【試合結果】12・5 WAVE新木場大会 大畠美咲vs中森華子 大畠美咲vs里歩 大畠美咲vsDASH・チサコ 大畠美咲vs野崎渚 大畠美咲vs松本浩代

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『weekday WAVE vol.120』
日時:2018年12月5日(水)
開始:19:00
会場:東京・新木場1stRING
観衆:203人

▼スクランブルWAVE 20分1本勝負
○桜花由美/水波綾
17分13秒 ビッグブーツ→エビ固め
朱崇花/●長浜浩江

▼メモリアルWAVE~大畠美咲引退ロード~シングル5人掛け① 10分間
△大畠美咲
0-0
△中森華子(PURE-J)

▼メモリアルWAVE~大畠美咲引退ロード~シングル5人掛け② 10分間
大畠美咲
1-1
里歩(我闘雲舞)

<一本目>
○里歩(我闘雲舞)
6分59秒 蒼魔刀→エビ固め
●大畠美咲

<二本目>
○大畠美咲
8分16秒 花マルどっかん
●里歩(我闘雲舞)

▼メモリアルWAVE~大畠美咲引退ロード~シングル5人掛け③ 10分間
DASH・チサコ(仙女)
1-0
大畠美咲

<一本目>
○DASH・チサコ(仙女)
8分18秒 ホルモンスプラッシュ→片エビ固め
●大畠美咲

▼メモリアルWAVE~大畠美咲引退ロード~シングル5人掛け④ 10分間
野崎渚(フリー)
2-0
大畠美咲

<一本目>
○野崎渚(フリー)
2分28秒 ドラゴンスリーパー→レフェリーストップ
●大畠美咲

<二本目>
○野崎渚(フリー)
8分52秒 ドルミル
●大畠美咲

▼メモリアルWAVE~大畠美咲引退ロード~シングル5人掛け⑤ 10分間
松本浩代(フリー)
5-1
大畠美咲

<一本目>
○松本浩代(フリー)
0分49秒 リバーススプラッシュ式ダブルニードロップ→片エビ固め
●大畠美咲

<二本目>
○松本浩代(フリー)
6分5秒 逆エビ固め
●大畠美咲

<三本目>
○松本浩代(フリー)
6分19秒 変形キャメルクラッチ
●大畠美咲

<四本目>
○松本浩代(フリー)
7分34秒 ソラリーナ
●大畠美咲

<五本目>
○松本浩代(フリー)
7分58秒 ラリアット→片エビ固め
●大畠美咲

<六本目>
○松本浩代(フリー)
9分57秒 ロックドロップ→片エビ固め
●大畠美咲

年末に引退の大畠美咲が2006年デビューの同期とシングル5人掛け!合計50分を戦い抜いた大畠は「今日の調子のまま最後まで突っ走りたい」と笑顔!

第1試合


 第1試合は、12・8名古屋でのDUAL SHOCK WAVE(【王者組/BOSS to Mammy】桜花由美&桃野美桜vs【挑戦者組】朱崇花&木村花)と、12・15新木場でのRegina di WAVE(【王者】朱崇花vs【挑戦者】水波綾)のダブル前哨戦。
 スタートから朱崇花と水波の意地が炸裂。水波のショルダータックル、朱崇花のビッグブーツが決まり、場外でも激しく衝突していく。
 戦場をリングに移すと、桜花&水波に長浜が捕まる展開となる。防戦一方の長浜だったが、反撃のチャーシュー(コーナーからのブーメランアタック)を桜花&水波に投下。キャッチされるも朱崇花が押し倒す。すかさず長浜は桜花にドロップキック! ようやく朱崇花とタッチとなる。
 朱崇花は水波を意識しながらも、桜花に串刺しビッグブーツをお見舞い。かわした桜花がやり返す。再び朱崇花VS水波の場面が訪れる。朱崇花が片足ドロップキック→トラースキックから俵返しと仕掛けると、水波はフロントスープレックスで応戦し、カウンターのラリアット。真っ向勝負を繰り広げ、倒れ込むように両者チェンジ。
 続いて長浜が桜花にドロップキック4連発。小刻みエルボーを放って行く。桜花も強烈なエルボー弾でお返しすると、ビッグブーツで飛び込み、カカト落としでカウント2。
 ならばと長浜は低空ウラカンラナを狙う。これを桜花が逆エビ固めで捕獲。堪えた長浜はドロップキックで反撃すると、桜花もビッグブーツで応戦する。朱崇花のバズソーキックから長浜がサクラ落としへ。キックアウトされるとミサイル発射。
 残り5分となり、朱崇花が桜花&水波にブファドーラ。すかさず長浜がカサドーラ→ヒロギョプサルで丸め込む。返されるとスピアで追い打ち。
 これを返した桜花がビッグブーツをこれでもか!と連発。そして垂直落下ブレーンバスターへ。カウント2で自ら引き起こした桜花は、ダメ押しのビッグブーツで長浜から完勝を収めた。

桜花「(朱崇花に向かって)お前、8日の名古屋、覚えておけよ。絶対、彼氏さんは渡さない。おい長浜、起きろ。自分の力で起きろ。起き上がれ! 長浜、大畠の引退までもう1カ月切ってるんだよ? アンタそんなんでいいの? そんなブヨブヨのカラダで、もっと勝ちたいとかないの? ぜんぜん見えてこない、感じない! 凄く不安。アンタがリニューアルしてもこのままだったら本当に不安。アンタが大畠が引退したら大畠のポジションにいかないといけないの。わかってる? わかってるの? わかってないでしょ。本当にわかってるんだったらさ、もし本当にわかってるんだったらもっと試合でもプライベートでも変わった長浜を、4月のリニューアルから見せてください。私はそれに期待しています。よろしくお願いします。みなさん、長浜これからもっともっと成長していきます。まだ成長が遅くて本当にすみません。だけど、これから少しずつですが成長して強くなっていくので、ぜひみなさんよろしくお願いします」

<試合後コメント>
朱崇花
——前哨戦の意味があったが。
「うーん、桜花さんとも水波さんとも今日は前哨戦ということだったんですけど、口では言ってますけど、そこまで×2、意識してないかな、と。なんかそのいつも必死でやってるので前哨戦だから、まあより気合は入ってますけど、とくに変えてる部分とかないので。まあでも今日試合してみても余裕があるので、前も言いましたけど、いまの朱崇花に敵う人たちではないのかなと思います」

——タッグがフロウリッシュに決まったが。
「ふふ。木村花とのタッグについてはこれは2人の問題。まったく息が合わないので、個性が強すぎてお互い、息が合わない部分があるんですけど、どうにかそれをうまい具合に出せないかなと。タッグに関しては本当に2人で相手に挑んでいくのでいろいろ研究が必要だなと思いますけど、自分からVS桜花さん、VS桃野美桜に対してはそんなに意識はしてないです」

——水波戦については。
「相変わらずラリアットは脳ミソが揺れて意識が飛びそうになるけど、でも本当にまだ余裕があるし、きっとしばらく朱崇花がベルトを持ってることになるんじゃないかなっていう感じですね」

第2試合


 引退まで1カ月を切った大畠美咲の5人掛けは、本人の希望により一人10分ずつ、合計50分を大畠一人で闘いぬくアイアンマン形式に。選ばれたのは、大畠と同じ2006年デビューの同期たちだ。すべての試合が最後のシングルになる可能性が高いだけに、見逃せない対戦ばかりとなった。
 1番手はPURE−Jの中森華子。かつて「ラブドライト」「ブラック・ダリア」としてユニットを組んできた仲間でもある。
 開始早々、大畠が丸め込みを連発。10分のうちに少しでも多くフォールを奪ってやろうという貪欲な一面を見せる。面食らった様子の中森だったがネックブリーカー・ドロップで攻守を入れ替えると、ワキ固めへ。そこからグラウンド卍固めへと移行する。そしてミサイル2発で追撃。シャイニング・ウィザードはカウント2。
 大畠もDDTでやり返すと、片足ドロップキックからコーナーへ。中森が追いかけるも、大畠がパワーボム。ジャーマンSHでカウント2。
 中森のキック、大畠のバックブローが炸裂する激しい展開となり、ダブルダウンとなる場面も。
 残り3分となり、走る大畠に中森がジャンピング延髄。すかさず担ぐも、大畠が逆打ちへ。キックアウトされるとスカイブルーSHを狙うが未遂。ならばとブルークラッチを狙う大畠。
 これを切り返した中森が鎮魂歌ドライバーの体勢に入る。回避した大畠がバックブローからの花マルどっかん! すかさず走る大畠に中森がカウンターのハイキック。もう一発キックを放ったところで時間切れを迎えた。

第3試合


 2番手は我闘雲舞の里歩。大畠と同じ2006年デビューではあるが、そのころはまだ小学生だったこともあり、あまり絡んではこなかった。そんな里歩も我闘雲舞のエースに成長。大畠との久しぶりの遭遇はいったいどんな闘いに!?
 ゴングと同時に里歩が串刺しニー、619、ダイビング・ボディーアタックで奇襲。スープレックスを返されると、ダイビング・フットスタンプを投下する。
 スタートから飛ばしまくる里歩に対して、大畠は「少しは休ませろ!」とブレーンバスター。さらに顔からバン!をお見舞いする。リバース逆エビ固めは里歩がロープへ。
 串刺しバックエルボーを放った大畠は滞空時間の長いボディースラムでカウント2。「休むぞ!」と逆エビ固めへ。ブレイクされると、低空ボディーアタック。ダイビング・ボディーアタックで追撃する。
 エルボーの打ち合いから里歩がコルバタ。後頭部へニーアタックを決める。そしてコーナーへ。追いかける大畠に、ぶら下がりフットスタンプ。ダイビング・フットスタンプを投下。さらに里歩はフットスタンプを放つと、至近距離からの蒼魔刀。走り込んでの蒼魔刀を叩き込み3カウント。大畠から先制してみせた。

 試合は続行され、里歩がもう一度、蒼魔刀へ。寸前でかわした大畠がバックブロー。走る大畠に里歩がジャンピングニー。大畠もカウンターのエルボーを放って、花マルどっかんにつなげる。これが完璧に決まり戦況はイーブンとなる。
 ここからは一進一退。お互いの得意技が繰り出されたが、かわしあいの攻防となり、タイムアップ。1対1のドローで終了した。

第4試合


 3番手はセンダイガールズプロレスリングのDASH・チサコ。大畠とは若手時代にしのぎを削った間柄だ。
 チサコがイスで襲撃し試合がスタート。激しい場外戦で幕を明ける。リングに戻ってもイスを使ったラフファイトで主導権を握るチサコ。
 エルボーのラリーとなり、チサコがフロントハイキック。そして腕十字で捕獲。大畠がブレイクすると、スライディングキックで追撃する。
 劣勢の大畠だったが、チサコのイスを奪うと、イス上へのDDT、イス上への顔からバン!でやり返す。すかさずコーナーに登る大畠。
 チサコがイスを投げつけ阻止。雪崩式フランケンシュタイナーにつなげてダイビング・フットスタンプでカウント2。
 残り3分からチサコがホルモンスプラッシュを投下。かわした大畠がコーナーへ。妨害したチサコが今度こそはとホルモンスプラッシュを成功させ、3カウントが入った。

 試合が続行され、チサコがワキ固め→腕固めで捕獲。ロープに逃れたところで残り1分。大畠はバックブローから花マルどっかんで反撃。そしてスカイブルーSHを放つが、直前の腕攻めが響きホールドできず。命拾いしたチサコが丸め込みをしかけたところで10分が終了。1対0でチサコが勝利を収めた。

第5試合


 4番手は野崎渚。デビュー当時は別々の団体にいた2人だが、いまは同じWAVEの仲間としてしのぎを削る。なお11・18後楽園でおこなわれた前回のシングルマッチ(NEXTワンデートーナメント1回戦)は、大畠がスカイブルーSHで勝利している。
 リングに上がった野崎は試合前から涙目。大畠が「泣いてるの?」と声をかけると両手で顔を覆う野崎。振りきるようにその野崎が串刺しビッグブーツで奇襲をしかけたが、大畠が場外に落としていく。戻ろうとする野崎を何度も蹴り落とす大畠。
 ならばと野崎は蹴られそうになる瞬間に大畠の足をガブリ! なんとかエプロンまで辿り着くとおしゃれキック。リングに戻ってケンカキックをお見舞い。そしてドラゴンスリーパーへ。大畠が意識を失いかけたため、レフェリーストップが入った。

 Tommyレフェリーが大畠を起こして試合が続行されるも、大畠は大の字のまま。ダウンカウントが数えられる。立ち上がると野崎がビッグブーツで追い打ち。ダブルニーアタックでカウント2。
 劣勢の大畠だったが、野崎のダイビング攻撃をかわして反撃開始。ブルーダリアを狙うが、かわした野崎がスリーパーへ。そして大外刈り。これを返されると、ドルミルにつなげて今度はちゃんとギブアップを奪った。
 残り1分のコール。野崎はドラゴンスリーパーで捕獲。なんとか脱出した大畠に野崎がストンピングを連発。そしてビッグブーツでカウント2。片足ドロップキックもカウント2止まり。もう一度、スリーパーを狙ったところで時間が終了。2対0で野崎が勝利を収めた。

第6試合


 5人掛けの最後は、破壊する女・松本浩代。大畠と松本はエスオベーション時代に3Sというタッグチームとして活躍。息吹時代には後楽園のメインでJWP認定ジュニア&POP王座を争ったこともある。
 花道に登場した松本はすでに泣いている。それを見た大畠が笑い飛ばす。松本は声にならない声で大畠への気持ちを伝えようとしたが、逆に大畠が「やれるのか!」と喝を入れる。
 奇襲の丸め込みで松本をヒヤリとさせた大畠。これをキックアウトした松本にスイッチが入る。豪快な串刺し攻撃を見舞うと、リバーススプラッシュ式ダブルニードロップにつなげて、1分足らずで1本目を先取。5人目の大畠と、これが初戦の松本とではスタミナやダメージの面で大きな差が生じているのは明らかだったが、それでも試合は続く。

 松本は「大畠、やめるなよ!」とチョップをお見舞い。大畠が「やめるよ!」とエルボー弾で返すも、松本は「やめないでほしかったよ!」と気持ちを伝える。
 ファンのブーイングにも負けず、松本は「食らえ30キロ!」とダブルニードロップを投下。そして、最後だからと大畠が新木場1stRINGに住んでいたことや、本当はFカップではなくEカップであることを暴露。営業妨害を怒った大畠が「言っていいことと悪いことがある!」と反撃にかかる。
 大畠は何度も低空ボディアタックを連発。松本は「そんな元気あってやめんじゃねー!」とラリアット。かわした大畠がワキ固めで捕獲する。

 残り5分。大畠は三角締めへ。なんとか脱出した松本は東海道落としからの逆エビ固めへ。グイッと絞り上げギブアップを奪う。

 試合は続行。松本はキャメルクラッチで捕獲。急角度で極まていき、これもギブアップに。勝ち星を量産していく松本。

 残り3分となり、松本がスライディングラリアットで追い打ちをかける。だが、カバーの瞬間切り返した大畠がカウント2。すかさずソラリーナでクルリ! 大畠が執念で1本を取り返した。
 すぐに松本もラリアットでやり返し、3カウント奪取。これで4対1に。

 試合は続き、松本が投げっぱなしパワーボム3連発からのライガーボム。エルボーのラリーから松本のロックドロップが決まり、3カウント! その3秒後に試合終了のゴングが鳴らされた。

 結果、5対1で松本が圧勝を収めたが、大畠は清々しい表情で、松本と抱擁。チサコ、野崎、中森、里歩もリングに上がり、同期の健闘を称えた。

大畠「みんな容赦なくない? 私、みんな一人10分だけど私50分で鬼でしょ! 2人とも泣いて出てくるしさ。いやー、でもやりきりました! 楽しかった…です。もしまだまだ元気だとしたら、年に1回くらいやってもいいかなって思うくらい楽しかった。だからみんなやっといたほうがいいよ。はは。ということで、それぞれ言いたいことはあるんですけど、ちょっといま頭働かないから裏で言いますね。(記念撮影のあと)いつものアレで締めたいと思います……」

 そこに長浜が現れる。

長浜「お疲れさまです。ちょっとだけ時間をください。あのこの中に一人だけお願いしたい選手がいまして上がらせていただきました。松本さん、12月29日にWAVE1回休止して4月1日から新たにはじまっていくんですけど、その12月29日の試合で松本さんとシングルさせていただきたいです。4月1日に向けてやるためにも12月29日、松本さんと試合がしたいです。お願いします!」
松本「急だね。12月29日、WAVEの後楽園大会。1回これで休止、リニューアル、その最後の闘いで私を指名するっていうことがどういうことかわかってますか。わかってるんですか。私もバカじゃないけど、さっき第1試合後のマイク聞きました。メチャクチャ、アンタ期待かけられてるよ。あのあとに私を指名したんだよ。それがどういうことかわかってる? いま大畠の試合見た? これを越えるってことだよ。その覚悟ある?」
長浜「越えます!」
松本「いまの言葉を信じて、12月29日、長浜の挑戦を受けたいと思います。いいですか、大畠さん(とマイクを返す)」
大畠「ウチの後輩がすみませんね。そうだ、そうだ、そうですね。えっと私、今日、対戦した人みんな同期なんですけど、みんな第一線でいま女子プロ界のトップで闘ってると思うんです。素晴らしいでしょ? はは。やばい泣けて来ちゃった。2006年デビュー組って大切ですばらしくて、で、まあ水波…泣いてた、いま? まだ泣いてない(笑)。その同期のなかでも水波はいろいろあって、2007年に再デビューしてるけど、同期扱いで。私は5人いる同期で、さらにそのなかでも思い入れのある水波と引退試合を闘います。だからきっと今日の5人掛け以上の闘いが12月29日後楽園ホールで見せられると思うので、みなさんどうぞたくさんお客さんを誘って見に来てください。絶対に損はさせません。いいですか、来てくれますか!  ありがとうございます」

 最後は恒例の「これがWAVEだ!」で大会を締めくくった。

<試合後コメント>

大畠美咲&中森華子&里歩&DASH・チサコ&野崎渚&松本浩代
——お疲れさまでした。
大畠「ありがとうございました。いやー疲れるね。やっぱり50分ぶっ続けじゃなかったし、みんな奇襲は掛けられましたけど、ダッシュで入場してこなかったので。それは救われました、本当に。ダッシュで入場してきたら蹴落としてやろうと思って入ってくる前に。意外と闘えますね。引退を意識したときに50分まるまるやりたいというのは考えて、そのまるまるできる体力ができるうちに引退したいと思ったのでやっぱりいまは一番いいタイミングだったんだなと思います」
中森「改めてすごい同期を持ったと私は思って、最後にシングル闘えて本当によかったと思いました」
里歩「大畠さんとそこまで関係性があるとかではなかったんですけど、この同期の仲間に入れて頂けて、この中では自分若いほうなので……(松本と大畠が睨み付ける)すみません。大畠さんの気持ちも背負いつつ頑張りたいなと思いました」
チサコ「今日、闘うのは最後かな」
大畠「そうだね」
チサコ「自分は結構いろんな団体の同期とやりあってて、争うぐらいの自分だったんですけど、一番最初にやりあった選手が大畠だったんですね。で、5人掛けやるって言ったときに『やりたい人コメントください』みたいに応募してたときに絶対自分忘れないでね。絶対私とやってって」
大畠「言われる前に入ってるよって」
チサコ「言ってくれてすごい嬉しかったです。同期って凄い自分にとって大切だし、こういう機会を作ってくれて本当に感謝しています。ありがとうございます」
野崎「最後のシングルということで試合前にいろいろ考えていたら、泣きそうになってしまって」
大畠「泣いてたよ」
野崎「泣いてない。いやーなんかやってみてやっぱコイツ化け物だなって。メチャクチャ元気じゃんって。(私は)4本目だったんですよ。元気すぎて、この人凄いな。いいタイミングで引退するんだろうなと、すごく最後のシングルやりつつ感じました」
松本「私も泣きそうになったんですけど」
大畠「泣いてた、泣いてた。スゲー泣いてた」
野崎「完全に泣いてたわ!」
大畠「でも今日、雨降らなかった」
松本「感謝してー」
大畠「感謝じゃないよ。いつも迷惑かけられてた」
松本「(苦笑)個人的な思いはいろいろあるんですけど、プロレスラーってやっぱり見ている人に夢を与える職業だなって思うんですけど、大畠も最初は引きこもりで何もできないっていうところからこうやってWAVEのエースを張るようになって、またそこの一つ夢をもたせることだし、こうやって次のステップへ、結婚という次のステージ、幸せを掴み取ってまた新たな夢を見せながら引退するってプロレスラーだなって凄く思いました。これが大畠なりのプロレスだし、大畠しかできないプロレスなんだなって凄く感じて。私は大畠みたいなプロレスラーには今後なれないかもしれないけど、こうやってこの世界に残っていくので、他の形でいろんな夢を見せられるプロレスラー目指していきたいなって今回改めて思いました。本当に12年ありがとうございました」

——引退まで1カ月きったが。
大畠「そうですね。今日やったら実感が湧くのかなって思ったんですけど、なんか湧かないですね、んふふ。試合楽しかったし、辛いし、苦しかったけど、やっぱり楽しいことのほうが勝るし、今日までにいろいろ溜まることがあったんですけど、試合すると楽しい。清々しく終われるので、まだまだ実感湧かないです。今日の調子のまま最後まで突っ走りたいと思います」

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