【試合結果】8・11 PURE-J後楽園ホール大会 【PURE-J認定無差別級】中森華子vs勝愛実 コマンドボリショイvs中島安里紗 藤ヶ崎矢子vs藤本つかさ KAZUKI with阿部幸江vs希月あおい with春山香代子

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『PURE-J旗揚げ1周年記念興行~レインボーマウンテン2018』
日時:2018年8月11日(土)
開始:11:45
会場:東京・後楽園ホール(11:45)
観衆:1,048人

▼Dream of 8colors Battle 15分1本勝負
●マリ卍
6分2秒 後方回転エビ固め
○米山香織(YMZ)

▼Dream of 8colors Battle~希月あおい引退ロード in PURE-J~ 15分1本勝負
●KAZUKI with阿部幸江
8分56秒 ハッピークラッチ
○希月あおい with春山香代子

▼Dream of 8colors Battle 15分1本勝負
○Leon
6分39秒 スピアー→エビ固め
●真琴(フリー)
※スピアーからのフォールでのみ決着となる。

▼Dream of 8colors Battle スペシャルシングルマッチ 15分1本勝負
●ライディーン鋼
11分8秒 オブライト
○橋本千紘(仙女)

▼Dream of 8colors Battle ビジュアルハンター矢子の仁義なき戦い 15分1本勝負
●藤ヶ崎矢子
10分9秒 ビーナスシュート→片エビ固め
○藤本つかさ(アイスリボン)

▼Dream of 8colors Battle スペシャルシングルマッチ 15分1本勝負
△コマンドボリショイ
時間切れ引き分け
△中島安里紗(SEAdLINNNG)

▼PURE-J認定無差別級選手権試合 30分1本勝負
○中森華子
20分12秒 鎮魂歌ドライバー→片エビ固め
●勝愛実
※第3代王者が3度目の防衛に成功。

PURE-J一周年大会で中森が勝の挑戦を退け「くぐり抜けてきた修羅場が違う」と王者の貫禄!難病と闘うコマンドボリショイが引退を表明!

オープニング


 PURE―Jが昨年の旗揚げ戦と同じ8月11日に1周年興行を開催。入場式では昨年同様に藤ヶ崎矢子がマイクを持ち、「今でもあの試合は自分たちも忘れていません。2年目のPURE-Jもプロレスの神様に愛されるように頑張っていきますので、熱い声援のほどよろしくお願いします!」とあいさつ。

第1試合


 第1試合はマリ卍が米山香織を相手に堂々とチョップの応酬を挑むと、卍固めからグラウンドへ。しかし最後は後方回転で丸め込んだ米山がキャリアの差を見せつける。

<試合後コメント>
マリ卍
「やっぱり今までは真っすぐな闘いが多かったと思うんですよ。先輩が胸を貸してくれるっていう、今回もそういう試合だったんですけれども、特殊な空気感のある米山さんは…試合中に足を踏まれたのは初めてですし!(笑) いろんな選手に対応できるように、いろんな選手と闘って吸収して、大きくなっていかなきゃなと思いました」

第2試合


 今大会が最後のPURE-J後楽園となる希月あおいはOGの春山香代子との『オレンジハッピーズ』、KAZUKIはOGの阿部幸江との『WANTED』を、それぞれ1日復活。積極的に試合に参加する春山は場外戦での逆水平チョップから、希月と青春ピラミッドのポーズ。阿部もエルボーアタックからKAZUKIと2人で「オー!」を決める。逆打ちから横回転してのエビ固めで希月がKAZUKIに勝利した。

<試合後コメント>
希月あおい&春山香代子&KAZUKI&阿部幸江
希月「オレンジハッピーズ、プチ復活! 勝利で~す!!(笑)」
春山「勝利で~す! オレハピ~!!」
KAZUKI&阿部「BOO~!!」
希月「現役の頃、トーナメント優勝したりベルト巻いたこともあったし、だからこそ今日は優勝…(言い間違えてもめげず)優勝だ~っ!!」
春山「優勝だ~!!」
希月「この勝利は“優勝”ということで」
KAZUKI「今日負けたけどね、私はね、こんな大好きな仲間たちと試合できてうれしいよ!!(笑) 負けて悔しいけどね!」
希月「私も嬉しいです。今日、私PURE-Jラストの後楽園ホール大会だったんです。前回は華ちゃんに挑戦して、本来であったらここで防衛戦やるべきだったんですけど、今日はKAZUKIさん相手に防衛しました~っ!!」
阿部「違うから!(苦笑)」
希月&春山「オレハピ、最高~!♪」
KAZUKI&阿部「WANTED、最高~!」
希月「両チーム…!」
4人「最高~っ!!」

第3試合


Leonと真琴は互いにスピアーの使い手であることから、スピアーからの3カウントでのみ決着がつく条件マッチで対峙。開始早々から両者ともにスピアーを繰り出していくが、“世界一のスピアー”を自認するLeonがマッド・スプラッシュからの2発でとどめを刺した。

<試合後コメント>
Leon
「スピアーじゃないとフォールが認められない初めてのルールだったんですけど、想像以上にきつかったんですけども、やっぱり私のスピアーが世界一だっていうことを証明できたと思って。でも、思ってた以上に真琴選手、久々の対戦だったんですけど、鋭いスピアーで正直、危ない場面もあったんですけど…。前と全然キレが違っててビックリしました。勝てて良かったです。まだまだすごい使い手はたくさんいるんですけども、私はもっともっとこれからも磨き上げていきますし、世界一の自信もあるんで」

――PURE-J1周年について。
「ちょうど1年前に引退前の吉田万里子選手と試合したんですけど、私的にはすごく長かったんですよ、この1年が。長かったぶん1日1日がすごく充実してたかなと思うんで、2年目もこれからもっともっとおもしろく盛り上げていきますんで応援よろしくお願いします!」

第4試合


 ライディーン鋼と橋本千紘のシングル初対決はド迫力の肉弾戦を展開。巨体からのムーンサルトプレスを繰り出した鋼だが、かわされて不発に終わるとエルボーの応酬から橋本がジャーマン。ラリアットを挟んでのオブライトで仙女シングル王者の貫禄を示す。

<試合後コメント>
ライディーン鋼
「初シングル…なんかタッグでは当たってたんですけど、まだ新人でヒップアタックとか別の技を使ってたんですよ。それがなくなって最強になってきてると思って。でも橋本選手と当たるのが楽しみで仕方なくて…ずっと当たりたかった選手なんですね。なので良かったと思います。パワーでも負けてないし、向こうは“ビジュアルでも負けてない”とか言ってたけど、私は全部負けてないと思ってるので。これからもそれが続いていければいいかなと思います」

――1年を振り返って。
「まだまだライディーン鋼が出てないなって…自分でも思うし、周りからもそう思われてると思うので。2年目はもっともっとライディーン鋼をアピールできるように、頑張っていきたいと思います!」

橋本千紘
「いや~なかなか倒れなくて…久々にあんな大きい技食らったかなって思いますね。けど、それにまだ私は負けないので。何回でも闘ってもいい相手だなって今日思いました。前半から勢いとパワー、あと観客の声援も“押せ押せ”でちょっとホントに途中、心折れかけたんですけど…でも、自分の自信のある技をしっかり最後出せたので、勝てたのかなというのは思いますね」

第5試合


 ビジュアルハンター・藤ヶ崎矢子は藤本つかさのハントに挑むが、ムキ出しとなった矢子のおでこにデコピンを連発する藤本は、キャメルクラッチの体勢から矢子のつけまつげを剥がすと、おでこに貼り付けるなどやりたい放題。カウンターのキューティー・スペシャルを決めるなど活路を見いだそうとする矢子だったが、ペースを離さない藤本がビーナスシュートを叩きこんで完勝した。

<試合後コメント>
藤ヶ崎矢子
「まさか、つけまつげを外されるとはホントに…(苦笑)。やっぱビジュアルハンターとしてもう2年経つんですけど、そろそろ私もハントする側じゃなくて1回でいいからハントされる側になりたいなって、たまに最近ちょっと思い始めてきたんで…(笑)。もうちょっと、これからのことを考えていこうかなって思ってます」

――試合中にまつげを取られたが。
「自分、別にすっぴん隠してるわけじゃないので、それは全然かまわないんですけど、試合中に取るっていうのはナシですよね? ホントに」

――今日の髪型について。
「やっぱりちょうどデビュー5周年なんで、いつもと違った自分を見せたかったなと思って、思い切ってオールバックにしてみたんですけど、ちょっと低評価で…失敗したかな? ってちょっと後悔してます(苦笑)」

――デコピンを何発も浴びせられたが。
「私デコ広いんで、すごく(笑)。叩きやすいんじゃないかな」

――デビュー5周年について。
「ホントあっという間だなと思って。何もできなかったのが今じゃこうやって応援してくれるファンの方もいて、すごく嬉しい気持ち。6年目はもっともっとパワーアップした私を見せられたらなって思ってます」

――PURE-Jとしての1年を振り返って。
「なんかいろいろとあって、たくさんの思い出が…すごいイヤなこともあったし嬉しかったこともあったし、ビジュアルハンターとしてはいい思い出っていうのがあんまりなかったなと思って。結果も残せてないし…」

第6試合


 セミファイナルには5月の板橋大会以来となる中島安里紗が登場。コマンドボリショイとのJWP退団前以来となるシングル対決は互いに譲らず、ボリショイがピコニー・スマッシュ3連発からストレッチプラム・改につなぐも仕留めきれず、15分時間切れで幕。マイクを持ったボリショイは来年4・21後楽園での引退を発表して会場を驚かせると、涙を見せるかつての愛弟子・中島と握手を交わした。

ボリショイ「おい、また決着がつかなかったな。私は生意気なオマエのせいでずいぶん強くさせてもらったよ。…このシングルの決着は、もうつけることはないだろう。私はこれからオマエを倒せる後輩を育てていくよ。シングルはしなくてもオマエとの闘いは一生続くからな。私は絶対、オマエより幸せになってやる!(会場から大きな拍手) 今日は皆さんにどうしてもお伝えしなければいけないことがあります。できれば一生プロレスをやりたかった。…4月21日、後楽園ホールで私コマンドボリショイは引退します。本当になかなか言い出せなくて、つらかったんですが…7年前に脊髄の難病が発覚して手術を受けて、奇跡的にまた試合ができるようになりました。最近また少しずつその症状が出てきたので、私はいつか大きな事故が起きて大好きな女子プロレス界に迷惑をかけてしまうような可能性があるんだったら、動けるうちにしっかりと引退し後輩を…そしてPURE-Jを育てて、大好きな女子プロ界に力を注いでいけるように頑張っていきたいと思っています(会場から大きな拍手)。4月まで時間があります。その間に試合を通じて伝えていけること、一生懸命やっていくので、皆さん最後の最後まで応援よろしくお願いします!」

コマンドボリショイ
「黄色靭帯骨化症・脊柱管狭窄症という以前、脊髄を手術した時のなんですけど、やっぱり自覚症状が…神経症状が少しずつ出てきたので。以前はそういう病気だと知らないで無理してたんですけど、もう今は7年前と違って自分がどういう健康状態かというのを、よくわかってるので。このまま進行していく難病なので…。団体の代表が、そういう危険な状態だと知っていながらリングに上がり続けるのはダメだと思うので…。体を鍛えることで保護することはできるんですけど、もともと脊髄が細いのと、やっぱり衝撃を受けてるとやっぱり劣化してくるので。人とぶつかったり、そういう競技でなければ問題はないんですけど、プロレスっていうのはやっぱり受け身を取ったり、不意に投げられたり、そういうことの繰り返しなので」

――症状が出るようになったのは、いつぐらいから?
「1年ぐらい前から、ときどき“ん?”っていうのはあって、でも一瞬だけなので、普通に動けるし誰にも気づかれないし。今だって私が体が悪いってことは誰にもわからないと思うので。走ったりする大まかな動きは問題なくても、小刻みにステップしたりとか、そういうことができなかったり…。強い衝撃でマヒを起こすことが7年前はあって、今年の4月ぐらいに大きなマヒを感じたので、試合中に。“おかしいな”と思って病院にも行ったんですけど、先生からは立場的には“辞めたほうがいいでしょう”という感じだったので。6月に三沢(光晴)選手の命日の時に“団体の代表だから”、“私が抜けると興行的にマイナス面があるから”とか、そういうことを言い訳にしてプロレスを続けた場合、もし何かが起きた時に取り返しがつかないことに…大好きなプロレスに迷惑をかけてしまうと思って。ここは体が動くうちにしっかり引退して、女子プロレスに貢献できる動きをしていけたらと思うので」

――PURE-Jを旗揚げしたばかりで葛藤は大きかった?
「大きかったですね。ホントおこがましいんですけど“私がいなかったらどうなるんだろう?”とか、そういうことも考えたんですけど、私はいなくなるわけではないし。自分が競技人じゃなくなった時にしっかり指導して、今まで見えなかったことまで目が行き届くんではないかなと思ってます」

――引退後は後進の指導にあたる?
「はい。今のPURE-Jに足りない新人を獲得できるような動き、多方面へのPRをしっかりやっていきたいと思います。私はプロレスを辞めてもプロレスラー、競技をしてないけれども一生プロレスラーでいたいと思うので、私が引退した後、今まで通り社会貢献活動もしていきたいし、ハヤブサ選手のように一生プロレスラーでいたいと思ってます。競技者としての私は卒業するんですけれども、みんなをしっかりバックアップして。プロレス生活は続いていくので」

中島安里紗
「まぁ試合もですけど…ズルイですよ!…闘いを後輩に託すのはズルイですよ! 私は決着をつけることをあきらめないし、ボリショイさんが言ってるように一生闘いだと思ってるけど。私もボリショイさんより幸せになるし、幸せだし。でも、やっぱリング上で決着つけること、私はあきらめません。3度目のドロー、こんなんで誰一人納得いってないと思うし、私だっていってないし。あきらめません! 必ずリング上で決着をつけたい」

――今日の試合でボリショイの気持ちは伝わった?
「そうですね、なんですかね…? やっぱり納得のいく結果じゃない時点で、内容とか入ってこないというか、終わったばっかりでアレですけど…。私はまだまだ闘いたいし、だって私とドローってメッチャ強いじゃないですか。私と引き分けるなんて、まだまだ強いボリショイさんが辞めるなんて悔しいし、納得いかないし、まだまだ闘いたいし大好きだし…でも、まだリングに上がってるあと数ヶ月、チャンスはあると思うので。必ずリング上での闘いを私は求めます」

――ボリショイはどんな存在?
「どんな存在!? 今、終わったばっかりでいろいろ言われてもわからないですけど…ボリショイさんはボリショイさんですよ。やっぱり誰よりも信頼していたし、だからこそ別れがあったと思うし、今こうして出会うと思うし。本当に闘いは終わらないし、永遠にライバルでありたいと思うし…でも、私のほうが必ず幸せになります」

第7試合


 メインイベントは中森華子 vs 勝愛実というPURE-J純血による無差別級タイトルマッチ。この一戦に懸ける勝は持ち前の荒々しい攻撃で中森の牙城に迫るも、中森はキックの連打から鎮魂歌ドライバー。かろうじて肩を上げる勝にダメ押しの2発目を叩き込んで王座防衛を果たした。
 マイクを持った中森は、「この1年PURE-Jを応援してくださった皆様、本当にありがとうございました! 愛実、私はな、オマエよりくぐり抜けてきた修羅場が違うんだよ。勝つべき時に勝つことができるのがチャンピオンなんだよ! 今日は1年の集大成という大会になりましたが、PURE-Jのベルトを巻いている中森華子こそがPURE-Jであり、PURE-Jこそが中森華子です! 私はこのベルトをこれからも防衛してどんどん価値を高めていきたいと思ってます。今日はありがとうございました!」とあいさつ。勝は「いつまでも、そんなこと言ってられると思ってんじゃねぇぞ。この勝愛実こそがPURE-Jであり、PURE-Jこそが勝愛実だ!!」と返答しリベンジを誓う。

 また、王座挑戦に名乗りを上げた鋼と矢子に対し、中森は「来週(19日の板橋)記念試合やるんだろ? 勝ったほうとベルト懸けてやるよ。私からのお祝いだよ。どっちが上がってくるか、楽しみに待ってるよ!」と2人の周年の記念試合に“無差別級王座・次期挑戦者決定戦”が追加されることに。カーテンコールの際にボリショイは、「PURE-J2年目がスタートしました。これからどんどんリング上の景色も変わっていくと思います。皆さんもどうかついてきてください! PURE-Jと一緒に、もっともっと上を目指してやっていきたいと思います」と話し、「頑張ろうJ!(ジェイ)」で大会を締めた。

<試合後コメント>
中森華子
「1周年記念大会のメインということで、やっぱり私が1年間間違ってなかったことを証明するためにも、今日は何が何でも防衛しなければならない闘いだったので。しっかり勝って大会を締めることができて良かったと思っています」

――今日の勝の闘いぶりは?
「前哨戦でも1度負けてしまっているし、読み合いの試合だったと思うんですけれども、私は彼女と場数も違うし、くぐり抜けてきた修羅場の数も全然違うから。そこが1番、愛実と違うところだと思ってます」

――PURE-Jは2年目に入るが。
「いいスタートを切ることができたと思いますし、鋼と矢子が挑戦に名乗り出てきて、このベルトに挑戦したいという人と私はタイトルマッチをやっていって価値を高めていくだけだと思っているので。2年目は私が顔となって、今まで通りチャンピオンとして団体を引っ張っていきたいと思っています」

――ボリショイの引退発表について。
「私はJWPに入団してから、その時から思うのはやっぱり先輩をしっかり送り出さなければいけないっていう…(涙)。“その時が来たな”っていうことだけです。ちょっと今、泣いてしまったけど全然…寂しいとかはあるけど、ボリショイさんが不安にならないように、しっかり見届けたいし超満員の中で引退させたい、送り出したいと思ってます。“私がいるから大丈夫”っていうのをボリショイさんにわかってもらえるように、私自身もっともっと強くなっていきたいと思っています。プロレス以外の仕事の面もボリショイさんのフォローもしていきたいし、たくさんお世話になってきたので。次からの大会、ボリショイさんの引退ロードになると思うんですけれども、闘える時はしっかり悔いないように大事に闘いたいと思っています」

――ボリショイを挑戦者として迎えたい気持ちは?
「ベルトを巻きたいと思う選手とやりたいので、ボリショイさんの気持ち次第だと思うんですけれども。やっぱり引退する選手にベルトを懸けるっていうのは、今のところ私は考えてないし。気持ち同士のタイトルマッチだと私は思っているので。とりあえず矢子と鋼、どっちが上がってくるかっていうのを私は楽しみに待ちたいと思っています」

――中島がボリショイと闘ってドローだったが、中島に対する気持ちに変わりはない?
「ないですね、別に。もともとこの1周年の大会に彼女は必要ないと思っているし。今でも“なんでだろう”っていう思いはあるけど、私は彼女と違うのは協調性があるので」

――今日の新コスチュームについて。
「PURE-Jといったらレインボーかなと思ったので。PURE-Jのベルトを巻いてるからこそ『PURE-Jは私、私がPURE-J』と思ってるので。その色と、今年は破天荒にやっていきたいので、とんでもないコスチュームにしてやろうと思ったら、こういうコスチュームになりました」

――肉体改造について。
「14kg落ちて57kgです。まだまだ途中過程で、これからも体も見た目も変えてどんどん強くなっていきたいと思っています」

勝愛実
「なんて言うんですかね…もうすべて出し切っての、この結果でしたので…今までと気持ちが違うというか。負けたことが悔しいことには変わりはありません。ですが清々しいというか、すべては出し切っての結果だったので。自分の弱さを認めざるとえないというか、ある意味スカッとしてます」

――足りなかった部分を挙げるとしたら?
「最後、自分のペースの持っていけたと思うんですけど…フィニッシュまでの流れがもう一押しできたら、もうちょっと違った結果が見えてたのかなと、改めて冷静になったら思いますね」

――1年を振り返って。
「この1年は早いようで濃密だったような…だけど、あっという間にこの日を迎えて。旗揚げ戦は堀田祐美子選手とのシングルでしたが、あれからもう1年経つんだなっていう気持ちですね。今日は1周年興行ということでたくさんの方に足を運んで頂けたと思うので、これからはそういった看板もなく後楽園を満員にしていきたいって思っていますし、その満員の中で自分がド真ん中に立っていないといけないなっていうのは、今日改めてホントに思いました」

――ボリショイの引退について。
「選手をやっていれば、いつか終わりの時が来るのはしょうがないことですけども…自分のお母さん的存在でもあって、デビュー当初からプロレスの基礎も、上下関係の厳しさもすべて教えて頂きました。正直言って寂しいですけども、寂しいって言ってるだけじゃボリショイさんもね、もう時間ないですし。安心して引退することもできないでしょうから。残り時間で自分がどこまで這い上がっていけるのかっていうのを、ボリショイさんとシングルして自分が勝って、引退ロードを歩んでいってほしいと思います」

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