11年分の思いを込めた戸澤陽とのドリームゲート戦にYAMATOが勝利!

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 22日、大田区総合体育館で行われたDRAGON GATE『DANGEROUS GATE 2016』のメインイベントにて、オープン・ザ・ドリームゲート選手権試合が開催された。

 7月の神戸ワールド記念ホール大会で鷹木信悟を破り王者となったYAMATO。そのYAMATOへこの夏WWECWCに出場した戸澤陽が挑戦することとなった。
 試合はお互い一進一退の攻防となり、アンクルで極めればアンクルで返し、エルボーを打ち込めばさらに強烈なエルボーを返す意地の張り合いに。最後はエルボーの打ち合いからYAMATOがギャラリアを叩き込み3カウントを奪った。

 マイクを持ったYAMATOは「戸澤、いや、戸澤さん、今ね、試合しながらいろんなことを思い出してましたよ。11年前の夏、僕もKzyも問題龍も皆練習生だった。選手たちが皆東京に遠征に行ってる間に、戸澤さんが1人神戸の道場に残って僕ら練習生のコーチをしてくれた。朝から暑い中練習で汗水流して、クーラーの効いた食堂でちゃんこ食って、夜中に俺たち皆寝てるのにどっかから持ってきたファミコンを戸澤さんが俺ら練習生の部屋に持ち込んで夜な夜なゲームして、飯食ったと思ったら突然かくれんぼやりだして、あん時は俺の方が4つも歳が上だからなんて頼りねー先輩だよと思ってましたけどね。それから11年経って、戸澤さんとこうやってビッグマッチのメインでドリームゲートのベルトかけて闘えて、ほんとに、ほんとに感慨深いです。さっきも言ったけど、歳は4つ俺のほうが上だけど、戸澤さんは俺にとってアニキだ。プロレス界のアニキだ」とマイクを渡す。

 戸澤は号泣しながら「YAMATO!完敗や。YAMATOが言ったように俺はYAMATOの先輩や。だから俺は、ずっとYAMATOに対して先輩風ふかしてずっと偉そうにしてた。でもな、ずっとリング上で先を行ってるお前に、嫉妬してたんや。それをここまで隠して、態度では偉そうにしてたんや。お前に先輩らしいことは何一つしてないんや俺は。なのに偉そうなこと言ってたな、俺はお前のアニキって言われるような先輩らしいことは何一つしてないんや。情けない先輩で申し訳なかった。そして今回、俺の挑戦を受けて、また俺にチャンスを与えてくれて本当にありがとうございました」とYAMATOと抱きしめ合う。

 戸澤はYAMATOの腰にベルトを巻きガッチリと握手。YAMATOも「11年寝食をともにして、親兄弟、家族親戚よりもね、同じ時間を共有してきた。肌を合わせればお互いの考えてることがわかりあえるというか。今日はほんとに、なんていうかな?喜怒哀楽が全部詰まったリング上だった」と満足げに語った。

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