逝去した木村花さんを対戦経験があるアイスリボン代表が哀悼。6月からの観客を入れての興行再開に「プロレスを通して必ずハッピーを届けられるという信念を忘れない」

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 23日、埼玉県・アイスリボン道場にて『アイスリボン1038』の無観客試合配信が行われ、冒頭でアイスリボン取締役選手代表の藤本つかさがこの日亡くなった木村花さんに哀悼のコメントを発表した。

 木村花選手は、元JWP女子プロレスに所属していた女子プロレスラーの木村響子さんを母に持ち、総合格闘技団体『パンクラス』のラウンドガールやモデルとして活躍。その後、武藤敬司が校長を務めていたプロレス専門学校『プロレス総合学院』に入学し、2016年の3月に卒業試合でプロレスラーデビュー。学院卒業生を中心とした団体『プロレスリングA.C.E.』に所属し活躍した後は、親団体となる『WRESTLE-1』へ移籍。2019年の3月にWRESTLE-1退団を発表すると、その数日後にスターダム入団を電撃発表した。
 スターダムではユニット“TOKYO CYBER SQUAD”を結成し、6人タッグ王座であるアーティスト・オブ・スターダム王座をチームメイトと戴冠するなど活躍。最近ではTV番組の『テラスハウス』などにも出演し、プロレス業界外でも活躍の幅を広げていたが、その出演内容や言動に花選手のSNSには心無い誹謗中傷のコメントが日夜続いていた。

 この日の大会オープニングには、藤本つかさ、つくし、雪妃真矢の3名が登場。
 藤本は「本日午後、女子プロレスラーの木村花さんの訃報を知りました。ここに立っている藤本、つくし、雪妃、この3人は木村花選手と対戦経験がありますのでここに立たせていただきました。突然のことで私自身もまだ消化しきれておりませんが、ご冥福をお祈りしなければならないことがすごくつらいです。とにかく木村花選手のご冥福を心よりお祈り申し上げます」と語り、3人は深々と頭を下げて黙祷した。

 この日のトーナメント準決勝に勝利し決勝進出を決めた雪妃は「色んな思いがありますけども、プロレスを通して、救いのある戦い、そして希望のある戦いをプロレスを通してお見せしていきたと思いますし、アイスリボンのスローガンである『プロレスでハッピー』、プロレスを通して必ずハッピーを届けられるという信念を忘れることなくこれからもリングに上っていきたいと思います」とコメントし、画面の外のファンとともに「プロレスでハッピー!アイスリボーン!」を叫んだ。

 アイスリボンは6月6日の埼玉県・蕨での道場マッチより観客を入れての興行再開を発表。南側のみかつ間隔を開けて席を配置するため50人を上限とし、入場時の検温とマスクの着用を必須のうえ、十分な換気とオゾンや次亜塩素酸水の消毒をして万全の体制で興行を行うとのことだ。

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