「俺が責任持って藤田ミノルを強く育て上げてやるよ!」佐々木大輔がUNIVERSAL王座を防衛し藤田ミノルと合体!

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 30日、東京都・後楽園ホールにてDDT『Sweet Dreams!2022~Ultimate Tag League 2022開幕戦~』が開催され、DDT UNIVERSAL王座をかけて闘った佐々木大輔と藤田ミノルが固い絆で結ばれた。

 佐々木と藤田は昨年10月の後楽園ホール大会でDDT UNIVERSAL王座をかけて戦う予定であったが、藤田が新型コロナウイルスに感染しICU入りするほどの重症になったため白紙に。しかし、佐々木は「俺がタイトルマッチをやりたいのは藤田ミノルだけだ」と藤田の復帰を信じて王座防衛を続け、ついに今回約3ヶ月越しの王座戦が実現する運びとなった。

 「皆さんより心肺機能が下のレベルと言って間違いない」と語っていた藤田は、序盤からスピアーを炸裂させ、手を止めること無く攻撃を続けて早期決着を狙う。
 これを耐え抜いた佐々木はアームドラッグやコーナーを使った三次元的な攻撃で藤田の運動量を増やしてスタミナを削り、あらゆる体勢からのドラゴンスクリューや足4の字固めなどで足への一点集中攻撃。
 逆転を諦めない藤田はコーナー上からの雪崩式フランケンシュタイナーでの起死回生を狙うが、足に力が入らず自分だけ頭から落ちてしまう。藤田はそれでも折れずダブルアーム式バックブリーカーからダイビングボディプレス、ツームストンパイルドライバーと連撃するものの佐々木のセコンドのMJポーがレフェリーを場外に引きずり出してしまいカウント3は叩かれず。
 藤田はヒザの痛みに耐えながらもSAYONARAを狙うが、これを佐々木が変形カナディアンデストロイヤーで切り返し、最後はミスティカ式クロスフェイスロックでタップを唸った。


 死闘を終えた佐々木は朦朧とする意識の中で藤田に語りかけ始めるが、藤田はその言葉を遮って握手を交わし佐々木を固く抱きしめる。藤田プロレススクールのセコンドとチョコプロメンバーたちが慌てて引き剥がすものの、藤田は生徒たちを全員叩きのめし「テメェらのな!その優しさが肝心なところで負けてしまうんじゃないかよ!お前達目を覚ませ!勝たなきゃ正義じゃないんだよ!目を覚ましなさい!」とお説教。
 藤田以外の誰にも意味が分からない言動に場内が静まり返ると、藤田は「お前のせいだぞ!お前絶対許さないからな!」と佐々木に逆ギレを続ける。

 佐々木は困惑しつつも「俺たちと一緒にやらねーか?ようこそ、DAMNATION T.Aへ」と藤田を自身のユニットに勧誘すると、藤田は「もうこうなったら言葉はいらねーよな?藤田ミノルをすべてお前に預けるよ」と笑顔を見せ、2人は固く抱き合った。

 バックステージに戻った佐々木は「俺はこう見えて藤田ミノルを尊敬してる。俺がまだ2歳くらいのときにレスラーとしてアドバイスしてもらったりしてる」と勧誘の理由を明かし、藤田は「俺を地獄から救ってくれたのはこちらのカリスマ、佐々木大輔かも知れない。セコンドに付いてくれた人たちに俺が何をしたかは覚えてないけど、俺はもうここで強くなることを決めたので、俺がべらべらしゃべることはもう無いです」とコメント。
 佐々木は「俺が責任持って藤田ミノル、強く育て上げてやるよ!」とDAMNATION T.Aの首魁として高らかに宣言した。

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