【試合詳細】10・15 佐藤光留デビュー20th+2岡山凱旋大会 佐藤光留&中野貴人&岡田剛史vs大仁田厚&谷嵜なおき&レイパロマ

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『プロレスラー佐藤光留 デビュー20th+2岡山凱旋大会』
日時:2022年10月15日(土)
開始:17:00
会場:岡山県・山陽ふれあい公園総合体育館(赤磐市)
観衆:200人

▼タッグマッチ 20分1本勝負
○ブラックめんそーれ(全日本)/梶トマト(フリー)
12分25秒 スネークスパイク
田村男児(全日本)/●井上凌(全日本)

▼タッグマッチ 30分1本勝負
ロッキー川村2(パンクラスイズム横浜)/●前口太尊(飯伏プロレス研究所)
11分35秒 腕ひしぎ逆十字固め
○松井大二郎(フリー) 山本裕次郎(フリー)

▼3WAYマッチ 30分1本勝負
○児玉裕輔(フリー)
11分52秒 ラ・マヒストラル
●SUSHI(フリー)
※もうひとりは椎葉おうじ(フリー)

▼スクランブルパンクハウスデスマッチ 時間無制限1本勝負
○佐藤光留(パンクラスMISSION)/中野貴人(BASARA)/岡田剛史(TKエスペランサ)
14分10秒 デスバレーボム→片エビ固め
大仁田厚(フリー)/谷嵜なおき(ダブ)/●レイパロマ(ダブ)

▼スペシャルマッチ・選手全員参加によるお手製チャンピオンベルト争奪バトルロイヤル
【参戦選手】※脱落順
児玉裕輔(フリー)→井上凌(全日本プロレス)→松井大二郎(フリー)→山本裕次郎(フリー)→大仁田厚(フリー)→レイパロマ(ダブ)→SUSHI(フリー)→椎葉おうじ(フリー)→前口太尊(飯伏プロレス研究所)→ロッキー川村2(パンクラスイズム横浜)→ブラックめんそーれ(全日本プロレス)→梶トマト(フリー)→谷嵜直樹(ダブ)→田村男児(全日本)→岡田剛史(TKエスペランサ)→佐藤光留(パンクラスMISSION)→中野實人(BASARA)
○中野實人(BASARA)
11分04秒 オーバーザトップロープ
●佐藤光留
※中野實人が、岡山県の子どもたちのお手製チャンピオンベルトを獲得した

2年越しの20周年記念岡山興行で佐藤光留が憧れの大仁田厚と激闘!子どもたちからのお手製ベルトを巡ったバトルロイヤルが勃発!

オープニング

 試合開始に先駆け赤磐市長がリング上より選手たちにエールを送った。
「先日プロレスに悲しいお知らせがありました。アントニオ猪木選手が亡くなられました。幼いころから卍固め、延髄斬りを見て大変興奮した記憶がございます。今日はその猪木さんの弔いのためにも良い試合を見せていただきたいと思います。プロレスはひとつの文化でございます。みなさんと楽しみながら応援をしたいと思います。ここにいらっしゃる選手の皆さんにお願いがございます。くれぐれもお怪我のないように、そしてみなさんに素晴らしいファイトを見せていただきますようにお願いをしながらご挨拶とさせていただきます」

赤磐市長に続き、本大会主催者である佐藤光留がリング上より挨拶を行った。
「本日は、駅から徒歩1時間、バスが1日3本、バス停からも徒歩20分という会場にたくさんのご来場ありがとうございます。今日はマスコミが1社しか来ていないということで、なにをやっても言っても決してこの岡山の外には出ないという確証をもっているので、好き放題言いたい放題やりたいと思うのですが、実際のところコロナで2020年4月に岡山で行われる予定だった佐藤光留20周年がなくなりまして、自分でいま住んでいる関東のほうではやったんですけど、岡山で一緒にプロレスを作り続けた人がどうしても佐藤光留の20周年を岡山でやりたいということで、2年かかって本日開催にこぎつけていただきました。岡山でやるんだったら岡山出身の選手を揃えに揃えようということで、今日は岡山にゆかりのある選手もたくさん来ています。岡田剛史は僕の高校のレスリング部のときに一緒に合宿をしたことがあるらしい。階級が違ったんです。プロレスラーになって高校が一緒だったんだということで知り合ったんですが。あと自分がパンクラスに入ってずっと一緒にやってきた川村選手も出ますし、いろんな20年+2年間を生きて来た人たちが来てくれました。それだけでも充分お祝いになったんですけど、やっぱり僕が岡山にいるときに憧れたプロレスラーをどうしても呼びたいということで大仁田厚選手に来ていただきました。1995年岡山武道館で大仁田厚引退試合を、これで最初で最後の大仁田厚だと見たんですが、なぜかあれから27年後に同じリングに立つとは思いもしませんでした」

第1試合

 まずはひとかたならぬハイテンションでブラックめんそーれと梶トマトが入場。第1試合から中国地方ではめったに見ることの出来ない選手の登場に会場が早くもざわつく。ふたりとは対照的に燦然とアジアタッグのベルトを巻いた田村男児がゆっくりと入場してくると、そのあとに全力疾走でリングインしたのは岡山県出身の井上凌。地元でのプロレス初参戦ということでこちらも全身から気合をみなぎらせる。

 血気にはやる井上をトマトがいなしてめんそーれと田村にチェンジ。めんそーれの「シャーッ」が岡山の観客に不発な上に、木原文人が実況席から「めんそーれ帰れ!」のヤジを飛ばすと、めんそーれがリングを降りて帰りかけるが観客の応援で気を取り直して試合再開。戻っては来たがなおも「シャーッ」で押し通すめんそーれを田村がヘッドロックからショルダータックルで吹っ飛ばす。
 猫だましに効果なしと悟っためんそーれがならばと田村の手を取って拝み渡りを敢行するが綺麗に誤爆。コーナーへ押し込められ足蹴に。

 田村から交代の井上にドロップキックを見舞ってめんそーれもトマトと交代。めんそーれのリベンジとばかりにトマトがハイスピードで井上を翻弄、今度は井上をめんそーれがコーナーポストにセットして楽しそうにいたぶる。さらにセンターでトマトとふたりで井上を辱め、ニュートラルに押し込んでメンソーレが「地獄の一丁目!」と毒づきながら地獄突きを連打。ぐったりとした井上にトマトがリング中央で追い打ちのランニングエルボーから片海老固めをえぐい角度で決め、井上悶絶も辛くもロープに逃れる。地元岡山で初試合の井上、このままでは終われんとばかり強烈なミサイルキックをトマトに見舞って脱出。

 満を持してリングインの田村がトマトをコーナーに叩きこみ串刺し2連発、さらにはスピアーで吹っ飛ばすが、トマトは田村の顎先へハイキックを叩きこんで逃れるも、代わっためんそーれも田村に捕まり、助けに入ったトマトもろとも井上のドロップキックを浴びせられ、田村のラリアットをまともに食らったあと井上のダイビングエルボーをダメ押しに叩きこまれ井上がカバー、あわやのところをトマトがカットに入る。井上をダブル攻撃でマットに沈めたあとにめんそーれがコーナートップからスネークスパイクを放ってカバーするも田村がカットに入る。トマトが田村を場外へ落としブランチャ。めんそーれが井上をブレーンバスターで豪快にぶん投げカバーも、井上カウント2で返す。ならばととどめのスネークスパイク2発目を放ち、3カウント。終わってみればメインと称してもそん色ないほど見応えの12分だった。

第2試合

 スタンド状態における打撃、投げ技によるKO、関節技、絞め技によるギブアップ。ロストポイントの喪失によるTKO、戦意喪失によるTKO。セコンドのタオルなどの投入、重大な反則による反則負け、レフリー、またはドクターが試合続行不可能と認めた場合TKOといったハードヒット公式ルール採用の第2試合は、パンクラス色濃厚な張りつめた緊張感漂う展開に終始した。

 リング上で4人が対峙すると、松井と山本が差し出した手を川村と前口が一瞬躊躇しながら握り返して試合開始。
 まずは前口と山本が手合わせ。打撃を得意とする前口を山本がグラウンドに誘いマウントを取る。切り返した前口から逃れた山本が松井と入れ替わる。打って変わって前口と激しい打撃合戦を展開。前口の重いミドルで松井の足が流れる。そのあと互いに激しい掌底合戦に。前口に代わって川村は殺気漲らせ松井に圧を掛け、マウントを取ったのは松井だったが川村は切り返し松井の背面にまわりこむ。松井逃れてスタンドの態勢も、組打って川村が松井の腕を取り再び寝技に誘う。双方スタミナの削り合いに。腕を取られまいとロックしてディフェンスする松井だったが、川村が巧みに腕を掴み逆十字の態勢に入ろうとするも決めるところまでに至らず。お互いいったん離れて、それぞれ山本、前口と交代。

 前口のミドルを山本被弾。ダメージを認めた前口はミドルの猛ラッシュで勝負に出るが、山本は冷静にその前口の足を掴んで寝技に持ち込み腕を取って締めにかかるが前口はロープに逃れる。山本は前口をロープ際に追い込んで右肩へハイ気味のミドルを叩きこんでから再度グラウンドの態勢へ。迷わず左の腕を取り今度こそ十字固めなるかと思いきやまたしても場所が悪く、ロープに逃れられてしまう。

 再び松井と川村が対峙。両雄凄まじい形相での打ち合い。川村が松井をニュートラルに追い込んで強烈な膝を打ち込み、松井が崩れ落ちる。追い打ちとばかり打ち込んだ足を松井が掴んでタックル、青コーナーへテイクダウンし山本と交代。

 川村の脇腹にミドルを入れてテイクダウン。腕十字の態勢も決まらず。スタンドの態勢から川村を投げ、一閃腕ひしぎに。川村は回転して逃れようとするがならばと今度はアンクルを有り得ない角度に締め上げる。川村悶絶しながらも必死に動いてロープに逃れる。

 山本に代わって入って来た松井に不意打ちを食らわせた川村。これで松井が激怒して、凄まじい勢いでリング際に川村を追い詰め、川村の体が落ちそうになるのをレフリーが制止。松井はなおも川村を追撃、川村の肩へ飛び膝蹴りを浴びせかける。川村は辛くも逃れ前口と交代。前口のミドルを左太ももに受け、試合開始からのダメージも蓄積してかよろけて倒れこむ松井。痛そうに腿をさすりながら立ち上がると、前口はなおもミドルを連発、明らかに嫌がる表情の松井のバックに回って松井をジャーマンでマットに投げ放す。だが松井は驚異のスタミナで前口にタックルを仕掛け、マウントの状態からなんと前口を背負い投げ!すかさず前口の腕を取りリングの中央で完璧に逆十字を極めて、レフリーストップ。

第3試合

 試合開始そうそうからのけもの扱いされたSUSHIがおうじをそそのかし共闘を持ちかけるがこれが罠。早い段階から仲間割れを始め、児玉をカバーするおうじの足を引っ張るSUSHIにおうじが激怒。SUSHIにミサイルキックを突き刺す。そのおうじの足を場外から引っ張る児玉。今度は児玉がおうじをカバーしようとしたタイミングでSUSHIが横からカバーに入る。そのSUSHIを足蹴にした児玉にSUSHIがまたも共闘を持ちかける。騙されるなとのおうじの制止も聞かず手を握ろうとする児玉をやはり裏切ったSUSHIに児玉とおうじが激怒して、ふたりでSUSHIを捕獲、場外引き回しお客さんたちに打ち据えてもらう。リングに戻っても児玉にもてあそばれたSUSHIがさすがにキレておうじと児玉をコーナーに振るが、SUSHIだけ児玉のブートを食らい続け、おうじのミドル連打も胸板で受け切る。おうじは勝機とばかりに場外のSUSHIと児玉にトぺコンヒーロを見舞う。リングに戻って児玉にミサイルキック、延髄と畳みかけダウンの児玉にフィニッシュとばかりコーナートップに上がったところをSUSHIが割って入って、なんとおうじを場外へ叩き落とす。
 替わってコーナートップに上がったSUSHIが児玉にダイビングボディプレスを決めようとするが、息を吹き返した児玉が誤爆を誘い回転しながらSUSHIにラ・マヒストラルを決めて3カウント。
 地元岡山県津山市出身の児玉が見事勝利を掴んだ。

メインイベント

 メインイベント開始のゴングに食い気味に大仁田が佐藤に掴みかかり、選手が観衆を巻き込みてんでに場外乱闘を繰り広げる。乱闘のはざまに大仁田が放水するので、ほどなく会場じゅう水浸しに。

 試合開始から5分以上選手が誰もリングインせず、コロナ禍以降珍しい賑々しい惨状に観衆は歓喜。選手はズタボロ。昭和の陰りが見え始めた頃のドインディープロレス華やかなりし頃を彷彿とさせる、会場中がカオスな戦場というある種懐かしい光景が眼前に広がっていった。

 『憧れの』大仁田はリングの上で佐藤の頭上にパイプ椅子から木片を浴びせかけ、毒霧、テーブルクラッシュと20年ぶりの岡山で邪道プロレスフルコースを披露して観衆を魅了。岡山のみならず愛媛県から茨城県に至るまではるばる岡山に佐藤光留の20周年を祝いに駆けつけたプロレスファンを楽しませた。
 リングの内と外で選手入り乱れ終わりなき死闘に思われた試合を、どうにかこうにか佐藤がリング中央でレイパロマを抱え上げデスバレーボムでマットに沈めて3カウント。

緊急決定試合

 試合後佐藤に地元の子どもたちからお手製のチャンピオンベルトが贈られると、佐藤は「このベルトを賭けて選手全員でバトルロイヤルをするぞ」と急遽スペシャルマッチを提案。
 控室から選手たちが集まりリング上に勢ぞろい、ゴングが鳴るとひしめき合っておしくらまんじゅう状態に。まずは児玉があっけなく場外へ落下。渦中で何を思ったか井上がドロップキックを乱射しまくると、佐藤が「お前、何考えてる。空気読め!」と説教をしてきたタイミングで一斉に抑え込んで3カウント。
 続いて松井と山本も交互に抑え込まれて退場。のんびり構えていた大仁田も巻き込まれ退場。その後も、レイパロマが尻を出しながら抑え込まれて退場、SUSHI、おうじ、前口とコンスタントに退場、川村を叩き落としためんそーれがロープ渡りに失敗して場外へと落下、場外のめんそーれに向かって飛んだトマトも退場。
 残った田村、谷嵜、岡田、中野に向かって佐藤が出身地を執拗に尋ねる。と、中国地方出身ではない谷嵜と田村を岡山チームが共闘してフォールして退場に追い込んだあと、広島出身の岡田を葬り、最後に残った佐藤と中野の一騎打ちに。いつしか中野の出身地である倉敷コールに包まれるなか空気に飲まれたか佐藤がオーバーザトップロープでリング下に落下。
 岡山の子どもたちお手製のチャンピオンベルトは、岡山県倉敷市出身プロレスラー、中野實人の手に渡った。

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