【試合結果】2・22 WAVE新木場大会 水波綾&大畠美咲&山下りなvs飯田美花&チェリー&志田光 米山香織vs桜花由美 にゃんば~&クロネコvsフェアリー日本橋&藤ヶ崎矢子

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『WeekdayWAVE vol.106』
日時:2月22日(水)
開始:19:00
会場:東京・新木場1stRING
観衆:161人

▼ハッピーWAVE 20分1本勝負
○春日萌花/長浜浩江
12分1秒 ダイビング・フットスタンプ→片エビ固め
藤本つかさ(アイスリボン)/●門倉凛(マーベラス)

▼メンズWAVE 15分1本勝負
○野村卓矢(大日本)
8分59秒 逆エビ固め
●後藤恵介

▼にゃん×3WAVE 20分1本勝負
○にゃんば~(フリー)/クロネコ(フリー)
11分54秒、ムーンサルトプレス→体固め
●フェアリー日本橋(フリー)/藤ヶ崎矢子(JWP)

▼OVERゴキゲンWAVE 15分1本勝負
○米山香織(フリー)
12分23秒 桜花のカバーを切り返してのエビ固め
●桜花由美

▼スクランブルWAVE 20分1本勝負
○水波綾/大畠美咲/山下りな(フリー)
18分40秒 ホットリミット→片エビ固め
●飯田美花/チェリー(DDT)/志田光(魔界)

リボンタッグ初代王者・宮崎有妃が大畠&水波に挑戦表明!ネコの日にちなみ活動休止したOSAKA女子勢が東京に登場!

第1試合


 3・5新宿大会で初のレジーナ挑戦が決まった春日萌花。この日は長浜浩江とのタッグで第1試合に登場した。その春日が先発を買って出てゴング。藤本を相手に、試合をリードする。
 戦況が門倉vs長浜に移り、エルボーの打ち合いへ。ここから門倉が劣勢となり、長浜のドロップキック→春日のボディースラム→長浜の張り付けドロップキックが決まっていく。
 だが、門倉もカウンターのクロスボディーでやり返し、なんとか藤本とチェンジ。挽回モードの藤本は、春日&長浜にドロップキックを決めると、ランニングキックの体勢。これをかわした長浜がサクラ落としでカウント2。続く春日はヘッドシザース。そこからエルボーのラリーとなるが、藤本がカウンターのドロップキックからのサッカーボールキック! さらに極楽固めで絞っていく。
 切り返した春日もフットスタンプで反撃にかかる。ダイビング・フットスタンプも投下したが……寸前でかわした藤本が低空串刺しドロップキックでお返しすると、続けざまに門倉がドロップキックを放ち、春日を対角線にハンマースルー! だが、春日もコーナーからのブラ下がり腕十字で攻勢に転じようとする。
 すかさずコーナーに登るも、これを藤本が足止め。追いついた門倉が春日をデッドリードライブで投げ落とすと、藤本がミサイル弾でアシストする。すぐに門倉も串刺しドロップキック! 藤本&門倉がダブルのドロップキックを決めれば、春日&長浜もダブルドロップキックでやり返す。
 シーソーゲームが繰り広げられるなか、門倉は藤本のアシストから丸め込みを連発。このピンチを脱した春日は、ゴツン!と強烈なヘッドバットで藤本を戦線離脱させたあと、門倉にダイビング・クロスボディー! キックアウトされるとダイビング・フットスタンプを投下させ、3カウントを奪ってみせた。

第2試合


 WAVE初の男子レスラー・後藤恵介。今回は、同じ2016年デビューの大日本プロレス・野村卓矢(4月5日デビュー、後藤は10月10日デビュー)との同期対決となった。
 序盤はグラウンドの攻防。主導権を握った野村が、ショルダータックルをお見舞いすれば、後藤もヒップトスでお返し。そしてエルボーのラリーに持ち込んでいく。
 劣勢の後藤だったがエルボーアタックで攻守を入れ換えると、セントーンを投下。ボディースラムからロープに走るも、野村がキックで迎撃する。再びエルボーのラリーから後藤がファイアーマン・キャリーに担ごうとするも、スリーパーで切り返した野村が、キックで追撃していき、最後は逆エビ固めでギブアップ勝ち!

第3試合


 2月22日は“猫の日”ということで、OSAKA女子プロレスで活躍していたにゃんば〜とクロネコが特別参戦。フェアリー日本橋&藤ヶ崎矢子と対戦することに。ちなみに今回のにゃんば〜はスラッとした長身で、見るからに運動神経がよさそうな印象。一方、クロネコは試合前から腰をくねらせ、お色気満載だ
 そんなクロネコをフェアリーは攻めることができない。矢子に怒られても、躊躇してしまうフェアリー。それどころか、クロネコが矢子の逆エビに掴まると、ロープを押し出し助け船。そして、矢子に対し「顔面がキレイな猫ちゃんだからってイジメすぎじゃない? この猫ちゃんの顔面は何点?」と尋ねていく。すると矢子は「22点!」と叫びながらの串刺しドロップキック。さらに変形ゴリースペシャルに捕らえるも、これはにゃんば~&フェアリーに阻止される。
 劣勢のクロネコを救ったのはにゃんば〜。短い尻尾攻撃から猫パンチ。トレイン攻撃に繋げていく。フェアリーの真空蹴りをガードしたにゃんば~はブーメランアタックを狙うが、飛距離がありすぎたのか、フェアリーを飛び越え自滅。なんとか立て直したにゃんば~が仕留めにかかるも、矢子が猫じゃらしならぬ、ステッキじゃらしで気を逸らしていく。ステッキを追ってコーナーに登るにゃんば~だったが、クロネコが追いつき矢子を爪研ぎで排除。ステッキを奪ったクロネコが魔法をかけると、にゃんば~が鮮やかなムーンサルトプレスで舞い、フェアリーから3カウント!?

第4試合


 OVER SUNとしてWAVEタッグ王者組となった桜花由美と、ゴキゲンBBAとしてチェリーとタッグを組んでいた米山香織。オバサン×BBA(ババア)対決がセミファイナルにラインナップされた。
 ゴングと同時に桜花がビッグブーツで一直線! これをかわした米山がいきなりジャパニーズレッグロールクラッチへ。なんとか切り返した桜花が逆にカウント2。もう一度ビッグブーツを狙うが、ブリッジでかわした米山がスクールボーイ。ベテランらしい技の読み合いに会場が沸く。「オバサン」×「ババア」の口撃ラリーがヒートアップするも、桜花が実力行使のビッグブーツで黙らせる。
 主導権は桜花が握っていたが、場外で攻守が逆転する。今度は米山が桜花のヒザ攻めへ。苦しむ桜花だったが、投げっぱなしジャーマンを放ってコーナーに登る。米山が追いつき、雪崩式フロントスープレックスを放つと、ダイビング・ボディープレス、セントーンで追撃。さらに米−ZOUを狙うも、切り返した桜花がブレーンバスターでお返し。ネックハンギングボムなどで攻め込んだあと、カウンターのビッグブーツ。クリーンヒットしたものの、カバーの瞬間、切り返した米山が逆転の3カウント! 試合後、米山はベルトを巻くポーズで桜花を挑発。桜花は何も言わずにリングを降りたが……。

第5試合


 メインイベントは、水波綾&大畠美咲&山下りなvs飯田美花&チェリー&志田光による6人タッグマッチ。WAVE2・12大阪大会で、志田とのタッグを熱望した飯田。「考えておきます」と話した志田がどんな答えを出すのか注目が集まる。
 試合は水波vs志田でスタートするも、すぐに飯田が加わり志田との連係を披露。息の合ったところをみせると、AvidRivalも連係技で応戦する。だが、水波が標的となり、チェリー→飯田でいたぶっていく。
 なんとか水波は飯田を自コーナーに連れ帰り大畠と交代。大畠が串刺し攻撃、顔からバンで追い打ちをかけると、続く山下も張り付けランニングニーからのジャイアントスイングへ。すると大畠が飯田めがけてフットスタンプ!
 孤立する飯田だったが、河津掛け、顔面ドロップキックでやり返してようやく自コーナーへ。チェリーがミサイル弾で挽回していき、ダブルリストアームサルトでカウント2。
 大畠、水波、山下はリレー式ラリアットで巻き返しに成功。すかさず大畠がチェリーのバックを取るも、脱出したチェリーが逆に大畠を孤立させ、続く志田が風車式バックブリーカー、逆エビ固めと腰攻め。
 このピンチを救ったのは水波。そのまま水波vs志田となり、水波が張り付けラリアットを放てば、志田は雪崩式ブレーンバスターをお見舞いする。続く飯田がランニング・エルボースマッシュ。そしてグラウンドで水波を追い込んでいく。
 水波もカウンターのフロントスープレックスで流れを変えると山下のラリアットを挟んでスピアや裏投げを敢行。ピンチの飯田を救おうと、志田はスリーカウントでアシスト。すかさず飯田が水波をヨーロピアンクラッチや雁之助クラッチで丸めに行くが、いずれもカウント2。6選手が入り乱れるなか、アビリバの連係から水波がダイビング・ギロチンドロップ! カットされると、最後はホットリミットで水波が勝利!

エンディング


飯田「志田さん、こないだ(2・12)大阪で言ったタッグの件、考えてくれましたか? 自分は、自分と志田さんのタッグいいと思っています。今日負けたのはチェリーさんの誤爆のせいだから」
米山「ちょっと何言っちゃってるの? チェリーさん、頑張ってたじゃん。ねー! 私、今日、タッグのチャンピオンに勝ってるんだけど。挑戦したいよね、チェリーさん」
チェリー「ゴキゲンBBAで。タッグ挑戦したいですよ。だって、今日、米ちゃん、勝ってるし。そうだよ! 桜花さん、ちょっと負けた人がタッグやりたいとか言ってるんですけど」
桜花「ちょっと待って。やりたいの?」
飯田「自分たちも挑戦します。自分と志田さんとで挑戦します」
チェリー「負けたヤツがマイク握ってるんじゃないよ!」
桜花「うるさい×2。ババアと恥ずかし固めのかけがえのないヤツらは、あんまり興味がないけど、次の大会で決定戦やったら?」
チェリー「ちょっと待ってください。私たちは、次とか未来とかないんですよ。1日でも早く挑戦しないと寿命がきちゃうんですよ。水戸黄門だって一話完結なのは見ている人が来週の保証がないからですよ」
飯田「自分たち3WAY得意なんですよ。3WAYのタッグでどうですか? GAMIさんどうですか」
二上社長「水戸黄門ってそうですよね。一話完結ですよね。わかる、わかる、わかる。3WAYでいきましょう。3WAYでタッグのタイトルマッチやってください。いいですか、志田さんいいですか。本当に若くてきれーな人にベルト巻いて欲しいんで。本当お願いします。志田さん応援してます」
桜花「3月5日? やってやるよ。じゃあ決定ね。よろしく」

 さらに桜花は続ける。

桜花「私、宮崎さんからお手紙をあずかってきました。野中、読んで」
野中アナ「拝啓、AvidRival様。桃の節句も間近となり、長かった冬も終わろうとしていますが、お二人は変わらずお元気でしょうか。さて本日は新木場にエントリーされていないため書面にて失礼いたします。アナタたち二人が保持する、リボンタッグのベルトですが、初代のチャンピオンは何を隠そう、私、宮崎有妃とタニー・マウスです。2007年4月4日、市ヶ谷アイスボックスにて輝優優&勇気綾組との激闘を制し、私たちの腰に巻かれました。もうすでに3月26日の後楽園での防衛戦が決まっているとのことですが、その前に一度、私たちOVER SUNとリボンタッグをかけて闘いませんか? 復帰して1年半、欲もほどほどに出てきました。桜花が38になる前に、一日でも早く、二冠王になり、アイスリボンに恥ずかし固めをかけまくりに行きたい所存です。まさか、断ることはないと思いますが、ご検討よろしくお願いします。OVER SUN、宮崎有妃」
大畠「手紙でも言ってましたけど、3月26日のアイス、決定してるので。か、勝手に決められないですよ。ウチのベルトでもないですし」
二上社長「いや、ウチは別にいいけど」

(第1試合に出場していた取締役選手代表の藤本、3・26後楽園でアビリバに挑戦するつくしがリングへ)

藤本「いやーーーー、いまウチ、タッグとシングルをどっちをメインにするかっていうアンケートをやったりしているので、横入りはすみません。さすがにできないですね」
桜花「私たちが、チャンピオンでいたほうがメインになるし。お姉さんが怖いの?」
つくし「うるせー、クソババア! アビリバ相手でも、クソババア相手でもやってやるよ、いいか藤本!」
桜花「3月5日はタイトルマッチがあるから、次、3月12日、仙台大会でどうですか?」
藤本「仙台ですか……」
桜花「だって『いい』って言ったらいいんでしょ? どうする?」
藤本「どうしよう、つくし……」
つくし「やるって言ってんだろ!」
藤本「だそうです」
桜花「12日仙台大会、藤本出るよね?」
藤本「出ます」
桜花「じゃあ記念撮影と認定書、よろしく。3月12日決定で。3月26日、恥ずかし固めいっぱいかけてやるからな。クソチビ!」

 続々とカードが決まるなか、最後をまかされた水波がマイクを握る。

水波「3月12日はアイスのベルト、やります。その前に3月5日のフェイス、レジーナ戦、春日さん! 3月5日、フェイスのレジーナ戦、リングの上でお会いしましょう」

 握手を求めるも、春日は張り返してリングを降りた。

水波「よっしゃ、このまま締めますね。今年はWAVE10周年、皆さんご存じの通り、8月12日大田区大会でやります。その大田区体育館まであと、171日です! 一日一日と大田区まで日が進んでおります。ここにいるみなさんはもちろん来て下さいますよね。ありがとうございます。大田区でみなさんの顔が見れるよう楽しみにしております。その前に、3月5日のフェイスもみなさん来て下さい」

 そして恒例の「これがWAVEだ!」で大会を締めくくった。

<試合後コメント>
Avid Rival
——リボンタッグのタイトル戦が決まりました。
大畠「そうですね。なんか強引ですね。オバサンになるとわがままになるのかなってそう思いました。リボンタッグですけど、WAVEで(他団体のベルトの)防衛戦ができるっていうので、それはそれで最近ではあまり見ないことなので、いいことなのかなって思います」
水波「これを機に他団体のベルトの防衛戦がウチの大会でできるってことは、これを機にアイスを見ているファンの人もWAVEを見るいいきっかけになると思うし、そういうことを自分たちはやっていきたい。他団体のファンの人をWAVEに呼びたいっていうのはあったので、珍しいことだし、(防衛戦が)できるのは凄くいいことだと思っています」

——防衛するとまた防衛戦が続きますが。
大畠「12日ですよね。2週間くらい……1カ月に2回、防衛戦をやることになるんですけど、毎週やってもいいくらいに思っているので、ベルトに挑戦だとか防衛戦だとかは毎週やってもいいくらいの気持ちでいるので、それはそれで自分たちのスキルアップになるので楽しみです」

——OVER SUNへの苦手意識はある?
大畠「いや、前回、いきなり負けてしまったのはあるんですけど、それはOVER SUNというタッグが、こういうタッグだというのを実感できてなかったのがあるので、一回闘ったらそれなりに対処法だったりとか、分析できていると思うので、次は負けられないですね」
水波「負けましたけど、逆に楽しみですね。なぜかっていうとあれから自分と大畠はシングルのタイトルマッチをやって、またこうしてタッグを組んでいるわけですから、あのときの自分たちとはぜんぜん違うと。闘いを経てまたタッグでやっているんでね、ぜんぜん違うと思うし、逆に前よりも強くなっていると思っているので、それでアイスのベルト、ウチのWAVEのタッグのベルトじゃないですけど、アイスのベルトでタイトルマッチができるということは凄く楽しみしかないです、自分は」

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