【試合詳細】2・26 HERO新木場大会 【WBCタッグ】加藤茂郎&千葉智紹vs将軍岡本&ケン・片谷 藤田峰雄vs長井満也 友龍vsワイルド・ベアー

  • はてなブックマークに追加
  • LINEでシェア

『HERO30~再起動 旗揚げ12周年記念大会』
日程:2022年2月26日(土)
開始:19:00
会場:東京都・新木場1stRING
観衆:未発表

▼オープニングアクト~アクトレスリング提供マッチ 10分1本勝負
○青野未来
4分6秒、39ロック
●ワイルド・バニー

▼タッグマッチ 20分1本勝負
○大和ヒロシ/仲川翔大
9分47秒 腕ひしぎ逆十字固め
後藤恵介/●海和択弥

▼ミクスドタッグマッチ 20分1本勝負
○リッキー・フジ/笹村あやめ
8分43秒 9999→片エビ固め
●洞口義浩/山縣優

▼シングルマッチ 30分1本勝負
○友龍
8分45秒 反則
●ワイルド・ベアー

▼シングルマッチ 30分1本勝負
○藤田峰雄
8分38秒 エビ固め
●長井満也

▼WBCタッグ選手権 60分1本勝負
【王者組】○加藤茂郎/千葉智紹
9分15秒 ダイビングエルボードロップ→片エビ固め
将軍岡本/●ケン・片谷
※第4代王者組が初防衛

バリアフリープロレスHEROが半年ぶりの再起動!加藤茂郎&千葉智紹がWBCタッグ初防衛!ワイルド・ベアーが“ミスター聾プロレス”友龍を流血制裁の暴挙!

オープニング


 アクトレスリング提供マッチとして、バニーと青野が対戦。バニーは豪快なミサイルキックをたたき込むなど攻め込むも、青野はPKから39ロックで絞め上げてギブアップを奪った。

第1試合


 後藤&海和の正規軍が実力者の大和&仲川にチャレンジ。後藤はパワーで押していったが、海和が捕まる場面が多く正規軍は劣勢。海和も大和にドロップキックを見舞うなど食らいついたが、大和がチキンウイング・アームロックから逆十字で絞め上げてギブアップを奪い貫禄勝ち。
 大和は「海和選手、最後“クソッ”って言ったけど、“クソッ”って言うほど練習してんのか? 始めのレスリングで全然ついてきてる気がしなかった。まずは基礎からみっちりやらないと、この2人には一生追いつけない」、仲川は「元気がない!」と手厳しいコメント。
 後藤は「フォローしきれなかった。仲川選手に“元気ないな。オマエの団体だろ”って言われてたけど。自分が所属する団体の第1試合、何を目指してやるのか。自分はヨソの人間だけど、海和選手と一緒に練習してるんで。もっと勉強して一緒に頑張ろう」と、海和は「足りてないところばっかりなんで、おっしゃる通り。今はそう言われたとしても、次試合したとき、今より成長した姿を見せつけてやります」とコメント。

第2試合


 リッキー&笹村の2AWコンビが、洞口&山縣の元K-DOJOコンビと激突。リッキー組は同じ団体とあって絶妙のコンビネーションを見せ、洞口組も急造とは思えぬ連係も披露。洞口もみちのくドライバーⅡなどで攻め立てたが、リッキーがカミカゼから9999を決めて勝負あり。
 リッキーは「元K-DOJOの2人、見たか? そこからレベルアップした2AWだ。だけど懐かしくておもしろかったよ。この団体にタッグのベルトあるな。これからいっちょやってやるよ。お楽しみはこれからだ!」と、笹村「私たちは前進してます。私たちから目を離すな」とアピール。
 山縣「一撃必殺技で、確実に狙ってる技なんで、それに負けるのはしょうがない。(洞口とは)機会があったら、また組んだり、闘ってもみたい。生まれが同じ人たちとはリングでレスリングで会話できる」、洞口は「懐かしかった。楽しかった」とコメント。

第3試合


 “ミスター聾プロレス”友龍と、ワイルド軍のワイルド・ベアーの遺恨決着戦は大荒れとなり、ベアーが友龍を流血制裁。これに怒ったHERO正規軍の海和択弥がベアーに対戦を要求した。

 1度はWBC(ワールド・バリアフリー・チャンピオンシップ)タッグのベルトをともに腰に巻いた友龍とベアーだが、昨年2月に王座から陥落すると、コンビを解消。同4月の川崎大会ではタッグマッチで対戦し、試合後にベアーがバックドロップを見舞う暴挙をはたらいたことで遺恨がぼっ発していた。

 序盤はグラウンドでのレスリングの攻防から、友龍がチョップをたたき込めば、ベアーがスピアで反撃するなどオーソドックスな展開でスタート。ところが、ベアーはチョークで攻め立て、場外戦に持ち込んだ。すると、ベアーはサーベル攻撃、鉄柱に額をぶつけると友龍は流血。さらにベアーはロープで友龍の首を絞め上げた。ここで、制止に入ったレフェリーをベアーが投げ飛ばして、レフェリーがベアーの反則負けを宣した。

 試合後、セコンドに就いていた海和が、ベアーの非道な攻撃に激怒し、「中途半端なことやりやがって。シングルでもタッグでも、いつでもどこでもやってやるよ!」と宣戦布告。豊島修二会長は「海和! 本当にベアーとやるのか? どこかで組む。3月26日のハウスショー(ポスト・ディ・アミスタッド=ディアナ道場)で。シングルかタッグかは考える」と回答し、3・26川崎での対決が決定的になった。

 バックステージでベアーは「(ワイルド)セブンのシャツ着て、タイツも(ワイルド)シューターからもらったもの。これ着て原点回帰。ワイルド軍はこんなもんじゃない。海和? やってやるよ。顔じゃない。アイツも血祭りにしてやる。シングルでもタッグでもどっちでもいい。アイツは怖いワイルドを知らないんだから。こんなの序章だよ。正規軍をいじめていくよ」と迎撃態勢。海和は「ワイルド・ベアー、今日からオマエは討伐対象だ!」と意気込んだ。

 第3試合終了後、豊島会長がリングに上がり、今後の興行日程をアナウンス。3月26日、4月29日、6月25日に「GPSハウスショー」をポスト・ディ・アミスタッド(ディアナ道場)で、5月28日、7月30日新木場で「HERO」を開催することを発表した。

第4試合


 長井と峰雄は昨年5・29新木場でシングル対決し、長井が勝利。同8月13日、新宿ではUTAMAROを加えた3WAYマッチで無効試合に終わっている。今やHEROの名物マッチとなった長井と峰雄の一戦は、やはり峰雄が噛みつくなど、あらゆる手段で急所攻撃。
 長井がキャプチュードを狙うも、峰雄は急所をつかんで阻止。さらに長井の足がレフェリーの急所に当たってしまい、レフェリーが悶絶。その間に長井がキャプチュードを見舞うもレフェリー不在で幻のフォール。
 長井は逆襲の急所蹴りを食らわすも、峰雄が急所打ちからエビ固めで丸め込んで3カウントを奪い、昨年5月の雪辱を果たした。
 長井は「レフェリーはアイツにひいきしてるだろ! 何で俺のとき、カウント数えるヤツがいないんだ。次は男と男のチ○コを懸けたチ○コサバイバルマッチだ。覚悟しとけ」と再戦を要求。峰雄は「反則なしで正々堂々と闘えば、結果はこんなもん。決着戦? 1対1でやる度胸あるなら、いつでも受けてやる」と応じ、2人のチ○コを巡る遺恨はドロ沼に突入した。

第5試合


 新型コロナウイルス感染拡大の影響で活動を休止していたバリアフリープロレスHEROが半年ぶりに興行を再開し、2月26日、東京・新木場1stRINGで「HERO30~再起動 旗揚げ12周年記念大会」を開催。加藤茂郎、千葉智紹のダークソウルが“ボブ・サップに勝った男”将軍岡本とケン・片谷のコンビを破り、WBC(ワールド・バリアフリー・チャンピオンシップ)タッグ王座の初Vに成功。次回大会(5月28日、新木場)で因縁深いディアブロ組の挑戦を受けることが濃厚になった。

 前半、体格でまさる将軍組がパワー殺法全開で優位に進めた。しかし、将軍組が狙ったサンドウイッチ式のタックルをダークソウルがかわして、将軍と片谷が壮絶な同士討ち。それでも片谷は加藤をバックドロップ、ジャンピング・パイルドライバーを繰り出すも、千葉がレフェリーの足を引っ張って阻止。チャンスと見た加藤は片谷の背後からドロップキック、急所打ち。千葉がスパイビースパイクをたたき込むと、すかさず加藤がダイビング・エルボードロップを見舞って3カウントを奪取し逆転勝ち。

 試合後、怒った将軍は片谷を突き飛ばして仲間割れして一人で退場。ここで脱兎のごとくディアブロが現れ、ダークソウルをイスで殴打し、加藤が大流血。

 これまで幾多の団体でダークソウルと抗争を繰り広げてきたディアブロは「加藤! 気抜いてるから、こういう目に遭うんだよ。このベルトに挑戦してやるから、次の大会でカードを組め!」と挑戦要求。加藤は「豊島(修二会長)さんよ、アンタが呼んだのか? 何でディアブロがいるんだ。次、カード組め。ここまでやられて冗談じゃないよ。タイトルマッチだ!」と逆要求を突きつけた。豊島会長は「急に出てきて挑戦できるようなタイトルじゃないんだよ。考えてはおくけど」と即答を避けた。

 バックステージで加藤は「デカくて、ハンパじゃないパワーで、こっちの計算通りにはいかないところはあったけど。急造タッグには負けないよ」と言えば、千葉は「今日が初対面だったんじゃないの? そんなのに負けられない」と発言。

 乱入したディアブロについて、加藤は「試合終わって力尽きてるときに来るなんて性格悪いよ。この団体が簡単に挑戦させないというのは分かるけど、チャンピオンの俺たちから、“アイツとのカードを組め”って! これは俺たちの要望じゃなく、HEROに対する命令だから。チャンピオンとしての権利行使だよ。誰と組むのか知らないけど」と、千葉は「わざわざ岐阜から来て、ご苦労さん。アイツも試合組まれなきゃかわいそうだから」とキッパリ。

 ディアブロが誰をパートナーにするかは定かではないが、王者組が強く要望していることから、団体側も拒絶はできにくい状況で、次回大会でタイトル戦が組まれる公算が高くなったといえそうだ。

 一方、王座奪取ならなかった将軍は「オマエのせいで負けたんだよ!」と吐き捨て、片谷と口論に発展。片谷は「ダークソウルうまかったよ。なかなか魅力のあるベルトだよ。また新しいパートナー見つけて挑戦してやりますよ」と気を取り直していた。

  • はてなブックマークに追加
  • LINEでシェア

関連記事

サイト内検索

日別

2024年4月
« 3月    
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

月別

ページ上部へ戻る