【試合詳細】11・16 アイスリボン&アクトレスガールズ後楽園ホール大会 【ICE×∞】鈴季すずvs本間多恵 【AWGシングル王座】高瀬みゆきvs藤田あかね 宮城もち&宮城倫子vs世羅りさ&松井珠紗 柊くるみ、松屋うの、トトロさつき、星いぶき、春輝つくしvsSAKI、茉莉、清水ひかり、関口翔、三浦亜美

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『アイスリボン&Actwres girl'Z合同興行』
日程:2020年11月16日(月)
開始:19:00
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:477人

▼フェリス大卒vs復帰戦 タッグマッチ 20分1本勝負
○雪妃真矢(アイスリボン)/桜井まい(アクトレスガールズ)
9分22秒 紫閃光→片エビ固め
青野未来(アクトレスガールズ)/●石川奈青(アイスリボン)

▼ベテランvs若手 2vs6ハンディキャップイリミネーションマッチ 20分勝負
●藤本つかさ(アイスリボン)/星ハム子(アイスリボン)
11分15秒 OTR
谷もも(アクトレスガールズ)/網倉理奈(アクトレスガールズ)/林亜祐美(アクトレスガールズ)/Yappy(アイスリボン)/長谷川美子(アクトレスガールズ)/○真白優希(アイスリボン)
※オーバーザトップロープ ノータッチルール アイスリボンルール採用

【退場順】
<1人目>
○藤本つかさ&○星ハム子
1分20秒 OTR
●谷もも

<2人目>
○藤本つかさ
4分10秒 ビーナスクラッチ
●長谷川美子

<3人目>
○星ハム子
5分41秒ハムロール
●Yappy

<4人目>
○藤本つかさ
7分24秒 藤本のドロップキック誤爆→OTR
●星ハム子

<5人目>
○藤本つかさ
7分56秒 エビ固め
●林亜祐美

<6人目>
○藤本つかさ
9分15秒 インフィニティ
●網倉理奈

▼タッグマッチ 20分1本勝負
宮城もち(アイスリボン)/○宮城倫子(フリー)
6分6秒 ツームストンパイルドライバー→片エビ固め
世羅りさ(アイスリボン)/●松井珠紗(アクトレスガールズ)

▼5vs5 団体対抗戦
○【アイスリボン】柊くるみ、松屋うの、トトロさつき、星いぶき、春輝つくし
1-0
●【Actwres girl'Z】SAKI、茉莉、清水ひかり、関口翔、三浦亜美

<一本目>
【先鋒】○柊くるみ
3分29秒 人でなしドライバー→体固め
【先鋒】●清水ひかり

<二本目>
【先鋒】○柊くるみ
4分2秒 ダイビングボディプレス→体固め
【次鋒】●三浦亜美

<三本目>
【先鋒】▲柊くるみ
時間切れ引き分け 両者脱落
【中堅】▲茉莉

<四本目>
【次鋒】●トトロさつき
2分16秒 チョロイルド
【副将】○SAKI

<五本目>
【中堅】●星いぶき
2分31秒 スクープスラム→エビ固め
【副将】○SAKI

<六本目>
【副将】○松屋うの
1分46秒 特盛クラッチ
【副将】●SAKI

<七本目>
【副将】●松屋うの
3分40秒 ランニングSTO→片エビ固め
【大将】○関口翔

<八本目>
【大将】○春輝つくし
4分44秒 タイガー・スープレックス・ホールド
【大将】●関口翔
※一人残りでアイスリボンの勝利

▼AWGシングル選手権試合 30分1本勝負
【王者】○高瀬みゆき(アクトレスガールズ)
14分6秒 えびす落とし→エビ固め
【挑戦者】●藤田あかね(アイスリボン)
※第3代王者が5度目の防衛に成功

▼ICEx∞選手権試合 30分1本勝負
【王者】○鈴季すず(アイスリボン)
17分24秒 ジャーマン・スープレックス・ホールド
【挑戦者】●本間多恵(アクトレスガールズ)
※第31代王者が3度目の防衛に成功

アイスリボン&アクトレスガールズの合同興行が開催!すず、高瀬は両者自団体の至宝を死守!5vs5の対抗戦はアイスに軍配!デビュー3ヶ月の真白優希が藤本つかさから直接勝利?!

オープニング


 リングに藤田あかね、本間多恵、つくしが登場。タイトル戦を控えている二人だが、メインのタイトルマッチをどちらにするか投票で決める試みを事前にしており、その結果発表が行われた。
 AWG249票、ICE652票で鈴木すずvs本間多恵のICE×∞王座戦がメインイベントに決定。

あかね「でもね、これ複雑なのよ。アイスのベルトがメインで良かったけども自分がメイン立ちたかったみたいな」
多恵「私もやっぱりアクトのベルトってなりますね。複雑ですね。でももう私達の挑戦者の気持ちは真っ直ぐなので」
あかね「お互いに」
多恵「頑張りましょう」

 そしてつくしの改名によるリングネームも募集しており、こちらも発表へ。

つくし「つくしの新リングネームを発表します!こちらです『春輝つくし』春に輝くつくしと書いてはるかつくしです。画数が大大吉で、大勝利、大成功という意味があります。輝けるように真のトップに立てるように頑張りますので春輝つくしをこれからもよろしくお願いします!それではアイスリボンと、アクトレスガールズ合同興行!スタート!」

第1試合


 先発は石川と桜井。ロックアップから石川がロープに押し込むが、お互い体勢を切り返しあい、桜井がコーナーでエルボー連打から足の甲を踏みつける。さらに串刺しビッグブーツを発射するが、避けた石川が背中にエルボーからドロップキックで倒しフォールも2。
 石川はボディスラムを狙うが、お互い耐え合うとエルボーの打ち合い。桜井がエルボー連打から投げようとするが、逆に石川がボディスラムで叩きつけてフォールも2。
 石川は未来にタッチ。

 未来はドロップキックから首投げで倒しサッカーボールキック。さらにPKも、避けた桜井が足を刈って倒しエルボードロップ。未来はこれを避けてロープに飛ぶが、桜井がカニバサミで倒し雪妃がエプロンを走りこんで顔面にニーアタック。さらに桜井がランニングニーからフォールも2。

 桜井がビッグブーツも弾いた未来がバックをとるが、耐えた桜井がラリアットを避けてビッグブーツ。続けてエルボードロップからフォールも2。
 桜井は雪妃にタッチ。

 雪妃はランニングトラースキックから引き起こすが、未来がローキックを放つとローの打ち合い。
 雪妃はミドルからハイのコンビネーションキックから振りかぶるが、未来がカウンターのハイキックで倒しフォールも2。
 未来は串刺しドロップキックからロープに飛んでラリアット。雪妃は巻き込んで丸め込むとアイシクル バックトライアングル。これは石川がカット。

 雪妃はランニングニーも、避けた未来がミドルキック連打。雪妃がキャッチしてキャプチュードからバズソーキック、未来はガードしてキャプチュードからフォールも2。
 未来は石川にタッチ。

 石川はショルダータックル連発も、受けきった雪妃がガットショットからバックブリーカー。さらに逆エビ固めで捕らえるが未来がカット。
 未来と石川で雪妃をコーナーに振り、未来が串刺しドロップキックから石川も串刺しドロップキックを叩きこんでショルダータックルで倒しフォールも2。
 石川はコーナーに上るが、桜井が足を掴んで動きを止めると雪妃がデッドリードライブ。桜井がビッグブーツから雪妃がハイキックを叩き込みフォールも未来がカット。
 雪妃は投げようとするが、耐えた石川がエルボー連打。雪妃はエルボーを打ち込んでいき、STOからフォールも2。
 雪妃はロープに飛んでサッカーボールキックも、石川は避けてスクールボーイも2。石川は丸め込むも2。さらにジャックナイフも2。
 未来が雪妃をラリアットでなぎ倒し、石川がダイビングクロスボディアタックからフォールも2。再度フォールも2。再々度フォールも桜井がカット。
 石川と未来を同士討ちさせた雪妃が未来にガットショットから桜井とともに未来にダブルのビッグブーツ。雪妃が石川の顔面にスライディングニーからフォールも2。
 雪妃はシャイングケンカキックでフォールも2。
 雪妃は紫雷光を叩き込みフォール。これで3カウント。

<試合後コメント>

青野未来&石川奈青
石川「あ~、だめだぁ」
青野「負けちゃったね」
石川「すいません」
青野「悔しいな」
石川「文体のとき、自分のせいで未来さんとタッグ組めなくて……なのに、今日やっと、リベンジできると思ったんですけど……すいません」
青野「念願のタッグだったからこそ、喜びもやっぱり何倍にもなったし、2人で勝ちたいっていう気持ちが私はすごく強かったので、私もサポートしきれなくて、負けちゃったけど、でも、きっと悔しい思いいっぱいした分、こんなもんじゃない、強くなれるから」
石川「あ~……」

――欠場していたブランクは感じましたか
青野「私はすごい楽しかったですね。下から見てた景色とはやっぱり全然違って。今はね、歓声とか出せないですけど、それでも応援してもらってるのはすごく伝わるので、それを間近にやっぱり自分に感じられるっていうのがホントに最高に嬉しかったので。ちゃんと応援してくれた方に恩を返せるように、頑張ろうって思いました」
石川「いや、ホントに、なんか、ずっと出来なかったので、イメージトレーニングだけはずっとしてたんですけど、やっぱり実際動いてみると全然違くて、でも悔しいんですけど、この悔しさを次からはリングの上で返していけるので。その嬉しさはホントあります」

――復帰を果たして再スタートを切りましたが、これからの目標は
青野「私はアクトレスガールズでタッグトーナメントが開始……来週かな?開催されるので。パートナーの関口翔選手とベルト取りに行ってきます」
石川「自分は自分が休んでる間に、同期ですけど 後輩ができたので。こんなところで止まってるわけにいかないので。絶対に後輩というか、同期なんですけど、真白より先に初勝利をすることです」

第2試合


 若手が急襲し試合開始。トレイン攻撃も真白だけ迎撃されるが、藤本とハム子を正面ロープ際でフェイスバスターで叩きつけると、ももと亜佑美がダブルニードロップ連発からのももざんまい。そのままOTRを狙うが、藤本とハム子はそれぞれを蹴散らすも、ももが二人まとめてコードブレイカーからロープを貫いてのダブルニーアタック。さらに投げようとするが、藤本とハム子が「ももざんまい!」と叫びながら場外に投げ捨てOTR。もも失格。

 網倉とYappyがハム子に交互にショルダータックルを叩き込んでいくが、ハム子が次々ショルダータックルで迎撃。
 真白が出てきてハム子を追いかけまわすが、ハム子は髪を掴んでリングに転がし、代わりに出てきた長谷川のガットショットを腹の弾力で弾いていくと、顔面に腹アタックから腹ウォッシュ。
 ハム子は藤本にタッチ。

 長谷川のドロップキックを受けきった藤本が顔面を蹴りつけロープに振るとラリアット。避けた長谷川がクリストで捕らえ、若手が出てきて亜佑美がハム子にカサドーラ。藤本は暴れてハム子に倒れ込みカットする。

 長谷川が藤本にサッカーボールキック連発からPKも、キャッチした藤本が強烈なサッカーボールキックを叩き込んでフォールも2。
 長谷川はトラースキックからYappyと網倉がサンドイッチボディスプラッシュ。亜佑美がリバースして投げ捨てると、長谷川がハイキックを叩き込んでフォールもハム子が真白を突き飛ばして叩きつけてカット。

 長谷川が走り込むが、藤本がビーナスクラッチで丸め込んで3カウント。長谷川失格。

 真白が藤本に手4つを要求するが、藤本がビンタから場外に転がしてハム子にタッチ。

 亜佑美とYappyと網倉がわっしょいしながらハム子の周りをまわり、動揺したハム子を亜佑美がスクールボーイも2。
 亜佑美がエルボー連打もハム子がツッパリでふっ飛ばしロープに飛ぶが、網倉が追走ボディスプラッシュからYappyがブロンコバスター。Yappyのギロチンドロップと網倉のセントーンの同時投下からYappyがフォールも2。

 Yappyは投げようとするが、ハム子がショートレンジラリアットでなぎ倒しフォールも2。
 藤本がハムロールからハム子がハムロールで続いて3カウント。Yappyは失格。

 亜佑美が藤本をドロップキックで場外に叩き出し、ハム子にもドロップキック。亜佑美はロープに飛ぶが、ハム子がカウンターのラリアットでなぎ倒し、藤本がコーナーに登るとハム子が亜佑美を担いで、藤本がハム子にミサイルキック。その衝撃で亜佑美がバックフリップのように叩きつけられ藤本が亜佑美をフォールも2。
 フラフラのハム子がコーナーに上るが、網倉がエプロンから動きを止めると亜佑美がエルボー連打。さらに網倉と一緒にハム子を神輿のように担いでわっしょいすると、そのままエプロンに落とす。ロープを掴んで耐えるとハム子に網倉がドロップキックから網倉がショルダータックル。それでも耐えたハム子を落とそうとするが、藤本がカットしようとドロップキック。これがハム子に誤爆しハム子は場外へ転落。ハム子失格。

 藤本が亜佑美、真白、網倉を3人まとめてドロップキックでふっ飛ばし走り込むが、亜佑美がスクールボーイも2。亜佑美がジャックナイフも切り返した藤本が丸め込んで3カウント。亜佑美失格。

 網蔵がショルダータックルからサンセットフリップ。フォールも2。再度フォールも2。再々度フォールも2。
 網倉は俵投げからダイビングセントーンも、避けた藤本がサッカーボールキック。さらにコーナーに上るとミサイルキックからフォールも2。
 藤本は網倉にインフィニティを叩き込み3カウント。網倉失格。

 真白が藤本にドロップキックも、藤本がガットショットからジャパニーズオーシャンサイクロンを狙うが、暴れて着地した真白がエルボー連打。藤本はダブルチョップでふっ飛ばし、なんとか立ち上がった真白が丸め込むも2。


 藤本が真白をコーナーに振り串刺しドロップキックから低空串刺しドロップキック。藤本は担ぐと正面に叩きつけてフォールも2。
 藤本は極楽固めも、セコンドのアクトレスの選手がリングに上がり、藤本に次々攻撃。真白がフォールも2。

 真白がコーナーに登るが、藤本がエルボーでエプロンに落とし、さらにエルボーで場外に落とすが、若手軍がキャッチしリングに戻す。
 藤本は真白をロープに押し込み走り込むが、真白がショルダースルーで落とし藤本がそのまま落下。藤本が失格。

 これで真白の一人残りで若手軍の勝利となった。

<試合後コメント>

真白優希&藤本つかさ&星ハム子
真白「(※勝者がコメントを出すコメントブースの椅子に)いいんですか?座っていいんですか?」
(※マスコミ陣に促されて座る)
真白「うぁあ~~座れたぁ~~……あぁ~~かぁ~ちぃ~まぁ~しぃ~たぁ~。あぁ~勝てましたぁ~うああ~(号泣しながら)」
(※反対側のコメントブースから藤本とハム子が乱入)
藤本「待って!違うの!ホントに違うの!」
ハム子「落ちた!落ちた!(笑)」
藤本「おかしいでしょ?!」
ハム子「あそこ勝つでしょ(笑)」
真白「座れたぁ~(号泣)」
ハム子「私も落ちたけどさ、あなた(藤本)のせいで(笑)最後なんで落ちたの?」
藤本「あの、アレですよ。鉄棒の原理ですよ」
ハム子「はあ」
藤本「ロープはこうやって(順手)掴まなきゃいけないけど、こうやって (逆手)た気がする!」
真白「勝てたぁ~うぇえ~い」
藤本「負けた?私?負けました?負けた?」
真白「あぁ~負けましたぁ~」
藤本「あぁ~!一生の不覚!最悪!(笑)」
真白「勝てた!あぁ~!ここに座ってる!!座れたぁ~」
ハム子「(ハイテンションで泣く真白を見て)こわい、こわい、ちょっとだいじょぶかな?(笑)私たち負けた。恥ずかしい」
藤本「“屈辱のハンディキャップ”とかなんか言っといて」
ハム子「私たちが屈辱味わっちゃったじゃん」
藤本「(真白へ)なんか言いたいことあったら言いな?」
真白「かてました。かてましたぁ!頑張ってよがっだぁ~ヴ~ヴ~」

――真白選手が藤本選手から勝利しましたが、感想はいかがですか
ハム子「ぶはははは!(笑)」
真白「はい~!勝てたから何でもいいですぅ~」
藤本「ちょちょ、私に勝てたんだからもっとなんかさあ……ないの?」
真白「……あっ!藤本さんに、団体のトップの藤本さんに勝てたことは……藤本さん以上ですね?!」
ハム子「ってことは?(笑)」
真白「ってことは?私が一番ですか?!」
ハム子「うちの一番は鈴季すずなんですけど」
藤本「取締役ガチャ王に就任しますか?」
真白「はい!ガチャ王に就任させていただきます。取締ガチャ王で。今後はやっていきたいと思います。あ、皆さん気付きました?ガチャ王(のベルト)変わったんですよ」
ハム子「ダサくなったね」
真白「ダサくなってないです!!今日朝描いてきたんです!!」
ハム子「ふ、ふぅん……」
真白「かてました。ありがとうございます」

(真白は笑顔で1人先に去っていく)

ハム子「ホントにさ負けるって馬鹿じゃないの?」
藤本「違うんです、ホントに違うんです、ホントにビックリなんですけど、違うんです。私、今回いろいろ教えたいことがあったんですよ。今ね、合同興行って謳ってますけど、ただ単に2vs6で組まれたのに、全然悔しがってない。普通だったら『このカード、馬鹿にされてるんじゃないか』と思うじゃないですか。なのに何も言ってこなかったから、ちょっと挑発してみた感じで、『悔しく思わないのかな?』っていうふうに発言をしたんですよ。そしたら、どうやら全員が出られる大会ではないと。アクトレスガールズは。アクトレスガールズは全員が必ず参戦できる大会ではないと知って、『出られたから安心してたのかな』と。だから悔しさもなかったんじゃないかなと思ったんです。だけど、それを私が挑発したことによって、みんな『屈辱のハンディキャップマッチ』とか『悔しい』とかっていう言葉を使うようになって、いろいろね、頭を使ったり、 発信力を高めたりして、この試合に臨んでくれたなと思って。すごくそこを教えたいなと思ったんです。で、まあ、結果私たちが勝って……」
ハム子「ぶはは!(笑)」
藤本「『1つの試合に意気込む過程も大事なんだよ』っていうのを伝えたかったんですけど、負けたからなんも言えないよね」
ハム子「私は味方に落とされてますからね?『仲間は大事だよ』っていうのも見せたかったのにね。仲間割れしちゃってますしね」
藤本「私は『鬼滅の刃』で言う煉獄さんのようなリーダーになりたいんですよ、ホントに。なのでそこを目指して、これから頑張っていきたいと思います。いや、でもね、いろいろとシングルしたいなって相手もいましたよ?」
ハム子「私もいた~」
藤本「せーので言おう?」
2人「せ~の、網倉理奈!」
ハム子「おぉ?!」
藤本「あの子とシングルしたいって思ったんで、今日は新しい発見がありました」
ハム子「そうだね、揃ったね。網倉覚えとけ」
(2人で退席しながら)
藤本「……私たち負けた今日?嘘でしょ?」
ハム子「うん、負けた」
藤本「プロレスはね、何があるかわからないんですよ」
ハム子「ぶははは(笑)」

第3試合


 世羅と松井が急襲し、それぞれにドロップキックから世羅が倫子にリバースカンパーナ。
 世羅は背中にダブルニードロップから引き起こそうとするが、倫子が突き飛ばしてもちがエルボー。さらに倫子が低空ドロップキックを叩き込みもちにタッチ。

 もちがヒッププレスからロープワーク式のヒッププレス。フォールも2。
 もちと倫子が世羅をロープに振っていくが、松井が出てきて世羅と松井がそれぞれにドロップキックで迎撃。
 世羅がもちを引き起こすが、もちはモンゴリアンチョップ連発。ガードした世羅がエルボーからセラリズムバスター。フォールも2。
 世羅はリバーススプラッシュ式ダブルニードロップからフォールも2。世羅は松井にタッチ。

 松井はドロップキック連発からフォールも2。
 松井がボディスラムで叩きつけてフットスタンプ。フォールも2。
 松井はコーナーに登るが、倫子が足を掴んで動きを止め、もちがエルボーから担ぎ上げるが、松井が暴れて走り込むも、もちがカニばさみで倒し後頭部にボディスプラッシュ。フォールも2。
 もちは倫子にタッチ。

 倫子は投げようとするが、世羅がカットしコーナーに振ると松井が串刺しドロップキック。世羅が串刺しダブルニーから松井がコーナーに上りミサイルキック。フォールも2。
 松井は投げようとするが、倫子は腕を絡めて切り返し、もちがDDTからサンドイッチクロスチョップ。倫子がフォールも世羅がカット。
 倫子はパイルドライバーを狙うが松井が丸め込むが2。
 松井がカサラドーラももちがカット。
 もちが世羅をもっちりバディシザースで迎撃し、松井にブラックホールスラムから倫子が松井にツームストンパイルドライバー。これで3カウント。

<試合後コメント>

宮城倫子&松井珠紗
宮城「勝ったんで、喋らしてもらっていいですか?喋るわがままを許してくださいね?なんでしょう、松井珠紗。松井珠紗と組ませてもらいたいです。このわがままがどうか通りますように。以上です」
(宮城は松井を置いて1人で退席)
松井「……タッグ(トーナメント)、24日から始まるんですけど、パートナー決まって無くて。今日、世羅さんに言えたらなと。自分が取って、世羅さんに言いたいなと思ってたんですよ。宮城倫子選手、『勝ったんで言わせてもらっていいですか』って。勝った人の言葉が一番、私は届くと思ってるので、今日自分に勝った。もう完敗と言っていいくらい強かったんで。アンドラスさんに遊ばれてたなって。そんな強い宮城さんと組んだたら強力なチームになれると思います。24日、優勝目指してアンドラスさんと……アンドラスさんじゃない!宮城倫子選手と組んでみたいと思います。よろしくお願いします」

第4試合


 先鋒は清水ひかりと柊くるみ。
 ロックアップからくるみがロープに押し込みクリーンブレイク。
 ひかりがバックを取るが、リストの取り合いからヘッドロック。ロープに飛んでラリアットを避けるとクロスボディもくるみはキャッチ。ひかりは暴れて着地するとソバットからロープに飛ぶが、くるみはショルダータックルでふっ飛ばしロープに飛ぶ。だが場外から翔が足を掴んで倒し、ひかりがサッカーボールキックからロープに飛ぶがくるみはハイキックをガード。ひかりは再度ロープに飛ぶとコルバタで投げすて串刺しコーナーシュートから、コーナーに上るとダイビングフットスタンプ。避けたくるみが走り込んできたひかりにトラースキックから人でなしドライバーを狙うが、丸め込もうとしたひかりを潰してフォールも2。
 くるみはロープに飛ぶが、追走したひかりがレッグラリアートで迎撃しフォールも2。

 ひかりは投げようとするが、耐えたくるみがコーナーに振って串刺しボディスプラッシュから大暴走。フォールも2。

 くるみは人でなしドライバーで突き刺しフォール。これで3カウント。

 アクト次鋒で三浦亜美が出てきてドロップキック。フォールも2。再度フォールも2。再々度フォールも2。再々々度フォールもくるみがロープを掴みブレイク。

 三浦がショルダータックル連発も、くるみは受けきり、三浦が走れと要求するがくるみは拒否。
 ブーイングを受けてもなお動かず、三浦のショルダータックルをタックルで迎撃してのフットスタンプ。四度のフットスタンプからフォールも2。

 三浦がチョップ連発からダブルチョップ。くるみがコーナーに振ると三浦がショルダータックル。受けきったくるみに三浦がロープに飛んで再度のショルダータックルで倒す。
 三浦がボディスラム3連発。くるみはタイムを要求するが、問答無用で立たせた三浦が投げようとするも、耐えたくるみがラリアット。巻き込んだ三浦が丸め込むも2。
 三浦はそのまま回転して丸め込むも2。
 三浦は走り込むが、くるみはブラックホールスラムで迎撃し、ロープに飛ぶとラリアットでなぎ倒しフォールも2。
 くるみはコーナーに登るとダイビングボディプレスを投下しフォール。これで3カウント。


 中堅で茉莉が出てきてくるみに串刺しエルボー。さらにアームホイップからサッカーボールキックを叩き込み、ロープに飛んでPK。再度PKからフォールも2。
 茉莉はコーナーを往復して連続で顔面を叩きつけていき、連戦でフラフラになったくるみがロープを掴んで耐えるも、茉莉は無理やり走らせフェイスバスター。フォールも2。
 茉莉は水面蹴りで倒し、アンクルホールドで捕らえるがくるみは下から蹴りつけて暴れる。茉莉は足4の字で捕らえ絞り上げるもくるみはロープを掴みブレイク。

 茉莉は担ごうとするが、耐えたくるみにローキックからロープに飛ぶも、くるみはパワースラムで迎撃しフットスタンプ。二度三度とフットスタンプからフォールも2。

 くるみはバックを取るが、バックエルボーで逃れた茉莉がエルボー。くるみもエルボーで返すと茉莉はローキック。くるみのエルボーとローキックの打ち合いになり、くるみがエルボー連打からラリアットも、避けた茉莉がトラースキックからバックフリップ。フォールも2。

 茉莉は変形腕固めからマフラーホールド。くるみが暴れてロープに足を伸ばすが、茉莉は改めてマフラーホールドで絞り上げていくも、くるみはなんとかロープに足をかけてブレイク。

 茉莉はストンピング連打から熨斗紙を狙うが、耐えたくるみがロープに振ってブラックホールスラム。くるみはロープに飛んでラリアットでなぎ倒しフォールも2。

 くるみは人でなしドライバーを狙うが、茉莉は暴れて着地しハイキック。くるみは避けてバックドロップからコーナーに振って串刺し攻撃も、茉莉は阿吽で迎撃しトラースキック。ダブルダウン。
 
 くるみが立ち上がり、ロープにもたれかかる茉莉に大暴走からカナディアンバスターからフォールも1。
 くるみはロープに飛ぶが茉莉がハイキック2連発。フォールもここで時間切れ。両者脱落。


 アイス次鋒はトトロさつき、アクト副将はSAKI。
 SAKIがビッグブーツも避けたトトロとバックの取り合い。SAKIが投げようとするが、トトロがボディスラムからセントーン。避けたSAKIが丸め込むが2。
 エルボーの打ち合いからSAKIがトトロの腕にビッグブーツ。投げようとするが耐えたトトロにSAKIが強引にブレーンバスター。SAKIはビッグブーツからフォールも2。

 SAKIはリバーススプラッシュ2連発も、避けたトトロが走り込んできたSAKIを担ぐが、着地したSAKIがビッグブーツから走り込むも、トトロはクロスボディで迎撃しフォールも2。

 トトロはダイビングセントーンからフォールも2。
 トトロは担ぐが、着地したSAKIが丸め込んで3カウント。


 アイス中堅は星いぶき。
 いぶきがダイビングクロスボディアタックからフォールも2。
 いぶきは串刺しボディスプラッシュから変形フェイスバスター。フォールしようとするがSAKIが丸め込むも2。

 SAKIがビッグブーツもいぶきがダブルチョップでなぎ倒す。
 SAKIがビッグブーツもいぶきは強烈なチョップ。両者打ち合いが続き、いぶきがチョップ連打からダブルチョップでなぎ倒す。
 SAKIは膝蹴りから担ごうとするが、いぶきが丸め込むも2。いぶきはグッド・いぶニングも2。

 SAKIは足を刈って倒しカンパーナ。これを離すと担ぐが、空中でいぶきが切り返して潰すとフォールも2。

 いぶきはロープに飛ぶが、SAKIはカウンターのみちのくドライバーで叩きつけて3カウント。


 アイス副将は松屋うの。
 うのがスピアーで倒しフォールも2。うのはアームロックも、これを逃れたSAKIがビッグブーツ。うのは避けてロコモーションスクールボーイも2。
 うのは水車落としを狙うが、耐えたSAKIにローリングチョップ。だがSAKIはマンハッタンドロップからコーナーに振って串刺しニーからコーナー上に寝かせてランニングニー。さらにビッグブーツもキャッチしたうのがSAKIのラリアットを巻き込んで丸め込むと3カウント。


 アクト大将は関口翔。
 翔がドロップキックからフォールも2。
 翔は脇固め。これを離すと丸め込むが2。

 翔は大外刈りを狙うが、耐えたうのが翔のラリアットを巻き込んでコブラツイスト。ロープを掴もうとした翔をスクールボーイも2。

 うのはアキレス腱固めも翔はロープを掴みブレイク。
 うのはカツ丼からフォールも2。
 うのはロープに飛ぶが、翔は腰投げから変形羽根折り固め。うのはロープに足を伸ばしブレイク。

 翔はコーナーに登るが、うのがエルボーからデッドリードライブでリングに叩きつけ、スピアーからフォールも2。
 うのは担ごうとするが、耐えた翔が大外刈りからフォールも2。

 翔はコーナーに上りミサイルキックからフォールも2。
 翔はSTOで叩きつけて3カウント。


 アイス大将はつくし。
 つくしが顔面にドロップキックからフォールも2。再度フォールも2。再々度フォールも2。
 つくしはダイビングフットスタンプも、避けた翔がラリアットを巻き込んで脇固め。つくしは回転して逃れようとするが、翔も一緒に回転してこれを離さず。つくしはロープに足を伸ばしブレイク。

 エルボーの打ち合いからつくしがエルボー連打。翔のラリアットを巻き込んだつくしがエルボーも、ガードした翔が大外刈りからフォールも2。
 翔はミサイルキックからフォールも2。
 翔はラリアットも、避けたつくしがバックを取る。翔がバックを取り返すがつくしはカサドーラフットスタンプ。避けた駆がスクールボーイも2。翔は横入り式エビ固めも2。翔は逆さ押さえ込みも2。
 翔は変形の引き込み腕ひしぎで捕らえるが、つくしはロープに足を伸ばしブレイク。
 翔はロープに飛ぶが、つくしがジャンピングエルボーで迎撃し、飛び出せ元気からミサイルキック。フォールも2。
 つくしはダイビングフットスタンプを投下しフォールも2。
 つくしはタイガースープレックスホールドで叩きつけて3カウント。

 これでアイスリボンの勝利となった。

<試合後コメント>

つくし&柊くるみ&松屋うの&トトロさつき&星いぶき&
つくし「最初から勝てていいですね!絶好調です!」
トトロ「いやいやいや~!お疲れさまでした!バッチリ勝ってくれましたよ~!」
つくし「改名して初めての試合、いいスタートが切れたんじゃないかなと思うので、このまま輝き続けられるように、真のトップ、ホントに目指していきたいなと思います。で、アクトレスの選手なんですけど、まだシングルとかもしたことがない選手が5vs5の中でもいたので、次当たるときがあれば楽しみにしたいと思ってます。いいスタート、踏み出せました!ありがとうございます!」
トトロ「今日は相手の中に、同じ2017年3月26日、しかも第1試合でデビューした関口翔選手がいました。ホントは今日当たりたかったんですけど当たれなかったので、次は是非試合したいです。今日はありがとうございました!」
いぶき「今日はSAKIさんと当たったんですけど、すごいいいブーツをもらって、自分もいいチョップを打ち返せたんじゃないかなって思いました」
つくし「すごかった!」
トトロ「ほんとすごかった」
いぶき「手が痛くて (笑)」
トトロ「ホントだ、赤くなってる」
いぶき「そしてアクトレスの三浦亜美さんもチョップ使ってるので、お互いチョップでやり合えたらなって思います。ありがとうございました」
うの「自分はそのSAKIさんから3取れてしまった。SAKIさんも3試合目だったのでちょっと疲れてたかもしれないですけれども、こういった5vs5もすごく刺激的でとても楽しかったので、またこういった合同興行出来るのであれば、色んな今日当たらなかった選手とも 当たってみたいなと思ったし。すごく刺激になりました!ありがとうございます!」
(ここでくるみが合流)
一同「来た来た来た!」
つくし「3試合頑張った人が来た!」
くるみ「いや、おかしいでしょ?!どういうことなの?!(笑)」
トトロ「みんなもう喋ったんで、一言お願いします(笑)」
くるみ「あなたたち出ない気満々でしたよね?」
うの「そんなことないですよぉ」
くるみ「あるでしょ?!あるでしょ?!途中(リングから)降りようと思ったのに戻されたし。まあ、なんとかね、ドローとかで自分はいなくなっちゃったんですけど、最後は決めてくれたので。アイスリボンの勝利ということで、よかったですね」
トトロ「じゃあ最後、アレで締めますか。プロレスでハッピー」
つくし「プロレスでハッピー!」
一同「アイスリボ~ン!」

第5試合


 ロックアップからあかねがロープに押し込みクリーンブレイク。
 手4つは高瀬が切り返しヘッドロックからラリアット。あかねは受けきり走るように要求すると、高瀬が再度ラリアット。受けきったかあかねがショルダータックル。高瀬も受けきって両者ラリアットとショルダータックルの打ち合い。高瀬がショートレンジラリアットとチョップを交互に叩き込みロープに押し込むと、ロープに飛んで走り込むが藤田はロープを掴んでたるませて場外に落とす。そのまま場外乱闘へ。

 リングに戻り、あかねが高瀬の顔面を蹴りつけていき、コーナーに押し込むと串刺しショルダータックル。再度コーナーに振るが、高瀬がブーメラン式のミサイルキックから串刺しラリアット。さらにダイビングエルボーを叩き込んでフォールも2。

 高瀬は担ぐが、着地したあかねにガットショット。あかねはエルボーからロープに押し込みダブルチョップ。さらにショルダータックルから水車落とし。あかねは串刺しラリアットも、避けた高瀬がソバットからブルートルネード。高瀬はミサイルキックからカミカゼ。高瀬はコーナーに上りダイビングギロチンドロップ。フォールも2。
 
 エルボーの打ち合いから高瀬がチョップ。あかねもレーザービームチョップで返し、チョップの打ち合いへ。あかねが後ろ手に組み、高瀬がチョップ連発。あかねのレーザービームチョップに、高瀬も振りかぶってチョップ。高瀬は奇声をあげながらあかねのレーザービームチョップを受け、あかねは後ろ手に組んでチョップを受ける。高瀬も後ろ手に組むが、あかねのダブルチョップを受けるとかがみ込む。
 立ち上がった高瀬と改めてチョップの打ち合いになるが、高瀬がチョップとエルボーを交互に打ち込んでコーナーに押し込むと、逆コーナーに振っていくが、あかねがショルダータックルで迎撃。
 あかねはアバランシュホールドからフォールも2。

 あかねは変形キャメルクラッチも、高瀬は下から殴り逃れる。
 あかねはビンタからロープに飛ぶが、高瀬はカウンターのパワースラムで叩きつけてツイスター。フォールも2。

 高瀬はロープに飛んでラリアットも、避けたあかねがPOMジュース。高瀬はロープに足を伸ばしブレイク。

 あかねはバックフリップからフォールも2。
 あかねはコーナーに上るが、高瀬はエルボーから正面に登り雪崩式ブレーンバスター。高瀬は首4の字で捕らえるが、あかねはロープに足を伸ばしブレイク。

 高瀬はストンピングから担ごうとするが、耐えた高瀬はラリアット。ガードしたあかねがエルボーからハンマーブロー。高瀬はヘッドバッドで返し、あかねもヘッドバッド。これで倒れた高瀬を引き起こし、みかんでポンからフォールも2。

 あかねは再度担ぐが、着地した高瀬が逆さ押さえ込みを狙う。耐えたあかねがエルボーを避けてロープに飛ぶが、高瀬はラリアットで迎撃しロープに飛んでラリアット。フォールも2。 

 高瀬はロープ往復式のラリアットからフォールも2。

 高瀬はえびす落としで叩きつけて3カウント。

<試合後コメント>

高瀬みゆき
「ありがとうございました!久しぶりの藤田あかね選手との試合。体が大きい選手で、アクトレスには今はいないようなタイプだなと思ってます。チョップと頭突きが……ああ!痛かったです!痛かったですね(笑)なんかすごい、まだまだ内に力を秘めてるんじゃないかなと、出し切られてないんじゃないかなと思うような選手でした。もっとあかねさんの、ホントの真の姿っていうのを見てみたいですね。なんとか自分も防衛できました。ちゃんとチャンピオンとして藤田さんからも勝ったチャンピオンとして、しっかりアクトレスガールズのプロレスを見せる選手となるために、これからも頑張りたいと思います」

――今日で王座戴冠から丸一年経ちました
「世界的なこともあったので、思った以上に試合数もガクンと減って。もっともっと防衛してると思ってた割には、なかなか上手くいかなかったなと思います。でも、1回プロレスを離れたことによって、自分ががむしゃらにやってただけだったんですけど、このベルトを取ったときは。でも、冷静になって団体のチャンピオンとしてベルトを持ち続けるには何が必要なんだろうとか色々考えることが出来たので、一戦一戦の防衛戦をすごく大事に出来るようになりました。今日も突然組まれた防衛戦ではあったんですけど、きっとご縁があって藤田選手と組まれたと思うので、自分の中ではかけがえのない経験になったと思います」

――意外にも、後楽園ホールでの防衛戦はこれが初めてでした
「あっ、そうですね。そうでした。アクトレスガールズが、私がベルト取った時以来、後楽園、多分してないですよね?……あっ、8月にやりましたね。私なにしてたんでしょう……?8月、きっとなにかシングルしてましたよね?あっ、ベルトの挑戦者を決めるので翔と松井が噛み付いてきたんでした。そうですね、後楽園の防衛戦初めてです。もっと『後楽園といえば高瀬みゆきのシングルのベルト戦が見たい』って言われるようにしていきたいと思います。アイスリボンの合同興行で、たくさんのいつも見ない人が見てる中で防衛戦ができたっていうのはすごく意味のあることだと思うので、またやりたいですね」

――今日はアイスリボンとの合同興行ということで普段はアクトレスガールズを見ないファンも見に来ていると思いますが、アクトレスガールズのどういう部分を感じてほしいと思っていましたか
「初めは、変な話ちょっと不安だったんですよ。私は、やっぱり、なんでしょう。かわいくキラキラやってるかって言われたら、泥水すすってやってる選手なので(笑)なんか受け入れてもらえるのかなって普段なところも正直たくさんありました。でも、藤田選手ですとか、先日横浜プロレスで戦ったくるみ選手ですとか、熱く激しい試合をする選手がアイスリボンにはたくさんいらっしゃるので、そういう意味ではお客さんにもアクトレスガールズに高瀬みゆきという選手がいるんだぞってことを知ってほしいですし、アクトレスガールズの若手の子たちもアイスリボンの選手に比べたらまだまだ、ホントに若い子しかないです。でも、その子たちがこれからアイスリボンの藤本選手たちのように成長していくものがあるんだよっていうキラキラしたものを、他の子達からも感じて見に来てもらえたらと思います」

第6試合


 多恵がヘッドロックもすずが切り返しリストの取り合いから多恵がヘッドロックで絞り上げグラウンドに持ち込む。すずがヘッドシザースで抜けて距離を取る。
 手4つから多恵がリストを取ってヘッドロック。グラウンドに持ち込みアキレス腱固めから逆エビ固め。すずはロープを掴みブレイク。

 多恵は背中を蹴りつけロープを使ったアキレス腱固め。これを離すと正面ロープにくくり顔面を踏みつけていく。
 多恵はコーナーにすずを叩きつけると再度顔面を踏みつけ、立ち上がったすずがエルボー。多恵はエルボー連打からコーナーに座らせ再度顔面を踏みつけていく。

 エルボーの打ち合いから多恵のエルボーを避けたすずがガットショットからロープに振って低空ドロップキック。さらに顔面に低空ドロップキックから後頭部にドロップキック。フォールも2。

 すずはジャベを狙うが多恵がアキレス腱固め。すずが腕を掴んでジャベで捕らえていくが、多恵はなんとかロープを掴みブレイク。

 すずは多恵の上半身をロープから場外に出すと、場外を走り込んでのジャンピングキックを顔面に叩き込み、リングに戻るとスピアーからフォールも2。

 すずはバックを取るが多恵が足をとって倒しヒールホールド。すずはロープを掴みブレイク。

 多恵は串刺しバックエルボーから低空ドロップキック。フォールも2で返されると脇固め。そのまま丸め込むが2で返されるとインディアンデスロック。そのままSTFに移行するが、すずはロープを掴みブレイク。

 多恵はロープを貫いての低空ドロップキックを顔面に叩き込み、コーナーに上りミサイルキック。フォールも2。

 多恵はバックを取るが、耐えたすずがジャンピング・ハイキックから、走り込んできた多恵にハーフネルソン・フェイスバスター。両者ダウン。

 膝立ちでエルボーの打ち合いからすずがエルボー連打。多恵がロープに飛んで低空ドロップキックから背中にエルボー連打。髪を掴んで引き起こすとビンタからロープに飛ぶが、すずがコスチュームを掴んで引き込むと投げ捨てジャーマン。
 すずはコーナーに上るも、多恵がエルボー連打からロープを使ったヒールホールド。これを離すと正面に登り雪崩式引き込み腕ひしぎ。すずはクラッチを切らずに耐えるが、多恵はメジャモ☆タエもすずはロープを掴みブレイク。

 多恵はタイガースープレックスを狙うが、すずはカサドーラで丸め込むが2。すずはカニバサミクラッチも2。
 すずは雁之助クラッチも切り返した多恵がフォールも2。
 多恵は走り込むがすずがカウンターのジャンピングハイキックからフォールも1。
 すずはコーナーに登りミサイルキックからフォールも2。

 すずはドルフィンバスターからフォールも2。
 すずはジャーマンスープレックスホールドで3カウント。

すず「防衛、しました~!まずは、自分の、自分の、過ちで、この、こういう、状況になってしまって、本当に、すいませんでした。(泣きながら)ただ、この、試合を、受けてくれた、本間さん、本当に、本当に、ありがとうございました!自分が、チャンピオンでいいのかと、この、数日間、こんな自分がチャンピオンでいいのかと、アイスリボンという団体に、泥を塗ってしまったんじゃないかと、自分は、責めていました。ただ、この過ちは許されることではないと思います。ただ、鈴季すずは、プロレスが好きだから、プロレスが大好きだから、これからも、チャンピオンとして頑張らせてください!今日は本当にありがとうございました」

多恵「応援してくれた皆様、後楽園ホールに足を運べなかったけど、配信で変わらず応援してくださっている皆様、そして、アクトレスガールズのみんな、負けてしまって、ごめんなさい。私にとって、この合同興行で皆様のおかげで、メインで立たせていただけること、アクトレスガールズの代表としてチャンピオンに挑戦させていただくこと、とても誇らしく、とても、嬉しく思っていたので、負けてしまったことが本当に悔しいです。すず、何回も、ごめんなさいって、言ってるしきっとこれからも、すずはそのごめんなさいをずっと言い続けなくちゃいけないチャンピオンだと思います。でも、その前に私に何度も伝えてくれたように、今日来てたお客さん、そして厳しく優しいアイスリボンのみんなにごめんなさいの100倍1000倍ありがとうと言えるチャンピオンにこれからもなっていってください。私は、私は!負けた事、すごくすごく根に持つので、ずっと、チャンピオンのすずのままで、必ずもう一度、やらせてください。そしたら!そしたら、今度は、アクトレスガールズの本間多恵がベルトを巻きます。本日はありがとうございました」
(多恵とすずが抱き合う)

すず「これからも!がんばるぞー!それでは、今日、参戦してくださった選手、リングの上にあがってください。(高瀬に)ベルトは防衛されたんですね」
高瀬「(すずに)ベルト防衛されたんですね」
すず「されました。今日は合同興行なので一緒にしめましょう」
高瀬「しめましょう」
すず「それではせっかくなので、アクトレスガールズさんのいつもの締めの言葉をアイスリボンのみんなで言わせてもらってもいいですか?」
高瀬「いいでしょう」
すず「(アイスのメンバーに)いいですか?」
高瀬「アクトレスガールズは、アイスリボンのしめの言葉を言わせてもらってもいいでしょうか?」
すず「もちろんです!」
高瀬「それではアイスの選手いいでしょうか?」
すず「我ら立ち位置逆ですか?すいません。それではいきます!強く優しくあなたに一生懸命!プロレスでハッピー!間違えた!アイスリボーン!」
高瀬「ちょっと!」
すず「もう一度やらせてください!全部言っちゃった!」
高瀬「これが鈴季すずか!」
すず「強く優しくあなたに一生懸命!アイスリボーン!」
高瀬「そして、プロレスでハッピー!アクトレスガールズ!」

<試合後コメント>

本間多恵
「強いですね、アイスリボンさんのトップは……。マイクでも言わせていただいたんですけど、一度流れてしまった合同興行が、またその時とは違った形で開催できたのは会場に来てくださった皆様、それぞれの団体で女子プロレスというものを、エンターテイメントというものを応援して下さる皆様のおかげで今日出来たってのがあったので、感謝と、これからの未来を示すものが、私のベルト姿だっていうのを……(涙で声をつまらせながら)自分自身が一番信じて今、今日このリングに立ったので、今、私もここ(腰)にICE×∞のベルトがないということは、その気持ちが、チャンピオンのすず選手に及ばなかったんだなと痛感してるので……あぁ~、どうしよ。喋ってたらムカついてきた(笑)悔しいですね。タイトル戦直前になって色んなことが起きて、色んな意見があると思います。色んな意見が今も、それぞれの中にあると思いますが、私は今日、この素敵な興行で、メインイベントでタイトル戦をさせていただいたことにとてもとても感謝と嬉しさと、その倍の倍の倍の倍以上の悔しさがあるので、必ずチャンピオンが、鈴季すずの状態でもう一度、挑戦させていただきたいです。よろしくお願いします」

鈴季すず
「えーと、まず、今回このような形でのタイトルマッチになってしまって、お客さん、関係者の皆さん、そしてなにより対戦相手の本間選手に本当に本当に申し訳ないと思っております。ただ、こういう形式になっても受け入れてくれた本間さんに本当に感謝の気持で、ほんっとうに、本当に感謝の気持でいっぱいです。その上で必ずベルトを防衛しなきゃいけないと自分でも誓ったので、うん……。『ベルトを紛失しました』と皆さんに発表してから、やっぱり厳しいお言葉だったり、当たり前なんですけど、厳しいお言葉だったり、色んなコメントが自分のもとに届いて、それをすべて受け入れた、すべて受け入れた状態で今日試合をして、このベルトを防衛できたので、より一層チャンピオンとして、もっともっと、気を引き締めて、もっともっとチャンピオンとして今後アイスリボンでプロレスをやっていかねばと思いました。今日は防衛できてよかったです」

――試合中に紛失してしまったベルトのことは頭をよぎりましたか
「うーん……試合になったら、やっぱり試合中に本間さんから『キラキラした鈴季すずと試合をしに来たんだ』っていうふうに、本間さんからそういう言葉を試合中にかけられて、『そうだな』と。ベルトを紛失して、凹んでいる状態でタイトルマッチをするのは対戦相手にも失礼だったと試合中に感じて、入場したときには試合に集中しようって気ではいたんですけど、やっぱり最初は心に引っかかるところがあって、多分それに本間さんが気付いていたのかなと思います。『キラキラした鈴季すずと試合をしに来たんだ』という言葉をかけられてから、『そうだ、タイトルマッチだ。今日は本間多恵を試合をしてるんだ』という気持ちになり奮い立たされましたね」

――試合では足を徹底的に攻められました
「本間さんがアイスリボンでJoint Armyというユニットを組んでて、関節技がスゴイっていうイメージはあったんですけど、初めてほぼ関節で戦ってくる相手は初めてで、刺激的でした。メチャクチャ足を攻められて、本当に途中で歩けないと思ったんですけど、ホントに足をこんなに攻められたことがなかったので、『こんなに足を攻められたら歩けないんだ』って心が折れそうになるくらい、強烈で、でも、刺激的な、刺激的でしたね」

――他団体との対抗戦という意識はありましたか
「はい。やっぱり今アイスリボンとアクトレスガールズさんで、交流をさせてもらっていて、やっぱりどっちも人数が多い団体なので、もちろん初めて今日会場で初めて会う方もいたし、対抗戦っていうのが自分は初めてだったので、どっちの団体のほうが団結力があるかみたいな部分を今日競えたんじゃないかと思って。今日入場するときに、アイスリボンのセコンドに付いてくれてる選手たちがみんなでロープを上げてくれて、なんかこう、そこでもやっぱり『絶対防衛しなきゃ。アイスリボンのためにも防衛しなきゃ』っていうふうに、ホントにアイスリボンの団結力っていうのを改めて対抗戦を通して感じました」

――その団結力がすず選手の力になりましたか
「はい。すごくすごく、すごくすごく、アイスリボンのみんなのエールが心に響いたと言うか、何回も試合中に助けられました。『もっと行け!』『こんなもんじゃないだろ!』って檄を飛ばしてくれて、『負けちゃいけない、心が折れちゃいけない』っていうふうに、ホントに今日は、『こんな自分でいいのか』という、柄にもなく凹んではいましたけど、アイスリボンのみんながこんなチャンピオンにも温かい檄を飛ばしてくれて、幸せものです。幸せでした。幸せでしたっていうのもおかしいか……」

――本間選手は再戦要求をしていました
「絶対やりたいですね。ここまで熱くなれる選手、ここまで気持ちをぶつけ合える選手は初めてで、自分がプロレスを始めてからいろんな選手と試合をして、色んなタイトルマッチをしてきて、試合前から本間選手にはスゴイ違う感情が芽生えていたんですけど、なんか燃えると言うか、ときめくと言うか、なんか心が弾むみたいな。『早く会いたい、早く試合がしたい』っていうそういう気持ちにさせてくれた選手で、やっぱり今日試合をしても……終わらないでほしかったですね、試合が。終わりたくなかった、終わらせたくなかった。勝ちたいけど、まだまだやっていたいって。キツいけどまだまだやりたいって本当に心から思ったんで、物足りないですね。まだまだやりたいです。絶対また、本間選手が挑戦してくるかどうかはわからないですけど、仮に挑戦してくるんだったら絶対やりたいです。強く願います」

――かなり気持ちも凹んでいたと思うのですが、今日のすず選手の試合、そして対抗戦という大会全体を通してプロレスでハッピーになれましたか?
「メチャクチャ、メチャクチャプロレスでハッピーです!もう、ホントにプロレスラーになってよかったし、プロレスラーになってなかったらこういう対抗戦とか出来なかったし、アイスリボンにいなければこうやって今日対抗戦が出来なかったので、本当に本当に、プロレスでハッピーになれたなと、今日は思いました。そして、ベルトが見つかるまで、絶対に探し出すので、この、今、各マスコミさん方、取材をしてくださってると思うのですが、なにか情報がありましたら、アイスリボンまで連絡をいただければなと思います。本当に、絶対見つかってほしいんです。本当に見つかってほしいんです!心から!(涙をボロボロ零し始める)もう見つからないと、ざわざわしてしまって。心が。今でも警察の方に監視カメラの確認をしていただいている最中なので、ベルトが見つかるまで近づいては来ているのですが、未だ手元にはないので、もう是非!これを見てくださってる皆さん是非アイスリボンまでなにか連絡をしてください。お願いします。本当に心からのお願いです。お願いします。すみません、こんな情けないチャンピオンですいません……頑張ります、これからも……」

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