【試合結果】9・28 WAVE新宿FACE大会 春日萌花&水波綾&大畠美咲vs山下りな&朱崇花&長浜浩江 桜花由美vs豊田真奈美 旧姓・広田さくらvs夏すみれ 宮崎有妃&野崎渚vs彩羽匠&門倉凛

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『WeekdayWAVE vol.111~Gracias~』
日時:2017年9月28日(木)
開始:19:00
会場:東京・新宿FACE
観衆:277人

▼GOKIGEN3WAVE(20分1本勝負)
[BOSS to Mammy]桃野美桜(Marvelous)/○桜花由美
8分30秒 ビッグブーツ→エビ固め
[ゴキゲンBBA]●米山香織/チェリー
※米山香織VSチェリーVS桃野美桜の3WAYから急きょタッグマッチに変更

▼メンズWAVE(15分1本勝負)
○塚本拓海(BASARA)
7分37秒 フィッシャーマンバスター→体固め
●後藤恵介

▼シリアスWAVE~円満ではありません~(15分1本勝負)
○旧姓・広田さくら(フリー)
7分54秒 首固め
●夏すみれ

▼Strange WAVE(20分1本勝負)
[KUSO ONNA NIGHT]○宮崎有妃(フリー)/野崎渚(フリー)
15分58秒 外道クラッチ
[NEW−TRA]彩羽匠(Marvelous)/●門倉凛(Marvelous)

▼メモリアルWAVE~豊田真奈美引退ロード~(15分1本勝負)
○桜花由美
0分5秒 ビッグブーツ→片エビ固め
●豊田真奈美(フリー)

▼再試合
○桜花由美
0分4秒 ビッグブーツ→片エビ固め
●豊田真奈美(フリー)

▼再々試合
○豊田真奈美(フリー)
11分8秒 回転エビ固め
●桜花由美

▼スクランブルWAVE(30分1本勝負)
春日萌花/水波綾/○大畠美咲
15分36秒 スカイブルー・スープレックス・ホールド
山下りな(OSAKA女子)/朱崇花/●長浜浩江

桜花が豊田と最後のシングルで秒殺?!山下への挑戦を前に大畠が吼える!水波vs野崎の同期対決が決定!

第1試合


 オープニングファイトは、米山香織vsチェリーvs桃野美桜の3WAYマッチ。9・17後楽園で開催されたDUAL SHOCK WAVE 2017トーナメントで大畠美咲から1カウントルールとはいえ大金星をあげた桃野が、米山&チェリーのゴキゲンBBAの中でどんな存在感を見せるのかに注目が集まる。
 注目の桃野は桜花の肩車で入場。しかし、リングに上がるなり桃野は、「美桜、こんな2人のババアに勝つのは簡単なんだけど、せっかく由美ちゃんいることだし、タッグマッチにしない? ねえ、だって、BOSS to Mammy見たいでしょ!? 今日、コスチューム、いま下に着てるじゃん」と試合形式の変更を提案する。
 難色を示す桜花だったが「人に物を頼むとき、由美ちゃんじゃないでしょ。Mammyって呼んだら考えてもいいよ」とマイク。「めんどくさ!」とつぶやく桃野だったが、素直に「Mammy、試合しよう」と言うと、桜花も「オッケー、BOSS」と応じた。
 さらに桃野は「GAMIちゃん。本当は美紀子って言うんでしょ、本当は。そろそろGAMIは飽きたと思うから、ミッキーにしない? ミッキーさ、こないだ後楽園でセコンドつくって言って、試合してたじゃん? それと一緒じゃないんですか?」と続けると、二上社長は「おっしゃる通りです。タッグマッチに変更しましょう!」とあっさり受け入れた。

 かくして試合となったが、BBAに捕まる桃野。ローンバトルを強いられるも、「クソババア!」と、チェリーに顔面ドロップキックをチェリーに放って反撃。続く桜花がBBAにフェースクラッシャーを決めると、チェリー→米山にビッグブーツでやり返す。
 BBAもチェリーが桜花に、熟女が熟女でドーン!を食らわすなど応戦していくが、BOSS to Mammyが肩車からのファンタスティックフリップを成功させると、流れは一気にBOSS to Mammyへ。BBAもゴキゲンクラッチで桜花を捕獲するなど粘りを見せるも、寸前でカットした桃野がそのまま米山にヨシタニック! すぐに桜花がビッグブーツで仕留めた。

桃野「Mammy、今日もなかなかやるね。あのオバサンたちベルト持っていたことあるんでしょ? 美桜たちもいけるんじゃん!? 今日はいいけど、また組もうね」
桜花「オッケー、BOSS」
桃野「あっ、組んであげてもいいよ」

第2試合


 WAVE初の男子レスラー・後藤恵介の今回の相手は、BASARAの塚本拓海。塚本の強烈ボディースラムなどで苦しむ後藤。
 後藤はチョップ、エルボーで向かっていくが、塚本は重みのある一発でお返し。そして塚本はスリーパーへ。逃げられると弓矢固めなどの腰攻めに転じる。さらに串刺しエルボー2連発で追い打ちをかける塚本。
 防戦一方の後藤も小刻みエルボーからセントーンに繋げる。しかしバックフリップは塚本も回避し、生月スプラッシュへ。
 キックアウトした後藤はバックフリップでやり返しエルボーのラリー。だが、これを受けきった塚本はジャンピング延髄→フィッシャーマンバスターと畳みかけてジ・エンド。

第3試合


 WAVE10・9後楽園を最後に退団する夏すみれ。今大会を含め、残り3大会となった夏が、所属のうちに闘っておきたい相手に指名したのが旧姓・広田さくらとのシングルマッチだった。
 広田は、GAMIの入場曲でリングイン。円満退社ではないと言い切る二上社長のコスプレで精神的ダメージを与えていく作戦のようだ。
 これに反応してしまった夏は、広田の入場を待ちきれず襲撃。試合は、場外戦でのスタートとなった。「このおしゃべりブタ野郎が!」と暴れまくる夏だったが、攻勢に転じた広田が「円満ちゃうからな!」とお客さんの飲み物を奪ってマーライオン!
 リングに戻ると夏がネックブリーカードロップで攻守逆転。コーナーに登るも、広田が追いつき雪崩式フランケンシュタイナーの体勢。しかし、ゆっくり降りると、夏を担いだままそのまま反対コーナーへ。ファンからは失笑が漏れる。
 これでペースを握った広田はメガホン攻撃。さらに「社長からの電話にキレんなボケ!」と夏を強打。そしてロープ渡りへ。目突きからの首固めは、夏が回避。逆にミサキスペシャルβ版(仮)でカウント2。
 すると広田は「さよならトレイン上がってこい!」とセコンド勢を呼び込むが、誰も上がらず。すると「どんだけ人望ないんや!」と夏に叫んだあと、ときめきメモリアル。さらに目突きからの首固めで3カウントが入った。

広田「まいど。夏さんな、ホンマに、ホンマにフリー甘くないで。まあ、今日こんだけやって、広田でやりたいって、あんとき言ったけど、ホンマはGAMIとやりたかったんやろ? やり残したこと、ないな」
夏「あるわ!(と広田に襲いかかる)おい、GAMI、聞いてるか。テメーには恨みがあるんだ、コラー! これは桜花さんの分、これはカヨさんの分、そしてこれは下野さんの分(と顔面ウォッシュ)、4年間、積もりに積もった私の分だよ!(とブロンコバスター)」
広田「GAMIちゃうねん(と抵抗する広田が反撃転じて)アホか! 調子に乗るな。でもな、お前が決めたことや、みんな応援してくれるわ。WAVEやめてもガンバレよ。ほなさいなら」

<試合後コメント>
夏すみれ
——GAMI戦を終えて。
「GAMIさんとはね、私が入門してからかれこれ4年半くらい経つんですけど、やっぱりね、自分のところの社長だったんですけど(そこに広田が『円満ちゃうからなー』と言いながら去って行く)、お世話になりました、もう! お世話になったよ、本当!
 えーっと、GAMIさんには積もりに積もった、試合中は噛んじゃいましたけど、積もりに積もった恨みだったり、辛みだったりがありましたので、こういったことで、今回広田さんを使って代理戦争と言いますか、できてちょっとスカッとしました。よかったなと思っております」

——あと11日で後楽園最後の試合になってしまうが。
「不思議とまだそんなに寂しいとかもなくて、今回、私が退団を選んだのもGAMIさんをはじめ、桜花さんだったりそういう上の方々は思うところはあると思うんですけど、個人的には発展的な今後を見据えて、そういう考えになったので、引退ではないし、いずれまた何かどこかしらの形でまた関わることができるんじゃないかなと、変な、淡い希望というか、願望もあるので、だから今はそんなにWAVEに対して寂しいとか、センチメンタルな部分よりも、今後が楽しみだなっていう明るい気持ちしかいまはないですね」

——最後はどんな試合をしたい?
「最後のWAVEは桜花さんになるんですけど、桜花さんがWAVEにいたからWAVEを選んで入ったというのもあるし、なんだかんだほぼ毎年、桜花さんとはシングルする機会があって、その都度その都度、試合後感じる気持ちが変わって、過去2回かな、やったときは本当に反省点ばかりで、あんまり明るい気持ちで試合を終わったことがないんですけど、今回はもちろん勝ちたいし、だけど勝ち負けを別にしても、精神的な部分で全部、出し切ってさっぱりとした気持ちで試合を終わればいいなと思います」

第4試合


 WAVE認定タッグ王者組となったNEW−TRA(彩羽匠&門倉凛)がノンタイトル戦ながら、KUSO ONNA NIGHT(宮崎有妃&野崎渚)と対戦。DUAL SHOCK WAVE 2017トーナメントでは、接点がなかった両チームだけに新鮮な顔合わせとなった。
 宮崎&野崎がNEW-TRAの入場ダンスを襲撃し、いきなり門倉を恥ずかし固めへ! NEW-TRAのセコンドに夏が付いているものの、助けに入ることができない。まんまと辱められた門倉に対し、宮崎は「なんだ、隙だらけじゃねーかよ」と余裕の表情を見せるなか、改めてゴングが鳴らされる。
 試合でも宮崎に捕まる門倉だったが、串刺しドロップキックでやり返し、彩羽と交代。宮崎vs彩羽となり、激しいエルボーのラリー。パワーで打ち勝つ彩羽が強烈な逆水平チョップに繋げる。
 続いて門倉vs野崎の場面。門倉はドロップキックの連発で挽回にかかると、野崎もビッグブーツで応戦。防戦一方の門倉だったが低空ドロップキックでやり返すと、彩羽がキックで追い打ちをかける。野崎もスリーパーからビッグブーツを狙うも、これはかわされる。すぐさま門倉が串刺しドロップキック。続く彩羽がニールキックでカウント2。
 野崎もカウンターのビッグブーツ、ダブルニーアタックでやり返し、宮崎にスイッチする。宮崎はNEW-TRAをまとめてお仕置きにかかる。
 一方、彩羽もカウンターのニールキックでやり返すと、フロッグスプラッシュへ。門倉の低空ドロップキックを挟んで、スワントーンボムでカウント2。ならばと彩羽はパワーボムの体勢。
 これを水車落としで回避する宮崎。野崎のアシストもあり、コーナーに登るが、門倉に足止めされる。攻守を入れ換えたNEW-TRAは、ファンタスティックフリップへ。さらに門倉のミサイル弾でカウント2。振り子式DDTから走るも、野崎が妨害する。
 形勢逆転の宮崎はハリケーンドライバーでカウント2。邪魔に入る彩羽をリップロックで排除すると、門倉にも狙うがこれは未遂に。ならばと宮崎はムーンサルトプレスを門倉に投下! 寸前で回避した門倉がウラカンラナで反撃にかかるも、返した宮崎がリップロックからの首固め。最後は外道クラッチでクルリ! なんと現タッグ王者組にまさかの黒星をつけてみせた。

第5試合


 11・3横浜での引退を表明している豊田真奈美がWAVEに参戦。桜花由美とのラストシングルマッチを行う。試合は、開始のゴングと同時に桜花が豊田にビッグブーツ。なんと、このまま3カウントが入ってしまう。帰ろうとする豊田に、桜花がマイクで投げかける。

桜花「ちょっとちょっと豊田さん、今日、豊田さんの引退前のラストシングルマッチです。もう1回お願いします!」
豊田「気、使ってる?」
桜花「気、使っています。今日は私の全身全霊の気合を豊田さんにぶつけたいと思います。お願いします、もう1回、お願いします」

 再試合となったが、またもや桜花は開始直後のビッグブーツで3カウント!?

桜花「豊田さん、豊田さん……。ちょっと待って、待って、待って! 勝った私が言うのは何ですが、もう1回だけお願いします。えっと、さっきみたいにカーンって鳴ったらビッグブーツ行くんで、避けてもらって豊田さんが攻撃ください」
豊田「絶対だな」
桜花「絶対です、絶対です」
豊田「信用していい?」
桜花「信用してください、お願いします」

 かくして3度目のゴングが鳴らされる。桜花の予告通り(?)ビッグブーツで飛び込むも、今度はかいくぐった豊田。すぐさまロープに走るが、桜花はカウンターのビッグブーツ。しかし、これはカウント2。豊田もビッグブーツ返しから張り付けドロップキックでカウント2。
 さらに股裂き、股間攻撃でペースを握る豊田。なぜか桜花が痛がるため、男疑惑が浮上するも、それをかき消すように桜花が串刺しビッグブーツ! そしてダイビング・サンマドロップに繋げたが……これを受けた豊田が、顔面を痛打。そのまま場外へと避難する。Tommyレフェリーのチェックが入るなか、なんとか復活した豊田はローリングクレイドルでカウント2。よく見ると鼻から流血している模様。
 それでも豊田は止まらない。ムーンサルトプレスを投下するも桜花が剣山で迎撃。ビッグブーツのラリーとなり、豊田がカカト落としへ。もう一度放ったムーンサルトプレスはカウント2止まり。
 ここで豊田はサイクロンを予告。しかし回避した桜花がネックハンギングボム。キックアウトされるとビッグブーツを叩き込む。キックアウトした豊田は場外戦を選択。テーブル席からのプランチャを決めると、リングに戻ってサイル発射。もう一発、放ったがカウント2。残り5分から、今度はクインビーボムを予告する豊田。だが、これもかわした桜花が垂直落下ブレーンバスターへ! なんとかキックアウトした豊田が隙を突いた丸め込みで逆転勝利を収めた。


桜花「豊田さん……顔、蹴りまくってスミマセンでした! 引退まで残り2カ月もないのに、ケガして欠場とかイヤです。今日は本当に豊田さんが血を流してしまって、もう無理かもと思って、でも豊田さんのプロ根性に私は感動したし、今日、豊田さんとシングルができて本当にうれしく思います。今日は本当にありがとうございました」
豊田「桜花! 私は、桜花との今日の試合、本当に楽しみにしてたんだよ。こんなのケガのうちに入んねーよ。時間が経てば治るもんだし、ケガのうちに入らない。それより今日は桜花との試合が一番大事だった。こんなことで試合、レフェリーストップなんかなるわけないよ。そのあとも怯まないでガンガン顔も蹴ってくれてありがとう。その気持ちが本当にうれしかった。ありがとう。引退までこんなケガは続くだろうけど、ケガのうちに入らないから大丈夫。私は最後まで絶対、この足でリングを降りる!」

第6試合


 9・17後楽園で朱崇花の挑戦を退けた山下りな。大会終了後に、ZAN1クイーン大畠美咲が山下への挑戦を表明したことにより、10・9後楽園でのタイトルマッチが決定した。そして、これがタイトル前の最後の前哨戦となる。
 周囲の期待が高まるなか、先発は朱崇花vs春日。ロックアップで組み合ったあと、山下&長浜が背後から襲撃。トレイン攻撃に繋げて朱崇花がボディースラムで叩き付ける。
 続く長浜は春日にドロップキック。春日もドロップキックでやり返して、水波&大畠と交代する。ダブルのショルダータックルからダブルギロチンドロップを放ったあと、水波がショルダータックル。そして大畠につなぐ。
 大畠が顔からバン!を長浜に連発すれば、代わった春日はキャメルクラッチへ。するとAvidRivalがダブルの顔面ドロップキックでアシストする。さらに水波はナルシストラリアットを長浜に決めるもカウント2。
 ローンバトルを強いられた長浜も、小刻みエルボーでやり返す。焼豚でカウント2。そして朱崇花にタッチする。
 朱崇花のミサイル弾、串刺しエルボー、低空顔面ドロップキックが水波に決まると、大畠&春日が助けに入るも、朱崇花はまとめて投げ捨てる。
 攻守を入れ換えた水波は紅の豚で反撃。裏投げを狙うが、堪える朱崇花。ならばと水波はフロントスープレックス、スピアでカウント2。
 春日vs朱崇花を挟んで、ようやく山下vs大畠へ。大畠は串刺しエルボー、スイングDDTでカウント2を奪うとワキ固めで捕獲。ラリアット封じかアームブリーカーを狙うが、山下がスリーパーに切り返す。逆に山下がバックドロップ、後頭部へのランニングニーを放つと、引き込み式ラリアットでカウント2。
 続く長浜が串刺しドロップキック。ミサイルキック、ブレーンバスター、サクラ落としに繋げるもカウント2止まり。すぐさまロープに走る長浜だったが、春日が妨害。チャンスとばかりに水波がアルゼンチンバックブリーカーで捕獲する。これで攻守を入れ換えた大畠は低空ボディーアタック、ダイビング・ボディーアタックと攻勢。ジャーマンSHはカウント2。
 長浜も丸め込みであわやのシーンを連発していくが、凌いだ大畠が花マルどっかんを敢行。だが、これはカットされる。ここで山下がトラースキックでアシストに入るも、長浜に誤爆。このチャンスを逃さなかった大畠がバックブロー。そして、最後はスカイブルー・スープレックス・ホールドで3カウント!

エンディング


水波「大畠、ちょっと待って。大畠の前に、自分ちょっと言いたい選手がいるんだよ。野崎!×2 野崎さ、8月12日、大田区で復帰して、それで満足なのかよ! 自分と野崎、同期だよね? このままじゃ、このWAVEというリングで埋もれていって、ただの人数あわせの一人に過ぎなくなるぞ。長期欠場して、でもプロレスに熱い思いがあるから、熱い覚悟があるから復帰してきたんだろ!? 社長! 次の後楽園、自分と野崎、シングルやらせてください! 野崎! お前が持ってる熱いプロレスへの思い、復帰した熱い覚悟! 全部、自分にぶつけてこいよ。自分も今までやってきた熱い×3、思いをぶつけてやるからな。やるぞ!(野崎と握手)ありがとう、大畠!(とマイクを譲る)」
大畠「山下! 私はお前が持つ、レジーナへのベルトへの思いは誰にも負けない。そして、ベルトを取ったらただ守るだけじゃなく、やりたいことも決まっている。だから次のチャンスは逃せない。後楽園ホール大会、大畠美咲の執念を見せつけてやるよ。負け犬は帰れ!(山下組が退場) 10月9日、WAVEの後楽園ホール大会で私は山下の持つベルトに挑戦します。勢いだけでベルトは守れないと思うから、次、私が取って、楽にしてあげようと思います。ここにいる全員、見に来て下さい!」

 そして、最後は大畠の「これがWAVEだ!」で大会を締めた。

<試合後コメント>
大畠美咲
——最後の前哨戦だったが。
「山下とは今年もやってきているので、シングルでもタッグでも。私のなかでは研究はすんでいるかなというのがあるので、あとは私が油断しなければ勝てるという自信はあります」

——チャンピオン山下はどう思う?
「自分でも言っていましたけど、チャンピオンとしての自覚が足りないと思うし、自分のなかでこうやりたいというのが、まあ考えているのかもしれないけど、言っていかないから、最初の世志琥戦以外、朱崇花が挑戦したいというのも受けるし、私が挑戦したいというのも受けるけど、どんな人と防衛戦やりたいとか、誰にアピールしていきたいとかがあんまり明確ではないのかなって思います。どんなチャンピオンになりたいかっていうのも明確ではないうちに(ベルトを)取ってしまったという感じがあります」

——自信は?
「あります。ただ、それは相手が弱いからぜんぜん勝てますという自信ではなくて、私がすべてを出し切ればという次元の闘いだと思うので。後輩だからといって油断せずに。チャンピオンとしてふさわしいというか、レジーナを巻くべき選手は私だと思っているので」

水波綾
——野崎へのアピールがあったが
「前からというか、今まで野崎と接点があまりなくて、長期欠場してて、凄い間、欠場してるじゃないですか。それで今回、復帰をすると決めたからにはそれなりの思いがあって、それなりのものがあって復帰したと私は勝手に思ってるだけですけど、でも今の野崎を見ていると何だかくすぶっているというか、こんなもんじゃないんだろうなっていう思いがあったで、マイクで言った通り、そういう感情とか、そういう思いとか、そういった全部ひっくるめたものを自分に対して出してみてよと思ったので、それをそのまま言葉にしてマイクにしましたけど。まあ同期なので、そこも強いです、自分のなかで。たぶん悔しいとかいろいろあると思うので、そういった場え何か野崎のきっかけになるであろう試合になると思うので、ぜんぜん負けるつもりはさらさらないですし、そんなこと言ってる場合でも私はないので、とにかくホールのシングルというものは、そういった感情をぶつけ合う場所ということで、シングルを社長にお願いしました」

——もし響くものがなかったら?
「それはないと思っています。私、プロレスラーとしてリングに上がっている人間が闘って、『今日、力が出せなかった』『ふがいなかった』『悔しい思いをした』というものはあると思うんですけど、響かないってものは、自分はいままで闘った選手はいなかったので、後輩であろうが、もちろん同期、もちろん先輩と闘って、何かしら自分は心にあるので、そういったことは絶対ないと思うし、何ならこういう場でもっともっと爆発して、野崎渚っていうものを、みんなたぶん今のWAVEのお客さんを知らない人が多いと思うので、そういう場であって、そのうえで自分が勝ちますよと言う話なんで」

山下りな
——前哨戦だったが。
「うーん、なんか、自分にいま足りないものを見せつけられたような、最後のマイクもですけど、そんな気がしますね。良くも悪くもベルトを持ってる自覚はないとよく言ってるんですけど、良くの部分が最近、足りない部分というのがハッキリ浮き彫りにされたというか、お前の弱点だぞという感じに言われた気がするかな、と。それは何かっていったら執着心ですよね。マイクでも大畠さんが言ってたんですけど、自分は守るだけじゃないと、やりたいことも野心もあると。自分に足りないものをマックス持っている人だと思っているので、大畠さんは後楽園で撃破して、自分に足りない物を埋めれたらなと。別に野心がないわけじゃないですからね。でもそれを言っていかなきゃダメだなと」

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