「人間としてみんなみたいにクソになりたくない」と引退式で団体批判した葉月がスターダムのリングで復帰!「覚悟があって今日このリングに立った」

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 29日、スターダムのリングに団体批判をして引退したはずの葉月が乱入した。

 葉月は中学卒業後にスターダムに入団すると2014年に“はづき蓮王”の名でデビュー。そのセンスと身体能力で瞬く間に頭角を現し、紫雷イオをパートナーにアーティスト・オブ・スターダム王座を3度戴冠するなどスターダムの中心選手となっていく。
 2018年に大江戸隊所属となってからはヒールとしての才能も開花。スピーディなファイトスタイルにも磨きをかけ、ハイスピード王座V8を果たすなどその地位を不動のものとしていたが、2019年に起きたジュリア移籍騒動の最中に突如引退を表明した。
 引退セレモニーの10カウントゴングを前に「やっぱりプロレスは信頼関係がないと出来ないと思っています……こういう不本意な引退はしたくなかったし、すると思ってなかったです。これから先、葉月みたいな不本意で辞める人がいないといいなって思ってます。スターダムのことは大っ嫌いだけど、大江戸隊と葉月のことを応援してくれた皆さんのことは大好きです!以上!ありがとうございました!」と叫び、会場が戸惑いの空気で満ちる中で引退。
 バックステージでも「努力しても努力が報われないこともあるし、こっちが正しいことを言っても『間違ってる』って言われることもあるし、プロレスラーとしてじゃなくて、まず人間としてみんなみたいにクソになりたくないなって思ったので、キリのいい引退を考えたってことです。スターダム所属全員、よく考えたほうがいいなと思います。自分で言うのもなんですけど、試合もできるいい選手をなくしたんだからって思います。『お前らのせいだぞ』って思います。そういうことが内部で起こった時期に、プロレスを嫌いになって辞めたくなかったので、今がいいかなっていう感じですかね」と不満を爆発させて涙ながらに語り会場を後にしていた。

 時が経ち、今年5月に開催された木村花一周忌興行で一日限定でリング復帰をしていた葉月に期待の目は集まっていたが、この日のリングに突然現れた葉月は「私がいなくなってからのスターダム、生え抜き選手よりも外から入ってきた選手の活躍のほうが大きくて、私は正直悔しいです。生え抜きってこんなもんでしたっけ?麻優さん、悔しくないんですか?」と岩谷を挑発。
 だが一期生としてスターダムを守ってきた岩谷は「葉月、とりあえず久しぶりだね。でも、このリングの最後の最後、葉月、お前はスターダムに文句を言っていなくなった。また文句をいいに来た?それともやり残した事があるんですか?色々言いたいことあるけど、まずは葉月の意見ちゃんと聞かせてもらいたい」と真っ直ぐに睨みつける。

 葉月は「批判されるのも、認めるのも、皆さんの自由なので、私には何を言ってもらっても構いません。ただなぜ今日、私がこのリングに立っているのか。それは今のスターダムに刺激を与えに来ました。現状打破したい、勇気ある人名乗り上げてきてくれるの待ってます。それではまた」と一方的に喋りリングを去る。


 バックステージでは「最初が引退の話題になるのは判っていた事です。あれは、あの時の気持ちそのまんまです。ただ、今の気持ちは生え抜きってこんなもんだったのかな?自分が居たときは違かったな。悔しくないのかな?そう思っている選手がいるんじゃないんですか他にも?まあほんとにリング上で言ったとおり、現状打破したい人がいるなら待ってます。お客さんも選手も、ありえないって思う人もいれば戻ってきてくれてありがとうって人もいるだろうけど好きに言ってください。ただ、私がスターダムのリングに上がった以上、面白くなる事は間違いないんじゃないですか?大江戸隊もどうにかしなきゃいけないんじゃないかな、いろんな意味で。それは、何を思ってもらってもいいですよ。どうにかしなきゃいけない、良いようにとらえても悪いようにとらえても、好きにとらえてください」とコメント。

 葉月が所属していた大江戸隊は、現在リーダーである刀羅ナツコが左膝前十字靭帯断裂で長期欠場中。当時リーダーであった花月も引退しており、戦力を欠いている状態であることは否めない。果たして葉月の復帰でスターダムの色がどのように変わっていくのか、今後の進退に注目が集まる。

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