飯伏幸太の愛弟子・元キックボクサーの前口太尊がプロレス本格転向で田中稔と濃密グラップリング戦!

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 19日、東京都・新宿FACEにて『ベストボディ・ジャパンプロレスリング〜2021年最終戦~』が開催され、前口太尊が田中稔とシングルマッチを行った。

 太尊はキックボクサーとしてJ-NETWORKライト級王座を戴冠した実績を持ち、2017年に佐藤光留率いるハードヒットにてエキシビジョンマッチという形でプロレスのリングへ登場。2021年7月22日にキックボクサーを引退すると、2021年8月にはハードヒットにて正式にプロレスラーデビュー。
 プロレスラーとしては個人的に親交が深いという飯伏幸太の飯伏プロレス研究所の所属として活動しており、弟子として直々に指導を受けてプロレスの技術を習得。10月にはガンバレ☆プロレスのトーナメント『ガンバレ☆クライマックス2021』にエントリーされ高岩竜一とも対戦、11月には4試合出場するなど早くもプロレスラーとして引っ張りだこになっている。

 太尊はプロレスに対してリスペクトを持っており、キックボクシングで実績を残した選手でありながら「プロレスファンを侮辱しない闘いをしたい」とキックの闘い方を封印。プロレスファンから“プロレスラー”として認められるまで新たに習得したプロレスの技術と飯伏幸太直伝のドロップキックを武器に闘っていくことを誓っていた。


 試合開始直後から腕関節を取り合う濃密なグラップリング戦が展開され、一瞬の隙を突いた稔がクロスフェイスロックに捕らえる。太尊はなんとかロープブレイクするものの、稔は肩口へのニードロップ連打から再びクロスフェイスロックに捕らえ、太尊は大ピンチに。
 稔がコーナーへの串刺し攻撃を狙うと、太尊はこれをかわして串刺しドロップキック。さらにロープに飛んでドロップキックを見舞い、胴絞めスリーパーホールドでみのるを失神寸前まで追い込んで見せる。
 しかし、ブレーンバスターを狙ったところを稔にブレーンバスターで返され、サッカーボールキック、その場飛びムーンサルト・プレス、セカンドロープからのBDF(※ダイビングダブルフットスタンプ)と怒涛のラッシュを受けて敗北。

 全力を出し切った太尊は大の字になって動けない様子も、稔はコーナーに上って快勝をアピール。しかし、稔は退場時に喉を押さえて苦しそうな表情を見せており、太尊はリビング・レジェンドの稔に爪痕を残せたと言えそうだ。

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