“初代タイガーマスク&ジャガー横田の愛弟子”タイガー・クイーンが “女虎ハンター”をデビュー2戦目で返り討ち!

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 5日、東京都・新木場1stRINGにて『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.12~タイガー・クイーンデビュー第2戦~』が開催され、タイガー・クイーンがデビュー第2戦で佐藤綾子から快勝し姉弟子超えを果たした。

 タイガー・クイーンは、初代タイガーマスクこと佐山サトルとジャガー横田がゼロから生み出した“女子版タイガーマスク”。
 クイーンに対し、タイガーは「40年前のタイガーマスクと同じ。これが僕が恩を感じているプロレス界に残せる遺産かなと思います」と太鼓判を押し、ジャガーが「初代タイガーのクローン」と絶賛するほどのポテンシャルを誇り、7月29日の後楽園ホール大会で行ったデビュー戦ではアイスリボンのシングル王座であるFantastICE王座を持つ山下りなをシングルマッチで破るという華々しいスタートを切った。
 初代の生き写しとの呼び声も高い華麗な四次元殺法や、170cmを超えているのではないかというすらりとした長身、登場から一言も言葉を発さないミステリアスな魅力にプロレス界は沸き立っており、クイーンの正体を予想する熱い議論も各所で交わされている。
 また、クイーンの誕生がきっかけとなり、先月26日には男子団体であるストロングスタイルプロレスと女子団体であるディアナが異例の協力体制を発表。早速クイーンはプロレス界に大きな影響を及ぼしている。

 今大会は、デビュー戦で大きな話題を呼んだクイーンのために急遽決定したとも言える大会であり、クイーンは2大会連続のメインイベンターに抜擢。
今大会の開催はクイーンの対戦相手が未定の状態で発表されたが、佐藤綾子が「ジャガーさんがスゴイ可愛がってるみたいですけど、私もジャガーさんが作ったCRYSISでジャガーさんの右腕として長い間やって来てるんで。タイガー・クイーンがどんなもんか私が試したいと思ってるんで、お願いします」と対戦を要求したことからクイーンvs佐藤のシングルマッチが緊急決定した。


 試合が始まるとクイーンは軽快なタイガーステップでリングを周り、コーナーでのサルトモルタルを見せるなど華麗な動きを見せるものの、佐藤は得意の場外乱闘に持ち込み愛用凶器である金属トレイで頭を殴りつけるなどデビュー2戦目のクイーンに往年の女子プロレスの洗礼。さらに馬乗りになってクイーンのマスクを剥ぎにかかるなど苛烈に攻め立てていく。
 しかし、クイーンはカウンターのフライングクロスチョップで流れを変え、ローリングソバットからのネックチャンスリーで佐藤を場外に叩き出して三角跳びケブラーダを発射。さらに佐藤の足をクラッチして強引にぶっこ抜くジャーマン・スープレックスと強烈なパワーを見せつけ、最後はタイガースープレックス・ホールドで叩きつけて3カウント。

 デビュー2戦目にして姉弟子超えを果たしたクイーンだが、試合のダメージは大きく、しばらく涙目で座り込んでいたものの、すっくと立ち上がって佐藤と握手。そしてリングを降りたクイーンはすぐに会場を出て迎えの車に乗り込み、そのまま走り去っていった。

 試合後、佐藤は「私もタイガー・クイーンの技を受けきれなくて、ディアナでジャガーさんの隣でずっとやってきたのに、ちょっと自分が情けなく感じました。パワーもすごかったですし、予想外の動きが……タイガーの動きは見てきたんですけど、それが実際『ああ、ここで来るか』と。想像の上を行った動きだったんで……」と語るなど気落ちした様子。
 しかし、マスク剥ぎが“虎ハンター”を意識してのものだったかと問われると「そうですね。あと、やっぱり純粋に正体が気になるんで(笑)でも、今日は記念すべきディアナとストロングさんの提携第1戦目だったんで、マスクを破っちゃったら次呼ばれなくなるんじゃないかとか、ちょっと思っちゃったりして(笑)」とおどけて見せた。

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