スターダム参戦を直訴した月山和香をウナギ・サヤカが査定しフューチャー王座防衛!月山は「こんな幸せなことあっていいのかな」と涙

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 6日、東京都・後楽園ホールにてスターダム『5★STAR GP 2021』が行われ、ウナギ・サヤカが月山和香を相手にフューチャー・オブ・スターダム王座の3度目の防衛に成功した。

 フューチャー・オブ・スターダム王座は20歳以下、またはキャリア3年未満の選手にのみ挑戦権が与えられるシングル王座でありスターダムの登竜門的な王座。
 現王者であるウナギ・サヤカは、東京女子プロレス退団後の昨年11月にスターダム初参戦。中野たむ&白川未奈とのユニット“COSMIC ANGELS”を結成してアーティスト・オブ・スターダム王座(※6人タッグ王座)を戴冠し、今年4月には正式入団。さらに7月にはフューチャー王座を戴冠、そして現在もアーティストの最多防衛記録を塗り替え続けるなど早速スターダムの歴史に名を刻んでいる。

 現在のスターダムでは、続々と参戦してくる元他団体の選手をウナギがフューチャー王座をかけて査定する形が定着しつつあり、これに対してスターダム内のフューチャー戴冠資格を持つ選手からは様々な声が上がっている。
 吏南は「挑戦して負けた私が言うことでもないけど、査定マッチでベルトかけるのやめろや!!!ずっと言ってるけどフューチャーのベルトは査定マッチで挑戦出来ちゃう、そんな軽いベルトなの?!納得いかない!!!!!!」と声を上げ、琉悪夏も「査定マッチにフューチャーかけるのもう辞めろよ ベルトの価値落とすんじゃねえよ」と追随。その他、初代王者であるスターライト・キッド、新人のレディ・Cもこの問題について言及している。
 これに対し、ウナギは「ベルトに軽いなんてないよ。ただ生え抜きちゃんにはわからない。スターダムに憧れてずっとアンダーカードでタイトルマッチもしたことないままやって来た人が初めての場所で初めてタイトルマッチをやることに意味はある。キャリアが浅いなら尚更。そして権利がある以上全員に未来はあるってわけ」とウナギなりの見解を示している。

 この日は、7月31日にアクトレスガールズを退団してスターダムへの参戦を熱望した月山和香をウナギがフューチャー王座をかけて査定試合を実施。月山は2020年9月6日デビューであり、デビュー1周年記念日であるこの日に新天地で自身初の王座挑戦というまさにシンデレラロードの第1歩を踏み出す一戦となった。


 月山は感極まった様子で目に涙を浮かべて入場し、両手を突き上げて「頑張るぞー!」と絶叫。ゴングとともにドロップキック5連打から怒涛のエルボー連打、得意のパロスペシャルも繰り出すなど気迫のファイトを見せるが、ウナギは正面から月山の攻撃を全て受け止め、丸め込み攻勢をかける月山の技を全て返してからスカルクラッシングフィナーレで叩きつけ、最後は大ふへん固めでギブアップを奪った。

 試合後、ウナギは月山に「覚悟を持ってスターダムに上がってきたと思うけど、これよりももっともっとキツくて、痛くて、苦しくて。でも、自分の力で乗り越えなきゃいけないこと、メチャクチャ出てくるから、こんなんでビビんなよ?」とエールを贈り、バックステージではデビュー1周年を迎えた月山に対して「あと2年あるじゃないですか。その2年を、機を待つんじゃなくて、やっぱり欲しがってほしいなって気持ちがある。私はベルトにメチャクチャ育ててもらったので、やっぱり巻いてから手に入れるものの方が大きいと思うので、巻くところまでとにかくとにかく進んでほしいなっていう思いです」とメッセージを発信した。

 対する月山は、「2日前に参戦表明させてもらって、そこからベルトをかけてくれるってウナギさんが言ってくれて……こんな幸せなことあっていいのかなって。闘う前から負けることは考えなくて、絶対勝つって気持ちで上がったけど、やっぱりまだまだ強くならなきゃいけない。今日でデビューしてから1年経過して、あと2年、フューチャーの挑戦権があるけど、2年と言わず、すぐにでも取りたい。強くなりたい!せっかくこのリングに来たから、強くなりたい!ウナギさん、ありがとうございました!」と語り、深々と頭を下げた。

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