「だったらどうしたいんだ」(木藤)
「強くなりたい!試合に勝ちたいです!」(日向)
「わかった! だったら俺が強くしてやる。そのために俺は今からオマエを殴る。
歯を食いしばれ!」(木藤)
…とここまでは某有名ドラマの超感動シーンなのだが…。
バシーン! と頬を張ったのは日向のほう。
「でもねえ、木藤さん、WNCのとき、合同練習で『強くなりたいです、練習を教えてください』って言ったときに1回しか来てくれなかったですよね! そんな人信じられますか、フン!」といい飛ばすと木藤を残してリングを去った。
ただ、一人取り残された木藤は「まあ、日向は素直じゃないんで、強くしてみますから見ててください」と言い残してリングを降りた。木藤の心のなかには、「これは日向とのきずなを深めたいという木藤の心から発したものであり、断じて暴力ではない」というナレーションまで用意されていたというが、結果は正反対の方向に。館内にはあの主題歌「ヒーロー」が流れていたが、さてこの先、日向は木藤の教育(?)で強くなれるのか?
第3試合
この試合で、ソフト今井が公平なレフェリングをしなかった場合、REINA追放処分となるという特別ルール。立会人は木藤裕次と、ここにいるすべての観客という形式のなか、まずはソフト今井が入場。意外にも観客に一礼。いつもと違いまじめな様子。須佐の入場時には、セコンドの林結愛ととも紙テープを片付ける。
さらにはボディチェックを丁重に行ない厳格なレフェリングを実行。リーのチョーク攻撃には厳重な反則カウントを取る。さらにチョーク攻撃を加えるリーに「クリーンファイト!」と檄を飛ばす。
今度はリーがロープブレイクを無視すると、「1! 2! 3! 4!」ときちんと反則を取る。そして須佐の攻めにリーがロープをつかむと、「ブレイク!」と注意する今井レフェリー。須佐は「うるせえ」と一喝。さらに執拗に攻めるリーに「チョークだ、チョーク!」と厳格なレフェリング。「いい加減にしなさい」と日本語で注意を促す。
須佐はドロップキックの連打からスイングDDTで突破口を開こうとするが、リーもスパインバスターで反撃。今度は須佐がロシアンフックを見舞い、フォールを狙う。しかし須佐がカウントを取りに行った瞬間、今井レフェリーはカウント2でストップ。リーの肩は全く上がっていない。
抗議する須佐には張り手! ついに本性を表した。その間にリーがアレックスドライバーで須佐から3カウントを奪った。
立会人の木藤も「オマエ、あのレフェリング、明らかに追放だ、追放だぞ!」と警告。すると今井は「こんなクソみたいな団体、どうでもいいんだよ、もうどうでもいい!」と居直る。木藤の「オマエ追放だからな」のアピールに「望むところだ、もう二度と出ないからな」と言いたい事を言ってさっさと引き上げてしまった。木藤は「これからレフェリーはチョリソと玉川でやりますんで、もっとREINAはよくなります。見ててください」と最後はすっきりした形で終わった。
第4試合
RayとLeonのマスカラボラドーラスが、互いのコーナーに分かれてのタッグマッチ。まずは林とあきばの絡みからスタート。まもなくRayとLeonにスイッチ。Rayがアームホイップ。水平チョップを叩き込むが、Leonもドロップキックでやり返す。
今度はあきばとRayへ。あきばがドロップキックを連発。しかしRayもボディスラムを軽々と連発してお返し。今度はRayとあきばのナックル合戦へ。Rayはサーフボードを決める。
再び林とあきばへ。林がボディスラムを連打するが、あきばも反撃。今度はLeonが林へドロップキック。そしてダブルアームを決めると、林もナックルへ。するとLeonも、これを切り返し、逆エビ固め。
再びLeonとRayになると、ナックル合戦から、Rayがスピンキック。Leonも振り子式バックブリーカーでやり返すと、さらにマッドスプラッシュを決める。Leonはスピンキック、Rayもスピンキックで返す。
続いて、再びあきばと林へ。あきばがドロップキックを連打すると、林もドロップキックを連打でお返し。次にあきばがタランチュラ。林もナックルからのドロップキック。するとあきばはカサドーラで丸め込む。
次なる攻撃に移ろうとした林だが、Rayのカットで動きが止まると、このスキに林が回転エビに決めて3カウントを奪った。
第5試合
9.30新木場でシングル対決し、WNC王座を返還した朱里と真琴。対戦相手には朱里の要望により木村響子に決定。木村はそのパートナーとして、米山香織を引き連れて参戦。
木村と米山はタオルを振り回してのダンスで入場。続いて朱里と真琴が登場し、リング上でがっちり握手。開始前、朱里と木村は視殺戦、このなか米山は元気いっぱいに「よっしゃー」と元気よく挨拶。
まずは朱里vs.木村の黄金対決からスタート。朱里コールが交差する中、グラウンドの展開から緊張感が漂う。朱里は膝蹴りから背中へのキックと連打。真琴もキックから朱里のニー、さらにサンドイッチのキック、そして二人で木村の腕を取る。すると真琴が手を差し出し、ハート型を作る。これに朱里も戸惑いながら応え、“しゅりまこじるし”が完成。
今度は米山が登場。インディアンからのボーアンドローへ。これをふりほどいた真琴はパターダ・アルディエンテの2連発、さらに朱里が米山、木村にミドルを連打。そして木村にバッククラッカーを決めた後、米山にも胸板への蹴り。強い朱里が躍動する。
しかし続いて、米山が朱里の蹴りをことごとくかわすと、モンゴリアンチョップ。真琴のカットで流れを戻すと、飛びつきの腕ひしぎへ。そして真琴がおなかへの蹴りからW.W.ニーへ。米山も体を入れ替えると、ミサイルキックからセントーン。代わった木村もフットスタンプを決める。木村の顔面ブーツに苦戦の真琴へ真琴コールが起きる。
ここで真琴はパターダ・アルディエンテからフットスタンプへ。続いて朱里も右ミドルの四連打からカウンターのミドルへ。さらにハーフハッチから真琴ボディアタック。朱里もボマイエを決める。
しかし米山が不知火でアシストし、流れを断ち切ると、木村のネックハンギングボムもカウント2。木村はグラウンドのスリーパーを決めるが朱里は必死に堪える。真琴がカットに入るも、木村は技を離さず。真琴はここでカウンターキックで木村と米山を蹴散らす。
木村が立ち上がると朱里も立つ。ダブルの相打ちから木村のノーハンドヘッドバットで両者ダウン。それでも闘争心は衰えず、片ヒザ付いた状態で両者の殴り合いが続く。スタンディングでもひたすら殴りあう二人。朱里は右から左のミドル。木村も膝蹴りで返す。さらには張り手を左右に連打。朱里もジャーマンで返す。
ここで木村のヘッドバッド2発めを食らった朱里だが、ダウンすることなく立ち上がり、ハイキックからのバズソーキック! 必殺コースでライバル・木村からの3カウントを奪った。精魂尽き果てた両者だが、木村はもう1度のポーズ。朱里と木村ならではの大打撃戦のうえでの決着だった。
朱里は「新たなREINAのスタート、真琴とタッグを組んで、新たなスタートを送ることが出来ました。その相手は木村選手、米山選手、本当にありがたいと思っています。真琴と二人でREINA、どんどん盛り上げて生きたいと思います」と感謝の言葉を述べてリングを降りた。
真琴も控え室で「木村さん、米山さんと当たらせていただいて、目が覚めた。心臓に杭を刺された感じというか…。二段蹴りはまだ今日は試運転でしたけど、これをフィニッシュにできるくらい、またマッチョさんのルチャ教室があるので磨いてこようと思います」と振り返った。
【記事提供/REINA女子プロレス】