【試合結果】6・2 HEAT-UP高島平大会 兼平大介vs大和ヒロシ 田村和宏vsガトム連合軍 近藤“ド根性”洋史vsダイナソー拓真 吉野コータローvs井土徹也

  • -
    Google+でシェア
  • 0
    はてなブックマークに追加
  • LINEでシェア

『HEAT-UPジャッジメント vol.3』
日時:2018年6月2日(土)
開始:18:30
会場:東京・高島平区民館ホール3Fホール
観衆:68名

▼第1試合 HEAT-UPジャッジメント1 10分1本勝負
○渡辺宏志
7分53秒 コブラツイスト
●飯塚優

▼第2試合 HEAT-UPジャッジメント2 10分1本勝負
○超人勇者Gヴァリオン(BRAVES)
6分22秒 ゲンブロックキャノン
●プリンス・カワサキ

▼第3試合 HEAT-UPジャッジメント3 10分1本勝負
○吉野コータロー(K-DOJO/ダイノストーンズ)
6分53秒 フロッグ・スプラッシュ→片エビ固め
●井土徹也

▼第4試合 HEAT-UPジャッジメント4 10分1本勝負
○近藤“ド根性”洋史
時間切れ判定勝ち
●ダイナソー拓真(K-DOJO/ダイノストーンズ)
※観客判定引き分け、本部席判定による

▼第5試合 HEAT-UPジャッジメント5 

▼HEAT-UP軍対ガトム連合軍1 5分1本勝負
△田村和宏
時間切れ引き分け
△エーリエル・スッナイパー・ニック (SPW)

▼HEAT-UP軍対ガトム連合軍2 5分1本勝負
△田村和宏
時間切れ引き分け
△E.K.バギー (我闘雲舞タイ)

▼HEAT-UP軍対ガトム連合軍3 5分1本勝負
△田村和宏
時間切れ引き分け
△駿河メイ(我闘雲舞)

<ジャッジメント結果>
○ガトム連合軍―●HEAT-UP軍(田村和宏)
※観客判定による

▼第6試合 HEAT-UPジャッジメント6 10分1本勝負
○兼平大介
時間切れ判定勝ち
●大和ヒロシ(フリー)
※観客判定による

田村和宏が我闘雲舞の新人・駿河メイらにまさかの敗戦?!大和ヒロシがリング上で熱唱しカルッツかわさき大会への出場権をGET!

オープニング


 当日は弥武芳郎リングアナが別大会出場のため、サブリングアナとして縁の下の力持ちとして活躍するwondermanが本大会では初となるメインMCを務める。てっしーワンダーのインフォメーションコーナーから、まずさくらえみが急性腰痛症を発症し急遽欠場となった事をお詫び。代替カードとして第5試合はHEAT-UP軍田村和宏対ガトム連合軍エーリエル・スッナイパー・ニックとE.K.バギーに加え我闘雲舞5月27日北沢大会でデビューしたばかりの駿河メイによる対抗戦が組まれる事に。

 6.17第4回道場マッチと6.23カルッツかわさき大会をPR、兼平大介の新作ポートレートを紹介した後、ジャッジメントルールについて説明。試合が時間切れ引き分けに終わり判定を観客の拍手によって決めるのは同じだが、拍手が同率で判定に困る場合レフェリーが「REVIEW」の札を掲げ本部席判定に入るルールが追加された。
 「あとは…あ、一発芸」とwonderman直球フリでのてっしー一発芸に…なるはずだったが、「みんな笑ってくれないんですよ!」と駄々をこねるてっしー。「じゃあ止めましょう」となだめるwondermanに館内から「え~??」の声、そこでてっしーはwondermanに一発芸を振るという掟破りを敢行。「いや、なくはないですけど…」と言うwonderman、題名『The ALFEEの名曲』で「♪ある~ふぃ~(森のくまさんの出だし)♪」と不意打ちの一発を放つと場内から笑い声が。初のリング上一発芸披露で笑いを誘ったwondermanの勝利。「前説が長いとアンケートに書かれてしまう」ので選手入場式へ。
代表挨拶はリング内で「よっ!チャンピオン!」と言われ照れ笑いを浮かべている兼平大介。

兼平「急激なカード変更とか色々あって申し訳ないんですけども、あの~、僕もいますし、田村さんもすごく面白い試合をしてくれると思いますので(館内「おお~!」の声、背後で田村が指差し何やら笑いながらつぶやく)、皆さん期待して観ていてください!」

第1試合


 2016年7月21日、新宿FACE大会での飯塚デビュー戦以来となる両者のシングルマッチ。あの日と同じくリング中央でしっかり握手を交わして試合開始。本部席解説にはガッツ石島、紹介されると館内から拍手。サンボ道場に出稽古しグラウンドの動きには定評のある飯塚だが、ポイントを捕らえた渡辺のグラウンドテクニックに防戦一方な序盤。腕を捻り仰向けに倒した飯塚の腹部に手刀を入れる渡辺、古武道の技も交えて攻める。「飯塚も返すが渡辺がその上をいっている」と解説する石島、その言葉が聞こえたのかヘッドロックから突如卍固めを狙っていく。腕をフックさせずリバースで投げ飛ばす渡辺、そのまま手首を掴んでグラウンドへ。足をすくった飯塚アキレス腱固め、渡辺クロスヒールで対抗、飯塚も同じ技にチェンジし絞めるが両者横転してロープへ。

 渡辺ヘッドロック、飯塚ヘッドロックを返すが抜け出した渡辺手首を捻って後ろに倒そうとする。ここで飯塚はブリッジ、上に乗った渡辺は両足を跳ね上げブリッジを潰しにかかる。耐えた飯塚は手四つのまま素早く起き上がり大外刈り、腕十字へ。渡辺は飯塚の右足に両足を絡め脱出、2年前のフィニッシュとなったダブルリストロックへ、これはロープが近い。スタンドに戻ると必ずロックアップで組み合う両者、飯塚としては珍しい。バックの取り合いから今度は渡辺が卍固めへ、リング中央で腕もフックし飯塚を捕らえるが不完全なため自ら技を解く渡辺、猪木ばりに両手で手招きする。

 5分経過、余裕の渡辺に右ローからエルボー、左ミドルから飛びつき腕十字を見せる飯塚。取った渡辺の腕を空中でまたぎ巻き込んでいく美しいフォーム、これには観客も本部席の石島も驚きの声を上げる。腕十字の取り合いはニアロープ、マットを叩いて悔しがる飯塚。間合いを取る飯塚だが「見ないで行った方がいいですよ」と石島解説。キックで牽制する飯塚、ロックアップからスタンドで腕を捻るコマンドサンボ流腕極め。続けて足を絡めて斜めに回転、膝十字固めへ。ロープに逃げようとする渡辺、飯塚は両足を極める裏膝四の字固めへ、何とかロープに手を伸ばす渡辺。コーナーに座っている渡辺、その両膝にキックを打ち込む飯塚。フライングメイヤーからロープに走ってPK、カウント2。

 7分経過、決めに行くぞとはやった飯塚、不用意にヘッドロックにいくと渡辺ワンハンド・バックブリーカー。飯塚ダメージはあるが立ち上がり右ハイ、かわした渡辺バックドロップ。いち早く立ち上がり飯塚の背後で力を溜める渡辺、立ち上がった飯塚に絡みつくとコブラツイスト。渡辺より上背のある飯塚だがコブラが全身に絡みつくとたちまちタップ、「まだまだ負けねえぞ」と言わんばかりにリング中央で両腕を広げ勝ち誇る渡辺宏志であった。

第2試合


 翌週に同会場でBRAVESの大会を控えているヴァリオンが約5年ぶりにHEAT-UPマット登場。裁くレフェリーがミスター村杉というのも何かの縁だろうか。いつも通り観客とハイタッチしてリングインするヴァリオン、同じように入場するカワサキ、最近のHEAT-UPマットでは珍しいマスクマン対決。清々しく握手を交わす両者、高島平のヒーローと川崎のヒーローにふさわしい試合前。ゴングが鳴ると両者頭上で手を叩きながらリングを回り観客を煽る。本部席ではwondermanが「どっちが正義なんだ!?」と要らぬツッコミ。

 ヘッドロックから腕を取ったままフライングメイヤー、チンロックと繋ぐヴァリオン。袈裟固めにスイッチ、カワサキヘッドシザースで切り返し絞めていく。両膝を押し込んで脱出したヴァリオン、再度袈裟固めへ、ブリッジフォールで両肩をつけるカワサキ、返したヴァリオン上四方固めからフォール、ブリッジで抜け出すカワサキ、ヴァリオン腕十字、丸め込むカワサキ、ここでロープブレーク。グラウンドではやや体重のある分ヴァリオンが有利か。

 手四つに行くと見せかけヴァリオントーキックからチョップ、カワサキも浅黒く焼けたヴァリオンの胸板にチョップを返す。声を上げチョップを打ち合う両者、ヴァリオンエルボーで押し込みロープに走る。トップロープを下げてエプロンに落としたカワサキ、追撃のドロップキックで場外に落とすとプランチャへ、かわしていくヴァリオン。先にリングに戻ったヴァリオンはエプロンに上がったカワサキに突っ込むが、ブロックしたカワサキロープの間からボディにタックル、素早くコーナーに駆け登りミサイルキック。ロープに振ったカワサキはショルダースルー狙い、トーキックでカットしたヴァリオンは腕をキャッチし横に1回転させDDT。前転してバックを取るヴァリオン、取り返すカワサキだがクラッチを外されコンプリートショットで叩きつけられる。ラ・マヒストラルに繋げるヴァリオンだが押しつぶされてカウント2。

 5分経過、コーナーから突っ込むカワサキにヴァリオンフロントキック、ロープに走るがカワサキ変則ロープワークからスリングブレイド。続けてカワサキコーナーから伸縮式クロスボディ、カウント2。ロープに飛ばすがヴァリオンカウンターのフライング・ラリアット。「オッケー!」と叫んだヴァリオンがヴァリオエンド、カウント2。ならばと新技であるゲンブロックキャノン(変形の抱え式バックドロップ・ホールド)を繰り出しカウント3。見事に”高島平のヒーロー”が勝利し、翌週の大会に向けて好調をキープ。”川崎のヒーロー”の初勝利はまたもお預けとなった。試合後ヴァリオンが差し出した右手をしっかり握るカワサキ、抱擁からお互いを称え合う。最初から最後まで清々しい試合であった。

第3試合


 KAIENTAI-DOJOからダイノストーンズが襲来、まず吉野コータローが井土徹也と対戦。舞台上でひと吠えしたコータロー、コール時には赤とオレンジの紙テープが舞う。ヒト語が理解できないコータローはてっしーが両者に握手を勧めるジェスチャーを真似するのみ。両者握手を交わせず試合開始。

 慎重に手四つから組み合う両者、さすがにパワーではコータローが上。力比べでねじ伏せるが井土腕を取って切り返す。強引に井土を振り回して腕を極めるコータロー、がら空きのボディにエルボー。ロックアップを嫌った井土ボディにキック、ロープスローを振り返されるが先制のバックエルボーでコータローを倒す。ボディスラムにいくが上がらず、逆にコータローのティルトスラムで叩きつけられる。「吉野コータロー選手、コスチュームがワンショルダーなのがいいですね」と石島解説、何故か正面後部の観客が盛り上がる。コータロー串刺しショルダー、腹部を押さえて苦しむ井土を見てロープ際でのヒッププレスと続ける。立ち上がる井土、エルボーから再びボディスラムを試みるが持ち上がらない。背中へのアックスハンドルで振り切ったコータロー、ロープスローからついていって腹部へのショルダーを2発、キチンシンク。ヒト語は理解出来ないが集中攻撃はできる。コーナースローから突進、かわした井土みたびボディスラム、コータロー空中で体を浴びせ押しつぶす。素早くロープに走ってランニング・ボディプレス、カウント2。いつの間にかコータローのセコンドにヴァリオンの姿が。コータローボディスラム、背後に降り立った井土後頭部へのドロップキック。よろめいて戻ってくるコータローをボディスラムで投げるとひと吠え。エルボー二重奏はカウント2。

 5分経過、井土ブレーンバスターを仕掛けるが持ち上がらず、ボディへのパンチで振りほどいたコータロー、キックをキャッチしうつ伏せに倒して腰へのボディプレス。両手を広げたコータロー、井土を抱え上げるが抜け出され高速ブレーンバスターを食らう。井土続けてスライディングD、位置が悪くロープの反動を上手く使えなかったのが災いし威力が半減。バックを取ってジャーマン狙い、コータローヒッププッシュで振りほどきロープに飛ぶがカウンターの張り手を食らう。反対のロープに飛んだ井土、しかしコータロー正面跳びドロップキックで撃墜。すかさずサモアンドロップからロープに走ってラリアット、更に巨体を利したコータローがフロッグ・スプラッシュに繋いでカウント3。初登場のコータローが嬉しいHEAT-UP初勝利を挙げた。

第4試合


 ダイノストーンズ二人目であるダイナソー拓真が登場、セコンドにはコータローとヴァリオン、真紅のマットにハッピー大サーカス(遊馬除く)が集合した。心強い仲間が一緒にいるダイナソーだが、ド根性が入場し睨みつけられると思わず尻込みしてしまう。更にトレードマークの骨を村杉レフェリーに没取されてしまうとしょんぼり顔に。だがド根性が握手を求めに行くと、差し出した手に噛み付いてらしさを存分に発揮。ド根性の手が臭ったのか思わずえづいてしまうダイナソー。

 開始前に一悶着あったがゴング後はいたって静かなスタート。にらみ合う場面で四足歩行になる瞬間もあったダイナソーだが、「恐竜にド根性がどう立ち向かうのか」との石島解説が聞こえたのか、基本的なバック取りと手首極めで攻めていくド根性。徐々に下がっていくダイナソー、尻尾がロープの外に出ているとコータローが村杉レフェリーにチェックを促しブレーク。「関係ないでしょ?」と抗議するド根性に「俺間違ってる?」と観客に問う村杉レフェリー、身体の一部なのでこれは正当なブレーク。グラウンドに持ち込もうとするド根性だが、どうも尻尾の存在が邪魔になっているらしく手を焼く。ローキックで牽制、バックを取ったド根性は早くもダイナソーの尻尾をキャッチする事に成功。ところがダイナソーが力を込め尻尾を振り回すと吹っ飛んでいくド根性、やはり恐竜攻略に手こずるド根性。100キロのダイナソーに真正面からぶつかっていくが弾き飛ばされてしまう。ダイナソーは腹部を踏みつけたりチョーク攻撃を見せたりド根性を蹂躙、更に頭部への噛みつき、またもえづくダイナソー。頭部を殴るダイナソーだが倒れずに耐えるド根性、立ち上がり逆水平、効いてないぞと挑発するダイナソーは両耳掴みから肩に噛みつき。コーナーで膝を立てて押し込む。ロープに走って変則レッグドロップ、腕を極めるストレッチ技とプロレス的な技にシフトチェンジするダイナソー。ロープに噛み付いてブレークしたド根性、恐竜攻略はワイルドに行くことと掴んだのか。

 5分経過、その場跳びドロップキックでダイナソーが後退、膝への低空ドロップキックからコーナーに飛び乗ってダイビング・ショルダーを打ち込むド根性。投げっぱなしバックフリップからランニング・ボディプレスに繋ぐド根性だが、変則ロープワークからタックルで倒したダイナソーが串刺しベイダーアタック、フルネルソンバスターに繋いでひっくり返す。残り3分、カウンターのネックハンギングをドロップキックで切り返したド根性、胸板への低空ドロップキック。ブレーンバスターを踏ん張り逆にアバランシュスラムで叩きつけたダイナソー、立ち上がりざまトーキックからスタナーを打ち込むド根性と譲らない。ド根性スライディングヒップアタックで残り2分、直下式ブレーンバスターからボディスラム、ピョン吉スプラッシュとたたみかけるが、かわしたダイナソーがスピア、ド根性同じくスピアからジャックナイフに丸めるがカウント2。残り10秒、ド根性デスロックを脚力で振り払うダイナソー、ロープに走ってタックル、ド根性スピアで打ち勝ちカバーした所で時間切れのゴング。

 観客判定、両者に贈られた拍手の量が同率とみなされたため、村杉レフェリーは「REVIEW」を宣告し本部席判定へ。石島、村杉、てっしーの3名で審議している最中リング内ではド根性がダイナソーを追い回すという奇妙な光景が。なだめるヴァリオンとコータロー、両者と握手を交わすド根性。本部席判定の結果ド根性が勝利、喜ぶド根性と裏腹にがっくりと項垂れるダイナソー。握手を求めるド根性の手にまたもや噛み付いたダイナソー、喜ぶド根性を悔しさから追いかける等最後までらしさたっぷりでリングを去った。

第5試合


 さくらえみの欠場で急遽カード変更、先に田村が入場。本部席の石島と握手を交わしリング内へ、村杉レフェリーと握手しコーナーに駆け登って『川崎炎上』タオルを掲げるが…突如顔を押さえてうずくまる。どうやら観客の投げ込んだ紙テープが顔面を直撃してしまった模様。「痛いぞ!」と叫ぶ田村。館内からは「悪いぞ!」の声があちらこちらから飛ぶ。SPW(シンガポールプロレスリング)のニックは6.23カルッツかわさき大会にも出場する一人、変更カードはHEAT-UPというリングを知る絶好の機会となる。

▼対抗戦その1

 自ら進んで握手を求めに行く田村、両手でニックの手を握ると館内から「悪くない」コール、ドヤ顔の田村。しかしその手で村杉レフェリーに再び握手を求めようとすると「あ~やっぱり」と館内からつぶやきが漏れる。ニックへの声援が飛ぶと一瞬立ち止まり客席を見つめる田村。キャリア5年のニックは基本的な日本のプロレスムーブにもしっかりと対応。「腕の取り合いで5分終わってしまう可能性がある」とwondermanの実況、タイミングを合わせるかのように田村が何度も腕をねじっていく。腕へのエルボースタンプからアームロック、ニック下から足をすくってレッグロックへ、田村腕十字からキーロックで切り返す。「社長今日の試合のために髪をだいぶ金髪にしてきましたね」と石島解説。ロープに逃れようとするニック、キーロックが崩れると田村は両腕を極めにかかる。ニック身体をばたつかせてロープへ。田村グラウンドでヘッドシザース、ヘッドスプリングで脱出するニック。足取りからロープに走る田村、ニックリープフロッグから先制のニールキック、拳を握って手応えを掴む。ティルトスラムからコーナーに登るニック、気づいた田村ジャンピング・ハイを叩き込み珍しいデッドリードライブ。リング中央で座るニックの横っ面に低空ドロップキック、カウント2。観客を煽る田村、ソバットコンビネーションからミノルスペシャルへ、かわしたニックに追撃のアックスボンバー、これも後ろに倒れて回避、トラースキックから田村に体重を預ける変形のフェースクラッシャーへ。残り1分、ニック再びティルトスラムからコーナーに登ってスコーピオ・スプラッシュ、かわした田村アックスボンバー、フォールを返したニックにすかさず腕十字からアンドレへ。しかし30秒粘ったニックがギブアップしないまま時間切れ。

▼対抗戦その2

 巨漢の我闘雲舞タイE.K.バギーもHEAT-UP初登場。今度も自ら握手を求めに行く田村、しっかりと握るバギー。ただまたも村杉レフェリーに握手を求めに行く行為が観客の支持率を下げなければ良いのだが。ゴングが鳴ると田村は「Welcome To Japan!」とバギーに再度握手を求める。素直なバギーは握手に応えるが田村はガットショット。「ああ~!」観客席の声はブーイングとわーるーいコールへ。ストンピングとナックルを駆使してバギーを攻める田村、ヘッドロックからバギーロープスロー、タックルを放つ田村だが倒れないバギー。田村はバギーのつま先を踏んづけて「ここが違うんだよ!」と自分の頭を指差す。ロープに走った田村アックスボンバー、かわしたバギー反動でフライング・ショルダー、館内から拍手。本部席からwondermanが「悪の社長」とツッコミを入れる。バギー串刺しバックエルボーからボディスラム、ロープに走ってサマーソルトドロップ。2試合目ということでややダメージの大きい田村、「FINISH!」と首を掻っ切るバギーはネックハンギングツリー。手首のテーピングを顔面にこすり付けて脱出した田村、やはり館内からブーイングの嵐。串刺しミドルから串刺しバックエルボー、スリングブレイドからミサイルキックと得意のパターンに持ち込む田村、しかしミサイルで倒れないバギーは反動を使ってフォーアームを叩き込む。田村の立ち上がりを待つバギー、ガットショットからハーフハッチで投げ飛ばす。

 残り2分、バギー左右のワンツーエルボーからローリング、フロントキックで押し返す田村、ローキックとエルボーのラリーへ。田村ソバットコンビネーションからジャンピング・ハイ、ふらついたバギーだが倒れずお返しのエンズイギリ。先に立ち上がったバギーがロープに走る。田村膝への低空ドロップキックからタ・マヒストラルはカウント2。残り1分、首固めを踏ん張ったバギーはジャックハマー、ローの連打でダメージを追った右足に喝を入れペンデュラム式バックブリーカー。腰に大ダメージを負った田村、バギーも叩きつけた膝を押さえて苦しんでいる。バギーがコーナーから何かを仕掛けようとするがここでゴング。

▼対抗戦その3

 コーナーで横たわりタイムを要求している田村、だが時間は待ってくれない。デビューしたばかりの駿河メイがコールされるとこの日一番の紙テープがリングに舞う。赤コーナーでへたり込んでいる田村と違ってメイは元気いっぱい、しかし立ち上がる田村は不敵な笑みを浮かべている。膝立ちで握手を要求するメイ、「騙されるな!」と館内から声が響くが田村はクリーンに握手。ゴングが鳴ると館内から一斉にメイコール、耳をふさぐ田村。メイ飛び込んでロックアップ、押し込むが田村余裕でホイップ、館内ブーイング。悔しがるメイは気合を入れて再びロックアップ、田村またもホイップ、館内ブーイング。メイのセコンドにはニックとバギー、何故かド根性の姿が。胸板にエルボーを叩きつけていくメイ、田村非情のチョップで返り討ち、マットを叩いて悔しがるメイは再びエルボーを打ち込むが、またも田村非情のチョップ。「負けるかー!」と立ち上がるメイ、もう一度エルボー、田村ガットショットからヘッドロックへ。メイロープスロー、田村全力のタックル、苦しむメイを見てフォールするがカウント2。「死ね―!」と叫んで田村アックスボンバー、ダッキングでかわしたメイは飛びついてフルネルソン。おぶさるようにして絞めるが田村コーナーに背中から叩きつける。突進をかわしたメイスクールボーイ、カウント2。素早くオクラホマロール、カウント2。腕を極めロープ間を往復するアームホイップ、「たーむーらー!」と叫んでドロップキックを連発、『メー!イー!』の掛け声から放った4発目で田村を倒すと大きな拍手。

 残り2分、「決めるぞ―!」と叫んだメイはロープに走ってクロスボディ、受け止めた田村はシュミット式バックブリーカー。すかさず逆片エビ固めへ、身体の柔らかいメイとはいえキツい反り方であったが、館内の手拍子がメイの手をロープに届かせる。残り1分、田村のブレーンバスターをかわしたメイは再度フルネルソン。もがく田村だがメイの両手がしっかりクラッチされ厳しい状況へ。耐える田村だが片膝を付き苦しんでいる。残り30秒のコールで田村復活、肩の力でクラッチを切り振り向きざま殺人ミドルキックへ。場内から悲鳴も聞こえる中フォールする田村、これをメイが2でキックアウトすると場内拍手。残り10秒、田村リング中央でエグい角度の逆エビ固め、メイ耐えて時間切れのゴング。

 ニック、バギー、メイの3人共引き分けに終わった対抗戦。勝利を確信している田村は拳で胸を2度叩き天を指差す。ようやくメイが立ち上がって観客判定の時間に。ガトム連合軍に対しては館内から満場の拍手が、対する田村に対しては…一切拍手が起こらないという珍現象が。これには「すげえ!すげえ!!」と館内から感激の声と笑い声がこだまする。ガトム連合軍の手が村杉レフェリーに高々と挙げられると、次の瞬間田村が村杉レフェリーに掴みかかって八つ当たり。HEAT-UPセコンド陣全員で田村を止め大事には至らなかったが、館内からはブーイングとわーるーいコールの大合唱。更にメイに襲いかかろうとする田村だが、ニック、バギー、ド根性が制止し事なきを得る。デビュー3戦目の駿河メイは観客判定とはいえ田村和宏から大金星を挙げるという快挙をやってのけた。

 尚、翌日6月3日我闘雲舞市ヶ谷大会に出場した田村は以下の声明を発表。

田村「メイちゃんもニックもめでてえなあ~。あれは組織票!あっちの世界ならアウトだぜ!社会勉強させるためにもメイちゃん!カルッツかわさき出場してもらいます!」

第6試合


 川崎市麻生区在住の大和ヒロシがHEAT-UPで初のシングルマッチ。カルッツかわさき大会でのタッグ王座挑戦チームから外されてしまった大和、ここで結果を出して次に繋げたい。一方ユニバーサル王者になって初のシングル、カルッツかわさき大会では阿部史典とのタイトル戦が決定している兼平大介にとっても絶対落とせない一番。

 リング中央で両者握手を交わし、午後8時21分試合開始。大和のスピードについていくヘビー級の兼平、まずタックルで大和を倒しひと吠え。コーナースローは振り返されるが反動を使って再度タックル、後頭部を押さえて顔をしかめる大和。ボディへの膝からボディスラムを仕掛ける大和、逆に高い位置から放り投げる兼平、約20キロの体重差がここで出る。続けてフライングメイヤーからサッカーボールキック、「一発の技にチャンピオンの気持ちがこもっている」と石島解説。スリーパーから立たせてボディへのニー、コーナーに詰めて逆水平。串刺しエルボーをかわした大和が突進、フロントキックで止める兼平。ムキになって突っ込んでいく大和をキックで止める兼平、「全然効かねえんだよ!」と突っ込む大和、迎撃する兼平。大和エルボー、ロープに走ってフライング・クロスチョップで反撃の狼煙。フライングメイヤーから「行くぞ!スライディングX!」と叫んでスライディング・クロスチョップへ、前置きがあったため兼平も受ける体勢を整えていたかカウント1で跳ね返す。立ち上がる兼平に大和水平チョップ、兼平をぶっ倒す程の強烈な一撃。膝蹴りからその場跳びドロップキックでコーナーに詰め、串刺しスピアから兼平をコーナーに乗せていく。何度か兼平もコーナー上で抵抗するが、その度に起き上がった大和はスパイダー式フロント・スープレックス。体重のある兼平だけにかなり効果がある技。

 5分経過、そのままコーナー上に乗った大和がミサイルキック、美しいフォームで叩き込むがカウント2。大和フィッシャーマン狙い、兼平逆に持ち上げるが背後に折りた大和ガットショットからロープへ、兼平カウンターのパワースラム。ひと吠えした兼平ロープスローからキチンシンク、ブレーンバスターの体勢で持ち上げ、着地させネックスクリュー。続けてエクスプロイダー、カウント2。残り3分、バックドロップを狙うが大和首へのエルボーで未遂に、ロープワークから兼平ヒップトス腕十字へ。大和が両手をクラッチすると足も抱えて丸め込む兼平、カウント2。静かに兼平ランニング・ニー、かわした大和スクールボーイ、兼平三角絞めで切り返す。首を抱えて深く絞めるが決めきれず腕十字にスイッチ、大和が暴れると再度三角絞めへ、大和ロープに足を伸ばす。残り2分、ふらつきながら大和逆水平、兼平のエルボーとのラリーへ。ノーモーションの一発に片膝をついた大和、ロープに走った兼平のバックを取って押し込むが跳ね返されてしまう。後転から反動を使ってスピア、フィッシャーマンズ・スープレックス・ホールドに繋ぐがカウント2。残り1分、大和対角線を突っ込むが兼平ショルダースルー、エプロンに降り立った大和エルボーからコーナーに登ってクロスボディ、そのボディに膝を打ち込む兼平。苦しみながらバックを取った大和投げ捨てジャーマン。残り30秒、足を踏み鳴らす大和、突っ込むが兼平はカウンターの虎王、天を仰いでひと吠え、若干形は崩れたがバックドロップで叩きつける。片エビ固めはカウント2、残り10秒。バックドロップを首固め、立ち上がりざまを強引に押さえ込む大和だったが時間切れのゴング。さすがにこの二人で10分は短すぎた。

エンディング


 兼平と大和、てっしーを挟んでリング中央に立つ。観客判定は若干拍手の多かった兼平が判定勝ち。すぐにマイクを要求する大和。

大和「ちょっと待ってくださいよ。なんですか、僕が、僕が負けたっていうんですか。いいですよ、ね、お客さんが負けたっていうんなら、このルール、そういうルールですから。納得しますよ。納得しますけど、でもね!でも、試合で時間切れ引き分けですよこれは!え?こんな結果で、納得いかねえんだよ!(館内「おおっ」の声)だからさ…だから、今月カルッツかわさきあるだろ。俺カード入ってなかったけどさ…入りたいんだよ。そしてさ、もっとヒートアップしたいんだよ俺は!(館内「おおっ!!」)え?俺だってヒートアップしたいんだよ!今日確かにいいチャンスだったよ。そのチャンス、今日ものにできなかった。けどな、こうやって、このHEAT-UPのリングに上がってヒートアップし続ける事で、また俺がチャンスを獲ってやるから。どうなんだ?俺を(カルッツかわさきに)上げてくれるのか、上げてくれないのか、どっちなんだよ!?」

 「俺に振られてもなあ…」と言いたげな表情でマイクを渡される兼平。

兼平「…なんで僕が決める事になるんすか?(田村が控室から出てくる)」
大和「(マイクを奪って)わかった、悩んでるようならな、もう一つ条件つけてやるよ、おお。次のカルッツかわさきに出させてもらったら、その暁には、入場曲を生歌で入場してやるよ!!(館内「おお~」と拍手)むしろ…むしろ、生歌で入場させてください。」
兼平「…わかりました…(館内「おおっ」)田村さんに許可は取ってないけど、ここのチャンピオンは俺だから。カルッツ、出たらいいじゃないですか(館内拍手)。」
大和「よしっ!!(館内拍手)カルッツきましたー!!」
兼平「大和さんすみません、その代わりカルッツはカラオケボックスじゃないんで(館内笑い)、もし生歌歌いたいんだったら、まずは!今日ジャッジメントで、ここで生歌歌ってお客さんにジャッジメントしてもらいましょうよ(館内「おお~!」と拍手)お客さん、今から大和さんが生歌披露してもいいですか!?(館内から暖かい拍手)」
大和「…いいチャンスをありがとう(館内笑い)。ただお客さん、ひと言だけ断っておきます。なんで今日生歌で入らなかったか、それは…今日、この会場に来る時私がカラオケの音源を忘れたからでございます。ですが皆さん!カラオケはありませんけれども、手拍子でお願いします!(館内拍手)それでは…皆さんの暖かい、手拍子、スタート!(館内から手拍子が起こる)」

 大和ヒロシ ON STAGEでは「進み続ける限り」が披露される。そして観客のジャッジメントを…と本部席前にいた田村が✕印を出している。

大和「ええっ!?(後退りして片膝をつく)スライディングX…」
兼平「お客さん、お客さん。」
大和「わかりました、僕自ら聞きます。お客さん、私、カルッツかわさきで歌ってもよろしいでしょうかっ!?」

 館内から満場一致の拍手が鳴り響く。観客判定は大和を全員で支持、深々と礼をする大和。田村からも○印が出て「ありがとうございます!」と礼をする大和。

大和「…という訳で、カルッツ、生歌で入場してそして、試合させていただけると思います。皆さん是非、カルッツかわさき大会も全員で、ヒートアップしに来てください!ありがとうございましたっ!!(館内拍手)」

 マイクを渡された兼平、場内から「歌だ!」とはやらされると思わずロープをまたぐ。落ち着くと所属全員と大和、更に石島をリングに上げ「高島平、ヒートアップ!」で締めた。カルッツかわさき大会まで残り3週間、HEAT-UPは一丸となって無謀を希望に変えていく。

<試合後コメント>
大和ヒロシ&田村和宏
大和「ジャッジメント…あれはもう、そういう…答えだと思いますよ。お客さんが観てね、そう思ってしまったんですから。でもね!でも、いいですか?今日、自分の力で最終的に今度のカルッツかわさき大会、自分が出られること…」
田村「(割り込むように)ちょ~、ちょちょちょ待って大和さん!」
大和「あ、代表…」
田村「なんですか?何も聞いてません。」
大和「いやいやいや、さっきリングサイドいらっしゃったじゃないですか!」
田村「いやいやいや、え?どういうこと??」
大和「先程…このジャッジメントという大会特有のものですけれども、確かに、兼平選手にはその権限(大和をカルッツかわさき大会に出場させる)なかったかも知れません。しかも田村さんが傍にいなかったので、決められなかったのかも知れないんですけれど、ただ!ただですね、私がカルッツかわさき大会に出たいと。しかも生歌を歌いたいと。」
田村「生歌を!」
大和「はい。で、更には!実際歌ってみて、お客さんはもう一度カルッツで私の歌を聴きたいと。」
田村「いや~でもね大和さんね~、実はね~、(カルッツに)出てる選手の中でもう紅白(歌合戦)歌手がいるんですよ…」
大和「こ、紅白!?紅白(歌手)がいるんですか?」
田村「nobody knows+っていう…」
大和「あ!そうだ!!そうだ!!(思わず口を隠す)」
田村「ノリ・ダ・ファンキーシビレサスっていうね…だからね~…どうですかね~…?歌はね~?」
大和「確かに、確かに。」
田村「大和さんは要らないかな~?」
大和「いやいやちょっと待ってください、確かに、確かに僕今まで紅白にかすりもしてないですけど。」
田村「はい。」
大和「ただ…半分は入ってるんですよ。」
田村「(驚いた表情で)半分入ってる?」
大和「はい。見てくださいこの色(自身のコスチュームの色)。」
田村「おお!白だ!!」
大和「生粋の白組ですから。」
田村「これは!」
大和「そうなんです。」
田村「(パチンと手を叩き)わかりました、じゃあ…ノリ・ダ・ファンキーシビレサスと組みますか?」
大和「おおーっ!おお、本当ですか?」
田村「組んで、ねえ!もう…あの~、紅白歌手よりも上だってこと大和さんが、ねえ?知らしめたらいいじゃないですか。」
大和「ヤバいっすよ…ま・さ・か・の…紅白タッグですか。」
田村「紅白タッグ、やりましょう!そこに入れますから!」
大和「やらせてください!うおー、ま・さ・か・の大チャンス!」
田村「あとね、大和さんね、さっき歌ったでしょ?」
大和「はい。」
田村「ちょっとね、時間見てくださいよ。あのね、撤収時間もう迫ってる(21:30)んですよ。はい、もう終わり終わり、撤収撤収…(フェードアウトしていく)」
大和「あ~、最後のサビだけにしておいたんですけど…カルッツかわさき、待ってるぜ!努力にまさる力なし!」

 以上のやり取りを経て、6月23日カルッツかわさき大会カードに一部変更の発表、未定となっていた我闘雲舞提供試合のカードも併せて決定した。

『障がい福祉青少年育成チャリティー大会~川崎炎上シリーズ カルッツの乱~』
日時:2018年6月23日(土)
開始:18:00
会場:神奈川・川崎市スポーツ・文化総合センターカルッツかわさき(旧・川崎市体育館)

▼第1試合”開幕!カルッツかわさきサミット!~日印プロレス同盟 vs 紅白同盟~”20分1本勝負
渡辺宏志/バリヤンアッキ(インド)/LEONA(ドラディション)
vs
ノリ・ダ・ファンキーシビレサス(今池プロレス)/伊東優作(DEP)/大和ヒロシ(フリー)

▼第3試合 我闘雲舞提供試合20分1本勝負
さくらえみ/紺乃美鶴
vs
里歩/駿河メイ

関連記事

サイト内検索

日別

2018年10月
« 9月    
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

月別

ページ上部へ戻る